自閉症スペクトラムの人々は、
私たちにはない魅力があります
その魅力とはどんなところなのか、
お伝えしますね!
私たち、特に女性に顕著だと思いますが、
人とコミュニケーションを取ろうとする時、
情報のやり取りよりも
心の交流をしようとしている
傾向があります。
私たちのコミュニケーションの一番の目的は、
その場での心の一体感を得ることです。
例えば、近くに新しくできたカフェの話題をするとき。
今度一緒に行こうよと盛り上がるのは
よくある光景ですね。
このとき、カフェの情報や、
本当に一緒に行くかどうかは重要視されません。
カフェの話題や一緒にいこうよと盛り上がることは、
心の交流を図り、一体感を得るためのツールでしかありません。
一方、
自閉症スペクトラムの人々にとって、
コミュニケーションは一体感を得るためのツールではありません。
新しくできたカフェの話をするのなら、
その情報をもっと掘り下げたい。
一緒に行こうと言うのであれば、
なぜ実行に移されないのか不思議。
という感覚です。
コミュニケーションは情報重視で、
ふわんと盛り上がるためのものではないのです。
そもそも
コミュニケーションに求めているものが違うため、
会話がうまくいかなかったり、
「空気が読めない」と感じてしまうことが起こるのです。
間違えてはいけないのは、
多数派の私たちがついつい求めてしまう、
ふわんと盛り上がるコミュニケーションが苦手なだけであって、
人間関係を築けない人たちではありません。
ふわんと盛り上がることを求めないということは、
人間関係における変な駆け引きをしない
とも言えます。
私にとっては、
裏表なく自分の興味に正直で、
駆け引きのない分安心して付き合える人たち
だと思っています
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自分の興味・やりたいことを大切にできる
私たちは、なんとなく、
人と同じでないといけない
多数派から大きくはずれるような行動をとってはいけない
というような思い込みがあります。
日本社会は同調圧力が強く、
一昔前は「村八分」という罰があったくらいです。
大勢が良しとしていること、
多数派のやり方や意見から外れることはこわいことです。
しかし、自閉症スペクトラムの人たちは、
自分の興味ややりたいことを貫けます。
日本ではまわりに合わせられること=協調性とされており、
それが備わっていることが
何より大切とされてきました。
でも、それ、
本当にみんな望んでいるのでしょうか?
息苦しく感じている人は多いのでは??
そんな中で、
「自分」を大切にできる強さを持っているのが
自閉症スペクトラムの人々です。
今の日本では、
自閉症スペクトラムの特性は「障害」とされていますが、
彼らの生き方から学ぶことがあるのは、
私たちのほうではないでしょうか
発達障害を抱えるご家族のことで
悩んでいる。
発達障害があり、生きづらい。
そんな方は
ぜひカウンセリングにお越しください