2020年10月に鹿児島から始めた一人ハシゴ湯旅の三日目。
姶良郡湧水町から県境に向かう。
お約束のこれまでリンク集。
ご参考となれば幸い。
<初日>
<二日目>
<三日目>
湧水町にはまだまだ立寄りたい湯があるがそれは翌日以降、とりあえず宮崎県えびの市へ。
えびの市に入るとそこはもう京町温泉郷に数えられるエリアとなる。
鹿児島県の吉松温泉郷と宮崎県の京町温泉郷は隣り合うように近いのだ。
県道102号をそのまま北上するとまず現れるのが、吹上温泉。
拙ブログでは初登場の宮崎の湯である。
公衆浴場的な営業もしているが、看板にあるように自炊泊ができ、家族湯もある。
全国に吹上温泉という名の湯はいくつがある。
鹿児島の日置市にも吹上温泉郷があり、こちらでは吹上温泉「もみじ温泉」、吹上温泉「新湯温泉旅館」の2つをとりあげたことがある。
こちらえびの市の吹上温泉は、三十数年前に源泉を掘削しこちらで営業を始めたオーナーさんがその日置市の吹上温泉出身だったため名前を付けたって話をどこかで読んだ。
吹上温泉
中の受付(写真なし)に座っていた女将さんに大浴場の入浴料300円を支払う。
ちなみに家族湯は50分以内で1室700円で、動物や果物などのカワイイ名前のついた浴室が10ほどある(写真なし)。
他に有料の休憩室もあり。
宿泊は自炊できて素泊まり3500円とのこと。
大浴場は別の独立した建物。
営業時間は8時半~20時半となっている。
ちなみに第1、第3水曜が定休日。
お盆や正月、連休などで休みが変動することもあるとのこと。
どうやら無人の男湯へ。
終始独り占めで入ることができた。
入口には目隠しがあり、今月の休みが掲示されている。
休みに変動がある場合もここに掲示されるのであろう。
全ての湯が源泉使用の頼もしい表記があった![]()
それでは浴場内へ。
窓から脱衣所を通り外へ通り抜ける風が気持ち良かった。
一つの浴槽を1:2ぐらいの割合で分割し、一つの湯口によって温度差をつけるタイプ。
大きな方の浴槽で3人ぐらいの規模か。
洗い場には入口を挟んで2か所にカランやシャワーが設置されている。
計3セット。
先述通り、カランやシャワーからは源泉が出る。
ではその源泉を浴槽で見ていく。
無色透明な湯は、源泉名が「吹上温泉」。
鹿児島は管理の関係か、分析書の源泉名はその土地の名前と場所(川のどちらか等)で何号という表記を多く見たが、宮崎は違うようだ。
源泉温度57.8度、pH7.6の単純温泉。
成分総計は0.928g/kg。
動力揚湯で117リットル/分の湧出量。
この湯を基本的に完全かけ流しで使用している。
手前のメイン浴槽で温度を測ってみると。。。
43.6度と熱めだが、まずは適温。
メイン浴槽にはセルフで加水できる蛇口もあるが、ぼくが来たときには閉じられており、無論ぼくも使用せず。
さてさて、おそらく湯口のある方の浴槽はかなり熱いはず(^-^;
向かって左の浴槽の温度を測ってみると。。。
むむぅ、48.4度![]()
これはぼくが肩まで浸かるという形の入浴ができる限界温度を越えている(^-^;
そしてこちらの小浴槽の方に直接加水できる蛇口もない。
無理はしないことにした。
ちなみに浴槽の壁の下には穴があいている。
この穴から湯が流れてくるが、湯口の上にある棒=竹の樋を湯口に突っ込み、投入される湯の半分ほどを大きい方の浴槽へ直接導くこともできる(そうやっている写真を見た)。
季節によって、温度調整をする際に活用しているようだ。
頑張って湯口に近づき、源泉の風味や温度チェックをせねば。
普通なら入浴しながら湯口に近づいてテイスティングからだが、容易に近づけない(^-^;
まずは何とか温度を測ってみると。。。
いつもなら右手に持ち替えて温度計が見やすいように整えるのだが、それができない。
表示が逆さになっているが、52.3度である。
湯口から源泉を金柄杓に注いでチェック。
僅かなアブラ臭あり。
僅かなアブラ味と僅かなダシ塩味もあり。
無色透明な単純泉ながら、個性がある。
スミマセン、やはり入浴は手前浴槽で。
しっかりとしたツルスベ感があった。
成分の内容を簡単に挙げると、陽イオンはナトリウムが153mg、64.91ミルバル%で、以下カルシウム34.0mg、マグネシウム17.2
mg、カリウム12.2mgと続く。
陰イオンは炭酸水素イオンが458mgで76.32ミリバル%となっており、炭酸水素塩泉、重曹泉系の単純泉となる。
以下は塩化物イオン48.1mg、硫酸イオン46.1mgあたり。
メタケイ酸も125.9mgあった。
しばらく後で出てくる京町温泉郷の湯としては色味も無く地味に見えるが、しっかり存在感のある単純泉だった。
吹上温泉
宮崎県えびの市岡松427‐2
0984-37-0791
入浴料 300円 家族湯あり・宿泊可能
8:30~20:30
第1,3水曜日定休
<源泉名:吹上温泉>
単純温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
57.8度
pH7.6
成分総計 0.928g/kg
117リットル/分(動力揚湯)
無色透明
微アブラ臭あり
微アブラ味、微ダシ塩味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
完全かけ流し(セルフ加水可能)
2020年10月入湯
※数値はH31の分析書より


























