子どもが不登校になり、

ゲームばかりしている・・

よくある光景ですよね。

 

 

 

文部科学省による

不登校児童生徒の実態調査』によると

 

保護者からみた欠席時の子どもの状況として


「インターネットやゲームを一日中していた」のは、

小学校で65.2%、中学校で68.2%

となっています。

 

(「よくあった」「ときどきあった」を合わせた割合)

 

 

 

でも、それで大丈夫!!

 

 

 

 

 


まずひとつめの理由。



不登校のお子さんは、

 

ゲームを通じて

社会とのつながりを保っている

 

場合が多いことです。

 

 

 

学校ではうまく人間関係が築けなかったけど

ゲームを通じて知り合った人たちとは仲間になれている


というケースや

 

学校の友達とゲームの中で待ち合わせて一緒に遊んでいる

というケースなどがあります。

 

 

 
 

 

 

自宅という自分の安全基地にいながら

仲間とつながれるということは、

 

自宅でひとりで過ごすことと、

リアルな社会との中間地点

 

と捉えることができます。

 

 

 

私たち親世代には馴染みがないですが、

今の時代、ゲームは

コミュニケーションツールです。

 

 

 

実際やってみるとわかるのですが、

例えばフォートナイトなどのチームプレイは

 

かなりのコミュニケーションスキルを要しますびっくり

 

 

 

自分のことばかり考えていたら勝てませんガーン

 

 

 

米国では、試行錯誤することによる問題解決能力や

コミュニケーションスキルが伸びるというメリットが注目されており、

 

ゲームが学校教育にも取り入れられています。

 

 
 
 

 

 

不登校のお子さんは、

原因がはっきりしていなくとも、

 

学校という現実世界において

心が疲弊してしまっています。

 

 

 

ゲームの世界では、

上手な子、勝利に貢献できる子が

ヒーローになれます。

 

 

 

学校の成績

置かれた家庭環境

部活のタイム

年齢や性別

 

その他いろんなスペックから離れて、

ゲームが上手ければヒーローです。

 

 

 

ゲームという安心できる場所で

必要とされたり成功体験を積むことは、

 

不登校の子どもにとって

とても大切な時間です。

 

 


これが2つめの理由です。


不登校のお子さんにとって

ゲームをする時間は、

 

疲弊した心を守り、

修復することにつながっていきます。

 

 

 

 

 

 

私は、不登校や引きこもりの患者さまの支援に入る場合、

その人が好きなゲームを一緒にプレイする

というやり方をよく取ります。

 

 

 

なぜかというと、その人を理解するには、

 

今その人がいる世界を見せてもらう

 

ことが一番の近道だからですラブラブ 

 

 

 

私はゲームが下手くそですが、

「教えてください」とお願いすると、

 

すべての方が丁寧に、

手取り足取りプレイのコツを教えてくれます。

 

 

 

その人のいる世界=ゲームを通して

コミュニケーションをとることで、


その人の見ているものが

見えてきます

 

 


これが3つめの理由で、

ゲームは、


最強のコミュニケーションツールとして

親子関係に役立ちます。


 

親は忙しいと思いますから、

一日15分ほどでもいいですし、

 

最初は

「どんなゲームやってるの?」

「どんなところが面白いの?」

と興味を示すだけでもいいと思います。

 

 

 

プレイ時間が長いことが気になっていたり、

知らない人と話しているのが気になる、

というのであれば、

 

まず一緒にやってみて、

その時に

「これ、長い時間やってて疲れない?」

「この人、どんな人?」

などと直接聞いてみましょう。

 

 

 

親が先に歩み寄る態度を見せていれば、

ちゃんと自分の言葉で答えてくれる


と思います。

 

 

ちなみに我が家には3人の子どもがいますが、

どの子が今どんなゲームをやっていて、

どんなところを面白いと思っているのか、

いつもリアルタイムで知っていますウインク

 

 

 

 
 

 番外編:ルールづくりのコツ


 

我が家のゲームに関するルールは、

 

寝室には持っていかないこと

ちゃんと朝ごはんに起きること(休みの日以外)

学校のある日は登校前にはやらないこと

 

これだけです笑

 

 

 

ルールは、

 

子どもたちと意見を出し合って決める

 

ことにしています。

 

 

 

夜はちゃんと寝たほうが良い

ゲームで学校に遅れるのは良くない

 

ちゃんと自分でやめるから

「やめなさい」と言われたり

時間で区切られるのは嫌だ

 

という子どもの意見を聞いてこうなりました。

 

 

遅くまでやっているときもありますが、

朝そのために遅刻したことはありません。

ねぼけまなこな時はありますが笑

 

ごはん、おふろなども、自分でタイミングを作り、

多少前後してもちゃんと時間になれば来てくれますウインク

 

宿題も自分で時間配分してやっていますよ。

 

 

 

自分たちで決めたことですので

ちゃんと守ってくれています。

 

 

 

子どもは

ちゃんと自分で考えて

ゲームを管理できます!

 

 

ルールを作る場合は、

 

子ども主体で

話し合ってみてくださいウインク

 

 

 

作ったルールは、状況に応じて話し合い、

どんどん修正して

ベストなものにしていけばいいので、

最初から完璧なものじゃなくて大丈夫ですよ!


修正ありきでまずはルールを作って

やってみましょう!!

 


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参考:令和2年度 不登校児童生徒の実態調査https://www.mext.go.jp/content/20211006-mxt_jidou02-000018318-2.pdf

 

 




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