滋賀県守山市埋蔵文化財センター展示の弥生土器! | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

先日訪れた 滋賀県守山市にある


埋蔵文化財センター。



琵琶湖注ぐ野洲川のほとりにあります。


さすが埋蔵文化財センター!

そして流通、交通の要衝である琵琶湖岸

展示されてある資料が素晴らしいのよラブ


前回は縄文時代の遺物について書きましたが

今日は弥生時代!

1つ1つの時代に分けて書かないと
書きたいことがありすぎて長くなるので
自分の勉強の意味も込めて分けて書くことにしました(笑)



この埋蔵文化財センターのすぐ横を流れる

野洲川の川底から弥生〜平安時代までの

生活跡が発見されました。

弥生時代前期、稲作が伝わって間もない頃の

田んぼ跡なども見つかったそうです。


弥生時代の石器下矢印


↑の説明にある石器は

石を打ちかいたままの打製石器。

大陸系磨製石器と呼ばれる

磨かれてツルツルの石斧がこちら下矢印


奥の黒いのは粘板岩かな。
手前がホルンフェルスや輝緑凝灰岩、、たぶん。

そして美しい粘板岩製の磨製石剣ラブキラキラ


琵琶湖の対岸、高島市のあたりは

粘板岩の産地として有名でして

古墳時代の石室石材としてもときどき見かけます。


粘板岩、、スレートといって
家の屋根やオシャレカフェの石皿などにも使われてますね!
それをツルツルに磨いてつくられた剣!


鉄素材が流入する前、

流入していてもまだまだ貴重だった時代の剣です。


縄文時代の石材もですが

石製品の展示だけ見てても

地域色を感じたり学ぶことが多く

ゾクゾクします不安キラキラキラキラ


続いて土器!

この土器の解説がめちゃめちゃ分かりやすくて

勉強になったんですよー爆笑キラキラキラキラ!!


弥生時代の前期〜後期にかけての

土器の形態の変化の表っ!



分かりやすい図や写真、

そして実物!!下矢印下矢印下矢印


こちらは中期の


近江形(系)土器といって

この地域ならではの特徴を備えています。

中期の甕は口縁の部分が


受口状口縁といって

数ミリだけ細く立ち上がっているんです上矢印

これが弥生時代後期になると

口縁が直立し


端だけがチョイとつまみ出された形に。

土器の形が丸みを帯びたり

波状の模様が施されたりするそうです。


他の土器もね


やっぱ弥生土器の洗練された美を感じる

美しい土器なんですよーラブ!!!


近江形土器はわが町枚方だけでなく

関西、関東、遥々東海、関東にも運ばれ

弥生時代の人々の移動の指標となる土器なのね。


その近江形土器の本場だーーラブラブラブ!!

っていう感動がね、、伝わりますかね(笑)

ハァピンクハート幸せ目がハート


続いてはまたまた大興奮の古墳時代

終わらないブログの続きはまた後日。

 下矢印下矢印



  このとき巡った古墳 

 

 


   守山市埋蔵文化財センター

 

  各地から流入した土器や影響を受けた土器が見学できる資料館 

 

 

 




13年前の今日のブログ

能楽の体験に行ったときの写真です