2020年10月、南九州をレンタカーで巡る一人ハシゴ湯旅のお話は4日目もいよいよ大詰め。
宮崎県えびの市の京町温泉郷をじっくり巡っている。
いつものこれまでリンク集から。
<初日>
<二日目>
<三日目>
<四日目>
京町温泉郷の山麓温泉、鶴の湯温泉と入った後は、いよいよ京町温泉の宿の湯。
京町温泉自体は大正初期に開湯し、宮崎県を代表する温泉郷に数えられている。
温泉街っぽい雰囲気はあるものの、宿は住宅地や商店と並んで広く点在している感じ。
最初に向かった「あけぼの荘」は固く玄関が閉ざされていた。翌日も同様。
あれ、逝ってしまったのかとこのときは思ったのだが、どうやら臨時休業中だったのか、2021年現在は営業しているようである(コロナ禍の対応については要確認)。
仕方なく次に向かったのが、JR京町温泉駅からも近いエリアにある「いこい荘」。
16時45分頃に到着。
この湯に立寄った後に今宵の宿へチェックインしよう。
写真に撮り忘れたが、道路を挟んで家族湯っぽい湯小屋があった。
そちらも同じ源泉を使用したこちらの経営になるが、現在は使用されてないようだ。
京町温泉 いこい荘
こちらは事前の確認だと立寄り入浴は7時~23時と長い。
現在は要確認で。
吉田温泉でも見た、施設名と泉質が書かれたバス停のようなものが分かりやすく立っている。
玄関の中からバアさまたちの賑やかな笑い声が聞こえてきた。
ロビーはバアさまたちのたまり場になっているようで、その中に女将さんが混じっていた
立寄り入浴料は350円。
一か月でも3500円と10回で元がとれる。
家族風呂も60分600円と、宿にしては安い。
岩盤浴まであるのか~。
宿泊も素泊まり4000円、2食付きでも7000円からとこなれた料金。
やはりその家族風呂が名物にもなっているようで、全6室ほどあるらしい。
男女別の大浴場は家族湯たちの対面にあった。
先客が2人、ぼくが入ってすぐ1人追加。
よって浴場内の写真はあまり撮れず。
不鮮明なものもあるのもご容赦をm(__)m
浴槽は真ん中で区切られつつも湯の行き来はあるスタイル。
湯口は向かった右側にあり、右の浴槽で体感46度ちょいとかなり熱い。
左の浴槽は41~2度と入りやすい温度だった。
ほぼ無色透明~僅かに黄色透明の湯は、源泉名が「山元温泉」。
源泉温度52.2度、pH8.75のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.4403g/kg。
基本的に完全かけ流しで使用している。
陽イオンだとナトリウムが76.9mg、92.01ミリバル%とほとんど。
陰イオンは炭酸水素イオンが73.3mgだが37.85ミリバル%だが、炭酸イオンが何と42.1mgで44.16ミリバル%とミリバルで上回っている。
そして遊離成分のメタケイ酸も217.0mgと総計の半分近い。
これらの数値を見ると湯マニアなら期待してしまうでしょう
淡いアブラ臭があり、やはりその奥に僅かなモール臭的なものを感じる。
僅かなアブラ味と淡い甘味あり。
熱いがしっかりとしたツルスベ感
これらの浴槽の他に、水風呂と蒸し風呂がある。
水風呂はなぜかぬるくて30度ぐらいあった。
別源泉かと思いつつも、風味は普通の真水。
蒸し風呂の蒸気でとかで熱せられているのだろうか。
いずれも入りやすい水風呂のおかげで、熱い源泉浴槽との交互入浴も楽に繰り返せた。
京町温泉 いこい荘
宮崎県えびの市向江980
0984-37-0151
立寄り入浴料 350円 家族湯は600円/h
7:00~23:00(要確認)
<源泉名:山元温泉>
アルカリ性単純温泉 (低張性・アルカリ性・高温泉)
52.2度
pH8.75
成分総計 0.4403g/kg
ほぼ無色透明~微黄色透明
淡アブラ臭、微モール臭あり
微アブラ味、淡甘味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
完全かけ流し
2020年10月入湯
※数値はR2の分析書より