子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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子育てに役立つ情報をお届けしています。

こんにちは。

子育てコーチング協会マスターインストラクターの伊藤ともみです


夏休み、繰り返される兄弟ゲンカに悩んでいませんか?


仲裁したり無理に謝らせたりしなくても、兄弟ゲンカが自然に収まる方法について 体験談を交えてお伝えします。




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兄弟ゲンカ、どう収めている?

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長期休みは 兄弟姉妹が集まって、自然とケンカをする機会も増えます。

”ケンカをするのは仲のいい証拠”

”ケンカを通してコミュニケーション力を養っている”


頭では、そうわかっていても

あまりに回数多いと

「また?」

とうんざりしたり、どう対応したらいいのか迷ってしまいますね。

そして、ケンカを止めても、些細なことから すぐに別のケンカが始まってエンドレス状態です。



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兄弟ゲンカ 止める?止めない?どっち?

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私も数年前は兄弟ケンカに悩んでおり、こんな対応をしていました。

・すぐに仲裁をする

・どちらが悪いかを私が決めて、謝らせる、仲直りをさせる


ケンカを無くそうとすると、一番最初に思いつく対応法ですよね。

私を含めて 多くのママがまずはケンカの仲裁をします。



でも、止めても止めてもすぐにまた別のケンカが始まりませんか?

仲裁してもケンカが止まらないのには理由があるんです。



まず、ケンカを止めに入ることで、子どもたちは消化不良を起こします。

感情を突然ぶった切られて、怒りの行き場がなくなるからです。

行き場がなくなった怒りは身体に残ったままだから、また小さなきっかけで爆発します。


できれば自然と感情が落ち着くか、時間はかかっても自分で折り合いをつけられる方がいいですよね。

(ケガや命の危険があるときは、もちろん止めることが必要です)



そして、誰が悪いかをママが決めると、もう一方の子どもに不満が残ります。

わが家の場合、

「お兄ちゃんが悪いから、弟に謝りなさい」

と、私が裁判官になって 無理やり仲直りをさせていた時期がありました。

すると、親が見ていないところで、こっそり弟に仕返しをすることもあったんですよね。

表面上ケンカが止まっても、結局不満が積もり、かえってケンカが増える悪循環になります。



ここまで読むと、無理にケンカを止めたり謝らせたりするデメリットは分かった。

じゃあどうすればいいの?と思いますよね。


【子どもの話や泣き言も聞いてみる】に尽きます。


ただ聞くだけ?と思うかもしれないけれど

わが家の子どもたちのケンカも【聞く】だけで解決しています。




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「そんなことで?!」ささいなことから始まるケンカ

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数年前の夏休みのこと。

長男に朝顔のお世話をする宿題がでて、学校から鉢植えを持って帰ってきました。


お兄ちゃんのすることを何でも真似したい年頃の次男は

「ぼくにも水やりやらせて!」

と一緒にやりたがります。



で、どちらが水やりをするのか、兄弟ゲンカがスタート!

「ぼくもお水やりたい!」

「だめ!お前には絶対渡さない!」


あ~あ…また始まった。

水やりなんて、そんな小さなことが原因なんて?!

毎日毎日ケンカ・ケンカ・ケンカ、もううんざり…。


そう思っていた私に、力で負けた次男が泣きついてきます^_^;

あ~困った!どうする!?



その時私は 子育てコーチング協会でインストラクターになる勉強をしていた時だったので

仲裁をせず、誰が悪いとジャッジもしないでみよう

子どもの話を、とにかく最後まで聞いてみよう

と腹をくくって泣く次男の話を聞きました。



「お兄ちゃんが、朝顔をひとり占めするの」
「そうかー、そうなんだね」


「お兄ちゃんばっかりズルい!」
「〇〇くんも、お水をやりたかったんだね」


「えーん!」
「お水をやれなくて、悲しかったね」



・子どもの言葉をそのままくり返す「オウム返し」をする

(この時は「ひとり占めする」というネガティブな言葉なので、ただ「そうなんだね」と受け止めるだけでOK)


・水をやりたいという気持ちを代弁する


・悲しい気持ちに共感する


この3つを意識して数分 話を聞くと、次男は自然に泣き止みました。


自分の言い分や悲しさををすべて出し切って、気持ちが落ち着いたんです。

また、私が口を挟まず聞いていたので

「ママは、ぼくの気持ちを分かってくれた」

と満足もしたのでしょう。



一方、兄の方はというと、弟と離れて一人で過ごすことで、それ以上ヒートアップせずにすみました。

自分で怒りを収めて

「じょうろのお水、半分とっておいたよ。一緒にやろう」

と、弟に声をかけてきました。

兄弟とも怒りが鎮まり、楽しそうに水やりを始めました。




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兄弟ゲンカをする子どもから教えてもらった【聞く】力

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私がしたのは、ただ話を【聞く】だけでした。

まぁ、本音を言うと、聞きながらも、

仲裁したり

〇〇君が悪いと決めたり

謝らせたくなる気持ちも沸いてきますけどね。


でも その気持ちをちょっと脇に置いて最後まで話を聞いたら、子どもたちの怒りが自然と収まって仲直りをしていました。

充分に話を聞いて想いを受け止めてもらうと、子どもは自分で気持ちを収めることができるんですね。



子どもには もともと自分たちで解決する力や、相手を思いやる心が備わっています。

聞くことでその力や優しさが現れるんだと感じた出来事でした。

 

 

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子育てコーチング協会
マスターインストラクター 伊藤ともみ

https://ameblo.jp/<wbr>momihappylife/

 

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