こんにちは。
インストラクターの玉置香織です。
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「もう遊びたくない!」友達への怒りが収まらない息子
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息子が小3の時の話です。
友達とケンカをして帰って来たことがありました。
友達の家で、一緒にテレビゲームをしていて、言い争いになり、
最後は、我慢しきれず友達を叩いてしまったよう。
「あー!ほんまにムカつく!二度と遊びたくない!」
「お前ザコやからなーって、何回も言ってきた!」
「あっちから嫌なこと言ってきたくせに、お母さんに言うからな!とか言ってくるし…」
怒りはなかなか収まりません。
「あなただって相手の子にいろいろ言ったんじゃないの?」
「どんな理由があっても、叩くのはダメでしょ!」
私は、話を聞きながら、言いたいことがたくさん浮かんでウズウズ…。
でも、一旦飲み込んで、
「そうなんだね」
「嫌な気持ちになったんだね」
と、あいづちを打ったり、共感したりしながら、息子の話をただ聞きました。
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怒りを吐き出し切った後の息子の変化
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10分くらい話したところで、急に話すのをやめた息子。
みるみる目に涙が溜まっていきます。
悲しい、くやしい、そんな思いが伝わってきました。
その後、しばらくしてから、私のところへ来て、
「叩いたらダメなことは、僕も分かってんねん。」
「あの時、友達が嫌なこと言ってきたのは、僕にゲームで勝ちたかったからかも」
「これ以上言い合いしてもダメだと思ったから、お母さんに言うって言ったんかな」
と、今思っていること、自分なりに考えたことを話してくれました。
帰ってきたときには怒りでいっぱいだった顔が、少しスッキリした表情に変わっていました。
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子どもには力がある、と信じて聞くこと
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子育てコーチング協会の、子どものこころのコーチング講座でも、
聞く目的は解決することではない、とお伝えしています。
子どもの話を最後まで聞くこと、
子どもの気持ちに共感して聞くことで、
子ども自身が癒されるし、自分の考えが整理されていくのですよね。
そして、私が、
「叩くのはダメなことでしょ!」
なんて改めて言わなくても、ちゃんと息子は分かっていたんだなと思いました。
そのお友達とも、後日仲直りができたようです。
私は、つい、親として子どもを導かなければ!と思ってアドバイスしたくなったり、
息子の言い分は正しいのか、自分の価値観に当てはめて、ジャッジしたくなります。
でも、
息子自身が、湧き上がってくる気持ちを話して、吐き出し切ったら、
自分で自分の思いを整理したり、相手に目を向けることができる。
「聞く」方法を知らなかったら、その機会を私が奪ってしまっていたかもしれません。
子どもにも自分で考え、どうしたいか決める力がある、と信じて、一旦最後まで話を聞く、という姿勢を、
これからも忘れずにいたいなと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
子育てコーチング協会
インストラクター 玉置香織
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