今回も、2023年の鉄道旅について報告したいと思います。前回は1月と3月の鉄道旅のお話ししたので、今回は8月と9月の鉄道旅のお話をします。

 

まずは、2023年8月12日に友人と行った青春18きっぷと東海道新幹線でN700Sに乗車した旅についてお話していきます。

 

この日に行った場所とやったことは以下の通りです。

 

①東海道新幹線でN700Sに乗車する。

②東京駅の地下にある「TRAINIART TOKYO グランスタ店」でグッズを見て買う。

③ポポンデッタ秋葉原店に行く。

④中央本線で高尾まで行く。

 

まずは、東海道新幹線でN700Sに乗車するために新横浜駅を目指します。

 

小山駅9時02分発の快速逗子行きに乗車して、横浜駅に向かいます。

 

大宮駅でE001形「TRAIN SUITE 四季島」に出会いました。「TRAIN SUITE 四季島」が発着する上野駅には13.5番線という小数点が使われている四季島専用ホームがあります。小数点だけじゃなく、ハリーポッターに「9と4分の3番線」という分数が使われているホームもありました。

 

湘南新宿ラインは、一部区間で他社線と並走する区間があります。池袋付近で東武東上線と西武池袋線、通過駅の高田馬場~新宿間で西武新宿線、西大井~武蔵小杉間で東海道新幹線、新川崎~横浜間で京急本線、横浜~保土ヶ谷間で相鉄本線と並走しています。

 

横浜駅に到着しました!この駅で横浜線に乗り換えます。

 

2023年7月17日にも乗車した横浜線のE233系です。今回も各駅停車でした。

 

東神奈川、大口、菊名に停車し、新横浜に到着しました!

 

この駅で東海道新幹線に乗り換えます。

 

新横浜駅は2023年7月17日にも訪れたので、1ヶ月ぶりの訪問になります。

 

新横浜駅から東海道新幹線を走るN700Sに乗車して東京駅へ向かいます。

 

新横浜駅から東京駅までの乗車券と新幹線特定特急券が1つになった切符です。

 

N700Sの「S」は、700系シリーズのなかで最高の新幹線車両を意味する「Supreme(最高の)」を意味しています。

 

N700Sは東海道・山陽新幹線だけじゃなく、西九州新幹線でも見ることができます。

 

今回はJR東海の車両に乗りたいので、その車両が来るまで待つことにしました。その理由は後ほどお話しします。

 

しかし、待ってる間に・・・。

 

「回送列車です。この列車にはご乗車いただけません。」という案内が出てきました!

 

この案内表示を見た時、「もしかしたら『ドクターイエロー』が来るのかな?」と思っていました。

 

ところが、新横浜駅にやってきた回送列車の正体はN700系でした。

 

ここで、「ドクターイエロー」について解説します。

 

「ドクターイエロー」は乗客を運ぶ営業用新幹線車両と同じ条件で走行しながら線路の歪み具合や架線の状態、信号電流の状況などを検測し、新幹線の軌道や電気・信号設備の状態を確認する車両ですが、「ドクターイエロー」は愛称名であり、正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」と言います。車両は700系をベースにした923形が使用されております。

 

923形はJR東海の0番台とJR西日本の3000番台の2種類があり、導入された年、所属、編成番号は以下の通りとなっております。

 

0番台(JR東海)

導入:2000年

所属:東京交番検査車両所

編成:T4編成

 

3000番台(JR西日本)

導入:2005年

所属:博多総合車両所

編成:T5編成

 

JR東海の923形0番台(T4編成)が2025年の1月に引退することが決まりました。また、JR西日本の3000番台(T5編成)は2027年以降に引退する予定です。「ドクターイエロー」撮影するなら今のうちです。

 

かつては、JR東日本の新幹線にも「ドクターイエロー」が走っていましたが、E926形の「East i(イーストアイ)」に置き換えられました。

 

ついでに「East i(イーストアイ)」も解説します。

 

「East i(イーストアイ)」はJR東日本の「新幹線電気軌道総合試験車」であり、東北新幹線や上越新幹線を中心に軌道や電気・信号設備の状態を確認しています。JR西日本の北陸新幹線、JR北海道の北海道新幹線にも入線することができるため、北海道や石川県などでも見かけることができます。2023年9月23日に北陸新幹線の延伸区間である金沢駅から福井県の敦賀駅まで走ったそうです。

 

2024年6月現在、「East i(イースト アイ)」が走ったことある都道県は東京都、埼玉県、茨城県、栃木県、福島県、山形県、宮城県、岩手県、秋田県、青森県、北海道、群馬県、新潟県、富山県、石川県、福井県の1都1道14県で、走行区間は以下の通りです。

 

東北新幹線  東京~新青森

山形新幹線  福島~新庄

秋田新幹線  盛岡~秋田

北海道新幹線 新青森~新函館北斗

上越新幹線  大宮~新潟

北陸新幹線  高崎~敦賀 

 

2024年3月16日に北陸新幹線が敦賀まで延伸しました。北陸新幹線は敦賀から先も延伸する予定ですが、小浜経由か米原経由の2ルートがありますが、未だに決まってません。小浜経由は京都府、米原経由は滋賀県にも行きます。どちらになるかは分かりませんが、延伸開業したら絶対乗りに行きます。

 

「East i(イースト アイ)」には在来線版があり、電化区間を走る「East i-E(イースト アイダッシュイー)」、非電化区間を走る「East i-D(イースト アイダッシュディー)」の2種類があります。「East i-E(イースト アイダッシュイー)」は常磐線各駅停車の検測を行った際に東京メトロが管理している綾瀬駅に入線したことがあります。もしかしたら、相鉄・JR直通線の検測を行うとしたら、相模鉄道が管理している羽沢横浜国大駅にもやってくるのではないかと思ってましたが、相模鉄道にはモヤ700形という検測車がいるので、「East i-E(イースト アイダッシュイー)」は相鉄線に入らないと思います。


その後、新横浜駅11時54分発のひかり644号東京行きに乗車し、東京駅に向かいます。博多寄りの先頭車両である1号車に乗車しました。

なぜ、JR東海の車両に乗りたかったのかというと、2023年7月21日にJR東海の新幹線車両で流れている車内チャイムが「会いに行こう」という新しい曲に変更されたので、N700Sに乗車するついでに車内チャイムを聴きたかったからです。

 

ひかり644号東京行きは新大阪始発で、京都、米原、岐阜羽島、名古屋、豊橋、新横浜、品川、東京の順に停車する列車です。新大阪駅を9時18分に発車し、12時12分に到着します。ひかり644号東京行きはN700Sで運転されています。

 

ひかり644号東京行きに乗車した時に車内チャイムを録音しようとしましたが、スマホの設定ミスや雑音などが原因でうまく録音することができませんでした。そこで、東京駅に着いたら、東京駅から品川駅までの乗車券と新幹線特定特急券が1つになった切符で車内チャイムのリベンジをやることにしました。また、もう一度N700Sに乗りたいのも理由の一つです。

 

ひかり644号東京行きは東京駅到着後、折り返し東京駅12時27分発のこだま725号名古屋行きとなります。

 

品川駅で撮影したN700Sです。東京駅で撮影したかったのですが、撮影しにくかったので品川駅で撮影しました。

 

東海道新幹線の品川駅の発車案内表示器です。全てのぞみ号になっていました。

 

録音した車内チャイムはYouTubeにアップロードしました。

 

東海道・山陽新幹線 JR東海車 車内チャイム「会いに行こう」

 

品川駅から東海道線の普通 籠原行きに乗車し、東京駅の地下にある「TRAINIART TOKYO グランスタ店」でグッズを見て買いに行きます。

 

友人は日本全国の新幹線が描かれているスポーツタオルを、私はエコバッグと新幹線のハンカチを購入しました。

 

東京駅丸の内南口のイラストがプリントされたエコバッグです。

 

E4系新幹線が縫ってあるハンカチです。私の好きな新幹線がJR東日本のE4系なので、このハンカチを選びました。

 

続いては、山手線や京浜東北線などが通る秋葉原駅の近くにあるポポンデッタ秋葉原店に行きます。

 

品川駅から東海道本線、山手線を乗り継ぎ、秋葉原駅へ行きました。

 

ポポンデッタ秋葉原店に行く前に、駅構内にあるフードコートでお昼ご飯を食べました。この日のお昼ご飯はお蕎麦でした。

 

改札口の近くに女性VTuberグループのホロライブに所属している3期生の不知火フレアちゃんがチャンネル登録者が100万人を超えたことと活動開始から4年経ったことを宣伝しているポスターがありました。

 

のべ529名が参加したお祝いフラスタ企画は7色のお花で制作したそうです。

 

秋葉原駅からポポンデッタ秋葉原店までは徒歩5分程度で行くことができます。

 

友人は新幹線のモバイルバッテリー、私はBトレインショーティーを購入しました。

 

今回購入したBトレインショーティーは南海電気鉄道の30000系です。南海高野線の特急列車「こうや」と「りんかん」に使用されています。2両セットだったので、近いうちにもう1箱買って4両編成にする予定です。

 

秋葉原駅に戻り、今度は中央線の高尾まで行きます。秋葉原駅から御茶ノ水駅までは中央・総武線各駅停車に乗車し、御茶ノ水で中央線快速電車に乗り換えました。乗車した電車は、立川駅から青梅線に直通する青梅行きの快速電車だったので、立川駅で後続の高尾行きに乗り換えました。高尾行きは立川まで中央特快として走ってきた電車で、立川駅から先は各駅に停車します。八王子までは乗ったことありますが、八王子から先はまだ乗ったことがなかったのでとても楽しみでした。

 

高尾駅には天狗の石像がありました。

 

石像の建立協力者の名前と市区町村や会社名が書かれていました。

 

高尾駅にある石像の説明もありました。

 

乗ってきた電車は中央特快の東京行きになります。この電車にもう一度乗車し、新宿まで向かいます。

 

新宿駅に着きました!新宿駅から埼京線に乗って赤羽駅に向かいます。

 

新宿駅5番線に特急「成田エクスプレス」に使用されているE259系がいました。特急「成田エクスプレス」は、新宿駅及び大船駅から東京駅を通って成田空港駅に向かう全車指定席の空港アクセス特急です。2009年のデビューから2024年3月のダイヤ改正までは中央本線の高尾駅、東北本線の大宮駅まで運転されたことがあります。

成田エクスプレスに使用されているE259系は2代目で、その前は253系で運転されていました。現在の253系は、東武鉄道と直通運転する「日光」と「きぬがわ」に使用されています。また、一部の車両はJR東日本から離れて、長野県の長野駅から湯田中駅を結ぶ長野電鉄を走る特急「スノーモンキー」にも使用されています。この他にも、特急「ゆけむり」に使用されている元小田急電鉄10000形「HiSE」や元東急電鉄8500系なども走っています。

現在のE259系は塗装が変更されており、写真のような塗装は見ることができなくなりました。なお、E259系のプラレールは旧塗装のままになっています。さらに、専用連結仕様になっています。新塗装になる前に買いに行こうと思います。

E259系は2024年3月のダイヤ改正からは東京~銚子間を走る「しおさい」にも使用されています。それまでは9両編成の255系で運転されていました。

 

池袋駅発車後に東武東上線と並走し、板橋駅、十条駅に停車し、赤羽駅に到着しました。

 

赤羽駅で東北本線の快速ラビットに乗り換えて小山駅に戻ります。

 

乗車したのは10両編成のE233系3000番台でした。2024年3月のダイヤ改正で上りの快速ラビットが廃止されてしまいました。高崎線の快速アーバンも同じです。

 

この先、東大宮、蓮田、久喜、古河の順に停車し、ゴールの小山駅に到着しました!

 

小山駅到着後、駅構内の吉野家で夕食を食べました。

 

チーズ牛丼とトッピングの温泉卵を食べました。その後に味噌汁も注文しました。

 

夕食後、友人は佐野に住んでいたので、小山駅で別れました。

 

次は、9月1日に行った宇都宮ライトレールに乗車しに行った旅についてお話していきます。

 

宇都宮ライトレールは2023年8月26日に運行を始め、日本国内の路面電車路線としては富山県の万葉線以来75年ぶりの新規開業となりました。正式名称は宇都宮芳賀ライトレール線で、愛称名は「ライトライン」です。宇都宮芳賀ライトレール線は、東北新幹線、東北本線、日光線が乗り入れる宇都宮駅東口停留場から芳賀町の芳賀・高根沢工業団地停留場を結ぶ全長14.6kmのライトレール(LRT、軌道法適用)路線です。

 

停留所数は19箇所で、停留場名は以下の通りです。

 

01 宇都宮駅東口

02 東宿郷

03 駅東公園前(栃木銀行 宇都宮東支店前)

04 峰(シーデーピージャパン本社前)

05 陽東3丁目(新宇都宮リハビリテーション病院前)

06 宇都宮大学陽東キャンパス(ベルモール前)

07 平石

08 平石小学校前

09 飛山城跡(アキモ前)

10 清陵高校前(作新大・作新短大前)

11 清原地区市民センター前

12 グリーンスタジアム(キヤノン前)

13 ゆいの杜西(阿久津整備前)

14 ゆいの杜中央

15 ゆいの杜東

16 芳賀台

17 芳賀町工業団地管理センター前停留場(リブドゥコーポレーション栃木芳賀工場前)

18 かしの森公園前

19 芳賀・高根沢工業団地

 

種別は各駅停車と快速の2つで、快速は2024年4月から運転されています。路面電車で快速運転は珍しいことです。快速は英語でRapid(ラピッド)と言いますが、宇都宮ライトレールではExpress(エクスプレス)と英訳しています。快速の停車駅は、宇都宮駅東口、宇都宮大学陽東キャンパス(ベルモール前)、平石、清陵高校前(作新大・作新短大前)の順に停車し、清陵高校前(作新大・作新短大前)から芳賀・高根沢工業団地までは各駅に止まります。現在は平日の下り方面のみですが、将来は土休日及び上り方面も運転されると思います。

 

宇都宮ライトレールに使われているのは3両編成のHU300形です。この時は各駅停車のみでした。

 

宇都宮駅東口停留場から宇都宮ライトレールに乗車し、およそ45分で芳賀・高根沢工業団地停留場に到着しました!これで、宇都宮ライトレールを完全乗破しました!

 

この日は自動車との接触事故があった関係でダイヤが乱れていました。

 

芳賀・高根沢工業団地停留場から宇都宮駅東口行きに乗車し、宇都宮駅東口停留場に戻ります。

 

途中のグリーンスタジアム停留場で車両交換が行われましたが、遅延しながらも少しずつ進んで、およそ1時間で宇都宮駅東口停留場に到着しました!

 

その後、宇都宮線の上り列車に乗車し、19時前に小山駅に到着しました。

 

今回は、2024年の8月と9月に行った鉄道旅についてお話ししました。2023年は相模鉄道と東急電鉄が相互直通運転を開始したり、宇都宮ライトレールでいろいろな鉄道が開業したりといろいろな出来事がありました。今年(2024年)は元日から能登半島で大地震と津波があり大変なことになったので、能登半島が1日でも早く復興するのを祈っています。2024年は上半期だけじゃなく、下半期も鉄道でいい思い出ができたらいいなと思いました。

 

今回のお話はこれでおしまいです。また次回お会いしましょう!

 

長らくのご乗車お疲れ様でした!

 

次回予告

 

6月15日と言えば栃木県民の日と千葉県民の日!東武鉄道は、今年(2024年)も東武宇都宮線が東武宇都宮線フリー乗車DAYが開催されます!

今年(2024年)は東武宇都宮線にあの特急列車がやってきた!その特急列車とはどんな列車?

さらに、新型特急のN100系「スペーシアX」や20400型「ベリーハッピートレイン」も登場!夕方にはあの列車も?(写真は撮影できませんでした。)

 

次回、「2024年もやります!東武宇都宮線フリー乗車DAY!」お楽しみに!