発達特性のある子は、
能力の凸凹があります。
そのため、
得意なことはすごく得意な反面、
苦手なことはとことん苦手、
という子が多いです。
苦手なことに関しては、
見たくもやりたくもない!ということも。
発達障害に協調運動障害
(ちょうちょ結びや縄跳びなどが苦手)が併存するケースも
よくみられますね。
協調運動障害は、
手先が器用に動かせなかったり、
体がイメージ通りに動かせない
というもので
小さなことから大きなことまで、
日常の様々な場面で困りごとを
抱えやすくなります。
このような場面で必要なのは、
苦手をカバーするような生活の工夫と
まわりの人にSOSを出して助けてもらうことです。
例えば、
靴ひもを結ぶことを苦手とするようなお子さん。
けっこう多いです。
この場合、
生活の工夫としては、
結ばなくても良い靴紐を使用する。
SOSを出してまわりに助けてもらうなら、
その時一緒にいる友人や先生に「苦手なの手伝ってほしい」と相談する。
こうして、
苦手なことを乗りこなしていく必要があります。
このポコポコした形の靴紐は、
うちの長男さんが愛用してました!
普段履く運動靴は、スリッポンタイプの
紐のないものを選んでますが、
学校指定の体育館シューズが紐靴だったので…
その他、何かでちょうちょ結びをしないといけない時は、
近くの席の友達に頼んでいたようです。
生活の工夫ももちろんとても大切ですし、
特性を乗りこなすためには必須のスキルだといえます。
しかし、工夫をしてもなお、
予想外に起こる突発的な困りごと
工夫でカバーしにくい困りごとは
生活していればどうしても
降り掛かってきます。
このような場面では、
まわりの人にSOSを出して
助けてもらうこと
がとっても大切です。
SOSを出してまわりに助けてもらうスキルは、
一朝一夕で身につきません。
やろうと思って
突然できるものではないんです
大人ですら、
困っている時に
ちゃんと他人の手を借りられる人が
どれくらいいるでしょうか・・?
それくらい、
文章で書くのは簡単ですが、
身につけるのは難しいスキルです
身につけるのを難しくするものとして、
SOSを出すためには
周囲に対する信頼感が必要
だということがあげられます。
発達特性のある子は、
小さいときから怒られたり
注意されたりする機会が多いです。
その積み重ねから、
必然的に
まわりはみんな敵だと思ってしまうんですね
子どもの発達障害に気づいたら最初にすること①でも書いた、
好きな人を増やしていく
という考え方は
周囲に対する信頼感を育て、
必要な時にSOSを出せるために
必要なことでもあるんですよ!
子どもの発達障害に気づいたら、
まわりの大人がすることは、
困っていることを伝えられたら
ほめてあげること
気持ちよく手助けしてあげて、
「助けてもらってうまくいった」という経験を
たくさんさせること
です。
SOSを出していい
助けてもらっていい
という周囲に対する信頼感を
育むことが大切です
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