一次情報ダイレクトアクセス時代の外国人名のカタカナ変換の無駄
長い期間漢字を使ってきた日本には、漢字には、隋音、呉音、漢音などが、積み重なって、複数の音が重ねっています。西洋からの外来語も、オランダ語、ポルトガル語、ドイツ語、英語などが、積み重なっています。カード、カルテ、カルタなど。ガラス、グラスなどなど。さて、一次情報ダイレクトアクセス時代になり、海外の情報も、ダイレクトに触れることができるようになったのに、日本では、英語、フランス語、ドイツ語の原綴りに、絶対に、触れさせないように、鉄壁のガードで、カタカナ語の変換をしている。それも、あまり、ルールもはっきりしないまま。カタカナ語は、音素の数が、限られているので、外国語の微妙な音の違いを表現することもできず、一方的な変換で、可逆的な戻しを推測することすら、困難にしている。トランプ、カマラ、ハリス、バンス、ウォルツ、イーロン、マスク、ザッカーバーグ、クリントン、ワルツ、ブリンケン、ゼレンスキーなどなど。明治時代のように、非常に有名な何人かではなく、アメリカ、イギリス、フランスなどなど、たくさんの国のたくさんの人々の名前を、国連などで使われている名前ではなく、カタカナに変換しているわけだ。新聞が縦書きであることも、カタカナ語をつかう大きな原因の一つだろう。新聞に、人名の原綴りを入れるとすると、たぶん、非常に見にくい紙面になってしまいそうだ。ネット用配信ニュースでは、横書きなので、英語などの言語との親和性は高い。しかし、新聞縦書きは、悩ましい存在だ。新聞横書きにすると、システム改修に莫大な費用が必要になる。現在の新聞に、そのような大金をシステムにかける余裕はない。どうすれば、いいのであろうか。一次情報ダイレクトアクセスの時代なのに、むりやり、一次情報にアクセスさせまいとするのは、無駄な行為にしかみえない。CNN,BBC,Routers,Bloombergなど、日本語ニュースを発信している。外国人人名のカタカナ変換の最前線にいるのは、彼らだあ。かれらは、日々、毎時、毎分、毎秒で発生する英語ニュースを、日本語に変換して発信している。その意味で、かれらが、外国人名をカタカナ変換の最前線にいる。なにか、人名をカタカナ変換させる便利なツールがあるだろうか。もし、あるなら、日本に提供してほしいものだ。