黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)

一次情報ダイレクトアクセス時代のドキュメンテーションシステム


テーマ:

自動化書庫の本がフリーロケーションで管理されるということは、請求記号を必要とせず、分類も必要としない。

このことは、分類体系のまったく異なる複数の図書館の本を、ランダムにいれても、なんら問題がないことを意味している。OPACから図書を指定して、出庫するので、図書の取出しは、1冊毎独立している。

だから、なんらの排列やロケーションをもつ必要はなく、前後の脈絡もなく、ランダムに存在していて、問題がない。

 

自動化書庫の図書は、OPACという検索ツールをつかって、一時的なマイクロ図書館を生み出すことができる。

たとえば、ある作家の図書、あるテーマの本、ある言語の本を、OPAC上で検索すれば、それを出庫指示すれば、それで、おしまいである。

 

もし、リアルの図書館だったら、分館、別キャンパス、研究室、分類がちがう別の書架など、たくさんの時間と労力をかけて、数冊、10冊の図書を、あつめに行かなければならないが、自動化書庫に入っている本は、OPAC上の操作だけで、本を出庫指示することができる。

 

もしかすると、図書館は一度に出庫できる図書の数を制限するということもあるかもしれないが、単純にj考えれば、制限はない可能性も多い。

 

さて、この一時的なマイクロ図書館ができてしまうことは、別にその図書に、分類番号があっても、なくても、構わない。一回のみ組み合わせによる一時的なマイクロ図書館の出現なのだ。

 

さて、物理的図書には、かつての分類番号がついているかもしれないが、それとは関係ない分類でも

検索できる。洋書なら、目録データにアメリカ議会図書館の分類が残っていれば、それを検索することもできる。たから、現物の図書に、どのような請求記号シールが、貼ってあろうと、まったく気にすることなく、目録データに、必要な分類番号を入れてしまえば、また、検索可能な識別コードを入れてしまえば、そのコードを手掛かりに、いつでも、一時的なマイクロ図書館を出現させることができる。

AD
 |  リブログ(0)

テーマ:

図書館の本は、その所在を確定するために、分類番号や著者記号からなる請求記号を必要とする。

 

しかしながら、自動化書庫に格納される図書は、フリーロケーションという方法で所在が管理されるので、請求記号を必要としない。

 

E-Book,E-Journal も物理的な所在を必要としないので、請求記号がない。

 

最近、E-Bookを定額で、大量に利用できる方法が提案されてきている。すると、請求記号のないたくさんのE-Bookをたくさん利用できるようになる。

 

すると、ますます、図書館の所蔵する図書、図書館で利用できる図書が、あいまいになる。

E-Bookの良さは、複数の人が、一度に読みたいといっても、問題が起こらないことだ。

 

すると、いままで、タブーとしていた利用回数の多い本として、紹介しても、問題がおこらない点はいい。

 

さて、問題は、E-Book  は、ほとんど、英語の本だということだ。

さらに、問題になるのは、E-Bookを利用できるとなると、紙の図書を買うのが減少するので、図書館が古い本ばかりになってしまう。また、日本語だらけの本になってしまって、図書館の魅力が減ってしまうのが、問題だ。

 

洋書をE-Bookでたくさん利用できるのはうれしいが、図書館が古本屋さんみたいになってしまうのは、問題がある。

AD
 |  リブログ(0)

テーマ:

いままでの図書館システムは、図書館が所蔵する図書、雑誌を管理することを主体としていた。

しかし、電子ジャーナル、電子ブックの登場によって、利用者が利用できる資料が、電子に大きく

替わると、OPACは、置いてきぼりになり、Discovery などのシステムに、資料検索の主体が移行し始めた。

電子ジャーナルの登場によって、一つの図書館で利用できるジャーナルが飛躍的に拡大して、OPACでは、検索できなくなってしまった。そして、そのまま、打ち忘れていた。

うち忘れていたわけではないが、なにか、有効な方法が見つからなかった。

 

雑誌のOPACに電子ジャーナルの情報を手作業で組み込む作業を格闘し始めると、その作業の煩雑さに、膨大な時間が必要になった。

その作業を100回行うと、もしくは、200回すると、もしくは、300回すると、もっと、簡便で、有効な方法がどこかにあるはずだ、と、思いはじめると、アイデアがやってくる。

 

OPACが自動的に調べてくれれば、こんな作業は必要ないのに。

 

それで、図書館システム業者に相談すると、あっというまに、

 

「電子ジャーナルの最新状況をチェックする機能」 を、作成してくれた。

 

OPACで、ISSN のある雑誌は、360LINK の状況を簡単に確認できるようになった。

すごい機能だと思う。

 

ICUOPACで、雑誌を検索すると、電子ジャーナルの最近情報をチェックする という、リンクが表示される。

 

 

AD
 |  リブログ(0)

テーマ:

8月の下旬から9月の初めまで、毎年、図書館の実習生がやってくる。

 

そんな彼女らが、ICU 図書館のOPACで、不思議な出版年の図書を見つけた。

 

    出版年が、2602年 
これは、未来で出版された本か?
それとも、データミスの発見か?

こちらは、カメの甲ならぬ、年の甲なので、それは、日本の皇紀による表記だとすぐわかった。

NII のデータをみると、1942年に調整してあったが、ICU のデータは、たぶん、UTLASあたりで、遡及したものだ。
NII のデータに置き換えてしまうと、2602年は、1942年に調整されてしまうが、NII のデータに
上書きすることにしますね。

実習生の大発見だったのだけどね。

NII のデータに上書きする前のデータを記念にここに残しますね。

Katalog der Soda Kiichiro-Bibliothek in der Handels-Universität Tokio.

 
 
出版者 [Tokio] : Bibliothek der Handels-Universität Tokio
出版年 2602 [1942]
大きさ 648 p. : port. ; 26 cm.
別書名 Soda Bunko mokuroku.
一般注記 Romanized.
Preface in Japanese.
Title and colophon also in Japanese.
著者標目 Tokyo Shoka Daigaku.
Soda, Kiichiro,(1881-1927.)
Soda bunko.
Handels-universität.
主 題 :Soda Kiichiro--1881-1927--Library.
:Library catalogs
:Libraries University college.
分 類 NDC:029.9
本文言語 英語
コード類 書誌ID=1000139481
 |  リブログ(0)

テーマ:

図書館は、図書や雑誌を所蔵することで、サービスを成り立たせてきた。

 

しかし、電子ジャーナルや電子ブックは、図書館が所蔵しているとは言い難い。この10年あまりで、洋雑誌の紙の受入が停止してしまった。しかし、使える雑誌量は、爆発的に増加した。

 

雑誌を購読するスタイルから、記事を1本1本購入する形式になると、図書館は、購読という概念さえ、変わってしまう。

 

現在は、なにもありませんが、必要といってくれれば、直ぐ取寄せます。なにも、何十万円もする雑誌がすぐ読めるからといって、購読する必要なんてありません。必要な記事は、新着記事であろうと、創刊号の記事でもどれでも、とりよせ可能です。

 

まあ、ICUの場合は、あらゆる分野が教育対象になってしまう。その関係で、それぞれの専門もどんどん別れてしまうので、学生全体の興味は、広く薄くなっている。その意味で、高価な洋雑誌を購読するより、必要な記事を買うスタイルの方が、経済的になる可能性が大きい。

 

学生も非常に多く、需要がそれなりになる場合は、記事をひとつひとつ購入する方法は、経済的にデメリットがある可能性もある。

 

現在の大学図書館で、利用できる雑誌の数を計算することことが不可能になっている。

無料公開されている雑誌もあるし、パッケージに、詰め込まれて、途中の年代の雑誌しか見えないものもあるし、重複して利用できる雑誌もあるし、とんでもないことになっている。

だから、どの図書館でも、数万タイトルとか、ごまかすしかない。

 

もうすぐ、図書館で利用できる図書の数が計算できなくなる。図書館が所蔵するしないに関係なく、パッケージでE-Bookを利用できるようになると、利用できる図書が、数万、10数万といった規模で爆発的に拡大してしまうので、図書館で、利用できる図書の数は、まったくわからなくなる。

その上、貸出という概念もなくなるので、誰かに貸出中ということもなくなるので、予約という概念も消滅する。複本という概念もなくなる。

 

すると、図書館が、図書や雑誌という制約で、なんとかサービスしてきた、とても制限の多かったサービスという概念も変化する。しかも、劇的に。

 

そのようになったとき、図書館は、ようやく、サービスということを、胸を張っていえるようになる。

(いままでは、1冊の本を、数千人、数万人でシェアするというとんでもないサービスをしていたのだ。)

 

 

 

 

 |  リブログ(0)

テーマ:

9月18日は休みのはずだが、最近の大学は、休日返上で、授業をするので、出勤することになった。

ICUは、3学期制なので、9,10,11月で秋学期を行う。すると、月曜日ばかり休みになると、月曜日の授業日数がたりなくなってしまうので、休日返上で授業を行う。特に秋学期に集中して、休日返上だ。

問題は、9月18日に62歳になる。 退職まで930日あまりだ。

 

紙の雑誌が電子にかわり、雑誌書架は、静まりかえった場所になった。数年前から雑誌の増加はとまり、新刊雑誌がほとんどない書架になった。

OPACに電子に切り替わった情報を簡単に入れておいたが、よくわからないというので、改めてみると、たしかによくわからない。それで、一念発起して、OPACの改造計画に突入したが、さすがに、件数が多いので簡単には、いかない。

それでも、やるしかない。

 

たとえば、こんな感じになる、

       

               
               
              冊子体のOPAC と 電子ジャーナルのOPAC をハイブリット化したようなOPAC に
しているのだが、雑誌の数が多いので簡単ではない。
まだまだ、格闘がつづく。

そこで、妙案が思いついた。
              雑誌のOPAC内のISSN を利用して、360リンクにリンクすると、一つ一つ入れなくてもいいではないかと
おもったのだが、図書館システムメーカーに聞いてみると、一括設定は難しいようだ。
手作業でいれれば、できそうだとのこと。

退職まで、あと、930日あまり。それまでに、データを入れてみるか。
もうすこし、悩んでみるのもいいかもしれない。
とりあえず、紙と電子のハイブリット化を急ごう。まだまだ先が長い。

やってみると、最近、SAGE,OUP,CUP など、立て続けにプラットフォームが変更になった。その関係で、
URL も変更になっているのきづく。たくさんURLをセットするのはいいのだが、メンテ問題も考えなくてはならい。
年度よる巻号の変更問題も考えておく必要もあるが、ひとまず、現行の作業を遂行することを優先しよう。
さもないと、基本となるデータが固まらないので。



雑誌のOPAC から ISSNを利用して 360リンクにアクセスしたいのだが。
               
 
 
 
 
 
 
 |  リブログ(0)

テーマ:

図書館には、参考図書コーナーがある。そこには、図書館が選定し、購入した図書が、ならぶ。分類別に並べることができるので、岩波や、講談社、wiley,Oxford など、様々な図書を、分類という基準で並べることができる。

 

ところが、電子図書は、それぞれのプラットフォームが違うので、図書の分類のように並べることができない。

 

いままでの図書館のような参考図書コーナーを、電子図書で、構築する方法があるのだろうか。

それとも、電子図書を分類して、仮想レファレンスコーナーのようなものをつくるべきなのだろうか。

それも、たいへんな作業になる。

 

それとも、ミニICU Discoveryをつくり、参考図書のみを検索するようにするのか?

 

それとも、電子書籍時代には、参考図書などいう概念さえ、不要なのか?

 

図書館の参考図書コーナーをどうするべきなのか、答えが出ない。

 

 |  リブログ(0)

テーマ:

8月下旬から9月の初めまで、ICU図書館は、図書館学を学ぶ実習生の向ける。今年も2人に実習生がきた。実習生の通う大学と、ICU図書館はいろいろ違うので、面白い体験になったようだ。

そこで、ICU Discovery(summon)をいろいろ実習生に研究してもらうという課題に挑戦してくれた。(そんな課題を思いついたのは誰なんだ。)

 

その結果、いろいろな有意義なアドバイスを得た。もちろん、それが、直ぐに実現できないかもしれないが、利用者の目というのは、大切なことだ。

 

図書館から見ていると、いろいろな構造が見えてくるので、それなりに、問題をクリアしてしまうが、はじめての利用者にとって、問題は、問題のままなのだ。

 

ICU Discovery は、本来簡単なサーチを目指していたのだが、膨大なデータ量の前に、いろいろ複雑になってしまって感じもするが、今後の検索の中心になる。

 

雑誌では、ICU図書館が所蔵する紙の雑誌を検索するだけでは、ほとんど意味のない状態になりつつある。(多くが電子ジャーナルになり、紙の雑誌の最近の雑誌は、ほとんどない状態になっている。)雑誌の検索で、OPACは、ほとんど、意味がないといってもいい状態になりつつある。

今後、図書で、E-Bookを利用できるようになると、今度は、図書のOPAC検索が、問題になる。

 

 |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。