「なんとか高卒資格だけは」

という親御さんの切実な言葉をよく耳にします。

 

 


私も、現在高2の長男が

中2で完全不登校になったときは

同じように思いましたので

 

この「高校だけは」という思いは

本当によくわかります。

 

 


自分ごととしてわかるからこそ、


この言葉の真意は

「高校を卒業できれば、あとは何も望まない」

ということではないと思うんですよね。

 

 


 

 



きっとこの「高校だけは」には

 

お子さんの将来を心配し、

 

ひらめき電球高卒資格があれば

少しでも生きやすくなるのではないか

 

ひらめき電球職業選択の幅も狭くならないのではないか

 

という考えが隠れていると思っています。

 

 

 

高校に行く目的は、高卒資格を得ることではない


 

親御さんの本当の望みは

 

「子どもが自立して生きていくこと

 

ではないでしょうか。

 

 

高校に行く目的は、

高卒資格を得ることだけではなく

 

自立に必要なことを身につけること

なんですよね。

 

 


ここで確認しておきたいのは

「自立」がどんな状態をさすかです。

 

 


自立とは・・

 

決して自分ひとりの力で生きていくことではなく

 

必要な助けは借りながら、

自分ができることで社会に貢献すること!!

 

 


「自立」のさす状態を考えてみると

自立=自律 とも言いかえられますね。

 





 

自立するために超!重要なのは環境調整


 

自立するために必要なことは、

 

自分に合う環境

=得意なことを生かせるところ

に身を置くことです。

 

 

この環境選びは

職業選択をする際にも同じ視点がとても大切。

 

 


職業選択の前段階として高校生活を位置づけ、

どんな環境が自分に合い

自分の力を発揮できるのか考えながら

 

さらに将来の職業につながるようなスキルを

身につけられたらベストだと思います。

 

 




 


最近では通信制高校が

このような子どもたちの受け皿になっており、

 

得意を伸ばせる選択科目や、

将来の職業に直結するような授業を

受けられるところが増えていますよニコニコ

 

 


私を含め、

親世代が進路選択をした頃とは

ずいぶん状況が変わっていますので、


資料請求したり

見学に行ってみたりしてみてください。

 

 


長男を通じて通信制高校とご縁ができたことで

「通信制高校」に対するイメージが

私の中でずいぶん変わりました。

 

 


自分で調べ、自分の感性で理解せずに

世間のイメージや世間の声で判断すると

 

大切な選択肢をひとつ失うかもしれません。

 

 


早い時期から個別相談を受け付けてくれるところも多いので

興味があれば、ぜひ行動してみてください音譜

 

 

 

 

 

生きやすくするのは「苦手を相談するスキル」


 

もうひとつ大切なことは

 

苦手を人に相談できるようになることです。

 

 

幼少期〜中学生くらいまでは、

親が子ども本人に代わって

 

学校の先生に「うちの子こういうところがあるので」と理解をお願いしたり、

プリントの管理を手伝ったり、

ということがいくらでもできます。

 

 


しかし、大人になるためには

 

子ども本人が自分のことを理解し、

自分を乗りこなせるようにならなければなりません。

 

 


自立=自律するためには、

得意なことは思いっきり生かし、

苦手なことに関しては誰かに相談する、

というスキルが必須です。

 


 

 

 



高校時代に経験しなければならないことは

このスキルの予行演習であり、

 

自分を乗りこなすための

お子さん本人による試行錯誤です。

 

 


高校生活において何か困りごとが起きたとき

お子さん本人が主役になって

試行錯誤をしていきましょう。

 

 

親御さんは、黒子、裏方、サポートに徹します。

 


 

先生から直接親御さんに

連絡があることもあるかもしれませんが、

 

本人のいないところでお子さんの話をしたり

困りごとを解決にもっていくのはもう卒業。

 

 


必ずお子さんを巻き込んで

一緒に困ってください。

 

 


 



 

子どもは、はじめての試行錯誤で

判断基準となる人生経験も少ないため


親は見ていてやきもきしますが

(親がさっさと結論出した方が絶対早いですからね)

 

子どもが自立=自律するためには

避けられない必須のステップです。

 

 


特に発達特性のある方は

得意なことに関しては十分に仕事につながるくらいの

スキルがある方も多いのですが

 

この苦手を人に相談するスキル

育っていないために

 

社会で力を発揮しにくくなっている方が

大勢いらっしゃいます。

 

 


それはとても残念なことですし

社会としても損失ですよね。

 

 

 

宝石赤【発達障害 グレーゾーンの高校受験】高校生活で身に付けたいこととは~高校選び3つの視点①~ 

宝石赤知らないとほんとうにこわい過剰適応

宝石赤【発達障害 グレーゾーンの高校受験】わが家の高校選びで重視した3つの条件~通信制高校の選び方①~

宝石赤通信制高校生の親から見た、通信制高校のリアル。

宝石赤【発達障害 グレーゾーンの高校受験】私が思う、通信制高校のデメリット~通信制高校の選び方③~

宝石赤【発達障害 グレーゾーンの高校受験】通信制高校+サポート校の学費のお知らせを見て思うこと。

宝石赤【発達障害 グレーゾーンの高校受験】通信制高校を5タイプに分類!子どもに合う学校選びのヒント

 

 

 


個別でのご相談を承っています!

不登校、フリースクール、通信制高校のこと。

発達障害や起立性調節障害、精神疾患のこと。

 

どんな事情にも対応しております。

 



 

子どもとのコミュニケーションを

見直してみたいな・・

専門職としてのコミュニケーションを

スキルアップさせたい!


そんな方は講座もおすすめです照れ



 

 

サムネイル

大好きなナラティヴ・アプローチに基づいてサービスを提供しております!

矢印サービス一覧 

 

大阪で公立校スクールカウンセラーと精神科訪問看護師をしています。

息子は3人とも不登校経験あり、フリースクール・通信制高校に通ってます。

矢印野村涼子プロフィール

 

聴くチカラを育てるオンラインコミュニティ☆参加者募集中ですよー!

 

 

講演・セミナーのご依頼など

矢印お問い合わせはこちらから!

 

 

船出版しました!読んでね!