ずっと書き続けていたアビガンの記事ですが、とうとう限界値である
60000文字を超えてしまったために保存ができなくなったようです。
したがって、続きはココの(Season 2)で書いていきます。
はじめの記事(Season 1)はコチラです。 ↓
かんたん早わかり! アビガン(ファビピラビル)これまでの歩み
● 2020年10月18日
ベネズエラのニコラス・マデューロ大統領は18日、ロシアからCOVID-19患者のために数千回分のファビピラビルを受け取ったことを発表した。
● 2020年10月19日
ウクライナ:製薬会社「ミクロヒム」は、保健省傘下の国家専門センターにて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として期待されているファビピラビル(製品名「アビガン」)の後発医薬品(ジェネリック)「ファビピラビル・ミクロヒム」の登録に向けた文書を提出した。
同薬は、日本の抗ウイルス剤『アビガン』(ファビピラビル)のウクライナ製最初のジェネリックである。
● 2020年10月20日
カナダ:ノバスコシア州:バイオ製薬会社であるAppiliTherapeutics Incは、第2相臨床試験を開始したことを発表。
● 2020年10月21日
新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」について、群馬パース大(高崎市)は21日、木村博一・同大大学院教授らの研究により、アビガンが同ウイルスの増殖を抑制する仕組みを解明したと発表した。
● 2020年10月21日
ボリビアの製薬会社シグマ社の事務局長、セルジオ・ポルは、患者の治療のためにロシアで開発された薬物アビファビルを1日あたり最30万錠を生産する予定であると述べた。
● 2020年10月22日
富士フイルム子会社の富士フイルム富山化学は22日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」を中国で販売するため、現地の製薬会社ケアリンクと提携したと発表した。
ケアリンクは富士フイルム富山化学の臨床試験(治験)などのデータを活用し、中国で輸入医薬品の承認を申請する。
● 2020年10月29日
ロシアのヴィクトル・フィセンコ副保健相は、COVID-19の治療に使用される薬であるファビピラビルがロシアで恒久的に登録されたと報告した。
また、ロシアで記録されたファビピラビルの深刻な副作用はない、と保健省は語った。
● 2020年10月29日
インドの製薬大手であるFDCLimitedは、8月に発売されたファビピラビルブランドPiFLUとFavenzaの800mgバージョンである PiFLU-800とFavenza-800の発売を発表した。
800mgバージョンの医薬品は、患者が服用する錠剤の数を75%削減するのに役立ちます。 2020年11月1日より全国の病院及び薬局で利用できるようになるとのこと。
● 2020年10月30日
日本政府は新型コロナウイルス感染症の治療薬候補である「アビガン」
2,500錠をマレーシア政府に無償で供与した。
新型コロナの感染者が発生している国々への支援を実施するための緊急無償資金協力の一環であるとのこと。
● 2020年10月30日
カナダ:ノバスコシア州にある製薬会社Appili Therapeuticsは、COVID-19の治療のためのファビピラビル(アビガン)の世界的な開発、商品化、および流通を調整および加速するために、ドクター・ レディーズ・ラボラトリーズおよびグローバルレスポンスエイドと契約を締結しました。
● 2020年10月30日
チリはコロナウイルスの治療にインドの抗ウイルス剤であるファビピラビルの使用を開始。チリの5つの病院が19人の患者にインドのグレンマーク社のファビフルの投与を開始した。
現時点では、チリの最高の公衆衛生当局は、健康法第99条(例外的な状況)に基づいて暫定医療用に750,000箱のファビフルの購入を承認した後、例外的にその使用を承認している。
●2020年11月6日
ロシア直接投資基金(RDIF)と製薬グループChemRarは、ロシア初のCOVID-19治療薬であるアビファビルを外来患者に使用するライセンスを取得したことを発表した。
アビファビルは病院に入院している患者に強制医療保険プログラムの下で無料で提供され、COVID- 19の患者の外来治療にも無料になります。
外来治療のためのアビファビルの使用は、ロシア保健省から恒久的な登録証明書を取得することによって可能になりました。
アビファビルはすでに15か国に供給されており、ロシアで外来使用が承認された3番目のファビピラビルベースの薬剤です。
9月にロシア保健省は、ロシアの抗COVID薬であるコロナビルとアレプリビルの外来使用を承認しました。
●2020年11月7日
イランの医科大学および学部長とサイードナマキ保健相との第5回仮想会議が開催され、COVID-19の最新情報が議論されました。
会議中に、イランの食品医薬品局の責任者であるモハマド・レザ・シャネサズは、イランの3社が毎週3000万のレムデシビルとファビピラビルの医薬品を生産できると述べた。
●2020年11月8日
トルコ : 設備の追加でファビピラビルの生産量を2倍にしたと発表。
月間100万箱から月産200万箱へ増加した。
現時点では、この生産は国内市場向けであり、輸出は今後、数か月以内に開始される可能性が高いとのことである。
●2020年11月9日
ハンガリーは中国から100万錠のファビピラビルを受け取ったと、外務貿易大臣シーヤールトー・ペーテルは語った。
シーヤールトーは、さらなる買収についていくつかのメーカーと協議が進行中であると述べ、さらに100万錠のファビピラビルが日本から到着すると予想されていると付け加えた。
●2020年11月13日
ロシア-1TVチャンネルの放送にて、ミハイル・ムラシュコ保健相は、コロナウイルス治療薬(アビファビル・アレプレビル・コロナビル)の価格を4分の1に引き下げると発表した。
10月中旬、保健省は、10個のアビファビルの最大販売価格が1,000ルーブル(1,353円)、40個-4千(5,412円)、50個-5千ルーブル(6,765円)に設定されたと報告しました。アレプレビルは、40錠で4,000ルーブル(5,412円)の価格で登録されています。
現在、ロシアで登録されているコロナウイルスの治療には、アビファビル(Khimrar)、アレプレビル(Biochemist)、コロナビル(R-Pharm)の3つの薬がある。
●2020年11月14日
外務貿易大臣シーヤールトー・ペーテルはFacebookのページで、100万錠のファビピラビルが日本からハンガリーに到着したと述べた。
この量の薬は、病院での治療の成功と約1万人の症候性ウイルス患者の回復に貢献することができると彼は強調した。
●2020年11月17日
ジャカルタ : インドネシア食品医薬品局(BPOM)は、ファビピラビルの緊急使用許可(EUA)を発行した。
「この薬は、Covid-19患者の治癒率を高め、死亡率を下げることができると考えられる十分なデータを取得しました。」と17日BPOMの責任者であるペニーは述べた。
●2020年11月18日
Covid-19の潜在的な早期治療のための新しい臨床試験がスコットランドで開始された。 クイーンエリザベス大学病院、グラスゴー王立診療所、およびレンフルーシャーのペイズリーにあるロイヤルアレクサンドラ病院が試験に参加しています。
●2020年11月20日
スペインのガリシアにあるロシアの名誉領事であるペドロ・モウリーニョ氏は、スプートニクとのインタビューで、「スペインでの臨床試験が無事に完了するとすぐに、スペインの医薬品庁に「アビファビル」を登録し、スペインで販売を開始することが可能になる」とモウリーニョ氏は述べた。
●2020年11月20日
ハンガリー : 外務貿易大臣シーヤールトー・ペーテルは声明で、中国の王毅氏と電話で話した後、来週、さらに100万錠のファビピラビル錠剤が中国から到着し、これで中国から輸入される総数は280万錠になると述べた。
●2020年11月20日
インド : ハイデラバード大学(UoH)のASPIRE-TBIの新興企業であるAptus Therapeutics(合成化学および化学酵素サービスを提供する委託研究機関)は、合成化学と化学酵素化学に焦点を当てており、抗ウイルス薬であるファビピラビルを製造するための斬新で革新的な方法を開発(新技術を開発)しました。
現在、この薬はCOVID-19との闘いに使用されています。
AptusTherapeuticsは、「開発された合成プロセス技術は、使用する溶媒が少なく、ターゲット分子を大量に分離しやすいため、費用効果が高く、環境にも優しく、すべての人にとって有益です。」 と述べている。
●2020年11月21日
インド・ムンバイ:19日木曜日に世界保健機関(WHO)が重症のCovid-19患者に抗ウイルス薬レムデシビルを使用することを推奨しなかった一方で、ムンバイの医師は別の抗ウイルス薬であるファビピラビルが軽度の症例で「治癒時間」を短縮したことを示す最初の科学的研究を発表した。 感染症の国際ジャーナル - ScienceDirect
薬を服用した患者は、標準治療を受けた患者よりも30%(2日)早くウイルスを除去しました。この研究は、査読付きのInternational Journal of InfectiousDiseasesに掲載されました。
「これはそれほど大きな違いのようには聞こえないかもしれませんが、重要です。治療の選択肢が非常に少ないため、薬が有望なシグナルを発する場合でも、それはエキサイティングなニュースです」とウドワディア博士は述べています。
●2020年11月21日
外務貿易大臣シーヤールトー・ペーテルは、コミュニティページに投稿されたビデオで、コロナウイルスの治療を受けた患者ができるだけ早く回復し、症状が悪化するのを防ぐために、さらに100万錠のファビピラビル錠が日本からハンガリーのリスト・フェレンツ国際空港へ到着したと述べた。
●2020年11月21日
21日土曜日、ヨルダン保健省(MoH)がサナファーマのサンコビル(ファビピラビル)を正式に承認しました。
この薬は緊急使用が承認されており、すでに中国、インド、ロシア、トルコ、サウジアラビア、オマーン、アラブ首長国連邦で広く使用されていた。
●2020年11月23日
11月28日、サンファーマ(インド) の『フルガード』44万錠がルーマニアに到着し、さらに12月15日までに11万錠が到着します。
また2021年からルーマニアでファビピラビルが製造される可能性があるとのこと。 これは23日月曜日、インドの製薬グループサンファーマが管理するTerapiaCluj社が発表した。
●2020年11月24日
カナダ:ノバスコシア州にある製薬会社Appili Therapeutics Inc.(Appili)は本日、アビガン錠(ファビピラビル)を評価するための新しい第3相臨床試験の開始することを発表した。
これは、コミュニティ環境でのCOVID-19に対するAvigan錠の有用性を評価するためにAppiliが発表した2番目の第3相試験です。
47の医療センター(「サイト」)を通じて約1,156人の参加者を登録する、二重盲検、プラセボ対照、ランダム化、多国籍、第3相臨床試験です。
●2020年11月24日
ウクライナは、日本のアビガン錠200mgのコピーの研究を実施することに同意したと発表した。
●2020年11月25日
フィリピン・マニラ:日本の抗インフルエンザ薬アビガンのCOVID-19に対する有効性についての臨床治験が3か月遅れてようやく開始されました。 試験は3つの病院からの8人のボランティアだけで11月20日にすでに始まっているとの発表があった。
●2020年11月25日
さらに100万錠のファビピラビルが25日水曜日の夜明けに中国からハンガリーに到着したと、外務貿易大臣シーヤールトー・ペーテルはフェイスブックページに投稿されたビデオで述べた。
この出荷と合わせて、480万錠のファビピラビルがすでにハンガリーに到着しています。 中国から280万錠、日本から200万錠です。
●2020年11月29日
トルコ : 保健省は、Covid-19患者の治療に使用される薬剤の有効性を確保し、誤用を防ぐために、薬物の使用で遭遇する最も一般的な問題である「混合薬物用量」を81の薬剤使用パンフレットで明らかにした。
パンフレットには、ハイドロクロロキンとファビピラビルの使用方法に関する情報が含まれており、使用時間と薬の投与量に関する情報が含まれている。
●2020年11月30日
ロシア:ロシア直接投資基金(RDIF)とChemRar Groupは、Covid-19治療薬であるアビファビルの生産を倍増し、2つの新しい生産拠点を追加すると発表した。 11月は24時間フル稼働生産で生産量は2倍の20万パッケージに達したと述べた。
2021年初頭までに、月に40万パッケージ以上を生産し、ロシアのすべての医療機関にアビファビルを提供できるようになる可能性がある。さらに、外国のパートナーにも提供できるようになる可能性があるとのこと。
●2020年12月2日
カナダのバイオ医薬品企業アピリ・セラピューティクス(Appili Therapeutics、本社:ノバスコシア州ハリファックス)は12月2日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補となっている富士フイルム富山化学が開発したアビガンの第3相臨床治験を米国で開始したことを発表した。
療機関で826人を対象に第3相プラセボ対照二重盲検比較試験を実施する。アピリ・セラピューティクスは、2021年の前半には治験の初期データを報告する予定とのことだ。
●2020年12月2日
北マケドニア共和国(東ヨーロッパ):製薬会社「Malmed」は先月11月末にファビピラビル「Favira」が間もなく患者に使用されることを発表した後、すべての利害関係者向けに小売りですでに薬局で販売されていると発表した。
ファビピラビル「Favira」は医者からの処方箋で入手でき、1箱40錠入り5,100 マケドニア・デナール(約10,405 円)で入手することができる。
●2020年12月7日
マレーシア:グローバルレスポンスエイド(GRA)とドクターレディーズラボラトリーズは、COVID-19に感染した患者の治療のために抗ウイルス薬であるアビガンの承認をした。マレーシアの医薬品管理局によるAvigan®の承認は、COVID-19と診断された患者に安全で効果的な治療ソリューションを提供する緊急の必要性の認識です。これは、COVID-19患者の治療のためにAvigan®を承認するというインドネシアとインドの規制機関による最近の決定に従います。
●2020年12月10日
ネパール:ネパール健康研究評議会は、カトマンズとポカラの病院に入院したCovid-19患者に対して抗ウイルス薬ファビピラビルの第3相治験の開始を決定したと発表した。
第3相治験では、軽度または中等度の症状を持つ600人のCovid-19患者に対して投与されます。 ファビピラビルは現在はネパールでも製造されている。
●2020年12月14日
フィリピン・マニラ:5人のCOVID-19患者が日本の抗インフルエンザ薬アビガンの臨床試験を完了したと発表した。 国内でのアビガン臨床試験の参加者を引き続き募集している、とフィリピン保健当局は述べた。
●2020年12月16日
インドネシア・ジャカルタ : 「Covid-19薬であるファビピラビルとアビガンは、ここインドネシアで生産できるようになりました。 インドネシアでCovid-19によって引き起こされる致死率は12月中旬、2020年4月の8.5%から3%へ向上した。しかし、それは良いと思いますが、インドネシアの死亡率は、世界の2.22%と比較すると依然として高くまだ十分ではありません。」と国有企業大臣であるエリック・トヒル氏は述べた。
●2020年12月16日
日本 : 抗インフルエンザ薬「アビガン」について、新型コロナウイルスの治療薬として製造販売することを承認してもよいか審議する厚生労働省の部会が21日に開かれると厚労省が16日発表した。
富士フイルム富山化学は今年3~9月、新型コロナ患者156人を対象に臨床試験(治験)を実施。 アビガンを使った場合、解熱や肺機能の改善が進み、PCR検査の結果が陰性になるまでにかかる日数の中央値が11・9日で、偽薬をのんだ患者より2・8日短くなったとし、10月に承認を申請していた。
●2020年12月18日
地元最大の製薬会社であるTerapiaClujは、2021年4月から、COVID-19の軽度および軽度の症状を治療するために使用される抗ウイルス薬であるファビピラビルをルーマニアで生産が開始されると発表した。
●2020年12月18日
イタリア・ジェノヴァ:8ヶ月間待たされたファビピラビルに関する研究がジェノヴァのサンマルティーノ病院で開始されたと発表があった。
●2020年12月19日
ハンガリーの製薬大手エギスによって製造されたファビピラビルを含む新薬は、国立薬局食品衛生研究所(OGYÉI)によってコロナウイルスの治療のために承認された、と同研究所は19日に発表した。
発表によると、この薬は1月中旬からコロナウイルス患者の治療に使用される予定であり、州の保健保護区によって管理され、医療提供者に届けられます。
国立薬局食品衛生研究所(OGYÉI)は、製薬会社エギスが4月にファビピラビル含有薬の開発を開始したことを想起し、その結果、OGYÉIは18日にハンガリーでの薬の使用を承認しました。
●2020年12月21日
日本 : 厚生労働省は21日、薬事・食品衛生審議会の部会を開き、抗ウイルス薬「アビガン」を新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認するか審議した。 その結果、現時点では有効性を明確に判断するのが困難として、審議の継続を決めた。 企業側から現在実施中の臨床試験(治験)データの追加提出があれば、年明け以降に改めて審議する。
厚労省によると、治験は医師側がアビガンと偽薬のどちらを患者に投与したか分かる方法で実施された。 医師・患者の両方がどちらを投与したか分からない方法と比べ、有効性の根拠が弱いことなどが議論され、継続審議が決まったという。
●2020年12月22日
カナダに本拠を置くAppiliTherapeuticsとドバイに本拠を置くグローバルレスポンスエイド(GRA)とドクター・レッディーズ・ラボラトリーズは22日、COVID-19を治療するためのファビピラビルの販売承認申請を提出したと述べた。
市に本拠を置く製薬会社からの発表によると、この申請はカナダ保健省の「COVID-19に関連して使用する医薬品の輸入、販売、広告に関する暫定命令」に基づいて提出された。
承認されれば、カナダのCOVID-19患者の生命と健康に役立つ薬がまもなく発売されるとドクター・レッディーズは述べた。
●2020年12月25日
モスクワ:ロシア直接投資基金(RDIF)は、ロシアでの需要が高いため、海外市場へのアビファビルの供給を停止したと、基金の責任者であるキリル・ドミトリエフ氏は述べた。
アビファビルは、ロシア連邦で外来使用が承認された3番目のファビピラビルベースの薬剤です。
11月にはアビファビルの需要を満たすために、月に20万パッケージの薬剤を生産するため、生産能力を2倍にすると発表した。
●2020年12月31日
ミャンマーの民間製薬会社パシフィック・メディカル・インダストリーズ(PMI)は、新型コロナウイルス治療薬候補の抗インフルエンザウイルス薬
「アビガン(ファビピラビル)」のジェネリック医薬品(後発医薬品)を生産する方針を明らかにした。
薬の名前はFAVIPAC(ファビピラビル200mg)で、この薬は2020年10月初旬にCOVID-19患者の治療のため、ミャンマー食品医薬品局(FDA)よって承認されました。
●2021年1月9日
イラン・首都テヘラン:COVID-19疾患の治療のための薬(レムデシビル、ファビピラビル、リトナビル)の90%以上がコロナ発生当初に輸入されており、この点で課題に直面していたが、現在の状況は過去とは大きく異なりイランの専門家と製薬会社の努力により、それらはすべてイラン国内で生産されているのこと。
イランの製薬産業は自給自足に達しており、ファビピラビルの月間生産能力は現在、必要以上に3万個生産されているとのこと。
●2021年1月13日
インドネシア・ジャカルタ:政府は近い将来、Covid-19を取り扱うための薬物ファビピラビルの特許を取得する予定。
インドネシア向けのCovid-19医薬品特許生産の準備を確実にするために、知的財産局長のフレディ・ハリスは、キミア・ファーマ(KAEF)プラントバンジャラン工場を直接訪問した。これは、政府がファビピラビルという薬について政府による特許(政府使用)を実施することを計画しているためです。フレディによると、政府は現在、Covid-19薬の製造に集中しているとのこと。
●2021年1月13日
ボリビア・ラパス:シグマ社は、ロシアの薬アビファビルがボリビアのCOVID-19を軽度および中等度の段階で治療することを承認されていると述べています。
ボリビアでは、アビファビルは薬局を通じて販売されており、その販売は処方箋によって行われます。1錠あたり324円で、2020年には、コロナウイルスの治療のために9,000箱の在庫が入国した。さらに2021年の1月末までに10,000箱、翌月には50,000箱が国に到着する予定。
●2021年1月18日
ロシア:ビノファームグループ保有のモスクワ近郊のアリウム工場(Alium)にて、コロナウイルス感染症の予防と治療のため「ファビピラビル」の生産を開始すると、モスクワ地域の投資産業科学省の報道機関が報じた。
●2021年1月18日
2020年12月末に、ボリビアはラテンアメリカで最初に軽度から中等度の感染症を治療する薬として「アビファビル」を承認しました。
現在、薬局で販売されています。
ボリビアの製薬会社シグマ社は、アビファビルはボリビアで優れていることが証明され、副作用は検出されなかったと発表した。すでに1,500人が治癒しています。
また、シグマ社は3月に「アビファビル」の生産を開始する準備をすると発表した。
●2021年1月18日
ルワンダ(東アフリカ)はテレビでのインタビューで、危機的な状態にあるCovid-19患者の治療に使用するために、ファビピラビルの最初の18,000回分を調達したと述べた。
ファビピラビルは1月20日に到着するとのこと。
●2021年1月19日
ルーマニア最大のジェネリック製薬会社テラピア(サンファーマの子会社)はCOVID-19の患者の治療に使用される薬剤であるFluGuard(ファビピラビル)約1,125,000錠が2021年1月20日、国内に到着すると発表した。
●2021年1月22日
マレーシア:保健局長のノール・ヒシャム・アブドラ博士はCovid-19治療のために、経口イベルメクチンとファビピラビルこの2つの薬の有効性を確認するための臨床試験を実施すると発表した。
●2021年1月25日
ボリビア救命救急学会は25日、レムデシビル、ロピナビル-リトナビル、ヒドロキシクロロキン、アジスロマイシン、インターフェロン等については、
Covid-19患者の治療には使用しないことを推奨すると決定した。
他方、イベルメクチン、コルヒチン、アビファビル(ファビピラビル)、トシリズマブについては、使用を推奨すると発表した。
●2021年1月26日
ルーマニア最大のジェネリック製薬会社テラピアは、軽度から中等度のCOVID-19患者の治療に使用されるファビピラビル約300万錠を親会社であるサンファーマから輸入した。
●2021年1月27日
インドのドクター・レッディーズ・ラボラトリーズ(Dr.Reddy's)とグローバル・レスポンス・エイドFZCOは、クウェートで実施されていた中等度から重度のCOVID-19患者を対象としたアビガンの臨床試験を終了したと発表した。 Dr.Reddy'sは、中等度から重度のCovid-19入院患者を対象としたクウェートでの臨床試験のデータは、主要評価項目について統計的に有意な差を示さなかったと述べました。 ただし、早期発症のCOVID-19でファビピラビルを使用すると入院期間が短縮される可能性があることを示した。 試験は、クウェートでのアビガンの総合的な臨床プログラムの一環であり、外来患者と入院患者の両方で、無症状から重症までの広範なCOVID-19症例を網羅した。
353名の被験者に関する完全なデータ分析は、2021年2月末までに利用可能になる予定とのこと。
軽度から中等度のCOVID-19患者を対象としたアビガンの第3相試験は北米にて継続する予定である。
●2021年1月28日
カナダの製薬企業アピリ・セラピューティクスは、米国で計画されているCOVID-19の軽度から中等度の患者を対象とした経口抗ウイルス薬ファビピラビルを評価する第3相試験の参加者を米国の12の施設で積極的に募集する。
第3相試験は軽度から中等度の成人を対象とした早期治療外来でのファビピラビルの安全性と有効性を調査する二重盲検プラセボ対照多施設共同試験です。
Appiliは、軽度から中等度の症状を伴うCOVID-19陽性と最近診断された、約826人の適格な参加者を募集する予定です。
●2021年2月1日
チリ : チリ薬局協会(ACHIFARP)は、2月1日に、アビファビル(ファビピラビル)がレコレータで利用可能になったことを発表した。
レコレータのダニエル・ハドゥエ市長は、「コミューンのすべての居住者のためにアビファビルを無料で配布する。」と述べた。
アビファビルは感染者の治療の最初の4日間でウイルス量を最大90%削減し、病気を悪化させる可能性を減らすのに役立つ薬であり、 チリ公衆衛生研究所(ISP)によってすでに承認されている。
※ レコレータはサンティアゴ県の北に位置するチリのコミューンです。
ACHIFARPは、レコレータのコミューンのSARでのロシア起源の薬剤「アビファビル」の適用に関する公式声明を発表します。
●2021年2月2日
日本の厚労省は全国の保健所に対して、自宅やホテルに隔離された新型コロナウイルス感染者へのインフルエンザ治療薬(アビガン)の投与を可能とする通達を出した。
これまでは指定病院へ入院している患者にしか投与できなかった。
●2021年2月8日
モスクワ:ロシア保健省がCOVID-19治療のために、ロシアで承認されている5つの薬のリストを発表した。それがファビピラビル・レムデシビル・ヒドロキシクロロキン・IFNアルファ・ウミフェノビルである。
以前は6つであったが、アジスロマイシンはリストから削除された。
●2021年2月8日
フィリピン、マニラ:心臓血管および呼吸器疾患の治療法として、合計37人のCovid-19患者が日本の抗インフルエンザ薬アビガンの臨床試験に登録したと保健省(DOH)は述べた。
「昨年1月28日のアビガン試験に関しては、合計37人の患者が試験に登録されています」と保健次官のマリア・ロザリオ・ベルゲイレはオンライン記者会見で述べました。ベルゲイレによると、37人の患者のうち、25人が投薬を完了し、6人が治療を受け、4人が中止したとのこと。
●2021年2月8日
ロシア:保健省は、コロナウイルス感染症の治療に関する一時的なガイドラインを更新した。 この文書の第10版には、COVID-19の治療のための新薬、更新された治療計画が含まれており、治療計画における優先薬としてファビピラビルを指名した。
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■ 重要資料
「エボラから世界を救う薬」を開発するまでの苦闘16年(週刊現代)
新型コロナウイルス重症例の8割にアビガン投与 | ミクスOnline
【研究論文】 PNAS 国立科学アカデミーのジャーナルProceedings
スタンフォード大学:ファビピラビル第2相臨床治験データベース
Fujifilm Pharmaceuticals USA 第2相臨床試験データベース