第7回キャッツハウス&メグの会対抗戦で見事散ってきた(笑) | UNTITLED

第7回キャッツハウス&メグの会対抗戦で見事散ってきた(笑)

11月19日(土)、吉祥寺のジャズ喫茶「MEG」の開催された『第7回 キャッツハウス&メグの会 対抗戦』に参加してきました。

 

今回のイベントは13時開始と言うことで真っ昼間のMEGです。

MEGすら久しぶりなのに真っ昼間のMEGってどの位久しぶりなんだ。

 

というわけでMEGに到着するも、時間は未だ11時40分。

だって、13時スタートだって聞いてなかったんだものっ!

というわけで、時間がたっぷり余ってしまったので、知らないうちに同ビル1階に入っていた「三鷹 大勝軒」でラーメンを食べ、12時にオープンしたMEGでジャズを聴きながらコーヒーを飲んでマッタリ時間を潰します。

 

 

13時を待っていると、本日の対戦でメグの会側で参加する漫画家のラズウェル細木さんも到着。

 

「今日って本当に13時からはじまるの?」という雰囲気のまま、13時に成少し前にようやくパラパラと本日のメンバーが到着し、そして時刻はようやく13時に。

 

 

 

本日司会のメグの会平井さん(DoLuck Jazz主宰)は見事遅刻。

代わりにメグの会の和田会長が司会進行役でイベントがスタートしました。

 

 

和田会長から配布された本日の対戦表はコチラ。

 

  テーマ キャッツハウス メグの会
第1回戦 バイブ対決 花村 富沢
第2回戦 ギター対決 大西 ラズウェル細木
第3回戦 トランペット対決 藤田 高橋
第4回戦 曲対決<スマイル> 金子 和田
第5回戦 2000年以降のジャズ対決 内藤 平井
第6回戦 カルテットorクインテット対決 大西 後藤
第7回戦 曲対決<アラバマに星落ちて> 内藤 太田
第8回戦 ビッグバンドorストリング対決 内藤 坂上
第9回戦 ボーカル対決 ひろちゃん 豊田
第10回戦 トロンボーン対決 藤田 西村
第11回戦 1960年代以前のジャズ対決 内藤 諏訪
第12回戦 ピアノトリオ対決 内藤 和田
第13回戦 サックス対決 金子 伊藤
第14回戦 テーマなし 花村 吉田
第15回戦 お気に入りジャズ対決 内藤 和田
寺島

 

キャッツハウス側は人数が足りないので一人が複数の対戦に出ていたり、更に足りないということで、メグの会から大西さんを派遣。

更に更にキャッツハウスの金子さんは体調が優れないと言うことでお休みし、その穴を内藤さんが埋めるという、キャッツハウス側内藤さん大奮闘の内容となっております。

 

ちなみに、この対戦形式のイベントをメグで最初に提案したのが現キャッツハウス側リーダーの花村さん。

花村さんはその後、新潟で「JAZZY SPACE CATS HOUSE」をオープンし、現在は名古屋の桑名で「キャッツハウス」を再オープンして活躍中です。

 

で、その「対抗戦形式イベント」を言い出した花村さんが「元祖対抗戦」を名乗り、メグの会で始めたイベントなのでメグの会側は「本家」を名乗って「元祖」v.s.「本家」の熱い戦いとなっているわけであります。

 

で、キャッツハウスとメグの会の間での対抗戦も今回で「第7回目」となり、いざイベントが始まると、なかなかバッチバチの本気の対抗戦が繰り広げられるのであります。

 

 

そんなわけで、第1回戦は「バイブ対決」なのですが・・・メグの会側の富沢さんがまだ来ていないと言うことで、第2回戦を繰り上げて実施することになりました。

 

 

第2回戦改め第1回戦は「ギター対決」。

キャッツハウス側はメグの会から派遣された大西さん、そしてメグの会側はラズウェル細木さんであります。

 

ちなみに対抗戦のルールは以下の通り。

 

1,双方各対戦のテーマに沿った選曲をする。

2,誰がどの作品を選曲したか分からないようにブラインドで実施する。

3,先攻後攻双方の曲が終わったらどちらの曲が良かったかを挙手で投票。

4,投票結果が同数だった場合、先行(先にかかった方)の勝利とする。

5,曲が長い場合、その後のスケジュールを考慮して途中でフェードアウトする可能性がある。

 

 

で、ギター対決では「TAL FARLOW QUARTE」と「GREEN BLUES / GRANT GREEN」がかかりました。

 

ラズウェルさんの好みを知っているメンバーはニヤリとしながら「これは・・・こっちでしょう?」と、挙手をします。

結果は・・・先にかかったTAL FARLOWは4票、後にかかったGRANT GREENは7票で、後攻のGRANT GREENが勝利しました。

 

さて、ここでネタばらしです。

どちらがGRANT GREENをかけたのかというと、キャッツハウス側の大西さんでした!

実は店内のラズウェルさんの好みを知っている方々は、ラズウェルさんこそがGRANT GREENをかけたと思っていたのですが、ラズウェルさんの好みを知っていた大西さんはラズウェルさんがGRANT GREENをかけてくることを想定して、わざとGRANT GREENを選曲してきたのでありました。

一方、ラズウェルさん側は「俺はGRANT GREENばかり聴いてるわけじゃないぞ!BLUE NOTEにも白人のギタリスト作品があるんだ!」と、裏をかいてTAL FARLOWをかけたのですが、「でもGRANT GREENで負けたんだったら本望です。」と笑顔。

 

まずはキャッツハウス側の1勝となりました。

 

 

そうこうしていると、ようやく本日の司会進行役の平井さんが到着しました。

 

続いて2回戦はトランペット対決で、キャッツハウス側はJazz Cabの藤田さん、メグの会側は仙台からの常連高橋さん。

BALKAN BLUE / DUSKO GOYKOVICH」と「Eight By Eight - Music to Fill a / DON FAGERQUIST OCTE」で藤田さんの勝ち。

 

3回戦は曲対決で<スマイル>で、キャッツハウス側は体調不良の金子さんに代わって内藤さん、メグの会からは和田会長。

Smile / CARMEN LEGGIO」と「MATADOR / KENNY DORHAM」で7対7の同点!

対抗戦特別ルールに従い、先にかかったCARMEN LEGGIOを選曲したキャッツハウス側の内藤さんが勝利。

 

 

4回戦は、1回戦開始時点でキャッツハウスの花村さんとメグの会側の富沢さんが来ていなかったため延期されていたバイブ対決です。

キャッツハウス側は代表の花村さん、メグの会側は結局来ていない富沢さんの代わりに和田会長のトップ対決。

LEM'S BEAT / LEM WINCHESTER」と「FRITS LANDESBERGEN MEETS LOUIS VAN DIJK」で花村さんの勝利。

 

更に5回戦は2000年以降のジャズ対決ということで、キャッツハウスは内藤さん、メグの会は司会の平井さんとの対決。

内藤さんは不得意分野らしいけれど、平井さんは本領発揮かな?

というわけで「NAKED CIRCUS / Ayuko」と「I'm Still Learning / Barbra Lica」でBarbra Licaを選曲した内藤さんの勝利。

2000年以降のジャズと言うことで、編成には全く規制がなかったのに、奇しくもボーカル対決に。

しかも、店内は内藤さんが持ってきた「I'm Still Learning / Barbra Lica」の輸入盤のジャケットで大盛り上がりです。

なぜ国内盤のジャケット写真は趣味が悪いのか!?というか、輸入盤のジャケット最高です。

オイラも欲しくなっちゃった(笑)。

 

 

・・・ていうか、ヤバい。

ヤバすぎます。

 

ここまで全5戦を戦い、キャッツハウス5勝でメグの会0勝の絶賛連敗中!!

しかも次の6回戦はオイラの出番。

なんだよぉ・・・今日は噛ませ犬でイイかなと思って気軽に来たのに・・・(笑)

う~ん・・・やっぱり勝ちにこだわって、みんなの共感を得られるような選曲をするべきか・・・それとも自分らしい選曲で見事散るか・・・

と、悩んじゃうわけですよ。

こういうこともあるかと一応、CDは5枚持ってきたので鞄の中身をもぞもぞしつつ・・・

 

というわけで、オイラの出番の6回戦はホーン入りのカルテット又はクインテット対決。

相手はメグの会からレンタル中(笑)の大西さん。

かかったのは「FUNK FUN / BILL WATROUS」と「TRANSLATOR'S NOTE / ODED TZUR」で、6対5で大西さんの勝利。

オイラは今回、悩んだあげくに勝負を捨てて自分らしさを優先し、イスラエル人のサックス奏者ODED TZURの今年の新譜から選曲。

そんな漢字でボロ負けを予想していたので、1点差という思いのほか善戦をしていてビックリです。

因みに寺島さんはこの1点差という結果に納得がいかないようで、「これのどこがイイの!?」とオイラに票を入れてくれた人に質問しまくりで、銀座山野楽器本店の神尾さんにも追求。

神尾さんもこの作品が気に入り、お店で流してかなりプッシュをしていたそうですが、メグの会の坂上さんからは「こんなのが店内で流れてたら行かないよね」と苦笑い。

やっぱり好き嫌いが分かれる「癖のある」作品だなぁ・・・と思いつつ、ある意味意地を通して再生できたので負けても満足です(笑)。

 

 

さてさて、私の敗北により更にキャッツハウスとメグの会の勝敗差が広がってしまいました。

 

次の第7回戦はアラバマに星落ちて対決ということで、キャッツハウス側は内藤さん、メグの会側はお休みの太田さんに代わって和田会長。

かかったのは「JONAH JONES SEXTET」と「STARS / The December 2nd Quartet」で、先行7票、後攻6票でメグの会の和田会長がようやく勝利!!

ここまでで6敗1勝と、なんとか1勝を収めましたがこのままではコールド負けをしそうな勢いです(笑)。

 

 

続く8回戦はビッグバンドorストリングス対決ということで、キャッツハウス側は内藤さん、メグの会側は坂上さん。

キャッツハウスの内藤さんの連投はハンパないです。

かかったアルバムは・・・情報失念!でも、5票対8票でキャッツハウスの内藤さんが勝利。

 

続く9回戦はボーカル対決で、キャッツハウスはひろちゃんさん、メグの会は豊田さんと女性対決になりました。

で、すいません、ここの辺りもジャケットが回ってこなかったので情報失念ですが、白熱の戦いでなんと7票対7票の同点で再び対抗戦ルールが適用され、先にかかったメグの会の豊田さんが勝利を収めました!

 

・・・でも、この時点で7敗2勝で、残りの戦い全て勝利を収めなければメグの会側の勝利はありません。

最終決戦で「これに勝ったら1億点!」とかテレビのバラエティみたいなことしないと。

 

で、次はトロンボーン対決で、キャッツハウスは藤田さん、メグの会は西村さん。

かかったアルバムは「VIC'S BOSTON STORY」と「The Swinter / Zoot Sims」で6票対8票でキャッツハウス藤田さんの勝利。

はい、メグの会の勝利はなくなりました(苦笑)。

 

 

因みに、休憩時間中にキャッツハウスのひろちゃんさんから桑名銘菓の安永餅をいただきました。

実はこの少し前に、桑名に行った妹から土産でもらっていくつか食べていたので、コイツのおいしさはよく知っております。

そういえば、こういうしっかりとした餅にあんこが入っているお土産といえば、葉山の日影茶屋の日影大福かな。どっちも美味い。

ひろちゃんさん、どうもありがとうございます♪

 

 

さて、次の第11回戦は1960年代以前のジャズ対決と言うことで、かなり幅広く選曲できるのでかえって難しいのかも。

いわゆるドジャズをかけてもあざといし、かといってへんてこりんなものをかけたら層の厚いこの時代の作品に対抗できません。

で、この対決はキャッツハウスの内藤さんと、メグの会の諏訪さんとの戦いです。

掛かった作品は「THE JAZZ MESSENGERS」と「Cosmopolite / Benny Carter」で、3票対11票でキャッツハウスの勝利。

 

 

お次はピアノトリオ対決です。

キャッツハウス側は内藤さん、メグの回からは和田会長。

お二人が書けた作品は「慕情 / Sugano Kunihiko Trio」と「Biguine Reflections / ALAIN JEAN-MARIE」。

ピアノトリオ対決と言うことなのでてっきりキャッツハウス側からは藤田さんが出てくると思っていたのに、まさか「あまりピアノトリオは聴かない」という内藤さんが出てくるとは。

因みに結果は、5票対8票でメグの会の和田さんが勝利しました。

 

 

続くピアノトリオ対決はキャッツハウスの内藤さんとメグの会からは伊藤さん。

内藤さんの連戦具合と言ったらもう・・・感動すら感じます。

ちなみにこの内藤さんと伊藤さんの間には遺恨があるらしく、過去2回、内藤さんが伊藤さんに負けているそうです。

なので、内藤さんとしては今回は伊藤さんに勝つことを目的にしているのだとか。

そんなお二人がかけた作品は「KEEPER OF THE FLAME / DANNY MOSS」と「SEA HORSE / Akira Miyazawa Quartet」。

結果は4票対10票で大差をつけて内藤さんの勝利!

今後もお二人の因縁は続くのでしょうか?

 

 

そうそう、イベントの途中からフリーのお客さんが何人かいらっしゃいましたが、その中のお一人が、メグの常連だった男性の息子さんで、昔父親が通っていたジャズ喫茶というものに行ってみよう・・・と、立ち寄られたとのことでした。

すると寺島さん、その常連だった方のことを良く覚えており、「覚えてるよ!昔、彼女を連れてきて・・・その彼女と別れて結婚して・・・あ、言っちゃダメだったかな?(笑)」と、当時を振り返っておりました。

ちなみにこちらの息子さん、ジャズに詳しいわけでは内容なのですが、父親の影響で昔からジャズに触れてきたそうなので、次回の対抗戦にはメグの会から出てもらおう!ということになりました。

 

 

さぁ、いよいよラスワンです。

今度のテーマは「テーマなし」と言うことで、キャッツハウスからは親分の花村さん、メグの会からは吉田さん。

掛かった作品は「Lola Wants You / LOLA ALBRIGHT」と「Tribute to Siouxsie And The Barshees / Strawberry Girl」。

さてさて、ここで花村さん、吉田さんの間に勘違いがあったことが判明です。

花村さんはこのテーマを「ジャズ以外だったら何でもOK」と思っており、吉田さんは「テーマなし=ジャズなら何でもOK」と思っており、このテーマを考えた和田会長と平井さんは「ジャズなどのジャンルにとらわれず何でもあり」と考えておりました。

というわけで、この対戦は10票対5票でLOLA ALBRIGHTをかけた吉田さんの勝利となりましたが、次回は「じゃあ、次回はお互いジャズ以外(ロック)で対決しよう!」となったのですが、寺島さんが苦笑いをしながら「ジャズ以外だったら他所でやってくれませんか?」と一言。

 

 

最後の大一番はなぜか3人対抗戦という無茶な戦いとなっております。

テーマは「お気に入りジャズ」ということで有って無きが如し。

メンバーはキャッツハウスからは内藤さん、メグの会からは和田会長と寺島さん。

しかも、3曲連続でかかると言うことで、最初にかかった曲にはプラス2票、次にかかった曲にはプラス1票、最後にかかった票にはプラスマイナス0票という特別ルールが適用されます。

これは「そんなに何曲も聴いたら最初に聴いたの忘れちゃうよ!」という意見への配慮です。

ちなみに、流石に「この勝負に勝ったらポイント100倍!」という特別ルールはありませんでした(笑)

 

で、誰が何をかけたのかというと・・・こちらもジャケットが回ってくる前にイベントが終わってしまったので覚えていないのですが、最初にかかったメグの会和田会長が5票にプラス2票を追加して7票、次にかかった寺島さんは7票にプラス1票を追加して8票、最後にかかった内藤さんが3票を獲得し、寺島さんの勝利、ついてはメグの会の勝利となりました。

 

対決結果は以下の通り。

 

  テーマ 票数 キャッツハウス メグの会 票数
第1回戦 ギター対決 ○ 7 大西 ラズウェル細木 4 ×
第2回戦 トランペット対決 ○ 8 藤田 高橋 4 ×
第3回戦 曲対決<スマイル> ○ 7 金子内藤 和田 7 ×
第4回戦 バイブ対決 ○ 9 花村 富沢和田 5 ×
第5回戦 2000年以降のジャズ対決 ○ 9 内藤 平井 3 ×
第6回戦 カルテットorクインテット対決 ○ 6 大西 後藤 5 ×
第7回戦 曲対決<アラバマに星落ちて> × 6 内藤 太田和田 7 ○
第8回戦 ビッグバンドorストリング対決 ○ 8 内藤 坂上 5 ×
第9回戦 ボーカル対決 × 7 ひろちゃん 豊田 7 ○
第10回戦 トロンボーン対決 ○ 8 藤田 西村 6 ×
第11回戦 1960年代以前のジャズ対決 ○ 11 内藤 諏訪 03 ×
第12回戦 ピアノトリオ対決 × 5 内藤 和田 8 ○
第13回戦 サックス対決 ○ 10 金子内藤 伊藤 4 ×
第14回戦 テーマなし × 5 花村 吉田 10 ○
第15回戦 お気に入りジャズ対決 3 内藤 和田
寺島
5(+2)
7(+1)

というわけで、メグの会は5勝10敗と、見事に完敗となったわけでございます。

 

個人表彰では、

 

  最優秀賞 キャッツハウスの内藤さん(最多対戦者)

  殊勲賞  キャッツハウスの大西さん

  技能賞  メグの会の吉田さん

  敢闘賞  メグの会の豊田さん

 

という結果となりました。

 

 

そんなわけで、イベントが終わっても未だ外が明るいという、いつもの感覚では無い不思議な状況でイベントが終わり、2軒隣の中華街で2次会になだれ込みます。

 

 

 

2次会では「ジャズにおけるアドリブとは何か!?」と、真面目な話が出ているかと思えば、いつも通り下世話な(笑)話も多く、途中で寺島さんからビックリ発言がありましたが、久しぶりに参加をしたメグの2次会、変わらない雰囲気でホッとしたりしました。

 

いやはや、久しぶりに楽しかったけれど、日曜日開催のイベントだったので、翌月曜日の仕事が憂鬱です(笑)。

 

 

もっと頻繁にメグに通わなきゃなぁ・・・・

 

メグの会の皆さん、キャッツハウスの皆さん、どうもありがとうございました!!

(最後まで2次会に残ったメンバー)