DSM-5【精神疾患の診断・統計マニュアル】において
アスペルガー症候群は
自閉症スペクトラムに分類されています。
アスペルガー症候群は、
言葉の発達の遅れが少なく、
社会性以外の特性が目立たない
ことが大きな特徴かなーと思います。
学校での勉強に問題が見られないことが多く
能力が高いと思われてしまい
困っていることに気づかれにくい
ことも特徴のひとつですね。
特に女性の場合は
もともと男性よりも社会性が高く
協調性が備わっていることが多いため
少々の問題では気づいてもらことが
できません![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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困りごとが表に出てきづらいため、
子ども時代には
「おとなしい子」
「ちょっと変わった子」
で片付けられてしまうケースが非常に多いんです。
成長とともに
思春期に差し掛かるころから
友達関係に困難を感じる方が多いです。
女性特有のグループでの行動や
仲間内で空気を読むことを求められる暗黙の了解などに
困難が生じ始めるんですね。
特に、適当な相槌と
適度に自分の話をすることが求められ、
コロコロと話題がうつっていく
ガールズトークはかなりツライものなんです。
そして大人になると
仕事で部下とのやりとりがうまくいかない
マルチタスクとなる子育てで非常に苦労する
ママ友、PTAの付き合いでつまずく
夫婦関係をうまく築けない
というような困りごとが絶えなくなります。
仕事を持ち、結婚し、子育てをする段階になって
やっと特性に気づくケースもめずらしくありません。
アスペルガー症候群の女性は、
自分自身がそうであると気づくまでに
過剰適応を繰り返してきています。
性別関係なく過剰適応は起こりますが
女性は特に注意が必要だと感じます。
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過剰適応状態から
二次的にうつ病や不安症などの精神疾患を
発症してしまう例も多いんですよ。
自分はアスペルガーかもしれないな・・
もしかして、うちの子はアスペルガーかも?
そのように感じて不安になったら、
専門機関(病院など)で相談してくださいね。
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参考:『よくわかる女性のアスペルガー症候群』 司馬理英子著
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