2020年10月の鹿児島と宮崎の孤独な修行湯旅シリーズ。
日当山温泉エリアの昇龍温泉から大隅半島を南下し垂水市へ。
極上硫黄泉の江之島温泉共同浴場を楽しんだ後は、すぐ近くにある海沿いの食事処へ向かった。
垂水市の漁業郷土組合の加工場2Fにある「味処 海の桜勘」が目的地。
11時半~14時のランチタイムのみ営業の食堂である。
駐車エリアは海のすぐそば。
もちろん桜島も近い。
味処 海の桜勘
着いたのはまさにお昼どきの12時半ちょい前。
一番混みそうな時間だ(^-^;
日曜というのもあり、人気の食堂だけあって到着時はやはり満席であった。
紙に名前を書いて待つ。
カウンターなどがあれば一人客も入りやすいが、あいにくテーブルのみ。
待つ間にメニューを確認。
分かりづらいと思うので、詳細はサイトからご確認あれ。
ちなみに店名になっている「海の桜勘(おうかん)」とは、垂水市のブランド養殖カンパチの名前。
垂水市と言えばカンパチ。
カンパチ生産量日本一。
徹底的に前面に推しているのである
待つこと約10分で案内された。
テーブルでコロナ禍対策の一つして名前と住所を紙に記入。
色々迷ってぼくがオーダーしたのは、「漬け丼と鎌焼き定食 1100円」。
漬け丼も鎌焼きも、もちろん使用の魚はカンパチ=海の桜勘である。
待つ間に卓上アイテムを軽く観察。
漬け丼と鎌焼きなので基本的に醤油系は使わず、サラダにこのドレッシングを使ったのみ。
使ってはないがヤマキしょうゆと言えば関東在住だと埼玉のヤマキ醤油を思い浮かべる。
もちろんこのヤマキしょうゆはそうでなく、現地垂水市で醸造されたもの。
甘口なのであったろう。
奥のつけダレも未確認。
座って10分もせずに、漬け丼と鎌焼き定食が到着。
おほほほほ、丼も鎌焼きも食欲をそそるビジュアル
まずはメインその1、漬け丼。
漬け具合が濃いように思えるがさすが自信のカンパチだけあって身自体の味わいがしっかりしており、文句なしに美味しい
切り身はもう少し厚いと嬉しいが、値段を考えると不満を言えない。
この厚みでもしっかり歯応えは楽しめるし、何より旨味がよい
ご飯はぼくにはやや柔らかかった。これは好みのレベルか。
カンパチ自体の天然と養殖の違いはぼくみたいな素人には全く分からない。
そしてメインその2の鎌焼き。
ご覧のように十分に大きく、身も存分にある。
何より香ばしいニオイがたまらない
身を掘るとしたたり落ちてくる脂、アブラ
めっちゃ乗ってるんですわ、脂…アブラ
隅々までこそぎにこそいで堪能。
味噌汁はアラの出汁が効いており、これまた美味
ごっつい身も入っており、逸品であった。
デザートは果物のゼリー。
単純にマンゴーとかなら嬉しかったがそうではなかった。
でもカンパチの極上アブラをさっぱりさせてくれて、重宝した
料金的にも十分に納得の内容。
今までの修行湯旅は食事がかなりいい加減だったのだが、このときの旅ではこのようにちょっと(実際ちょっとだけだが)違う。
今後はそちらも乞うご期待
味処 海の桜勘
鹿児島県垂水市海潟643-6
0994-32-0321
11:30~14:00(ラストオーダー)
火曜日・年末年始休業
2020年10月入店