税理士 K-nosuke の言いたい放題 -5ページ目

紅葉

紅葉はいいですね。

散り際に一層の鮮やかさを見せてくれる。




そして、いよいよ寒い冬に。

だいぶ寒くなってきましたね。


では。


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個人事業主の消費税(法人成り)

前回の続きのような形になりますが、

次は、消費税の観点から見た、個人事業者の「法人成り」について話をします。


ちなみに「「法人成り」とは、今まで個人事業として行ってきた人が法人(いわゆる会社)を設立し、

今後は、会社として事業展開していくことである。

今まで個人事業主だった人は、会社の代表となり、役員報酬を会社からもらうこととなります。


で、

法人成りの一つのタイミングとして、消費税の納税義務のカラミがあります。

これは、消費税の特徴でもあるのですが、

消費税は、2年前の売上が1000万円を超えた場合に、納税義務が発生します。

ですので、個人事業をはじめて1年目から1000万円を超えた場合は、

3年目から納税義務が発生するということです。


でもし、法人成りをすると、個人事業と法人は全くもって別物なので、

法人を設立した年の2年前の個人事業の売上が1000万円を超えていたとしても、

法人に消費税の納税義務が発生しません。

あくまで、法人は、法人としての2年前の売上が1000万円を超えていた場合、

消費税の納税義務が発生します。


ですので、消費税の納税義務が発生する手前の段階で、法人成りをするというのが

一つのタイミングとしてあるのです。


つまり、個人事業で2年間、法人設立後2年間の4年間、

消費税の納税義務が発生しないことなります。


但し、このとき気を付けなければならないことがあります。

個人事業で使用していた設備などは、法人のものになりますので、

設備などの財産を法人に譲渡することとなります。


このときの譲渡金額は、譲渡時の帳簿価額で良いです。

帳簿価額にすれば、譲渡所得税が発生しないですし、

税務的にも特段問題はありません。


ただ、消費税については、財産を譲渡するタイミングによって

この帳簿価額に対する消費税が、個人にかかってしまうので注意が必要です。


例えば、平成26年中の売上が1000万円を超えていた場合、

平成28年から納税義務が発生しますが、

もし、設立を平成28年1月4日とかにしてしまったら、

財産の譲渡は、平成28年中になりますので、

帳簿価額に対する消費税が、個人にかかってしまうことになります。


なので、設立を納税義務が発生する前の、12月に設立など

検討する必要があります。

設立のタイミングには注意が必要となります。



では。


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個人事業主の消費税(簡易課税の選択)

そろそろ年末になってきましたが、

個人事業主の方は、12月がいわゆる決算月ということとなります。

12月の末で締めて、確定申告を3/15までに実施することになりますが、

今回は、消費税の観点から見ていきたいと思います。


すでに消費税の納税義務のある人は関係ないですが、

平成26年の売上が1000万円を超えた個人事業主の人は、

来年(平成28年)から、消費税を納めなければならなくなります。


そのような個人事業主の方は、この年末において検討すべきことがあります。

それは以下のとおりです。


1.簡易課税の選択

2.法人成り


今回は、簡易課税の選択について


1.簡易課税の選択

 まず最初に、来年(平成28年)から「簡易課税」による消費税の計算をしたい場合には、

今年の12月31日までに税務署に届け出る必要があります

さて、その簡易課税とは何なのか?


 通常、消費税は、「預かった消費税-支払った消費税」を納めることになります。

預かった消費税とは、自らの売上の中に含まれている消費税、

支払った消費税とは、何か購入する際に含まれている消費税です。

もし、支払った消費税のほうが大きければ、消費税はいくらかもどってくることになります。

この場合は、預かった消費税と支払った消費税の両方を管理する必要があります。


 しかし、消費税にはもう一つの計算方法があります。

それが「簡易課税」です。

簡易課税は、「預かった消費税-(預かった消費税×○%)」で納めることになります。

預かった消費税は変わらないのですが、

支払った消費税は一切無視をし、預かった消費税の○%を引くことになります。

これによって、計算が「簡易」なるということです。

(ただし、課税売上高が5000万円を超える事業者は、簡易課税を適用できません。)


その○%は、以下の業種の区分によります。

この率を「みなし仕入率」といいます。


第一種事業(卸売業)・・・90%

第二種事業(小売業)・・・80%

第三種事業(製造業・建設業他)・・・70%

第四種事業(飲食業・固定資産売却他)・・・60%

第五種事業(金融保険業・サービス業他)・・・50%

第六種事業(不動産業)・・・40%



基本的には、通常の方法か簡易課税か、どちらが消費税を少なくできるか、

有利な方を選択します。

その方法としては、今年1年間(途中まで)でどちらが有利かを計算して消費税を出してみます。

(消費税を納めると仮定して計算します。)


ただ、仮にこれで「簡易課税」が有利になったとしても、

将来的に、大規模な設備投資を予定している場合には、

もしかすると、通常の方法が有利かもしれません。

何故なら「支払った消費税」が多くなるからです。


このような計算方法を、来年から適用したい場合は、

今年の12月31日までに提出しなければなりません。

ただし、年末なので、12月31日は当然税務署は空いておりませんので注意が必要です。

方法としては、


①12/28までに窓口提出

②12/31までの消印で郵送提出


となります。

ちなみに、年末年始中に税務署にある時間外投函箱にいれると、

来年の1/4収受扱いになってしまうため、絶対にいれないでください。


次回は、法人成りの検討について話をしたいと思います。

では。


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カープの菊池涼介選手

注目しているプロ野球選手の一人が、広島東洋カープの菊池涼介選手だ。

菊池選手のポジションは二塁手であり、

守備範囲がたいへん広く、常人では追いつけない打球を、いとも簡単に

追いつくなど、身体能力がとても高い選手だ。


打撃においても、昨年は188安打を放ち、一躍主力選手に躍り出た。

結構な数字である。


今年は、守備はよくゴールデングラブ賞には選ばれたが、打撃についてはイマイチで、

同じポジションの、ヤクルトの山田哲人選手に大きく差をつけられた形になった。


また、入団当初、当時預り番号となっていた、野村謙二郎選手の背番号「7」を要求したり、

当時正遊撃手だった、梵選手からレギュラーを奪うと公言するなど、

なかなかのビッグマウスぶりだ。

個人的にこの手の選手は好きである。


さて、この菊池選手

「武蔵工業大学第二高等学校(現:東京都市大学塩尻高等学校)」の卒業であり、

私自身の出身(武蔵工業大学(現:東京都市大学))の系列校であるから、

とても親近感がわく。

興味ある選手だからなおさらだ。


今年は、膝のケガの影響もあり、イマイチだったが、

来年以降は、またあの、えげつない素晴らしいプレーをみせてほしい。


是非、菊池選手の二塁守備に注目してほしい!

とにかく、ナイスプレーとかいう言葉で片付けられるものではなく、

常人ではないプレーに驚くばかりである。

敵味方関係なく、ワクワク、ドキドキさせてくれる選手だ。









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成功と失敗の経験

私の名前を検索していると、

「東京都市大学陸上競技部」のページを見ることができた。


そのページを見ると、100mのランキングに自分の名前が載っていた。

こんな時代があったんだと、懐かしさを感じる。


出身大学は武蔵工業大学だが、いつからか校名が変更して

今は東京都市大学ととなっている。


大学時代は陸上競技部に所属し、主に100mを専門にしてやっていた。

高校までは野球をやっていたが、もともと足は速いほうだったので、

何か自分の中に残すものがあればいいと思い、

陸上競技をはじめた。


私の中では、

何かに挑戦するとき、仕事に取り組むとき、

大学時代の陸上競技の経験が、今でも大きな糧となっている。


陸上競技をやる中、成功と失敗の経験している。

成功したこととしては、目標に向けて努力しそれを達成できたこと、

失敗したこととしては、モチベーションの確保に失敗し、パフォーマンスが低下したこと

である。


そこで努力したこと、

それは、技術力・体力・筋力だけではなく、

メンタル面、集中力などあらゆる面でレベルアップを図ったことを記憶している。


高いレベルでものを見れば、人よりレベルは相当劣っているので、

人より努力しなければ追いつかないということは、いつも思っていた。


なので、目標を達成できた時は、本当にうれしかった。

それは大学2年生の春だったかな。


努力すれば、結果がついてくる、成功するということを、

「信じる気持ち」をこの経験で持つことができたと思う。


ただ、そのあとのモチベーション維持に失敗したと思う。

雑念も多かったし、惰性でやっていた感があると思う。

ストイックにやりすぎて、ほぼほぼ燃え尽きてしまった感があったかもしれない。


なので、モチベーションを維持するための取り組みを怠ってはいけない。

集中するときは集中する。そのための方策を常日頃から考えておくことを

意識するようになったと思う。


語るとキリがないことだが、

ここでの経験というのが、自分の中では相当大きいものとなっている。



ただ、昔得た「良い結果」については、語りたいと思わない。

お客様やそのほかの方と話するときも、自分から良い結果について話したことは一切ない。

(聞かれたら話をするけど)

基本的に、昔はよかったとか振り返りたくはない。

それに「昔は足が速かったなー」とかいいながら、出た腹さすってるおっさんにはなりたくないしね。

やっぱり今、現在進行形で良い状態でありつづけたいと思う。



そんな感じで。

名古屋に移動中の新幹線からでした。


では。


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留保金課税について(昨日講義したところ)

昨日、TACで法人税法の講義を行った。

内容は、「留保金課税」である。


今回の講義では、留保金課税の計算方法の話をして、

実際に演習を解いてもらうというスタンスで行った。

(いつものスタンスなんだが)


受験生からすれば、試験に合格するために必死に覚えるわけだし、

講師からすれば、なんとか覚えてもらうようにしっかり教えていきたいと思っている。


しかし、正直この制度は、早く廃止してしまえ!って思う。


どういった課税なのかを、ざっくりいうと、


一族経営している会社が、配当をせずに会社に利益を貯めていたら、

その貯めているものに対して税金を課税する。


というものである。

法人税などが引かれた後の利益は、会社の純資産になるため、

多ければ大きいほど、会社の経営基盤が厚くなる。

なんで、貯めたものに対してまで課税されなきゃならんのか?

しかも、税引後の利益からさらに税金?



この留保金課税の制度がある理由は、


会社は、配当をすれば、その配当を受け取った本人に

所得税が課税される。

配当をしなければ、所得税は当然課税されない。

ということは、一族経営で行っているような会社は、比較的自由に経営できるので、

配当をせずに、わざと会社にお金を置いておく可能性がある。

だから、その貯めたものに対して、税金をかけようと、

こういう理屈である。



しかし、会社にお金を貯めておくのは、配当をしないためだけではない。

将来の設備投資や事業展開のために、ストックしておくことだってあるし、

いつ事業が傾くかわからない状況の中では、お金の使い方を

慎重にしなければならないために、ストックおくなんてことも考えられる。


そんな大事なお金にたいしてまで、課税するのはいかがなものかと。。


ただこの制度は、

資本金1億円以下の会社で、資本金5億円以上の親会社に100%保有されていなければ

そもそも、留保金課税の適用はありません。



ただ、逆にサラリーマンの人の立場から見ると、

「会社に金を貯めてないで、俺たちによこせよ」

という考えもあるから、

逆に留保金課税賛成と思うかもしれませんね。

(この制度の趣旨とは異なりますが)


しかし、会社からすれば、社員に給料を払うためには、

会社をつぶしてはならないという考えがある。

会社がつぶれてしまったら、全社員が路頭に迷うことになる。

そのためには、会社は永続的なものでなければならない。

社員に給料を払いたいのもやまやまだが、

いざというときのためのリスクにも対応していかなければならない。


その辺を理解してもらう人が多くなればいいんだけど、

なかなかそうもいかないところだったりするかな。



では。


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気の利く店員

昨日、嫁とデニーズにいったときに、

私は、おかわり自由のコーヒーを頼んで、

嫁は、デザートとミルクティーを頼んだ。


私は、乳製品がダメなので、生クリームとかチーズとかが全く食べられないので、

スイーツとか食べにいくと、たいていコーヒー一杯だけになる。

また、特にケーキ屋のコーヒーって、提供するものが甘いものばかりだから、

コーヒーの味の濃いこと。。

ケーキとか食べる人ように、作っているんだろうけど、

そういうのを食べない私からすると、とにかく濃い。。


まあそんなことはさておいて、

冒頭に書いたとおりに注文した時、

店員さんが、

「デザートにはドリンクセットがありますが、ミルクティーとはセットにできないので、

旦那様のコーヒーをセットにしてお出ししますね」といってくださった。


なんて気の利く店員さんなんだろうか。

年輩の女性の方で、とても目の気配りが良い。

コーヒーが空になったちょうどいいタイミングでおかわりを持ってきてくれる。


なんていうか最近、客対応のなっていない、店員が多かったので、

より一層際立っていた。

こういう店員にお会いすると、また店にいきたくなるものだ。



この時、大学時代のことを思い出した。

大学のそばで、多摩川の土手から少し中に入ったところに、

商店街があって、その中に喫茶店があった。


そこに友人と2人で入ったんだけど、

そのとき、私はコーヒーだけを注文し、

友人は、ランチと何か別の飲み物を頼んだ。


このときも、セットにできるのがコーヒーだけだったので、

それを外の看板を見てわかっていたから、

注文のときに

「お前のセットにコーヒーつけてよ。そのコーヒーを俺が飲むから、

お前の飲み物は単品で頼もうよ」

と、店員の目の前で、話をした。


そしたら、その店員は不機嫌そうに、

「セットにするんだから、あなたはこのコーヒーを飲んではいけません!!」

といわれた。(本当にこの言葉そのまんま)

仕方ないので、全部単品で頼むことになったんだが。。。


セット割引なんて、たかだか100円や200円の世界だから

とやかくいうことはないんだが、

ただ、こういう言葉をいうことで、2人の客を失うということを考えたりはしないのかね。

と本当に思う。

私の当時の言い方に、カチンと切れたのかもしれないが、

でも、それでも、どうなんだろうか。。

当然、二度とこの喫茶店に行くことはなかったけどね。


これも、人の振り見て我が振り直せって感じだけど、

些細なことで失うものが大きかったりもする。

あらゆることに気を付けて対応する必要があるだろう。


こういうことって、普段からの生活や態度からくるものだと思うので、

いろいろと吸収して、今更ながら人格者になれるように心がけたいなと思う。



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TACの講師

今年の9月から、

TACで税理士試験の法人税法の講師をはじめることとなった。


講座は、はじめて法人税法を学習する人のコース(レギュラーコース)を担当している。

自分自身も、今から10年前にこのレギュラーコースで1年間頑張って、

なんとか合格をした。


だから、自分自身が培ってきたノウハウなどを、

今いるクラスの人たちに、できる限り伝えていければなと思っている。(いいものは伝えられればと)

そして、何が何でもこの1年の試験勉強で合格を勝ち取ってほしい。


特に税理士試験は、年に1回しかなく、そこを失敗してしまうと、

また来年ということになる。

だからこそ、今のこのときを大切にしてほしい。


その中で、とにかく伝えたいことは、


 ルーティーンを大切にすること、

 当たり前のことを当たり前にやるという「凡事徹底」を大切にすること、


ということがベースだ。


あとは、目標をどこに置くかである。


 税理士試験の合格を目標とするのか?

 自分が将来なりたいものがあって、その過程の中に税理士試験の合格があるのか?


同じ合格を目指していても、全然意味合いは変わってくる。

間違いなく後者のほうが、合格するのは早いだろう。

運転免許をとりにいくような感じかな。

免許を取ることをゴールにしている人なんていないでしょ?


講師として、講義をするのは当たり前だけど、

受講生がポジティブに、モチベーションを高くなるようなことも実践できればと思う。

手取り足取りってわけじゃなく、些細なところからっていうことで。



あと、心構えとしては、野村克也氏がキャッチャーの立ち位置で言っていた言葉を使うと、

 合格したら、受講生の頑張りのおかげ

 不合格だったら、講師のせい


という気持ちで、真摯に望みたいと思う。


そんな感じで。

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まもなく3年目

もうそろそろ12月になるが、12月1日で独立してから2年経つことになります。

月日って過ぎるのが早いです。


まあ独立したての頃は、当時は何の準備もしてなかったから、

どうなるか本当に心配でした。


でも、いろいろな方々のおかげで、徐々にではあるが形になってきています。

本当に感謝です。


自分が独立したときから一貫していること、それは、

単なる事務屋ではなく、お客様とのつながりやコミュニケーションを大切にしたいということです。


会計ソフトの入力など、事務的なものは今後機械化されていくと思います。

でも、人の感情面やその場の判断などについては、おそらく機械ではできないものだと思っています。

雑談の中からでも、アンテナを常に張って、何が必要なのかを常に提案し続けることが

大切なことだと思っています。



また新しく独立した人が、新規顧客獲得したまではいいが、

他の営業や交流会などで忙しく、その顧客との時間をとらないという話を聞きました。

自分のベースから考えれば、ありえないことです。

やることなんて探せばあるだろうと。。


人の振り見て我が振り直せといいますが、

改めて、顧客が増えていったとしても、

サービスのクオリティだけは絶対に下げないようにしていきたいと思います。


では。


k-nosuke


久々に

ここのところずっと時間がなかったけど、これから出来る限り言いたい放題できればと思う。


前回のブログが6/15。

そのとき書いていたのが、ベイスターズの10連敗についてだったか。


このときは、まだAクラスにいるんだし、うろたえることないだろって書いてたけど、

最終的には。。。。


まあでもそれはあくまで結果論であって、

シーズン中の戦いが決して無駄だったとは思わない。


間違いなく中畑監督は礎を築いたと思う。

このあとは、卓越した理論をもったラミちゃん監督に頑張ってもらいたい。


書くことってなかなか継続ができない。


それはなぜだろうと考えてみる。。。


何かこう完璧に書こうとか。

税理士だから税務のことを書かなければならないだとか。

見てもらう人を増やすにはこうしなきゃダメだということとか。。。


そんな小難しいことを考えたりするから、

やらなくなるんだろう。


フルスロットルで何かを達成しようとして途中で挫折するよりかは、

70~80%の力で、継続していく方が間違いなく良いだろう。


その一つ一つの積み重ねが成功に導くのだと。


まあそんな適当な感じで、

そのときそのときに思った、生の状況を書いていくのがよいのかなって、

そう思います。


では。


k-nosuke