うちの長男が学校に行かなくなったのは

5年生の頃です。

 

 

 

完全に行かなくなったのは

中学2年生の秋頃からですが、

 

それまで行ったり行かなかったりを

繰り返していました。

 

 

 

私は長男が学校に行くのを

しんどそうにしていても、

 

なかなか「休んでいいよ」の

一言が言えませんでした滝汗

 

 

 

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私の中での葛藤

 

どのご家庭でもそうだと思いますが、

私は「学校を休ませてあげたほうがいい」

ということは

うすうす気付いていました。

 

 

 

 

 

 

うすうすっていう表現自体、

まだ自己弁護が入っているかもしれない。

 

 

 本当は、

 

心の奥では確信していた

 

と言ってもいいです。

 

  

 

ただ、今の日本社会で、

学校に行かなかった人がどんな人生を送るのか

学校に行く以外にどんな道があるのか

 

すごくイメージがしづらい滝汗

 

 

 

私が「休んでいいよ」って言うと、

確実に長男は学校に行かなくなるだろう。

 

 

今はそれでいいかもしれない。

 

 

 だけどあとになって、

なんであのとき、学校に行くように背中を押してくれなかったのか

って長男自身が思う日が来たりしないだろうか・・

 

 

ということや

  

 

私自身、あとになって、

あのとき行かせておけば

と思うような状況になることはないだろうか・・

 

 

そして何より

 

人生の選択肢が狭くなってしまわないだろうか・・

 

 

本人がまだなんとか行っているのに、

最後の一手を

私が打ってしまっていいの?

 

 

 

 

 

 

という考えが、

ずいぶん長いこと頭の中をグルグルしていました。

 

 

 

 

精神科の患者さんとの出会い

  

転機となったのは、

精神科訪問看護の部署に異動したことでした。

 

 

 

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精神科訪問看護では、

精神疾患や発達障害を抱えておられる患者さまのご自宅にお伺いして

 

生活上のあらゆるご相談にのったり、

症状や特性がありながら生活をしていくための試行錯誤を

一緒にやっていきます。

 

 

 

精神科の患者さまも

いろんな方がいらっしゃいますが、

不登校を経験している方は少なくないです。

 

 

 

そして、最近は「不登校」という言葉も広く知られ、

無理をして行かせない選択をする親御さんも多いと思いますが

 

一時代前までは

「学校は行って当たり前」という時期があったように思います。

 

 

 

 

 

 

そんな時代を生きてこられ、

親に怒られながら

学校に引きずって連れて行かれた

という話を何人もの方からお聞きしました。

 

 

 

「つらかった」「休ませてもらいたかった」と・・。

 

  

 

そして、どの方もその後精神疾患を発症し、

症状に左右されて苦しい思いをしたり、

親御さんとの関係も芳しくなかったり

 

ほんとうにしんどい状況で

必死に生活をされている方ばかりでした。

 

 

 

 

 

私には、

この患者さんたちの言葉がなにより心に刺さりました。

 

 

 

それまでも、本を読んだり、ネットで検索したりして、

休ませてあげたほうがいいんだろうな

って思ってはいたけれど・・

 

やはり目の前の

当事者の方の言葉はとても重かったです。

 

 

 

親にすれば単なる行きしぶりで、

そのときだけのことだと思うかもしれない。

 

 

 

だけど、行きしぶりに親がどう対応するかということが

子どもの人生を左右することもあるんじゃないか

ってすごく感じられて・・

 

 

 

 

 

 

この目の前の患者さんが、

もししんどいときに学校を休んでいたら・・?

 

もし「休んでいいよ」っていう言葉を

かけてもらえていたとしたら・・?

 

 

もしかして、病に苦しまない、

別の人生もあったのかもしれない。

 

 

 

 

自分と違う道を歩まれるのがこわい

 

私自身は、学校が楽しかった!というタイプではないものの、

小学校、中学校、高校、大学と出て、

普通に就職。

 

 

 

成績も悪くなく、

進路の心配も特にありませんでした。

 

 

 

 

 

 

だけど、

学校以外にどんな道があるのか

受験をパスしていって勉強で道を切り開く以外にどんな方法があるのか

 

全く知りませんでした。

 

 

 

私は、自分の知らない道を行かれることが不安だったのです。

 

 

 

親はどうしても、

子どもが自分と同じ道を辿ってくれるのが

安心なんだと思います。

 

 

 

私は無意識のうちに、

長男にも

同じような人生を歩んでほしい、

自分と同じオーソドックスな道を

はずれないでほしい

と願っていたのです。

 

 

 

 

 

理由は、

そのほうが自分が安心だから

 

 

 

 

将来は、「今」の積み重ねでできていく

  

将来は、

なんにもないところから降ってくるのものではなく、

 

毎日の積み重ねが、

気がついたら将来になっている

のだと思います。

 

 

 

 
 
 

「今」を大切にしなければ、

ステキな将来なんて来ないんじゃないかな。

 

 

 

将来のために「今」をガマンするという考え方もありますが、

それも絶対ではないと思います。

 

 

 

将来自体、自分にあるかどうかあやふやなもので、

いつ人生が終わるかなんて、誰にもわかりません。

 

次の瞬間死ぬかもしれないし、

明日無事に目が覚めるかも保証なんてないのです。

 

 

 

そういう意味でも、

「ステキな今」を積み重ねていくっていう考え方が最強なのでは??

って思います。

 

 

 

今、自分の心が求めている方を素直に選択していくことで、

おのずと道は開けていくんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

そして口にした、「休んでいいよ」

 

そしてはじめて、

長男に「休んでいいよ」と言いました。

 

 

 

 

 

 

言った瞬間、

何かとんでもないトンネルに入ってしまったような、

「やっと言ってあげられた」という安堵感のような

 

さぁこの先どうなる!!

という緊張感のような

 

変な気持ちでした。

 

 

 

だけど、この選択をして6年目。

 

春から通信制高校の1年生ですが、

全く後悔はありません。

 

 

 

その後も状況はかわりつつ、

学校との距離感も色々でしたが

 

長男は自分なりに考えて、

学校に行かずとも自分の道を進み始めています。

 

 

 

私の全く知らない道を・・・

 

 

 

 

 

 

不安になるときもありますが、

経験してないことは逆に口の出しようがないので、

それも子どもにしたら心地よいのかもしれません。

  

 

 

親子で今も道の途中ですが、

自分の知らない道を歩む子どもを見守るのも

自分が想像していたよりは快適です。

 

 

 

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