※地元「野宮(ののみや)神社」の黒木鳥居に設けられた、「茅の輪」

(ネット上より拝借の画像)

 

早いもので、2023年も折り返し。

京都市内の神社にも「茅の輪」が設けられ、和菓子屋やお土産店には「水無月」が並び、今年も後半戦なのだなぁ…と、いやが上にも感じる昨今です。


水無月の 夏越のはらえする人は 千年(ちとせ)の命 延ぶといふなり

-読み人知らず(拾位和歌集より)

 

 

それから忘れちゃいけない!

「祇園祭」の始まりを告げる「吉符入り(=神事はじめ)」
「宵山」や「山鉾巡行」を中心に、1か月にわたる京都町衆のお祭りが始まります。

 

今年は4年ぶりにフルサイズでの開催に加え、移転してきた文化庁の長官も参加なさるとかで、例年以上に賑やかにアツい夏になりそうであります。
(なお、ガチの京都市民はKBS京都の「祇園祭中継」を、冷房の効いた部屋で眺めるのが定番w)

 

忌まわしき「コロナ騒動」を超えて、しばらくぶりにアツい夏となりそうな中、「初秋の京都蘖(ひこばえ)の会」のお知らせです♪

 

~京都蘖(ひこばえ)の会とは?~


京都(時々滋賀)を舞台に、いわゆる「宗教二世」をはじめ、「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」のための少人数の集いです。

千年のみやこ京都、並びに湖国滋賀ならではの、美しい景色や美味しいお料理を楽しみつつ、なにより参加者同士が少人数で、ゆっくりと深いコミュニケーションを取れることをいちばん大切にしています。



コンセプト等、詳細はこちらの記事参照。


前回(初夏)開催時はこんな感じです…って、すぐ前の記事だなや(^^;

~実施要項~

開催日:
1回目:2023年(令和5年)8月27日(日曜日)
2回目:2023年(令和5年)9月9日(土曜日)
※いずれの日も雨天決行

募集人数:
3名/回(「世話人」みなせを含め、一卓を囲める人数)
※最小実施人数:1名

集合場所:
京阪電鉄三条駅改札に13時
(1回目、2回目共通。参加者のご都合に合わせて変更有)

※今回の集合場所は、京阪電鉄三条駅(=京都市営地下鉄「三条京阪」駅)になります。

地上に出ると三条大橋が目の前にありますので、比較的わかりやすいかと思います。

特に遠方からお越しの方など不安な方は、みなせまでお申し出くださいませ。
丁寧にナビさせていただきます。

 

~今回のコース~
洛中東山、悠久の歴史を見下ろす京の夏


奈良の平城京から長岡京(10年間)を経て、794年、当時の桓武天皇により「日本のみやこ」と定められた京都。

 

三方を山に囲まれ、鴨川、高野川、桂川の三川が流れる京都盆地は、当時の「地相」に鑑み、「四神相応の地」として選ばれました。

 

すなわち、
北に玄武(大岩=船岡山)
南に朱雀(大池=巨椋池)
東に青龍(大河=鴨川)
西に白虎(大道=山陰道)

 

↑いくつか探した中で、いちばん分かりやすかった画像。

元ネタであるこちらのブログも、たいへん興味深いですよ!


桓武天皇が臣下である和気清麻呂と共に、この将軍塚で京都盆地を見下ろし、新たなみやことすることを決定したのです。

 

この際、都の鎮護のために、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じられました。

これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来です。(公式HPより)

以来「将軍塚」は、みやこ京都における歴史を見守り続け、また激動の舞台ともなりました。

たとえば南北朝争乱の際、南朝方の新田義貞がここ将軍塚に陣を敷き、北朝足利尊氏の軍を敗走させており、また太平洋戦争中には高射砲の陣地ともなりました。

 

また、「源平盛衰記」や「太平記」によれば、日本の国家の大事があるとこの将軍塚が鳴動したという伝説さえ残されています。

近代でも東郷平八郎(帝国海軍元帥)、黒木為楨(帝国陸軍大将)、大隈重信(第8代、17代内閣総理大臣)等の著名な軍人、政治家たちが訪れ、お手植えの松と石柱を残し、ここから京の都を一望して日本の将来に思いを馳せたのでした。

平成26年10月に東山のふもとにある「青蓮院(しょうれんいん)門跡」の「別院」として新築された際に、京都市内を一望できる「大舞台」も設置され、新たな観光名所として人気を集めています。

 


※画像は2016年12月撮影

 

今回の「京都蘖の会」は、桓武天皇はじめ、歴史の要人たちが見下ろしたであろうみやこの景色を眺め、夕には鴨川納涼床でのディナーを楽しみつつ、語らいの時間を過ごしたいと考えております

 

 

※画像は2021年初秋のもの

 

悠久の歴史を体験し、鴨川の涼風の中ちょっとゼータクな京の半日を過ごしてみるのはいかがでしょうか?

 

当日のスケジュール(若干前後します)

13:00 京阪三条駅改札集合。
13:30 三条界隈でランチ代わりの冷たいスイーツ
14:30 循環バスで将軍塚清涼殿へ
15:00 将軍塚清涼殿拝観
17:00 鴨川納涼床にて京料理のディナー
20:00 解散

会費について
現地での実費のみ(交通費、飲食代、拝観料)

※大まかな目安

交通費:¥460(三条京阪~将軍塚清涼殿間往復、ICカード使用可)

将軍塚清涼殿拝観料:¥600
冷たいスイーツ:¥1,000前後

ディナー代:¥6,000前後(税、サ込み、ドリンクは別)

~お申込みについて~
受付開始:
7月8日(土曜日)18時より受付開始(1回目、2回目共通)

締め切り:
定員に達するか、開催当日1週間前。
1回目:8月20日(日曜日)
2回目:9月2日(土曜日)
※両日とも24時最終締め切り

お申し込み方法

①アメブロ、twitter等SNS上のメッセージ、もしくはLINE、みなせ宛の個人メールにてお申し込みください。

 

※みなせのもとに届きさえすれば、どのアプリを使っていただいてもOKです)



※「陽だまり」さまとつながってくださっているみなさまは、公式LINEアカウントからのお申込みが可能です。

※お住まいの地域にかかわらず、全国の方がお申込み可能です。

 

なお、お申し込みの際には、下記の3点を必ず含めてくださいませ。
1.参加ご希望の日(8月27日 or 9月9日)

2.三条駅(三条京阪駅)までご利用の交通機関(例:JR、新幹線、地下鉄、私鉄等)
3.みなせと「はじめまして」の方は、お申込みの際に簡単な自己紹介(お住まいの地域、年代、宗教歴等)もいただければ幸いです。

(オフ会、もしくはオンライン等ですでにみなせと面識のある方については必要ありません。)


 

②世話人みなせより「お約束事項」を、折り返しお送りいたしますので、ご一読の上、了承いただける場合はその旨ご返信ください。
ご了承の返信をもちまして、お申し込み完了といたします。
(一度ご了承くださった方の次回以降のお申し込みにつきましては、この手続きは省略いたします。)

 

お申込み状況は、こちらの記事でチェック!

 

「やむを得ず中止」の判断基準について
下記のいずれかに該当する「止むを得ない状況」になりました折には、大変申し訳ありませんが開催を中止いたします。




1.開催4日前(1回目:8月23日水曜日、2回目:9月5日火曜日)20時の時点で、国もしくは京都府知事、京都市長による「緊急事態宣言」 、「まん延防止等重点措置」 およびそれに類する宣言・指示が京都市下に発令されており、その制限の内容が「京都蘖の会」実施に著しい支障(例:移動ができない、食事ができない、拝観が出来ない等)をきたし、当日まで解除の見通しが立たないと判断される場合。



2.開催前日(1回目:8月26日土曜日、2回目:9月8日金曜日)20時の時点で、京都市内に何らかの気象警報が発令され、翌朝までに解除の見通しが立たないと判断される場合。



上記に該当する場合、(判断に迷う状況を含め)お申込みいただいた方々へ速やかに、個別に連絡させていただきます。


 

注意事項

※交通機関の都合上、待ち合わせ時間や場所の変更ご希望の方はその旨お申し出くださいませ。
可能な限り対応させていただきます。



 

※お子さま同伴での参加をご希望の方は、個人的にその旨ご相談くださいませ。都度対応させていただきます。

(文化財保護の観点より、施設によっては拝観に年齢制限を設けている場合があります。)



 

※「京都蘖の会」は、「完全事前お申し込み制」です。

世話人であるみなせが特定の個人に参加を依頼したり、特別に招待したりすることはありません。
必ず、記載されている時期と手順にてお申込みいただくようお願いいたします。


※お店の予約の都合上、および正規の手続きにてお申込みくださった方々を「守る」観点より、「アポなしの当日飛び入り」等、正規のお申し込み手続きを経ない方の参加は固くお断りします。

 

※やり取りの際に使用させていただいた個人情報は、当会に関する連絡のみに使用させていただき、(ご本人の要望がない限り)当会終了後に削除いたします。

※ 「京都蘖の会」は、参加者同士がゆっくりコミュニケーションを取るための場です。
よって「京都蘖の会」の場を利用したご自身のビジネスの宣伝や営業、商品の販売、勧誘、集客目的のSNS投稿を厳に禁止します。
(但し、別に定める「宣伝広告料」を、世話人みなせにお支払いいただくことで特別に許可します。ご希望の方は、みなせまで直接お問い合わせくださいませ。)

 

重要なお知らせ
わたしみなせが世話人を務める「蘖の会」は、今回の「初秋の京都蘖の会」より、一般社団法人「宗教2世支援センター陽だまり(略称:陽だまり)」さまと連携をさせていただくことになりました。

 

 

今後、「京都(広島)蘖の会」は「陽だまり」内の「自助支援グループ」の一翼としての役割をも担い、「JW関係者」のみならず他宗の「宗教二世」、さらには「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」へ対象を広げて活動して参ります。

 

~連携に至る経緯~
安倍元首相銃撃事件よりもうすぐ1年。

 

この事件を契機に、「宗教二世」の存在はこれまでになかったほどに社会的な注目を集め、「二世」当人たちが次々と声を上げ、また国会での審議や、いわゆる「カルト」とされる教団への法規制や監視の強化等、社会を大きく動かしてきました。

 

この大きな流れの中で、2018年の発足以来6年目を迎えた「京都蘖の会」へご参加くださる方々の裾野も広がり、(良くも悪くも)わたしみなせひとりの手に余ると感じることが多くなりました。

これまで同様に、これまで以上に活動を続けてゆく上で何ができるか…。
常々、力と知恵を貸してくださっている、「広島蘖の会スタッフ」と一緒に考え続けました。

その結果、「二世支援」の団体のひとつである「陽だまり」会員のひとりとして、また「蘖の会世話人」として、「陽だまり」さまと連携させていただくことを決定した次第です。

 

数多ある団体の中から、特に「陽だまり」さまを選んだ理由として、


①理事長である秋本弘毅氏著「エビのしっぽ」座談会や、同氏主催「町田オフ会」への参加が、わたしみなせの「元JW活動」の「起点」であること。

②過去20年間に渉り、「宗教二世」たちのサポート活動をしてきた実績。

③いわゆる「一世」の人をも「主要メンバー」として快く受け入れ、共に活動しておられること。

 

④「オフ会はインフラ、参加者が主役で運営は影」(「エビのしっぽ」より引用)という考え方を、「蘖の会」の基本理念としていること

 

⑤「いろいろな心のある方が、求められている活動ができるプラットフォームを作り、『突出した人物』は潤滑剤、手足、縁の下の力持ち、問題が起きた時の矢面に立つ」(秋本氏のTwitterより)という考え方

理事長秋本氏との個人的なつながりもさることながら、特にこうした点に賛同、共感したからであります。

もとより「(一世、二世、宗派等)カテゴリではなく、『その人自身を大切にかかわってゆく』ことを」最重要としている「蘖の会」です。

「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け」た結果、抱えている問題は、宗派の別を問わず共通である…そう実感しています。

 

カテゴリや背景に必要以上にとらわれることなく、目の前にいる「その人自身」を大切に…。
「陽だまり」と関わられる方々とつながりを育みつつ、今後も「蘖の会」として活動の輪を広げて参ります。

 

↓みなせの原点となった「座談会」が収録されていると共に、「蘖の会」の基本理念もここを土台にしています。