高校選びの選択肢のひとつに上がってくるのが
通信制高校です。
ただ、ひとまとめに「通信制高校」と言っても、
その特徴はさまざま。
当事者である子ども本人のニーズに合わせた学校を
選択する必要があります。
特に発達の特性がある場合は、
環境とのミスマッチは
生きづらさを増強させます。
本人に合う環境に身を置く。
これが生きづらさを最小限にするための
鉄則ですよ
通信制高校ってどんなところ?わかりやすく5タイプに分類
この分類は、
私が長男の進路を調べていたときに
自分の頭の中を整理するために分類したもので、
正式にこのような分類があるわけではありません
その点だけご了承いただいて、
以下の内容をお読みください
通信制高校は、
大きく分けて5タイプあります。
①バランス型
②職業直結型
③特定分野に特化型
④お勉強重視型
⑤本人次第型
と、私は名付けていました。
①これから夢を探せるバランス型
特定の分野や科目に偏ることなく、
カリキュラムが組まれています。
メリットは、
将来の選択肢が広く、
これから自分の夢を探せること。
夢探しを応援しようという雰囲気も強く、
職業体験のプログラムや、
興味を深められる選択科目が
用意されているところも多いです。
自分のなりたい職業や夢をこれから探したい
将来の選択肢を広く持っておきたい
というお子さんにオススメだと思います
②早く社会に出られる職業直結型
美容師や保育士などの資格取得ができる
カリキュラムが組まれています。
高校卒業後に専門学校に進む、
という進路よりも
早くに社会に出られる仕組みになってるところも多いです。
メリットは、
将来の夢に直結した授業や実習を受けられて、早く資格がとれること。
将来なりたい職業がはっきりしていて、
それに向かって進みたい!
という意思が明確なお子さんにオススメです
③芸能、eスポーツ、プログラミングなど特定分野に特化型
芸能、eスポーツ、プログラミングなど
特定の興味を専門的に深めていくための
カリキュラムが用意されています。
学校によりますが、
一日の授業のうちの大半が
このような特定の分野に特化したものに
なっているところもあります。
メリットは、
好きなことをとことん学べること。
その先に、得意を生かした
職業選択ができることです。
好きなこと・興味を持っていることに時間をたっぷり使いたい
学びたい内容がはっきり決まっている
というお子さんにオススメです
④大学進学の選択肢が広がるお勉強重視型
大学受験にも対応できるよう、
勉強にしっかり取り組むカリキュラムになっています。
このタイプの通信制高校は、
バックに予備校などがついているケースが多いように感じます。
メリットは、
勉強にしっかり取り組めるので、
高校卒業後の大学進学の選択肢が広がります。
行きたい大学があり、大学受験の準備をしたい
勉強が得意で、成績を維持したい
というお子さんにオススメだと思います
⑤卒業までの費用が安い!本人次第型
上記の①~④のタイプとこの⑤タイプは大きな違いがあります。
それは、①~④のタイプの学校は、
サポート校と呼ばれる施設がついていることが多いこと。
※サポート校とは何かというと、
通信制高校の生活を支援してくれる、
塾のようなものです。
通信制高校に籍を置きながら、
普段はサポート校に通い、
高校生活を全面的に支援してもらいながら、
卒業を目指します。
⑤本人次第型 は、
このサポート校がついていない通信制高校です。
サポート校は私立の通信制高校に多いので、
公立の通信制高校は、そのほとんどが「本人次第型」であると
考えていいと思います。
メリットは、
サポート校ぶんの学費がかからないため、
卒業までの費用が少なくて済むことです。
(サポート校のついている通信制高校では、
通信制高校の学費+サポート校の学費がかかります。)
自分のペースで勉強をしたい
ある程度の自己管理能力がある
というお子さんにオススメです
《発達障害 グレーゾーンの高校受験シリーズ》
将来自立するための人生スキルを考える~高校選び3つの視点②~
わが家の高校選びで重視した3つの条件~通信制高校の選び方①~
【発達障害 グレーゾーンの高校受験】通信制高校がおすすめな3つのポイント~通信制高校の選び方②~
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息子は3人とも不登校経験あり、フリースクール・通信制高校に通ってます。
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