私は基本的に、

ゲームには寛容な立場をとっています。

 

 

不登校とゲームは

専門家でも意見が分かれるところ。

 

 

ただ、確実に言えることは、

 

ゲームをめぐって親子関係が悪化することが

一番の悪影響

 

だということです。

 

 

 

 

 

 

テレビゲーム障害(ICD-11から新たに追加)

 

 

 

ICDとは、

WHOが発表している国際疾病分類のことです。

 

 

最新版であるICD-11が、

2022年2月に

WHOのホームページに公表されました。

 

 

 

約30年ぶりの改定となりましたが、

今回の改定から

 

Gaming disorder

 

としてゲーム障害が仲間入りしています。

 

 

 

 

 

ICD-11によると、

 

ゲーム障害とは、

 

ピンク薔薇持続する、または再発するゲーム行動を特徴とする

 

ピンク薔薇オンラインのもの(インターネット経由)とオフラインのものがある

 

ピンク薔薇ゲームの開始や終了、頻度、プレイ時間、集中の度合いをコントロールできない

 

ピンク薔薇日常生活に必要な行動や他の興味よりもゲームが優先される

 

ピンク薔薇良くない結果になっているにも関わらずゲームをやめられない

 

 

と定義されています。

 

ICD-11の英語表記から和訳しています。多少の意訳ご容赦ください。)

 

 

 

この定義のなかでポイントとなるのは

 

日常生活に必要な行動や他の興味よりも

ゲームが優先される

 

という部分。

 

 

 

 

 

ゲーム自体は、

問題解決能力やコミュニケーション能力を高めるという

プラスの側面が認められてきています。

 

 

スマブラやマイクラは

授業に取り入れている国もあるくらいですから。

 

 

しかし、ゲームをすることが

 

生活に支障をきたし、

デメリットがメリットを上回った場合

 

問題=ゲーム障害となってしまうのです。

 

 
 
 
☆他にやることがないからゲームをする
 

ゲームばかりしているから不登校になった

ゲームをやめれば学校に行くのでは

 

というように捉えがちですが、

 

実は、

この因果関係は逆であることがよくあります。

 

 

 

 

 

不登校になり、時間がたくさんある。

暇つぶしにやることが、ゲームくらいしかない。

 

 

こういう状態の子どもが多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

☆ゲームの時間を減らすには?

 

ゲームのほかに楽しみがない

することがない

 

と感じている子どもに対し、

 

一方的にゲームを制限したり

取り上げたりすることは逆効果になります。

 

 

ゲームのデメリットを言い聞かせたり

やりすぎていることを注意するのも

余計にゲームの世界にとじ込もってしまう要因となります。

 

 

 

 

 

アルコールなどの依存症に対する看護を

展開するときの考え方で

 

やめさせようとしない

 

という鉄則があります。

 

 

依存している人は

 

分かっているけれどやめられない

 

というストレスフルで苦しい状況にあります。

 

 

「やめなさい」と言われたり注意されたりすることで

 

余計にストレスをため、

さらに依存傾向が強くなる

 

ということが起こってしまうのです。

 

 

 

これは本人の性格や関わり方のせいではなく

依存症という病態そのものが

 

やめろと言われるほどやってしまうという

特徴があるからなんですよ。

 

 

 

 

 

また、何かに依存している人は、

心の中に孤独や淋しさなどを抱えており、

 

その依存対象があることによって

なんとか気持ちを保っている状態。

 

 

無理に依存対象を取り上げれば不安定となり

また別の依存対象を探します。

 

 

そうしないと自分を保っていられないからです。

 

 
 

ですので・・

 

子どものことを心配する気持ちはわかるのですが

ゲームを一方的に制限したり取り上げたりするのは

私はお勧めしていません。

 

 

特に、不登校の初期では

楽しいから、ハマっているから

ゲームをするというよりは

 

心を守るための大切なツール

となっていることがあります。

 

 

 

 

 

ゲームとの距離を考え出すのは

お子さんの様子が落ち着いてきてからでも

十分間に合いますよニコニコ

 

 

 

 

☆ゲームをしない時はどんな時?

 

ゲームと距離をとらせたいとき。

 

一番効果的な方法としては、

ゲームをできない状況を作ることです。

 

 

 

 

 

これも依存症看護の考え方ですが

 

たとえばアルコールであれば、

飲まずに過ごせたのはどんな時?

を考えてみます。

 

 

そして、意識的にその状況を作り出すことで

飲まない時間を作っていきます。

 

 

 

ゲームであれば、恐らく多くのお子さんは

 

自宅で時間があるから

 

プレイし続けるのではないでしょうか。

 

 


ということは、

 

ピンク薔薇自宅以外で過ごすことを考えてみる

 

週一回、

少しの時間からでも

 

自宅以外の居場所を持つことを検討してみてください。

 

 

習い事でも、

不登校支援のフリースペースでも、

図書館でも

お子さんが行きたいところでかまいません。

 

 

 

 

 

ピンク薔薇ひまな時間を減らす

 

ゲーム以外で

お子さんが好きな活動があれば、

 

取り組めるように環境を整えてあげてください。

 

 

一緒に遊ぶのも効果的だと思います。

 

 

意外に思われるかもしれませんが

ババ抜きやウノ、坊主めくりなどすごく喜びますよ。

 

 

という方向で

少しずつ解決に向かっていくのが

おすすめです。

 

 

親がやらなければと

背負い込む必要はありません。

 

 

外部の支援などで

お子さんに合うものはどんどん使いましょうウインク

 

 

 
 
 
☆上手に付き合うことを目指す
 
 
お話したとおり、
ゲームにはメリットもあります。
 

子どもどうしの関係では、

ゲームが共通言語となっている

雰囲気すらあります。

 

 

 

私はゲームは寛容派。

 

 

しかし、

ゲームだけをし続ける生活が続けばいいと

思っているわけではなく、

 

 

一番言いたいのは、

 

ゲームで心を守る時期もあっていい

 

ということです。

 

 

焦って取り上げる必要はないですよニコニコ

 

 

 

徐々に、

ゲームも楽しみながら、他の活動もする。

 

そして、

日常生活に影響のない範囲で楽しめるようになる。

 

 

これがベストではないでしょうか。

 

 

 

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