かおりのやすらぎブログ
 


を持てば善念生じ
剣を把る殺心の器

(空海)
 

 

空海(774年 - 835年)平安時代初期の僧。弘法大師(こうぼうだいし)の諡号で知られる真言宗の開祖。日本天台宗の開祖最澄(伝教大師)と共に、日本仏教の大勢が、今日称される奈良仏教から平安仏教へと、転換していく流れの劈頭に位置し、中国より真言密教をもたらした。能書家としても知られ、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられる

 

 

 

 

香薬のあじわい

 

 

 かの有名な、弘法大師の言葉。

 

 直訳すると

 

『玉のように美しいものを持てば、

 清らかな心がわきあがり

 

 剣をにぎれば、人を斬ってみたい

 という欲求が、わきあがってくる。

 

 それが、人の心というものです。』

 

 

 手に取った物によって、

 心にわいてくる感情が変わる。

 

 ひとの心は、ふれるものによって、

 多少なり影響をうけてしまう生き物

 ということのようです。

 

 

 個人的な考えですが、

 この世には、完全な悪人も、

 完全な善人もいないと思っています。

 

(・・・とか言って、いたらすいません。笑)

 

 

 善が「白色」、

 悪が「黒色」でたとえると、

 

 2つの色がまぜこぜになった

「社会生活が支障なく営める程度の”混濁色”」

 で出来ているものだと思っています。

 

 白 ⇔ 白っぽい灰色 ⇔ 黒っぽい灰色 

 

 の間を、

 人の心は「その時々で移ろっている」

 のではないでしょうか。

 

 どんなに信念が強くても、

 同じ心の色には、

 とどまってはいられない。

 

 

 なるべく白っぽく居続けれらるようにと、

 美しいものに触れたり、

 明るく元気でいるのは大切なことですが、
 

 心の中の良心が、

 自分を攻めたててしまい、

 

 ストレスをためて落ち込んだり、

 抑えていた感情が爆発して、

 暴言を吐いてしまうぐらいなら、

 

「私の心は、

 たまに濃い灰色になることがあります。」


 ・・・で、いいじゃありませんか。

 

 

 そうゆう事として、ひとまず置いといて、

 「どうせ自分は腹黒だ」

 と毒を吐くかたわら、

 

 ここぞというタイミングだけは、

 外さず「白になりきるための訓練」が大事

 だと思っています。

 

 大切な人との接触面だけは、

 「偽りのない白」でいられるように。
 

 大切だと思う時間を過ごす時だけは、

 「白に限りなく近い灰色」

 でいられるようにする。

 

 これって、じつは難しい。

 

 いちどダーク色を味わうと、

 人間ってもんは、

 白に近づくのは、こっぱずかしい!

 になるんです。

 

 想像しているほど

 自由自在には、行き来できなくなる。

 

 黒に近づくのは、簡単にできるのにねぇ。

 

 

 私は、心のバランスを保つために、

 密かに『白になる訓練』をしています(笑)

 

 

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