(叡山電車HPより)

 

…と、ゆーわけでお待たせしました。

「錦秋の京都蘖の会」のお知らせでございます~。

 

~「京都蘖(ひこばえ)の会」とは?~

 

京都(時々滋賀)を舞台に、各季節2回ずつ年8回開催する、いわゆる「宗教二世」をはじめ「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」を対象にした、少人数の自助的な集いです。

特に、下記の2点を最も大切にしています。
①古都京都、湖国滋賀の美しい景色や美味しい味覚を楽しみながら、参加者同士が少人数でゆっくりコミュニケーションを取れること。
②必要とされる方々がそれほど待たされることなく、かつ必要以上の負担無く参加できる、「交流のインフラ」の役割を果たすこと。

コンセプト等、詳細はこちらの記事参照。

昨年開催の「錦秋の京都蘖の会」はこちら

前編

後編


前々回(初夏)の記事はこちら
※前回(初秋)は、両回とも「参加者無し」のため開催せず…(涙)
 

~実施要綱~
開催日:
1回目:2023年(令和5年)11月25日(土曜日)
2回目:2023年(令和5年)12月3日(日曜日)
※両日とも雨天決行

募集人数:
3名/回(「世話役」みなせを含めて1卓を囲める人数)
※最小催行人数:1名
 
集合場所:
JR京都駅烏丸口、中央改札前(駅ビル正面、0番ホーム向かいの改札)に10時半。
(参加者、その日の状況により変更有。お申込みいただいたみなさまに個別に連絡いたします)

今回のコース:洛北修学院、比叡の懐で過ごす「とっておきな」時間

京都市の北東、比叡山の懐に広がる修学院地域。
(厳密には、「しゅうがくいん」ではなく、「しゅがくいん」と呼ぶ)

 

平安時代より比叡山を目指す登山道として、源氏物語にも名前のある「雲母(きらら)坂」が現在も残っています。
また、江戸時代初期には後水尾天皇(第108代天皇、昭和天皇に次いで長寿の天皇→84歳)が、退位後の自身の隠棲の地として修学院離宮を自ら造営されました。

Wikipediaより引用

 

京都市内を見下ろす風光明媚な土地。
その地勢と気候のゆえ、こと秋の紅葉は素晴らしく、修学院離宮の参詣予約は早い時期より予約が埋まり、地元京都市民でもなかなか予約できない「プラチナチケット」となっております。

毎年、みなせ的「とっておきの京都の紅葉」へご案内する「錦秋の京都蘖の会」。
今年はこの修学院地域を舞台として選ばせていただきました。

 

…ちなみに、2020年錦秋にご案内した「一乗寺」地域は、修学院のすぐ南隣になりましてね。

翌21年の「錦秋」舞台として、今回の修学院を計画していたのですが、コロナ騒動のためにままならず。

実に3年越しの実現となった次第です。


今回ご案内するのが曼殊院(まんしゅいん)。

 

現在地に移転、建立されたのは、現在から約370年前の1656(明暦2)年のことですが、曼殊院自体は平安時代、比叡山内の一寺院として最澄(伝教大師)が建立したところまで遡ります。

 

加えて、曼殊院は明治時代まで、皇族が代々の門主(≒住職)を務める、格式の高い「門跡(もんぜき)寺院」でもありました。

 

曼殊院の造営を行なった良尚(りょうしょう)法親王(ほっしんのう=出家した皇族をさす呼称)は、父親である八条宮智仁親王が造営した「桂離宮」をお手本にしたため、曼殊院は「小さな桂離宮」とも呼ばれています。

※ちなみに、20世紀初頭に活躍したドイツ人建築家ブルーノ・タウトは、桂離宮を「日本建築の世界的奇跡」、「永遠なるもの」と絶賛しています。

 

それゆえ、この曼殊院も桂離宮に劣らない、美しく調和の取れた庭園。

いずれも重要文化財に指定されている、庫裡、大書院、小書院。

欄間の透かし彫りや、ヒョウタンや富士山をかたどった引手、くぎ隠しのデザインなど、細かな調度品に至るまで皇室文化の粋を感じ取る建築様式。

 

さらには、「日本最初のおみくじ」や、江戸時代初期に活躍した絵師、狩野探幽による「幽霊画の掛け軸」等、とても見どころの多い寺院です。

 

(国の名勝に指定されている枯山水庭園)

 

最寄りのバス停から徒歩20分(それも上り坂)と、やや不便な地域にあるために一見の外国人団体客等は寄り付きにくく、ピーク時でも比較的落ちついて時間を過ごせるかな…と考えております。

 

2006年盛秋「そうだ、京都行こう」CM

 

曼殊院拝観の後は、日頃お世話になっている着付け教室つながりの「姉さま」にご協力をいただきまして、静かに過ごすことのできる「とっておきの場所」へご案内させていただこうと思っております。

(前回「姉さま」にご案内いただいた、2019年11月のもの)

 

いわゆる「5類引き下げ」後、インバウンドも解禁され、京都には外国人観光客が殺到しています。

「オーバーツーリズム」の言葉を出すまでも無く、街中ですれ違う人々や同じ電車の車輛に乗車しているのは、日本人よりも外国人の方が間違いなく多いと感じるほどでしてね…。

 

バスや電車の混雑、道路渋滞に日常的に巻き込まれる度、江戸時代末期に跋扈した、尊王攘夷派の武士たちの心境が何となくわかる気がするかも…などと感じるこの頃です(ぉぃ

 

…そんな中で迎える、みやこ京都の紅葉。

 

殺人的な混雑をいかにかいくぐって、ご参加くださる方に安心して楽しい時間を過ごしていただくか…。

 

色々知恵を絞りーの。

自らのガイド予定と紅葉情報と首っ引きで、ピークをびみょーにずらしーの。

「姉さま」にご協力を仰ぎーの…。

 

そんな中で本日の告知となったのです…などとちょっぴり言い訳してみたり(^^;

 

何はともあれ、京都ガイドとして、「蘖の会世話人」として、散々知恵を絞った挙句に作り上げた今回のコース。

例年以上にこころをこめてご案内させていただきます!

 

~当日のスケジュール~(当日の進行具合により、若干前後します)

10時半:集合、地下鉄国際会館駅へ移動。
11時半:ランチ
13時:バスで「一乗寺清水町」へ移動、徒歩で曼殊院へ(20分)
※当日の天候、および参加者の希望に応じてタクシー利用
13時半:曼殊院門跡拝観
15時:「とっておきの場所」散策&ティータイム
16時半:「修学院道」バス停へ徒歩移動
17時:地下鉄国際会館駅から京都駅へ。
17時半:解散、希望者は二次会へ

~会費について~
現地での実費のみ(飲食代、交通費、拝観料等)

※大体の目安

ランチ代:¥3,000前後
地下鉄料金(京都~国際会館往復):¥580
バス料金(岩倉大鷺町~一乗寺清水町往復):¥460
曼殊院拝観料:¥600

~お申し込み方法~

10月7日(土曜日)午前10時より受付開始します(1回目、2回目共通)

 

アメブロ、twitter等SNS上のメッセージ、もしくはLINE、みなせ宛の個人メールにてお申し込みください。

お申し込みの際には、下記の3点を必ず含めてくださいませ。

1.参加ご希望の日(11月25日 or 12月3日)

2.京都駅までご利用の交通機関(例:JR、新幹線、地下鉄、私鉄等)
3.みなせと「はじめまして」の方は、お申込みの際に簡単な自己紹介(お住まいの地域、年代、所属教団歴等)もいただければ幸いです。
(オフ会、もしくはオンライン等ですでにみなせと面識のある方については必要ありません。)



 

※みなせのもとに届きさえすれば、どのアプリを使っていただいてもOKです)


※提携させていただいている(一社)「陽だまり」さまにご相談くださっているみなさまは、公式LINEアカウントより担当相談員を通したお申込みが可能です。

 

※「京都蘖の会」は、お住まいの地域にかかわらず、全国の方がお申込み可能です。

 

 

締め切り:定員になる、もしくは当日10日前締め切り

(「姉さま」のご協力をいただく関係上、普段より早めの締め切りとさせていただきます)

 

1回目(11月25日):11月15日(水曜日)

2回目(12月3日):11月23日(木曜日)

いずれも24時最終締め切り

 

お申込み状況

※受付終了しました。

 


~「やむを得ず中止」の判断基準について~
下記のいずれかに該当する「止むを得ない状況」になりました折には、大変申し訳ありませんが開催を中止いたします。




1.開催4日前(1回目:11月21日火曜日、2回目:11月29日水曜日)20時の時点で、国もしくは京都府知事、京都市長による「緊急事態宣言」 、「まん延防止等重点措置」 およびそれに類する宣言・指示が京都市下に発令されており、その制限の内容が「京都蘖の会」実施に著しい支障(例:移動ができない、食事ができない、拝観が出来ない等)をきたし、当日まで解除の見通しが立たないと判断される場合。



2.開催前日(1回目:11月24日金曜日、2回目:12月2日土曜日)20時の時点で、京都市内に何らかの気象警報が発令され、翌朝までに解除の見通しが立たないと判断される場合。



上記に該当する場合、(判断に迷う状況を含め)お申込みいただいた方々へ速やかに、個別に連絡させていただきます。


~注意事項~
※交通機関の都合上、待ち合わせ時間や場所の変更ご希望の方はその旨お申し出くださいませ。
可能な限り対応させていただきます。



※お子さま同伴での参加をご希望の方は、個人的にその旨ご相談くださいませ。都度対応させていただきます。

(文化財保護の観点より、施設によっては拝観に年齢制限を設けている場合があります。)



※「京都蘖の会」は、「完全事前お申し込み制」です。

世話人であるみなせが特定の個人に参加を依頼したり、特別に招待したりすることはありません。
必ず、記載されている時期と手順にてお申込みいただくようお願いいたします。

※お店の予約の都合上、および正規の手続きにてお申込みくださった方々を「守る」観点より、「アポなしの当日飛び入り」等、正規のお申し込み手続きを経ない方の参加は固くお断りします。

※やり取りの際に使用させていただいた個人情報は、当会に関する連絡のみに使用させていただき、(ご本人の希望がない限り)当会終了後に削除いたします。

※ 「京都蘖の会」は、参加者同士がゆっくりコミュニケーションを取るための場です。
よって「京都蘖の会」の場を利用したご自身のビジネスの宣伝や営業、商品の販売、勧誘、集客目的のSNS投稿を厳に禁止します。
(但し、別に定める「宣伝広告料」を、世話人みなせにお支払いいただくことで特別に許可します。ご希望の方は、みなせまで直接お問い合わせくださいませ。)

 

以上

 

「食、捜します。鴨川探偵事務所」…頼りはそんな一行広告だけ。

たとえ来る人は少なくても、「(一見不愛想に見える)一行広告でつながるご縁を大切にしたい」…。

「蘖の会世話人」として深く共感した言葉です。

看板ものれんもない食堂で作られる「思い出の味」にまつわる人間模様にこころ暖まる、連作「飯テロ」短編集。

ドラマ「水戸黄門」のように、パターン化したストーリー展開で、安心して「味」に集中できます(笑)