関平温泉 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2020年10月、鹿児島と宮崎の湯を独りで巡ったシリーズ。

2日目編、その2。

まず初日は以下の行程。

 

昇龍温泉

海潟温泉 江之島温泉共同浴場

味処 海の桜勘 (食事)

テイエム牧場温泉

やまでら鉱泉

篠段温泉 寿湯

犬飼温泉共同浴場

天狗食堂 (食事)

妙見温泉 秀水湯 <到着編>

妙見温泉 秀水湯 <温泉編>

 

2日目は宿の湯の後、通称「竹林の湯」と呼ばれる野湯へ向かった。

その後にいくつか入れなかった湯や入らなかった湯があったが、それはまたいずれまとめて。

 

いくらでも湯がある霧島市の牧園町、改めて向かったのはこのあたりでよく看板などを見かける関平鉱泉水の元となる関平温泉

国道223号から少し入ったところにある。

 

 

小高い丘の上にあり、まだ新しい感じのする施設。

 

 

こちらは入浴施設よりも、先述の関平鉱泉水で有名。

鉱泉と名乗っているが、源泉の温度はしっかり温泉である(後述)。

その源泉発見の由来について、説明文と何やらキャラクターが設置されていた。

 

 

由来の詳細は省くが、天保3年(1832年)に原田丑太郎親子が関平温泉を発見したとのこと。

この人形↑は原田丑太郎親子だそうだニコニコ

 

 

関平温泉

 

 

 

関平温泉はその名のを冠する源泉の他、もう一つ別の泉質の自家源泉を持ち、それぞれ別の浴槽で使用しているという、源泉に執着する輩にはポイントの高い施設なのであるニコニコ

 

営業時間は9時~20時

 

 

ちなみに定休日は第1・第3火曜日

その他12/29~1/3が休館日となるそうだ。

 

 

営業開始から少し経って落ち着いた頃だからだろうか、館内にあまり先客は居ないようである。

 

 

入浴料320円

2源泉で320円は入る前からお得だニコニコ

 

 

男女別の大浴場の他、貸切風呂が2つあり、それぞれ内湯と露天があるらしい。

部屋代が1時間630円なので、貸切風呂だとプラス入浴料で1時間950円ということになる。

大浴場が貸し切れそうな雰囲気だったので、大浴場を選択。

 

 

それでは男湯へ。

 

 

出て行く人とすれ違う感じで、予想通りしばらく独り占めができた。

 

 

脱衣棚は鍵がかかるので安心。

 

 

ちなみにさすがに320円なのでシャンプー類は設置なし。

上の料金表に書いてあったか。

 

では浴場内へ。

 

 

左に源泉違いの浴槽が並び、右側が洗い場スペース。

 

 

2浴槽はしっかり境があって湯が混じり合わないようになっている。

 

 

ちなみに施設の名前になっている関平温泉は奥の浴槽。

手前の浴槽は新床温泉という。

 

洗い場には各カランにシャワーが設置されている。

 

 

出てくるのは源泉ではなく、水道水とのこと(受付で確認)。

 

新床温泉の方が関平温泉と比べて倍ぐらいの広さがある。

 

 

 

ではその新床温泉の方から。

 

 

浴槽には赤茶~茶クリーム色の沈着が見られる。

源泉は無色透明だが、浴槽でほぼ透明~微黄白色にややささ濁り

温泉名は新床温泉だが、登録上の源泉名は「丸尾141号」。

新床というのは源泉湧出地が牧園町高千穂新床国有林内だからであろう。

源泉温度65度pH7.3ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉

成分総計1.071g/kgだから、複雑な泉質名の割には成分は濃いというわけではない。

 

 

この源泉をかけ流しで使用している。

源泉温度が高いが引き湯距離が結構ありそうなのと、浴槽での加水が見られないので、おそらく完全かけ流しで使用しているのではないか。違ってたらスンマセン!

 

 

ちなみにそれぞれのイオンは、陽イオンがナトリウム11.7mg、カルシウム47.7mg、マグネシウム24.9mg。

陰イオンは炭酸水素331.9mg、硫酸176.1mg。

他に目立つ数値がメタケイ酸の269.7mgあたり。

遊離二酸化炭素は59.4mgと少なめ。

 

 

ほぼ無臭だが、僅かに土っぽい香りがする。

僅かに鉄を思わせる味淡いミネラルっぽさがあるが、風味の特徴は少なく表現が難しい(^-^;

 

湯口の温度を測ると。。。

 

 

46.3度だった。

投入量は多くはないが、入浴客がまだ少ないのか新鮮さはあった。

浴槽温度は測り忘れたが、特にメモが無いので適温だったはず。

 

 

しっかりとしたツルスベ感は感じられた。

 

 

それでは関平温泉の方へ。

 

 

浴槽でも無色透明な湯は、源泉名が「関平1号、2号(混合)」。

源泉温度36.5度pH7.6単純温泉

成分総計598.4mg

こちらの陰イオンは炭酸水素205.6mgに比べ、硫酸は43.9mgとかなり少なめ。

メタケイ酸は205.2mgと、割合からしてもやはり多め。

 

この湯を加温してかけ流している。

 

 

湯口の上には飲泉しちゃだめの表記。

関平鉱泉水として販売しているから飲む人も多いのだろうが、入浴用は飲泉許可を取ってないのであろう。

 

 

ほぼ無味で無臭

ほとんど特徴が無いためカランで使用しているのかと思ったのだが、それは違ったのであった。

 

湯口の温度を測ると。。。

 

 

46.6度まで加温してあった。

投入量はこちらも多くはない。

 

 

こちらもしっかりとしたスベスベ感があった。

浴感にはさほど差はないかも。

 

野湯の後だったので何とも快適に過ごさせてもらえ、ドバドバではなくてもかけ流し2源泉で320円はやはりお得ニコニコ

 

 

 

関平温泉

 

鹿児島県霧島市牧園町三体堂2057-10
0995-78-4012

入浴料 320円

9:00~20:00

定休日:第1・第3火曜日(年末年始休業日:12月29日~ 1月3日)

 

【新床温泉】

<丸尾141号>

ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉 (低張性・中性・高温泉)

65.0度

pH7.3

成分総計 1.071g/kg

源泉で無色透明

浴槽でほぼ透明~微黄白色ややささ濁り

ほぼ無臭~微土臭あり

淡ミネラル風味、微鉄味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

赤茶~茶クリーム色の沈着あり

おそらく完全かけ流し

 

【関平温泉】

<関平1号、2号(混合)>

単純温泉 (低張性・弱アルカリ性・温泉)

36.5度

pH7.6

成分総計 0.5984g/kg

無色透明

ほぼ無味無臭

しっかりとしたスベスベ感あり

加温かけ流し

 

2020年10月入湯

※数値は共にH24の分析書より