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吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の思い出① (出会い編)

いよいよ2018年2月28日をもって吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」が1970年のオープンから48年の歴史に幕を閉じました。

 

MEGは私にとって楽しみの場であり、喜びの場であり、学びの場でした。

 

そんなMEGには当たり前ではありますが数えきれないほどの思い出があります。

 

MEGと寺島さん、店長の新井さん、MEGで出会ったすべての人に感謝を込めて、数ある思い出の一端ではありますが当時の写真に一言コメントをつける形で綴っていきたいと思います。

 

 

 

 

私が最初にMEGに行ったのは、実は意外と最近の話で2003年8月のことでした。

 

当時、オーディオ雑誌やインターネットでMEGにAvantgarde AcousticのDUOが導入されることが分かっていたので、その前にElectroVoice Georgianの音を聴きたい・・・ということで、恐る恐るMEGに飛び込んでみたのでした。

まるでジャズ道場と言わんばかりの、この人を寄せ付けない雰囲気。

紫のアクリル製ドアって怪しさプンプンです。

 

そんな恐怖を押しのけ、勇気を振り絞って入店すると「ようこそ、私がMEGです」と言わんばかりの音の塊が出迎えてくれました。

正直、当時はそんなに何店もジャズ喫茶を巡っていたわけではなかったので、他との比較というのがなかなか難しかったのですが、このスモーキーで塊になった大きな音の波が押し寄せてくる感覚に打ちのめされ、至福の時間を過ごしました。

 

初めてのMEGから数日後、とうとうAvantgarde AcousticのDUOが、真っ赤なDUOが導入されました。

Avantgarde Acousticのスピーカーは数年前から職場でTRIOをじっくりいじりまわして聴きこんでいたので、DUOが、数日前までElectroVoice Georgianであの音を鳴らしていたあの場所で、どんな音を出しているのか・・・

 

果たして、MEGのDUOはシンバルの壮絶な炸裂音を大音量で発しており、音の方向性はかなり変わりましたがその衝撃は今でも覚えているほど強烈でした。

「Avantgarde Acousticのスピーカーからこんな音が出るのか!」と。

 

 

MEGでDUOを初めて聴いたその日は、disk unionの山本さんと沼田さんが新譜試聴会を行っていました。

 

この日の経験がとても感動的だったので、私はこの後、毎月新譜試聴会に参加するようになります。

 

山本さんと沼田さんの新譜試聴会の後、ドキドキしながら初対面の寺島靖国さんに話しかけたところ、Avantgardeの話やオーディオの話など、気さくに色々とお話をしていただき、すっかりMEG、寺島ファンになってしまいました。

 

 

 

ちなみに、MEGのあの入りづらい入り口は2005年4月にクリアで明るいドアに変わり、若干ではありますが入りやすい雰囲気が出てきました。

それまで長きにわたりお客さんの入店を阻んできた(?)紫のドアは某常連さんが買ったとか買わなかったとか。

 

また、同じタイミングでトイレも綺麗になりました。

それまでのMEGのトイレは、壁全体に学生運動華やかだった頃の若者の落書き(?)が書き散らかされており、それはそれで資料的な価値はあったと思いますが、若者や女性には恐怖でしか無く、それが真っ赤なタイルと真っ白なペンキで埋められたことにより、清潔感が圧倒的に増したのでありました。

ただ・・・和式トイレはそのままということで、その点は大いにガッカリした記憶があります。

 

 

さて、MEGと私の出会いは簡単に書くとこんな感じだったのですが、一時期、気付けば週4~5でMEGに通っており、まるでMEGに通勤をしているような状態でした。

(吉祥寺から大宮の自宅まで帰るのも、そのときはまだ苦では無かった・・・)

 

 

次に、MEGで体感したライブの思い出の一端を振り返ります。

 

 

吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の思い出① (出会い編)
https://ameblo.jp/keita-goto/entry-12356502556.html

吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の思い出② (ライブ編)
https://ameblo.jp/keita-goto/entry-12356503720.html

吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の思い出③ (イベント編)
https://ameblo.jp/keita-goto/entry-12356504433.html

吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の思い出④ (MAYA編)
https://ameblo.jp/keita-goto/entry-12356504962.html

吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の思い出⑤ (岩波洋三さん編)
https://ameblo.jp/keita-goto/entry-12356505447.html

吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の思い出⑥ (寺島靖国さん、そして編)
https://ameblo.jp/keita-goto/entry-12356505925.html

Bluetoothイヤホン「EB10 TWS」と「BOSE SOUNDSPORT」を試してみた

私は現在、通勤中に音楽を聴く環境として、AppleのiPod TouchAir Podsを使用しています。

それまでは普通に有線のイヤフォンを使用していたのですが、Air Podsが発売になり、試しに買ってみたら・・・手放せなくなってしまいました。

 

その辺りのAir Podsの導入に関してはコチラ、更にBluetoothヘッドフォンのJBL E55 BT QUINCY EDTIONの購入に関してはコチラの記事をご覧頂くとして・・・

 

金曜日の夜、会社にAir Podsを充電したまま忘れてきてしまっていることに気づき、月曜日にもなんとか音楽を聴いて会社に行きたい・・・ということで、しまっておいた有線のイヤフォンを使えば良いのですが、試しに他のBluetooth接続の完全ワイヤレスイヤフォンを使ってみよう・・・と、コチラを買ってみました。

 

rock space社の「EB10 TWS」です。

 

Air Pods同様、左右のイヤフォンが完全に独立したBluetoothイヤフォンです。

箱の裏面に書いてあるスペックはコチラ。

で、箱を開けるとこんな感じで充電器兼ケースとイヤーピース等が入っています。

ケースを取り出して開けてみるとイヤフォンの登場です。

パッと見の感想は「デカい」ということ。まぁ、Air Podsとの比較でなのですが。

 

因みにケースの背面にはUSB端子が有り、これでケースごと充電をします。

 

で、ケースからイヤフォンを取り出すとこんな感じです。

正直言って、デザイン的には・・・ダサいかな(笑)

 

で、肝心のフィット感ですが、Air Podsが不安定で冬場に襟の立ったコートなどを着ていると、いつコートとAir Podsが接触して脱落してしまうかドキドキなのに対し、EB10 TWSはイヤーピースと耳の凹みにハマる突起があるので、ちょっとやそっとじゃ外れそうにありません。

 

というわけで、ここでiPod Touchとペアリングをしてみることに。

 

左右のイヤフォンにある電源ボタンを長押しするとペアリングモードになるので、iPodのBluetooth設定画面からEB10 TWSを選択してペアリング完了。

これで問題なく音楽が聴けるようになります。

 

で、色々と音楽を聴いてみたのですが・・・・ダメだこりゃ。

 

まず、低域の再生能力が低くスッカスカな印象。

更に、DACが悪いのかなんなのか、ザラザラした再生音で、なんだかんだ言ってAir Podsの再生音って結構まともなんだな・・・と実感してしまいました。

 

また、使っているとよりAir Podsの凄さを実感します。

 

というのも、Air Podsはそもそも電源ボタンを押さず(というか電源ボタンが無い)にケースから取り出して耳に装着するだけで、自動的にiPodと接続し音楽を聴けるようになりますが、EB10 TWSはケースから取り出して左右両方の電源ボタンを押して電源を入れ、イヤフォンから流れる「Power On!」という声を聴いてから音楽の再生がはじまる・・・という流れで、Air Podsが如何に便利かを実感できます。

 

また、Air Podsは片耳のイヤフォンを外すと音楽の再生が一時停止され、再度イヤフォンを装着すると音楽再生が再開するのですが、このギミックは実な非常に便利で、例えばコンビニに寄ったときに片耳だけイヤフォンを外してお会計を済ませ、お店を出るときに再度イヤフォンを装着すればそのまま音楽再生を再開して歩いて行けます。

この機能が当たり前と言っちゃ当たり前なのでしょうが、EB10 TWSには有りません。

なので、音楽再生を一時停止する場合にはイヤフォンの電源ボタン(マルチファンクションボタンと言うらしい)を押して音楽再生を一時停止し、再生を再開する場合には、もう一度電源ボタンを押す・・・という事なのですが、イヤフォンを耳装着した状態ではなかなか電源ボタンを押せません。(押せても耳元でゴワゴワとイヤフォンを触る音がうるさい)

 

価格が6,800円と言うことで、完全ワイヤレスのBluetoothイヤフォンを試してみたい・・・という方には良いかもしれませんが、個人的にはこれは・・・もう使わないかな。

 

ちなみに、使った後にケースに入れるとケースに内蔵されたバッテリーを使ってイヤフォンの充電がはじまります。

充電中かどうかは、イヤフォンのLEDランプが赤点灯しているかどうかで分かります。

 

 

 

 

 

さて、思わずAir Podsと比較をしてEB10 TWSをディスってしまいましたが、他のイヤフォンはどうなのか?

 

 

と言うことで、BOSEの「SOUNDSPORT FREE」も買って試してみました。

 

 

中々でかい箱に入っています。

 

ちなみに、「Air Pods」と「JBL E55 BT」と「EB10 TWS」と「BOSE SOUNDSPORT」の箱の大きさを比べるとこんな感じです。

厚さこそないものの、JBLのE55 BT QUINCY EDITIONと大差無い高さと幅があります。

 

もう、個々だけ見ても「え?中身デカいの??」と不安になってきてしまいます。

 

ちなみに、箱の裏面はこんな感じです。

 

で、いそいそとビニールを破って箱を開けてみると・・・

こんな感じで少し豪勢な仕上がりになっています。

ちなみに、箱中央上部のビニールに包まれているのがイヤフォンが収納されているケースになります。

 

これも中々でかい・・・

で、マニュアルなどの入った包みをどけると、充電用のUSBケーブルとイヤーピースのSサイズとLサイズが入っています。

それ以外は何も入っていないので、ここは意外と簡素な感じ。

 

で、肝心のケースを取り出し開けてみると・・・

こんな感じで、イヤフォンが鎮座召しましております。

 

ちなみに、イヤフォンの入った状態のケース、デカくて結構重いので、普段これをカバンに入れて持ち運ぶのは・・・どうかな?

 

で、充電状態のイヤフォンを外すと、イヤフォン本体はこんな感じです。

 

と、いうわけで早速iPod Touchとペアリングをしてみることに。

 

右耳用イヤフォンの中央部にあるペアリングボタンを長押しすると、iPod上にBOSE SOUNDSPORTが表示され、ペアリングが可能になります。

 

で、いざペアリングをしてみると・・・おや?なぜかAPP STOREでBOSEのアプリ「Bose Connect」のダウンロードを推奨されます。

とりあえずBose Connectをインストールしましたが、イマイチ利用価値が分かりません。

 

Bose Connectは放置しておいて、早速色々と聴いてみることに。

 

 

まず、肝心のフィット感ですが、EB10 TWSよりも大きくて重量もあるのですが、しっかりと耳にはまる感覚と安定感はかなり良い感じです。

いざは装着してしまうと、そこまで重さも気になりません。

やはり耳のくぼみにしっかりはまる突起の形状がしっかりしているからなのでしょうか。

これなら、襟の高いコートを着ていても怖くありません(笑)

 

お次は音質。

 

解像度が高く奥行きもしっかりあり音場が広い。

長谷川陽子さんの『ノルウェーの森』では出だしのパーカッションが透明度が高く、音が遠くに消えていく空気感もしっかりと感じられます。

弓がチェロの弦をこするゾリッとした音もリアルで、チェロの胴が鳴る低音もしっかりと沈み込み、かといって籠もった音色では無く非常にクリア。なるほど、これは聴き応えがあります。

 

川口千里さんの『CIDER~Hard & Sweet~』も解像度が高いので、手数の多すぎるドラムの音も団子にならずに1音1音しっかり分離して聞こえるので、聴いていて非常に爽やかな気分になります。

 

後藤真美さんの『こころ歌』もピアノの音の奥行きと広がり、そして後藤さんの息づかいを感じるようなソプラノの歌声も非常にリアルに聞こえ、しっかりと心に染みてきます。

 

また、使い勝手もなかなか良く、ケースから出せばすぐにiPodと同期して音楽再生ができるようになります。

ただ、イヤホンのボタンで一時停止したり通話したりは・・・しないかなぁ。

 

 

手持ちのBluetoothイヤフォンとヘッドフォンのそれぞれの満足度を表にするとこんな感じ。

  Apple
Air Pods
JBL
E55 BT
Quincy Edition
rock space
EB10 TWS
BOSE
SOUNDSPORT
価格
(市販価格)
18,144円 19,280円 6,800円 29,160円
連続再生時間
(スペック値)
5時間 20時間 3時間 5時間
本体(左右)重量
(充電ケース等を除く)
8g 235g 11.2g 18g
フィット感
使い勝手
音質
携行性
おすすめ度

 

ちなみに、それぞれのサイズはこんな感じです。

 

こうやって見ると、Air Podsってスゲェなぁ・・・・と実感できます。

 

 

ということで、個人的にはAir Podsがベストイヤフォンですが、これからの時期、防寒具を安心して着れる状況にするためには、コートを着る期間はBOSE SOUNDSPORTを使おう!と、思った聴き比べ結果でございました。

第7回キャッツハウス&メグの会対抗戦で見事散ってきた(笑)

11月19日(土)、吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の開催された『第7回 キャッツハウス&メグの会 対抗戦』に参加してきました。

 

今回のイベントは13時開始と言うことで真っ昼間のMEGです。

MEGすら久しぶりなのに真っ昼間のMEGってどの位久しぶりなんだ。

 

というわけでMEGに到着するも、時間は未だ11時40分。

だって、13時スタートだって聞いてなかったんだものっ!

というわけで、時間がたっぷり余ってしまったので、知らないうちに同ビル1階に入っていた「三鷹 大勝軒」でラーメンを食べ、12時にオープンしたMEGでジャズを聴きながらコーヒーを飲んでマッタリ時間を潰します。

 

 

13時を待っていると、本日の対戦でメグの会側で参加する漫画家のラズウェル細木さんも到着。

 

「今日って本当に13時からはじまるの?」という雰囲気のまま、13時に成少し前にようやくパラパラと本日のメンバーが到着し、そして時刻はようやく13時に。

 

 

 

本日司会のメグの会平井さん(DoLuck Jazz主宰)は見事遅刻。

代わりにメグの会の和田会長が司会進行役でイベントがスタートしました。

 

 

和田会長から配布された本日の対戦表はコチラ。

 

  テーマ キャッツハウス メグの会
第1回戦 バイブ対決 花村 富沢
第2回戦 ギター対決 大西 ラズウェル細木
第3回戦 トランペット対決 藤田 高橋
第4回戦 曲対決<スマイル> 金子 和田
第5回戦 2000年以降のジャズ対決 内藤 平井
第6回戦 カルテットorクインテット対決 大西 後藤
第7回戦 曲対決<アラバマに星落ちて> 内藤 太田
第8回戦 ビッグバンドorストリング対決 内藤 坂上
第9回戦 ボーカル対決 ひろちゃん 豊田
第10回戦 トロンボーン対決 藤田 西村
第11回戦 1960年代以前のジャズ対決 内藤 諏訪
第12回戦 ピアノトリオ対決 内藤 和田
第13回戦 サックス対決 金子 伊藤
第14回戦 テーマなし 花村 吉田
第15回戦 お気に入りジャズ対決 内藤 和田
寺島

 

キャッツハウス側は人数が足りないので一人が複数の対戦に出ていたり、更に足りないということで、メグの会から大西さんを派遣。

更に更にキャッツハウスの金子さんは体調が優れないと言うことでお休みし、その穴を内藤さんが埋めるという、キャッツハウス側内藤さん大奮闘の内容となっております。

 

ちなみに、この対戦形式のイベントをメグで最初に提案したのが現キャッツハウス側リーダーの花村さん。

花村さんはその後、新潟で「JAZZY SPACE CATS HOUSE」をオープンし、現在は名古屋の桑名で「キャッツハウス」を再オープンして活躍中です。

 

で、その「対抗戦形式イベント」を言い出した花村さんが「元祖対抗戦」を名乗り、メグの会で始めたイベントなのでメグの会側は「本家」を名乗って「元祖」v.s.「本家」の熱い戦いとなっているわけであります。

 

で、キャッツハウスとメグの会の間での対抗戦も今回で「第7回目」となり、いざイベントが始まると、なかなかバッチバチの本気の対抗戦が繰り広げられるのであります。

 

 

そんなわけで、第1回戦は「バイブ対決」なのですが・・・メグの会側の富沢さんがまだ来ていないと言うことで、第2回戦を繰り上げて実施することになりました。

 

 

第2回戦改め第1回戦は「ギター対決」。

キャッツハウス側はメグの会から派遣された大西さん、そしてメグの会側はラズウェル細木さんであります。

 

ちなみに対抗戦のルールは以下の通り。

 

1,双方各対戦のテーマに沿った選曲をする。

2,誰がどの作品を選曲したか分からないようにブラインドで実施する。

3,先攻後攻双方の曲が終わったらどちらの曲が良かったかを挙手で投票。

4,投票結果が同数だった場合、先行(先にかかった方)の勝利とする。

5,曲が長い場合、その後のスケジュールを考慮して途中でフェードアウトする可能性がある。

 

 

で、ギター対決では「TAL FARLOW QUARTE」と「GREEN BLUES / GRANT GREEN」がかかりました。

 

ラズウェルさんの好みを知っているメンバーはニヤリとしながら「これは・・・こっちでしょう?」と、挙手をします。

結果は・・・先にかかったTAL FARLOWは4票、後にかかったGRANT GREENは7票で、後攻のGRANT GREENが勝利しました。

 

さて、ここでネタばらしです。

どちらがGRANT GREENをかけたのかというと、キャッツハウス側の大西さんでした!

実は店内のラズウェルさんの好みを知っている方々は、ラズウェルさんこそがGRANT GREENをかけたと思っていたのですが、ラズウェルさんの好みを知っていた大西さんはラズウェルさんがGRANT GREENをかけてくることを想定して、わざとGRANT GREENを選曲してきたのでありました。

一方、ラズウェルさん側は「俺はGRANT GREENばかり聴いてるわけじゃないぞ!BLUE NOTEにも白人のギタリスト作品があるんだ!」と、裏をかいてTAL FARLOWをかけたのですが、「でもGRANT GREENで負けたんだったら本望です。」と笑顔。

 

まずはキャッツハウス側の1勝となりました。

 

 

そうこうしていると、ようやく本日の司会進行役の平井さんが到着しました。

 

続いて2回戦はトランペット対決で、キャッツハウス側はJazz Cabの藤田さん、メグの会側は仙台からの常連高橋さん。

BALKAN BLUE / DUSKO GOYKOVICH」と「Eight By Eight - Music to Fill a / DON FAGERQUIST OCTE」で藤田さんの勝ち。

 

3回戦は曲対決で<スマイル>で、キャッツハウス側は体調不良の金子さんに代わって内藤さん、メグの会からは和田会長。

Smile / CARMEN LEGGIO」と「MATADOR / KENNY DORHAM」で7対7の同点!

対抗戦特別ルールに従い、先にかかったCARMEN LEGGIOを選曲したキャッツハウス側の内藤さんが勝利。

 

 

4回戦は、1回戦開始時点でキャッツハウスの花村さんとメグの会側の富沢さんが来ていなかったため延期されていたバイブ対決です。

キャッツハウス側は代表の花村さん、メグの会側は結局来ていない富沢さんの代わりに和田会長のトップ対決。

LEM'S BEAT / LEM WINCHESTER」と「FRITS LANDESBERGEN MEETS LOUIS VAN DIJK」で花村さんの勝利。

 

更に5回戦は2000年以降のジャズ対決ということで、キャッツハウスは内藤さん、メグの会は司会の平井さんとの対決。

内藤さんは不得意分野らしいけれど、平井さんは本領発揮かな?

というわけで「NAKED CIRCUS / Ayuko」と「I'm Still Learning / Barbra Lica」でBarbra Licaを選曲した内藤さんの勝利。

2000年以降のジャズと言うことで、編成には全く規制がなかったのに、奇しくもボーカル対決に。

しかも、店内は内藤さんが持ってきた「I'm Still Learning / Barbra Lica」の輸入盤のジャケットで大盛り上がりです。

なぜ国内盤のジャケット写真は趣味が悪いのか!?というか、輸入盤のジャケット最高です。

オイラも欲しくなっちゃった(笑)。

 

 

・・・ていうか、ヤバい。

ヤバすぎます。

 

ここまで全5戦を戦い、キャッツハウス5勝でメグの会0勝の絶賛連敗中!!

しかも次の6回戦はオイラの出番。

なんだよぉ・・・今日は噛ませ犬でイイかなと思って気軽に来たのに・・・(笑)

う~ん・・・やっぱり勝ちにこだわって、みんなの共感を得られるような選曲をするべきか・・・それとも自分らしい選曲で見事散るか・・・

と、悩んじゃうわけですよ。

こういうこともあるかと一応、CDは5枚持ってきたので鞄の中身をもぞもぞしつつ・・・

 

というわけで、オイラの出番の6回戦はホーン入りのカルテット又はクインテット対決。

相手はメグの会からレンタル中(笑)の大西さん。

かかったのは「FUNK FUN / BILL WATROUS」と「TRANSLATOR'S NOTE / ODED TZUR」で、6対5で大西さんの勝利。

オイラは今回、悩んだあげくに勝負を捨てて自分らしさを優先し、イスラエル人のサックス奏者ODED TZURの今年の新譜から選曲。

そんな漢字でボロ負けを予想していたので、1点差という思いのほか善戦をしていてビックリです。

因みに寺島さんはこの1点差という結果に納得がいかないようで、「これのどこがイイの!?」とオイラに票を入れてくれた人に質問しまくりで、銀座山野楽器本店の神尾さんにも追求。

神尾さんもこの作品が気に入り、お店で流してかなりプッシュをしていたそうですが、メグの会の坂上さんからは「こんなのが店内で流れてたら行かないよね」と苦笑い。

やっぱり好き嫌いが分かれる「癖のある」作品だなぁ・・・と思いつつ、ある意味意地を通して再生できたので負けても満足です(笑)。

 

 

さてさて、私の敗北により更にキャッツハウスとメグの会の勝敗差が広がってしまいました。

 

次の第7回戦はアラバマに星落ちて対決ということで、キャッツハウス側は内藤さん、メグの会側はお休みの太田さんに代わって和田会長。

かかったのは「JONAH JONES SEXTET」と「STARS / The December 2nd Quartet」で、先行7票、後攻6票でメグの会の和田会長がようやく勝利!!

ここまでで6敗1勝と、なんとか1勝を収めましたがこのままではコールド負けをしそうな勢いです(笑)。

 

 

続く8回戦はビッグバンドorストリングス対決ということで、キャッツハウス側は内藤さん、メグの会側は坂上さん。

キャッツハウスの内藤さんの連投はハンパないです。

かかったアルバムは・・・情報失念!でも、5票対8票でキャッツハウスの内藤さんが勝利。

 

続く9回戦はボーカル対決で、キャッツハウスはひろちゃんさん、メグの会は豊田さんと女性対決になりました。

で、すいません、ここの辺りもジャケットが回ってこなかったので情報失念ですが、白熱の戦いでなんと7票対7票の同点で再び対抗戦ルールが適用され、先にかかったメグの会の豊田さんが勝利を収めました!

 

・・・でも、この時点で7敗2勝で、残りの戦い全て勝利を収めなければメグの会側の勝利はありません。

最終決戦で「これに勝ったら1億点!」とかテレビのバラエティみたいなことしないと。

 

で、次はトロンボーン対決で、キャッツハウスは藤田さん、メグの会は西村さん。

かかったアルバムは「VIC'S BOSTON STORY」と「The Swinter / Zoot Sims」で6票対8票でキャッツハウス藤田さんの勝利。

はい、メグの会の勝利はなくなりました(苦笑)。

 

 

因みに、休憩時間中にキャッツハウスのひろちゃんさんから桑名銘菓の安永餅をいただきました。

実はこの少し前に、桑名に行った妹から土産でもらっていくつか食べていたので、コイツのおいしさはよく知っております。

そういえば、こういうしっかりとした餅にあんこが入っているお土産といえば、葉山の日影茶屋の日影大福かな。どっちも美味い。

ひろちゃんさん、どうもありがとうございます♪

 

 

さて、次の第11回戦は1960年代以前のジャズ対決と言うことで、かなり幅広く選曲できるのでかえって難しいのかも。

いわゆるドジャズをかけてもあざといし、かといってへんてこりんなものをかけたら層の厚いこの時代の作品に対抗できません。

で、この対決はキャッツハウスの内藤さんと、メグの会の諏訪さんとの戦いです。

掛かった作品は「THE JAZZ MESSENGERS」と「Cosmopolite / Benny Carter」で、3票対11票でキャッツハウスの勝利。

 

 

お次はピアノトリオ対決です。

キャッツハウス側は内藤さん、メグの回からは和田会長。

お二人が書けた作品は「慕情 / Sugano Kunihiko Trio」と「Biguine Reflections / ALAIN JEAN-MARIE」。

ピアノトリオ対決と言うことなのでてっきりキャッツハウス側からは藤田さんが出てくると思っていたのに、まさか「あまりピアノトリオは聴かない」という内藤さんが出てくるとは。

因みに結果は、5票対8票でメグの会の和田さんが勝利しました。

 

 

続くピアノトリオ対決はキャッツハウスの内藤さんとメグの会からは伊藤さん。

内藤さんの連戦具合と言ったらもう・・・感動すら感じます。

ちなみにこの内藤さんと伊藤さんの間には遺恨があるらしく、過去2回、内藤さんが伊藤さんに負けているそうです。

なので、内藤さんとしては今回は伊藤さんに勝つことを目的にしているのだとか。

そんなお二人がかけた作品は「KEEPER OF THE FLAME / DANNY MOSS」と「SEA HORSE / Akira Miyazawa Quartet」。

結果は4票対10票で大差をつけて内藤さんの勝利!

今後もお二人の因縁は続くのでしょうか?

 

 

そうそう、イベントの途中からフリーのお客さんが何人かいらっしゃいましたが、その中のお一人が、メグの常連だった男性の息子さんで、昔父親が通っていたジャズ喫茶というものに行ってみよう・・・と、立ち寄られたとのことでした。

すると寺島さん、その常連だった方のことを良く覚えており、「覚えてるよ!昔、彼女を連れてきて・・・その彼女と別れて結婚して・・・あ、言っちゃダメだったかな?(笑)」と、当時を振り返っておりました。

ちなみにこちらの息子さん、ジャズに詳しいわけでは内容なのですが、父親の影響で昔からジャズに触れてきたそうなので、次回の対抗戦にはメグの会から出てもらおう!ということになりました。

 

 

さぁ、いよいよラスワンです。

今度のテーマは「テーマなし」と言うことで、キャッツハウスからは親分の花村さん、メグの会からは吉田さん。

掛かった作品は「Lola Wants You / LOLA ALBRIGHT」と「Tribute to Siouxsie And The Barshees / Strawberry Girl」。

さてさて、ここで花村さん、吉田さんの間に勘違いがあったことが判明です。

花村さんはこのテーマを「ジャズ以外だったら何でもOK」と思っており、吉田さんは「テーマなし=ジャズなら何でもOK」と思っており、このテーマを考えた和田会長と平井さんは「ジャズなどのジャンルにとらわれず何でもあり」と考えておりました。

というわけで、この対戦は10票対5票でLOLA ALBRIGHTをかけた吉田さんの勝利となりましたが、次回は「じゃあ、次回はお互いジャズ以外(ロック)で対決しよう!」となったのですが、寺島さんが苦笑いをしながら「ジャズ以外だったら他所でやってくれませんか?」と一言。

 

 

最後の大一番はなぜか3人対抗戦という無茶な戦いとなっております。

テーマは「お気に入りジャズ」ということで有って無きが如し。

メンバーはキャッツハウスからは内藤さん、メグの会からは和田会長と寺島さん。

しかも、3曲連続でかかると言うことで、最初にかかった曲にはプラス2票、次にかかった曲にはプラス1票、最後にかかった票にはプラスマイナス0票という特別ルールが適用されます。

これは「そんなに何曲も聴いたら最初に聴いたの忘れちゃうよ!」という意見への配慮です。

ちなみに、流石に「この勝負に勝ったらポイント100倍!」という特別ルールはありませんでした(笑)

 

で、誰が何をかけたのかというと・・・こちらもジャケットが回ってくる前にイベントが終わってしまったので覚えていないのですが、最初にかかったメグの会和田会長が5票にプラス2票を追加して7票、次にかかった寺島さんは7票にプラス1票を追加して8票、最後にかかった内藤さんが3票を獲得し、寺島さんの勝利、ついてはメグの会の勝利となりました。

 

対決結果は以下の通り。

 

  テーマ 票数 キャッツハウス メグの会 票数
第1回戦 ギター対決 ○ 7 大西 ラズウェル細木 4 ×
第2回戦 トランペット対決 ○ 8 藤田 高橋 4 ×
第3回戦 曲対決<スマイル> ○ 7 金子内藤 和田 7 ×
第4回戦 バイブ対決 ○ 9 花村 富沢和田 5 ×
第5回戦 2000年以降のジャズ対決 ○ 9 内藤 平井 3 ×
第6回戦 カルテットorクインテット対決 ○ 6 大西 後藤 5 ×
第7回戦 曲対決<アラバマに星落ちて> × 6 内藤 太田和田 7 ○
第8回戦 ビッグバンドorストリング対決 ○ 8 内藤 坂上 5 ×
第9回戦 ボーカル対決 × 7 ひろちゃん 豊田 7 ○
第10回戦 トロンボーン対決 ○ 8 藤田 西村 6 ×
第11回戦 1960年代以前のジャズ対決 ○ 11 内藤 諏訪 03 ×
第12回戦 ピアノトリオ対決 × 5 内藤 和田 8 ○
第13回戦 サックス対決 ○ 10 金子内藤 伊藤 4 ×
第14回戦 テーマなし × 5 花村 吉田 10 ○
第15回戦 お気に入りジャズ対決 3 内藤 和田
寺島
5(+2)
7(+1)

というわけで、メグの会は5勝10敗と、見事に完敗となったわけでございます。

 

個人表彰では、

 

  最優秀賞 キャッツハウスの内藤さん(最多対戦者)

  殊勲賞  キャッツハウスの大西さん

  技能賞  メグの会の吉田さん

  敢闘賞  メグの会の豊田さん

 

という結果となりました。

 

 

そんなわけで、イベントが終わっても未だ外が明るいという、いつもの感覚では無い不思議な状況でイベントが終わり、2軒隣の中華街で2次会になだれ込みます。

 

 

 

2次会では「ジャズにおけるアドリブとは何か!?」と、真面目な話が出ているかと思えば、いつも通り下世話な(笑)話も多く、途中で寺島さんからビックリ発言がありましたが、久しぶりに参加をしたメグの2次会、変わらない雰囲気でホッとしたりしました。

 

いやはや、久しぶりに楽しかったけれど、日曜日開催のイベントだったので、翌月曜日の仕事が憂鬱です(笑)。

 

 

もっと頻繁にメグに通わなきゃなぁ・・・・

 

メグの会の皆さん、キャッツハウスの皆さん、どうもありがとうございました!!

(最後まで2次会に残ったメンバー)