子どもが

「学校に行きたくない」と言ってきたら・・

 

それはSOSの始まりではなく

SOSの最終章です。

 

 

子どもは「学校行きたくない」と言うまでに、

 

自分なりに

嫌なことや困ったことに対処し続け、

 

なんとか踏ん張れないかと

試行錯誤を繰り返し、

 

それでも心が疲弊するのを止められずに、

不登校に至ります。

 

 

 

 

 

不登校の原因で共通しているもの


 

子どもが不登校になるのは

不登校という切り札を使わざるを得ない状況に

追い込まれているということ。

 

 

子どもが不登校を選ばざるを得ないとき

=子どもが学校で「安心・安全」を得ることができなくなった状況です。

 

わかりやすい例で言えば、

いじめや先生からのハラスメント。

 

 

文部科学省の実態調査でも、

学校に行きづらくなった理由として、

 

半数以上の子どもたちが

「友達のこと」「先生のこと」を挙げているんです。

 

 

 

 

もちろん「はっきりした理由がわからない」

と回答している子もいますが

 

共通しているのは、何らかの理由で

 

学校に行くことが

安心安全ではなくなっている

 

という点。

 

 

安心安全が脅かされるようになった子どもたちは

自分を守るために

不登校を選ばざるを得ないのです。

 

 

 

 

不登校をマズローの欲求階層説から考える


 

この三角形、

どこかでご覧になったことがある方も

多いのではないでしょうか。

 

 

ちなみに看護師な私は、この三角形とは

学生時代からの

ずいぶん長ーーいお付き合いです。

 

 

この三角形は、

『マズローの欲求階層説』

『マズローの自己実現理論』

などと呼ばれているもの。

 

 

三角形の下の部分(土台になっている部分)から、上に向かって、

欲求が満たされていくことが必要である、

ということを表しています。

 

 

下の土台になっている部分が満たされないと

次のひとつ上の段階に進むことができない、と

されています。

 

 

三角形の下から2番目に

安全の欲求』がありますね。

 

 

『安全への欲求』は、

安心・安全な環境への欲求を意味します。

 

 

これは安全坊や

 

 

 

不登校の子どもたちは、何らかの理由で

今の環境に安心・安全を感じられなくなったために

必死で自分を守っているのだと考えられます。

 

 

子どもは安心安全を求めて

不登校という切り札を使っているのですから

 

まずは

安心安全を感じられること

が何よりも大切になります。

 

 

これは家庭だけで取り組むことでは決してなく、

学校に行きにくい、行き渋る、という状態が出てきたときに

 

学校側としても

まずは安心して登校できる・学校で過ごせる

という対策を考えることが

大切なんじゃないかと思っています。

 

 

たいていの場合、すぐに家庭だけの責任にされますけどね・・

子どもの環境は、家庭だけではないんですよ。

 

 

 

 

ここでの「安心・安全」は

身の危険がないということはもちろんですし

(いじめなどの場合、脅かされますよね)

 

心の安心・安全も含まれます。

 

 

 

不登校の子が心身ともに安心・安全を感じることができたら


 

先程の三角形をもう一度見ていただくと、

 

『安全の欲求』が満たされたその上に、

所属と愛の欲求

承認の欲求

自己実現欲求

と積み重なっていますよね。

 

 

安心安全を感じた子どもは、

自分から次の段階へ動き出します。

 

ちょうちょ所属と愛の欲求:

友達、家族、学校、職場などに所属し、

受け入れてもらいたい。

 

ちょうちょ承認の欲求:

所属する集団の中で、

他者から尊敬されたり、認められたい。

自分でも自分を認めたい。

 

ちょうちょ自己実現欲求:

自分らしく生きたい、

自分にしかできないことをやりたい。

 

 

 

 

 

不登校で早期に受診が必要なケース


 

三角形の一番下を見ていただくと、

生理的欲求』とあります。

 

 

これは、食事・睡眠など

生命を維持するための欲求。

 

 

もし、不登校のお子さんが、

食事が摂れていなかったり、

眠れていない状況であれば、

受診が必要なサインです。

 

早めに病院に相談してくださいね!

 

 

生理的な欲求が満たされることは、

すべての基礎・土台になりますからニコニコ

 

 

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そうはいっても

わが子に安心・安全を提供するのって

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