こんにちは。
インストラクターの薮内ゆかりです。
先日、
ご覧いただいた方、ありがとうございます。
まだご覧いただいていない方も、
https://www.instagram.com/
そこでは初級講座を受けて変化したこと、
また、日曜日に母の日がありましたね。
私の“母”というイメージを思い返す機会にもなりました。
インスタライブのお話を、もう少し詳しく書きますね。
私が初めて初級講座を受けた時は、
当時のテキストの最初のページには、以下のことを書きました。
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3人の男の子の子育てにいきづまり、
そんな自分じゃいけない、変わりたい、
イライラが少なくなれば良いと思う。
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子ども3人の中では次男が一番、癇癪持ちでよく泣く子でした。
所かまわず大きな声で泣くので、
しかも、泣き止ませようとすればするほど、
私はそれに毎回イライラして、
耳を塞ぎたくなることがほとんどでしたが、
さらに抱っこしたりも暴れるので、
早く終わって…
その渦中に初級講座を受けて、自分には、
『泣いてはいけない』
というマイルール(~すべき・~
このマイルールというのは、自分も他人も「見張る」感覚。
裁判官のように裁こうとします。
それを聞いて、
「子どもが泣くことにイライラする…
ということは、私自身も泣いてはいけないと思っている?」
改めて考えてみると…まったくもってその通りでした。
思い返してみると実は私も、子どもの頃よく泣く子でした。
兄によく、
「泣き虫、毛虫、はさんで捨てろ~!」
そう言われて悔しかった思い出があります。
(当の本人は言ったことすら覚えていない)
それに、同居の祖父や父にも、
「泣くな!」
とよく怒られました。
『泣いてはいけない』
というマイルールが私にできたきっかけです。
泣いたら怒られて悲しい。
泣いたら負けだから悔しい。
いつしか泣くことを、自分に禁止するようになったんですね。
我慢するようになりました。
それが子育てをしていて、私自身に禁止している” 泣くこと” を、目の前で堂々と見せてくる次男。
私が持っているマイルールを、イライラ・
また当時は、
私にとって男の子の多いお母さんのイメージは、肝っ玉母さん。
ドーンと器が大きくて、強い母の印象です。
私もそう見られたかったし、
強くて、大らかなお母さんでいなきゃって。
誰も頼れない、甘えられない環境の中、
私が泣いたって誰かが助けてくれるわけじゃない。
私が弱くなったら誰がこの子たちを世話していけるの?
やさぐれた気持ちもありました。
母としてのイメージが、私自身により強く、
泣いてはいけないというマイルールの根っこにある部分、コア(
『強くあるべきだ』
でした。
強くいないと、
初めての初級講座2日目。
一緒に受講している方たちと、
私の番が来て、
「…泣いてもいい?」
震えながら言葉を出した時には、もう涙がこぼれていました。
言うことすら怖かったのでしょうね。
そしたら、まだお会いして2回目の方々にものすごく優しい声で、
「いいよ~」
って言ってもらいました。
イメージワークだったのだけれども、
あぁ私は泣いていいよって言ってほしかったんだ
と、堰を切ったように涙が溢れ出て、止まらなくなりました。
でもね、悲しい涙とは違いました。
体の奥底にいた、小さい私が
「見つけてくれてありがとう」
そう言って浄化されたようでした。
たくさん泣いて、スッキリ。
あたたかい気持ちにさせてもらいました。
不思議な体験をした気分でしたね。
講座を受けた後の私は、そこからガラッと変わります。
その後次男が大きな声で泣いていても、
マイルールに気づいたこと。
自分の弱さを認める、泣くことを自分に許可すること。
それによって、もっと弱くなって子どもたちを育てられなくなる、
怖かったことは、まったく起こりませんでした。
むしろ、気づく以前の自分より強くなれている気がします。
その変化に自分でも驚きました。
自分の持っているマイルールに気づく。
そして、
怒り・イライラ自体には、良いも悪いもありません。
ただ、マイルールは怒りのもとになりやすいので、
そして子どもに対しての怒り・イライラは、
子どもに怒りっぱなしで、
「何でこんなに怒っちゃうんだろう?」
と不思議に思ったまま罪悪感でいっぱいになって終わり。
それが毎回繰り返される、ということはなくなりました。
怒っている最中はどうしても難しいので、
怒りの中に、
「どんな自分のマイルールがあるのだろう?」
と考え気づくことで、子どもも自分も受容できるようになります。
すると子育てが一段と楽になり、
今では、テキストの最初のページに書いた、
イライラが少なくなれば良いと思う。
その未来を手に入れることができています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
子育てコーチング協会