大宮の喫茶店「BIS」でジャズを聴きながらマッタリ林檎パイ
先日、『アウトレイジ最終章』を観にさいたま新都心のコクーンシティに行った帰り、氷川神社の第1の鳥居を抜けてアウトレイジの余韻を楽しみつつ氷川参道で夜のお散歩をしていたのですが、フと前から気になっていた参道脇の喫茶店『BIS』に入ってみました。
お店に入るとなんだか洋服のセレクトショップの様相。
後で知りましたが、ご主人と奥さんは以前アパレルにお勤めだったらしい。
「あれ?入る店間違えたかな?」と、挙動不審になりつつセレクトショップブースを抜けていくと、ジャズの流れる雰囲気の良い喫茶&バースペースが現れます。
白髪を後ろに結んだマスターが一人。
なんだか怖そうですが、実際には物腰の柔らかな優しいおじさまでした。
メニューを見てみると飲み物も食べ物もこだわりを感じます。
なかでも気になったのが「林檎まるごとアップルパイ」。
アップルパイは大好きだし、ダージリンティーと合わせたら最高だし。
そんなわけで、ダージリンティーと林檎まるごとアップルパイを注文。
50~60年代の黄金時代のジャズを聴きながらマッタリと待っていると、まずはダージリンティーが運ばれてきたので香りを楽しみながら再びジャズに没頭。
イイ雰囲気に浸っていると、いよいよアップルパイが運ばれてきました。
どーん!
まん丸の大きなアップルパイ様登場です。
ちゃんとツル付きです。
ナイフを入れてみると、湯気とリンゴの甘酸っぱい香りがワァーッと広がります。
そしてリンゴから大量の果汁がドワァァァァ~っと溢れ出て大変です!
もう・・・食べる前からヨダレが・・・
一口大に切って頬張ると、果汁がたっぷりとあふれ出しているのにサクッとした歯ごたえと香ばしさを感じるパイと、噛む度にジュワッと果汁があふれ出るリンゴの甘酸っぱさが口の中で大騒ぎです。
しかも、パイもリンゴもあっつ熱!!
アウトレイジを観た後にお腹いっぱい中華料理を食った後なのに、パイ生地の食感とリンゴの旨味と熱さを五感で堪能し、あっと言う間に完食してしまいました。
お会計の際にご主人にお話を聞いたところ、ライブも月1回程度開催しているとのことで、年内は以下のライブスケジュールが入っているとのこと。
【2017年11月11日(土)】
OPEN 19:00 START 19:30
CHARGE \3,500.-(予約の場合) \3,700.-(当日の場合)
MUSICIAN
岡淳(ts)、道下和彦(g)、高瀬裕(b)、久米雅之(ds)
【2017年12月28日(木)】
OPEN 19:00 START 19:30
CHARGE \3,500.-(予約の場合) \3,700.-(当日の場合)
MUSICIAN
井上信平(fl)、その他未定
興味のある方は是非、氷川神社の参道をお散歩と併せてお立ち寄りください。
うん、いつもお店の前を通る時に気にはなっていたのだけれど、やっぱり勇気を出して(笑)入ってみるもんです。
また今度、お料理の方を頼んでジャズを聴きながら堪能してみようかな。
やっちまった!!『PENTAX K-1 Limited Silver』を購入
9月のとある土曜日、数日前に会社の女子社員がOLYMPUSのミラーレス一眼カメラ「PEN E-PL8」(宮﨑あおいがCMやってるやつ)を買ったと言うことで、オイラも愛機のPENTAXの「K-3」を引っ張り出して大宮の氷川神社で撮影会をしました。
・・・なんと申しますか、それまでは一人で黙々とライブ写真を撮ったり、景色を撮ったりして楽しんでいたのですが、女子社員と一緒にカメラでパシャパシャとやっていたら・・・楽しくなっちゃったんですねぇ・・・
気づけば、会社女子と別れた後にさいたま新都心のヨドバシカメラで「K-1 Limited Silver」を予約注文しておりました。
せっかくK-1が発売になってから今まで、我慢をして手を出さなかったというのに・・・
ヨドバシの店頭でK-1 Limited Silverが近々に発売になるという店頭チラシと、「まだ予約できます」の言葉についつい・・・
いやいやいやいや、後悔はしませんぞ!
いずれは、いずれはAPS-Cのデジタル一眼からフルサイズへ!!そう思っていたのです。
買うのが遅いか早いかだけの違いなので後悔なぞするものですか!!!(若干目がウルウルしているかも)
そんなわけで、9月15日の発売日にヨドバシに受け取りに行ったものの、その日はなんだか疲れていたため気合いを入れて開梱できず。

なんだかんだで翌日16日の夜にようやく箱から出して試し撮りをしてみました。
ちなみに、液晶画面の保護カラスは事前にAmazonで購入済み。
箱から出したら速攻で貼り付けます。

さてさて、開梱してみると、付属品はこんな感じです。

・K-1 Limited Silver本体 x1台
・K-1 Limited Silverバッテリーグリップ x1個
・バッテリーグリップバッテリーボックス予備 x1個
・バッテリー x2個
・バッテリー充電器 x1台
・ACケーブル x1本
・ストラップ x1本
・メタルホットシューカバー x1個
・MEファインダーキャップ x1個
・ボディマウントキャップKII x1個
・ソフトウェアCD-ROM x1枚
・マニュアル等 x1式
ちなみに、「メタルホットシューカバー」というのがコチラ。

とりあえず、標準品のプラスチックのやつが本体についてるからこいつは使わず箱の中にしまっておこう。
で、外観。

前面

背面
K-3からプレビューボタンの位置など若干の変更点はあるけれど、慣れれば問題ないかな。
で、とりあえず電源を入れてカメラの初期設定です。

まずは使用言語を選択して・・・

地域と文字サイズを選択。

日付を設定して・・・

最後に液晶モニタのテーマ色を選択して完了。
ちなみにテーマ色は10番のグレーを選択。
これでいつでも撮影が可能です。
今回は、手持ちのレンズを総動員して撮影テストをしてみることに。

左から・・・
・PENTAX smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
・PENTAX smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM
・PENTAX SMC-A 50mm F1.2
・TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di (Model A001)
この中で、フルサイズ対応なのは「SMC-A 50mm F1.2」と「SP AF70-200mm F/2.8 Di (Model A001)」のみ。
ようやく揃えた「smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM」と「smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM」はフルサイズ未対応のAPS-C用レンズなので、K-1で使用する場合は「クロップ」設定をして中心部のおいしい部分のみ使うようにしなければならないようです。
ちなみに、せっかくなのでK-3も一緒に使って、どのような違いがあるかを確かめてみることに。
まずはK-3で撮影したコチラ。

撮影:K-3 / レンズ:smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM / 絞り:F/2 / 露出時間:1/60秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
お次は同じ場所からK-1で撮影。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM / 絞り:F/1.8 / 露出時間:1/100秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
※クロップモードで撮影。
次はK-3。

撮影:K-3 / レンズ:smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM / 絞り:F/2 / 露出時間:1/50秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はK-1

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM / 絞り:F/1.4 / 露出時間:1/60秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
※クロップモードで撮影。
次はレンズを「smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM」に換えて撮影。
まずはK-3

撮影:K-3 / レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM / 絞り:F/4 / 露出時間:1/25秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はK-1

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/30秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
※クロップモードで撮影。
次はK-3。

撮影:K-3 / レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/30秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/30秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
※クロップモードで撮影。
次はレンズを「TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di」に換えて撮影。
まずはK-3。

撮影:K-3 / レンズ:SP AF70-200mm F/2.8 Di / 絞り:F/4 / 露出時間:1/50秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:SP AF70-200mm F/2.8 Di / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/60秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
おぉ、フルサイズ対応のレンズになりクロップモードを使用しなくなったら当たり前だけど画角が変わった。
次はK-3。

撮影:K-3 / レンズ:SP AF70-200mm F/2.8 Di / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/25秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:SP AF70-200mm F/2.8 Di / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/25秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
K-3。

撮影:K-3 / レンズ:SP AF70-200mm F/2.8 Di / 絞り:F/4 / 露出時間:1/30秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:SP AF70-200mm F/2.8 Di / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/25秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はレンズを「SMC-A 50mm F1.2」に交換して撮影。
まずはK-3。

撮影:K-3 / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/1.8 / 露出時間:1/60秒 / ISO:800
※オートモードで撮影。
つぎはK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/2 / 露出時間:1/60秒 / ISO:1600
※オートモードで撮影。
このレンズもフルサイズ対応なのでクロップモードを使わずに撮影ができた
次はK-3。

撮影:K-3 / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/1.8 / 露出時間:1/60秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
つぎはK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/1.8 / 露出時間:1/60秒 / ISO:3200
※オートモードで撮影。
次はK-3。

撮影:K-3 / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/1.8 / 露出時間:1/60秒 / ISO:800
※オートモードで撮影。
つぎはK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/2 / 露出時間:1/60秒 / ISO:1600
※オートモードで撮影。
ちなみに、K-1でK-3と同じような画角で撮ってみたのがコチラ。

ここまで色々撮ってみて感じたこと。
ブログ用に写真を小さくすると違いが分かりづらい!!
そんなわけで、最後はK-3のISO最高値「ISO51200」で撮影をして、どのくらいノイズ感が違うかを検証。
まずはK-3。

撮影:K-3 / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/6.3 / 露出時間:1/100秒 / ISO:51200
※マニュアルモードで撮影。
つぎはK-1。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:SMC-A 50mm F1.2 / 絞り:F/6.3 / 露出時間:1/100秒 / ISO:51200
※オートモードで撮影。
原寸の画像を並べてみると差はこんな感じ。

明らかにK-1の方がノイズ感が少なく、輪郭もしっかりと出ています。
ISO51200なんてまず使わないとは思いますが、K-1はライブハウスなどの暗所での撮影に力を発揮してくれそうで、ワクワクします。
最後に、クロップモードで撮影した場合としなかった場合の差を確認。
まずは「smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM
」で確認。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/5秒 / ISO:400
※オートモードで撮影。
※クロップモードで撮影。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM / 絞り:F/2.8 / 露出時間:1/4秒 / ISO:400
※オートモードで撮影。
※FFモードで撮影。
う~ん、レンズの淵が見えてしまう・・・。
なるほど、これはもうクロップモードで撮影するほかありませんね。
もしくは、とっととフルサイズ対応の広角レンズを買うか。
次は「smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM」で検証。

撮影:K-1 Limited Silver / レンズ:smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM / 絞り:F/1.4 / 露出時間:1/6秒 / ISO:400
※オートモードで撮影。
※FFモードで撮影。
・・・あれ?
クロップモードを使わずに撮影してもレンズの淵は見えないぞ?
な、なんと、フルサイズ対応をうたっていないこの55mm単焦点レンズはフルサイズ撮影もできちゃうと言うのか!?
・・・すげぇホッとした~!!!
50mm前後の単焦点と広角レンズの両方を買い換えなきゃいけないかとハラハラしていましたが、これなら広角レンズのみ買えば事足りそうです!!
・・・まぁ、もうしばらくはお金が無いので、買えるのは冬のボーナス如何だとは思いますが・・・。
とにもかくにも、K-1くん、使い勝手も良いし、今日は室内の撮影のみなので実力を殆ど発揮できていないとは思いますが、それでもなかなか楽しめました。
これからはK-1 Limited Silverを相棒にして、色々撮影して歩きたいなぁ・・・と、思った台風前夜でありました。
銀座ブロッサム中央会館の圓朝祭で歌丸さんの噺を聞いてきた
7月16日の日曜日、炎天下の銀座に行って参りました。

今日は銀座ブロッサム中央会館で開催60周年の圓朝祭が開催されるのです。
しかも、本日の大トリは先日まで入院をされていた落語界の重鎮、桂歌丸さんが務めるのです。
そんなわけで、会場に行く前にちょっと腹ごしらえを・・・と思い、有楽町駅から会場までの道すがら、目にとまったラーメン屋に入ってみることに。

「香味徳」という牛骨でスープをとっているラーメン屋さん。
鳥取では牛骨でスープをとるラーメン屋さんが多いらしく、このお店も数年前に銀座に進出されたそうです。
兎にも角にも、鳥取県には行ったことがないし、牛骨でスープをとっているラーメンというのは食べた記憶がないので、お店のスタンダードなラーメン「香味徳ラーメン」を注文してみることに。

なんだかあまり見ない雰囲気のスープの色と香りに圧倒されつつ、まずは一口スープだけを飲んでみると・・・あれ?なんだろう。
なんだか妙に親近感を覚える味なのはなぜだろう??と思っていたら、そうか、韓国料理のコムタンスープの雰囲気なんだ。
あれをもっと上品に、濁りをとったスープになるとこんな感じになるのかもしれないな・・・と思いながら、スープによく合う細い縮れ麺をいただき、あっという間に完食。
でも、なんでスープは牛骨でとっているのにチャーシューは豚なんだろう?
兎にも角にも、とてもおいしかったです。
ごちそうさまでした。
というわけで、お腹もいっぱいになったのでいよいよ銀座ブロッサム中央会館に向かいます。
道中、かき氷とパンケーキで有名な「雪ノ下」の前を通ったら、やはりというかなんというか、当たり前のように長蛇の列。
落語の帰りに寄ろうかな・・・と思いましたが、これでは無理だろうなぁ・・・
そんなことを思いながら会場に到着すると・・・あれ?会場の周りにお客さんがいないぞ??
訝しがりながら会場の入り口に回ってみると、うん、ちゃんとやってるよな・・・

で、フとチケットを見てみると・・・・しくじった!!!
開始時間を思いっきり間違えておりました!!!
開場時間が11時30分で開演時間が12時から。
しかし、今の時間は・・・13時少し前!!
うわぁ~~~っ!!
しくじったぁぁ~~~!!
大慌てで会場に入ると、すでに2つほど噺は終わっていて、ちょうど3人目の瀧川鯉昇さんの「蛇含草」が始まったばかりとのことで、ホール内に入ったところでこの噺が終わるまでの間、立ち見をさせてもらうことに。

まだ枕が始まったばかりだったので、立ち見ながら枕から本編までしっかりと楽しめました。
鯉昇さんの噺は生で初めて聞きましたが、いやいや、枕の見事さはさることながら、蛇含草本編のキャラクターの描き方が素晴らしくて、餅を食う様は終始笑いっぱなしでした。
そんな鯉昇さんの噺が終わり、自分の席に移動すると、隣の席には会社の大先輩。その隣には会社の大大先輩。その隣には会社の偉い人。
遅刻してしまったのでチョットばつが悪い感じで会釈をして次のお話、柳家喬太郎さんの「死神」をじっくり堪能。
落語の凄さを感じるのが、何度も聞いているわかりきったネタなのに噺家さんによって全く違う世界観があるところ。
そういう意味では、やっぱり落語とジャズとは相通ずるところがあるんですねぇ。
だからジャズ好きには落語好きの人が多くて、一癖も二癖もあるんですなぁ。(人のことは言えませんが)
そんなことを感じながら喬太郎さんの死神を聞いていると、終盤のなんとも悪いタイミングで会場のどこかで携帯電話が鳴り出してしまいました。
しかし、ここが喬太郎さんの凄さだと思ったのですが、死神と主人公との掛け合いのシーンだったため、急遽その携帯電話を噺に盛り込み、笑いを倍加させていきます。そのあまりにスムーズな盛り込み方に「実はこの携帯電話の着信音は仕込みなんじゃないか!?」と疑ってしまうほど。
そんなところに感動しつつ、喬太郎さんの「死神」も終了。
ここで仲入りということで、15分の休憩時間。
改めて会社の諸先輩方に挨拶をしてトイレ休憩。
休憩が終わると、次は柳家権太楼さんの「代書屋」。
枕というか、本人曰く「時間つなぎ」で爆笑し、これまた有名な噺の代書屋も名人芸で飽きさせるところは一切なし!
70歳とは思えないマシンガンのような代書屋と素っ頓狂な男とのやりとりはただただ爆笑。
そんなマシンガンのような語り口調でも、しっかりと代書屋の心情を小声のぼやきと間とで表現され、目の前で噺の中の主人公たちがやりとりしているのが見えてきます。
そして、権太楼さんの「代書屋」が終わると、いよいよ本日の大トリ。
桂歌丸さんのお熊の懺悔(真景累ヶ淵より)。
いわゆる怪談噺で、話を聞けば内容をなんとなく知っている人も多いんじゃないかという作品。
酸素吸入器を鼻につけた歌丸さんは、細く、小さく、笑点の司会をしていた頃の雰囲気はありません。
本当に最後までこの話を続けられるのか・・・・
とんだ杞憂でした。
枕は殆どなく、いざ話が始まると、このシリアスな噺を朗々と語りあげ、その声量、声の張りは全く衰えを感じません。
これが筋金入りのプロ、名人なのかと感動をしてしまいました。
殺しの場面では切迫感と緊張感がビンビンと伝わってくるような語りになり、新吉とお賎と作蔵のやりとりが見えてきます。
途中、数秒間話が飛んでしまう事がありましたが、そこからの持ちかえしも流石でした。
歌丸さんの芸を見て、聞いていると、確かに今の一発屋的な芸人や、それをただただ消費しているテレビの作り手側の仕事は本当にプロの仕事なのか?と、歌丸さんが先日発した小言がいかに説得力があるのかを実感してしまいます。
本当に命をかけて芸をやっているのか?番組を作っているのか?・・・などと、生意気にもそんなことを考えさせられる歌丸さんの名人芸でした。
圓朝祭も終わり、会場を後にします。
会社の大先輩とはここでお別れし、大大先輩お二方と喫茶店を求めて軽く放浪。
SUZU CAFEでパフェを食べて、GINZA SIXを見て回り、解散となりました。
解散後、オイラはさらにかき氷を求めて放浪するも、時間が時間(17時頃)で、お店に行ってもかき氷が売り切れだったり閉店していたり・・・
途方に暮れつつ歩いていると、中華料理店の「麒麟」のCAFEコーナーはギリギリ注文できそう!!!
ということで急いでお店に飛び込んで「六豆黒蜜かき氷」を注文!

かき氷自体は普通のクラッシュ氷なのだけれど、上に乗っている6種類の豆が個々の豆の味がしっかりとしていておいしい!
そこに黒蜜をかけながら食べると、黒蜜の甘さと香ばしさが豆と良く合って、かき氷も進む進む。
そしてかき氷の下に入っているアイスクリームが杏仁の香りがたっぷりとしていて、黒蜜とも豆とも最高にマッチしています!
冷たくなった口の中に温かい龍井茶を含むと、お茶の香りと黒蜜と豆の香りがフワーッと鼻に抜けてたまりません!

かき氷とお茶を飲んだだけなのに、なんなんだ、この満腹感は・・・。
お豆の力、恐るべし・・・
諦めないで歩き回って良かったぁ・・・
そういえば、圓朝祭の入場時にもらった団扇、これからの時期家の中でも重宝しそうです。


かき氷の食べ歩きは叶いませんでしたが、圓朝祭、特に歌丸さんの落語を堪能し、GINZA SIXも初めて行って、さらに最後においしいかき氷まで食べられて素晴らしい休日でした。
歌丸さん!!まだまだ5年先も10年先も、落語の芸の力を我々に見せつけてください!!