生活に支障が出ている とは、
特性があるために生活上の困りごとがある
ということを指します。
生活に支障が出るのは、
置かれている環境とのミスマッチ
がある場合です。
幼少の頃から特性が強く現れていて診断がついている方も、
環境とのミスマッチはもちろん起こります。
しかし、
大人になるまで発達の特性があると気付いていなかった
と幼少の頃からグレーであった
という方では特に、
環境とのミスマッチが起こりやすいと思っています。
このような方々は、
発達の特性があると周囲から理解されにくく、
自分でも努力不足だと感じてしまい
「努力が足りないのでは」「頑張ればなんとかなるのでは」と
自分で自分を追い込んでしまう方が多いです。
また、学生時代などに
「まわりに合わせられない」
「提出物や時間を守れない」人たちの立場が悪くなるのを
目の当たりにしてきており、
自分には発達の特性があると薄々気づきながら、
それを知られまいと一生懸命に過剰適応している方もいると思います。
特性が強いほうが生活への支障が大きいかというと、
そういうわけではありません。
逆に、特性が弱いから、グレーだから、
生活への支障が小さいということもありません。
生活への支障＝置かれている環境とのミスマッチなので、
特性を生かせる環境を選ぶことで、
生活への支障は小さくなります。
特性にあう環境を選ぶためには、
得意なこと、不得意なことを把握する
ことが非常に大切です。
そして、苦手なことは誰かに相談できる
というスキルも大切になってきます。
【自閉症スペクトラムの記事】
【ADHDの記事】
お子様やご家族の発達障害・精神疾患に悩んだら・・
ひとりで悩まず会いに来てください
