ゲームに関する記事は
とてもアクセスが多いので、
気になっている方が多いんだろうなと感じます。
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私はゲームは寛容派です。
なぜかというと、
ゲームをめぐって親子関係が悪化することが
一番良くないと考えているからです。
子どもがゲームをしている姿に
親が過度に心配になったり
やめさせたいと干渉したりすることで、
子どもはますます
ゲームしか拠り所がなくなってしまいます。
ゲームのことが心配になるのも
子どもを思えばこそ。
望んでいるものは、
子どもの明るい未来と
良好な親子関係ではないでしょうか。
ゲームをめぐって親子で険悪になることは、
望む状態から遠ざかってしまいます。
子どもがゲームばかりで
ほとんど話さないというケースでも、
昼夜逆転していて顔を合わせることが少ないというケースでも、
朝1回、夜1回は声をかけてあげてください。
返事はなくてもかまいません。
耳はちゃんと聞こえていますので、
気にかけてもらえていると
子どもが感じることが大切です。
朝、まだ寝ていても、仕事に行く前に
「おはよう、行ってきます」と声かけ。
夜、子どもはまだゲームの真っ最中でも
「寝るね、おやすみ」と。
たった1日2回のことですが、
意外と意識していないとできないものです。
あいさつは理由がなくてもできる、
最高のコミュニケーションです
これまでの記事でも、
私は子どもとくだらない話をすることをオススメしています。
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不登校になった原因
いつまで休もうと思っているのか
何かやりたいことはあるか
友達とはどうなっているか
など、気になることが
山程あるのは分かります。
でも、こちらから聞くのはNGです。
核心に迫らないような話を
たくさんしましょう。
議論、説得、尋問、アドバイスは厳禁です。
なぜかというと、これらは、
議論・説得・尋問・アドバイスする側の
ひとり相撲だから。
自分の思いを伝えたい、
分からせたい思いが突っ走っていて、
相手を置き去りにしています。
私たち親は、
自分の大切な友人相手には自然にできることが、
なぜか子ども相手だとできなくなります。
大切な友人にはできないな、聞けないなと思うことは、
我が子にもしてはいけないし聞いてはいけないんですよ。
「親子だから思ったことを言う」という意見もありますが、
それは、畑でとったジャガイモを泥もとらず、洗いもせず、
食卓に出すのと同じです。
どんなに味の良い新鮮なジャガイモでも、
その状態では美味しく食べられません。
美味しく食べるためには
料理という一手間が必要です。
それは、コミュニケーションにおいても同じで、
思いついた言葉をそのまま伝えると、
相手に伝わるどころか
不快にさせることすらあります。
相手に合わせて調理することで
相手に届く形になるのです
子どもがやっているゲーム、みているYouTube、
少しでいいので一緒にやってみてください。
私は、不登校や引きこもりの方の支援に入る時、
まずはその人のやっているゲームを
一緒にプレイするところからはじめます。
ゲームは強力な共通言語になります。
やり方がわからなければ
それを聞くだけで会話が成立し、
さらにこちらが教えてもらう立場になることで立場が逆転するので
新しい関係性が生まれます。
誰かのことを知ろうとするとき、
まずは相手の世界をちらっとでものぞいてみること、
のぞこうと歩み寄る態度を示すことが一番の近道なんですよ
一緒のゲームをしたり、
Youtubeをみたり、アニメをみたりすることで
話題が豊富に生まれます。
すると、子どもにとって、
たくさん話したいことが出てくるのです。
たくさん話ができるようになると、
親子関係はどんどん良くなり
子どもが家で心から安心できるので、
不登校からの回復も促進されます。
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この状態が、
ゲーム問題を心配している親御さんの、
本当の希望だと思うのです。
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