東武鉄道の音は電車や駅などからいろいろなところで聞こえてきます。
車内のドアチャイムや踏切、ホームドアなど他の鉄道会社とはいろいろ違うところがあります。
今回の東武鉄道の音は、電車の車内や駅のホームで聞こえる音を解説していきます。
ドアチャイムは、4種類の音が流れます。通勤型車両は2種類あります。10000型や30000系、50000型などは「ソ♯(ラ♭)~ファ~」という音が流れます。この音は京阪石山坂本線の600形・700形も同じ音が流れていました。現在は、JR西日本のドアチャイムが流れています。テンポは普通です。
20400型は「ド♯(レ♭)~ソ♯(ラ♭)~」という音が流れます。これは西武鉄道の電車のドアチャイムと同じ音です。テンポはすこし早めです。
100系「スペーシア」のドアチャイムは「ソ~ミ~」という音が流れます。テンポは普通です。
70000系と500系「リバティ」はJR東日本のドアチャイムと同じ「ソ♯(ラ♭)レ♯(ミ♭)~、ソ♯(ラ♭)レ♯(ミ♭)~、ソ♯(ラ♭)レ♯(ミ♭)~」という音が流れます。テンポはやや早めです。
ドアが閉まった時、知らせ灯(戸閉灯)が点灯します。東武鉄道は知らせ灯(戸閉灯)がする時、「ピピピッ!」と音が流れます。テンポは高速で音は「ラララ」または「シ♭シ♭シ♭」など、同じ音が高速で3回鳴ります。
東武鉄道の車両だけでなく、東急田園都市線の8500系、JR東日本の253系1000番台が東武鉄道に乗り入れた場合も、東武鉄道の知らせ灯の音が鳴ります。
東京メトロの車両と8500系以外の東急電鉄の車両の知らせ灯の音は「ピピピッ!」ではなく、少し違う音が鳴ります。
東急田園都市線のの5000系と2020系、東急東横線の5050系、東京メトロ半蔵門線の08系と有楽町線と副都心線の10000系の知らせ灯の音は「ピピピッ!」ではなく、「ピーピー」という音が鳴ります。テンポは少し早めで音は「ファ♯(ソ♭)~ファ♯(ソ♭~)」または「ソ♯(ラ♭)~ソ♯(ラ♭)~」という音が流れます。
また、東京メトロ半蔵門線の8000系と有楽町線と副都心線の7000系は「プープー」という音が流れます。テンポは少しゆっくりで音は「ファ~ファ~」という音が流れます。
電車を動かしたり止める時には車掌さんが運転士さんにブザーで合図を送ります。
東武鉄道の車両のブザーの音は、「ソ♯(ラ♭)」という音が流れます。
「・」がブザーを短く押す、「―」がブザーを長く押すという意味です。
ドアが閉まり、知らせ灯が点灯したら、「知らせ灯、点!」と歓呼し、車掌がブザーを鳴らしたら、運転士が「ブザーよし!」と言って「出発進行!発車!」と言って電車を動かします。
駅を発車したら次の停車駅を確認します。例えば、次の停車駅が春日部の場合は、「次駅停車、春日部!」と歓呼します。
停車駅が近づいた時は、最初に車掌が2回短く鳴らし、 次に運転士が1回少し長く押し続けて鳴らします。
駅に停車し、ドアが開き、知らせ灯が消えたら「滅!」と歓呼します。
駅にある発車案内表の上のスピーカーの電車接近音とホームドアの開閉音はどちらも同じ音で、「ド♯(レ♭)~ラ~」という音が繰り返し流れます。ホームドアのは2回、電車接近音は電車が停車または通過し終わるまで何回も流れます。
東武鉄道の音はまだまだあります!
次回は、東武鉄道の踏切の音について解説していきます。
それではまた次回お会いしましょう!ご乗車ありがとうございました!