◆清野孝弥『外国語・同時習得法。1年で5ヵ国語をマスター』を読む



★正式タイトル
→1年で5ヵ国語をマスターした私の外国語同時習得法。



★要旨


・大学時代、リスニングやスピーキングが苦手で
せっかく英語を勉強したのに、
洋楽や洋画の英語がまったく聞き取れず
日常会話レベルの会話もろくにできないという
状況がつづいた。


・こうした状況は、
フランス語との出会いによって一変した。


・第二外国語のフランス語を学んでいるつもりでも
実際には英語の考え方を復習することができ
一石二鳥のような形で
自然と英語力も鍛えることができた。


・言い換えると、
「英語を学ぶために、フランス語を学ぶ」ということ。


・フランス語を学ぶと、
自然と難しい英語を身につけられるという関係性がある。


・語学に自信がない純ジャパこそ、複数言語を学ぼう。


・外国語には構造上の共通点があるため
「外国語の思考法」を身につければ
要領よく複数言語を学べる。


・多言語が話せれば、国際舞台で対等になれる。


・わたしの「英語脳」獲得体験。


・私の頭に英語脳が生まれたのは、
大学一年の秋。
交換留学でくる外国人学生に対して、
大学のオリエンがあった。
私はボランティアで、案内係をやった。


・準備のため、事前に日本語で説明したい内容を書き出した。
それを機械翻訳で英語に翻訳し、
それらをまとめた100ページほどの英語台本を作成した。


・ひたすら台本の文章を読み込み、
ああでもないと、英語で話す練習を一人で続けた。
本番当日は、
バインダーに挟んだ100パージの英語台本を携え、
留学生のもとに向かった。


・キャンパスを一緒に散歩していると
留学生との会話にも徐々に耳が慣れ始めた。
英語台本の内容関係なしに
英会話ができるようになった。
今でもこの不思議な感覚をおぼえている。


・簡単な単語と文法を使って
外国人と意思疎通が取れることに驚いた。


・帰りの電車で奇妙な現象を経験した。
なんと、
電車内の人たちの日本語会話が、
すべて英語に聞こえたのだ。
脳が英語モードになっていたようだ。
「英語脳」になっていると実感した。


・外国語脳を作り出したいなら、
外国語自体を吸収して、
即使用できる機会が必要だ。


・同時習得法、鉄則その1.

1日で文法事項を学習しよう。
文法をザーっと学ぶ。


・鉄則2

発音は、モノマネから始めよう。


・アクティブリコール勉強法とは、
学んだことを何も見ずに
アウトプットする勉強法のこと。



・スピーキングは、高速ライティングなり。


・言語は通じないのが当たり前。
通じたら、奇跡。
という初心に返る。


★コメント
すさまじい勉強法だ。
試したい。


 

 


 

 







◆石川雅俊『社会保障が国を滅ぼす』を読み解く



★サブタイトル
→社会保険料を下げて手取りを30%増やす



★要旨


・社会保険料の負担は、年々増大している。
手取りは減り、家計は苦しくなり、
経済は停滞している。
これは、制度が誤っているから。


・本来、社会保障とは、
「最低限の生活の保障」のはずだった。


・しかし、戦後日本は、
福祉国家という理想のもと、
制度を拡大させ続けた。


・気づけば多くの国民が、
「もらえるのが当たり前」「誰かが支えてくれるはず」
と考える社会ができあがってしまった。


・支えあいの美名の下に、
自立心と自由が奪われた社会主義的構造が、
温存されているのだ。


・高齢者が急増し、
支える側の現役世代が減る中で、
年金制度の仕組みそのものが
時代に合わなくなってきている。


・制度に頼り切るのではなく、自分で備え、自分で選ぶ。
そうした仕組みを整えてこそ、
将来世代の信頼と自由を守ることができる。


・問題は、その制度が、
「全員が少し得をしているように見せかけながら、
国家全体を衰退させている」
という構造にある。


・制度の過剰な拡張は、
もはや経済成長そのものを妨げる構造にまで至っている。


・国民負担は、
消費税や社会保険料といった課税だけでなく、
再エネ賦課金やNHK受信料など、
名前を変えた「実質的な税金」が、
すでに70種類を超えて存在する。


・吸い上げられた国家予算と人的資源は、
医療、介護、年金という
「再分配装置」に吸い込まれている。
そこに集中したら、
次世代の産業、技術、教育、科学、文化といった
「未来をつくる投資」に回らない。


・その結果、
社会全体が感じているのは、
「いくら努力しても報われない」
という無力感である。


・これはまさに、かつてのソ連の農民が、
「頑張っても見返りがないなら、手を抜いたほうが得だ」
と考えるようになった構造と同じ。


・つまり、インセンティブ設計そのものの敗北なのだ。


★コメント
石川さんの文章は、
データをきちんと駆使しながら、
一般の人にもわかりやすい表現で伝えてくれるのが嬉しい。


 

 



 

 




◆増田賢作『リーダーは世界史に学べ』を読み解く


★要旨


・ 絶頂期のナポレオンが選んだのが、
「一族支配」という統治モデル。


・絶頂期に入ると、ナポレオンの統治は新たな段階へと進みます。
それが、自らの一族を各地の王位に就ける政策です。


・欧州各地の玉座を埋め尽くすボナパルトの影


●兄ジョゼフ:ナポリ王→スペイン王
●弟ルイ:オランダ王
●弟ジェローム:ヴェストファーレン王
●義弟ミュラ:ナポリ王(後任)
このように、ヨーロッパ各地にナポレオン家のネットワークが形成されていきました。


・ナポレオンが直面したのは、
あまりに早く領土(市場)が広がりすぎたため、
信頼して任せられる人材が枯渇したという課題だ。


・トップのイエスマン(血族)ばかりが各国のリーダー(支社長)となることで、「現場の現実に即した柔軟な判断」が阻害されます。

 実際に、現地の事情よりもナポレオンの顔色をうかがう統治は、
各地で民衆の反発を招きました。


・本社(パリ)の論理を一方的に押し付ける経営は、
多様な市場(欧州各地)への適応力を失わせ、
組織全体の硬直化を招くのです。


・ナポレオンの失敗は、
巨大化した組織を動かすエンジンを、
最後まで「自分と自分の分身(血族)」という
属人的なリソースに依存し続けた点にあります。

 
・カリスマの威光が通じない規模になったとき、
真に必要なのは血のつながりではなく、
理念を共有し自律的に動ける「他人のプロフェッショナル」を育てるシステムでした。


・血族統治は、
組織が次のステージへ脱皮する機会を逸した瞬間でもあったのです。


★コメント
歴史から学べることは、多い。


◆藤田晋『勝負眼。押し引きを見極める思考と技術』を読み解く


★要旨


・サイバーエージェントの経営者という意味では、私はプロだ。
24時間365日この立場で、四六時中、会社のことを考えている。


・人生の全てを捧げてきたつもりだ。
それなのによく知らない人から、いきなり会社のことをアドバイスされる。


・とっくに私が熟知していることを提案されたり、
学生の企業研究みたいな知識レベルで意見してくる人もいる。


・たまに耳を傾ける価値のある時はあるけど、
確率が低すぎて相手にしていられない。


・競馬やサッカーで、私はたまに「金は出すけど口は出さない、良いオーナー」
と褒められることがあるけど、その方が勝てる確率が高いからそうしているだけだ。


・少し競馬に詳しくなると口を出したくなる。
もちろん楽しみ方は人それぞれだけど、単純に勝つことに拘るならば、
プロの能力を最大限に引き出すことに徹した方が、私は良いと思う。


・社長を引き継ぐためにやった「2つの研修」


・研修は二つある。
一つは「引き継ぎ書」研修だ。
私が長年、感覚でやっていたサイバーエージェントの社長業は、言語化しておかなければ誰かに引き継げない。


・そこで、100項目以上にわたる引き継ぎ書を自分で作成した。
そしてその内容について、
私が講師となり、合宿研修でみっちりと講義を行ったのである。


・もう一つは
「CE(コミュニケーションエンジニアリング)研修」がすごく良かった。
CE研修の中身は、社長の意思決定を追体験するものだ。


・時代背景や事業環境を踏まえた当時の状況を再現し、シャレにならない重圧の中、
どのようなプロセスで意思決定したかを体感してもらう。


・私が麻雀や競馬やサッカーなどで仕事をしてないように見えるのかも知れないけど、
会社というのは生かすも殺すもトップの「意思決定」次第だ。


・優秀な社員たちがどんなに一生懸命働いたとしても、
トップがアホだとどうしようもない。
意思決定を間違えていれば全てが水の泡だ。


・社長業を引き継ぐにあたり、
最も大事なのは意思決定の背景やプロセスを理解してもらうことだった。


・完全に自分が身を引くのはまだ先の話だけど、
あの日観た安室奈美恵さんのように、
最後はカッコよく表舞台を去りたいものである。


★コメント

藤田さんの経験と考え方を追体験できて、面白い。


 

 



 

 




◆渡瀬裕哉さん新刊『トランプ・高市同盟で日米は繁栄する』に注目します。


★サブタイトル

第二次トランプ政権の新世界構想

フレッド・フライツ
スティーブ・イエーツ
との共著


★ポイント

・AFPIとヘリテージ財団は、
トランプ政権の政策的屋台骨である。


・第二次トランプ政権の本質は、
「常識による革命」である。


・日本人は、
欧米思想の根っこを知らない。


・誰もが私益を通じて、努力する社会へ導く。


・政権中枢に近いシンクタンクの2巨頭が、
米国民がトランプ大統領を支持する理由から中国に対する政策スタンス、
日米同盟の未来に至るまでを国際政治アナリストと共に語り尽くす。


・日本に対して親和的なスタンスを持つ両者が、同盟国に寄せるメッセージ。



 

 



 

 

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◆本橋信宏『昭和の謎。二度と訪れないとんでもない時代』を読み解く



★サブタイトル
→二度と訪れないとんでもない時代の極私的回想録。



★要旨


・1984年、
AVはできたての業界ゆえに、
異業種からの参入者ばかりだった。


・「村西とおる」と名乗った男は、
下町の印刷屋だった西村忠治社長と組み、
クリスタル映像の一社員監督になった。


・映像の知識も技術もまったく無かったのに、
よく監督業を受けたものだ。
この辺の精神力は、見習ったほうがいい。


・継続して1つの仕事をしていくうちに、
コツを掴むことがある。
量が質を磨き上げる。
村西とおるが、まさに身を以て体現させた。


・「裏本」「ビニ本」で逮捕されて半年後、
保釈されると無一文になった会長は、
「村西とおる」という名前で、再起を図った。


・今度は、AVという新しいメディアで、
監督として復活したのだ。


・1988年、
村西は、クリスタル映像から独立。
あらたに、ダイヤモンド映像を設立する。


・巨乳ブームを巻き起こし、
作品がどこよりも売れまくった。


・困った人間がいると、
黙っていられない村西とおるは、
奥出哲雄が立ち上げたAVメーカーが経営悪化すると、
1億円を貸し付けた。
返済不能になっても、返済を求めることはなかった。


・グループ会社でプロデューサーを務めたのが、
イエローキャブ代表の野田義治だった。


・野田の秘蔵っ子、堀江しのぶが、
悪性のスキルス癌に侵され、入院。
多額の治療費や生活費が必要となり、
野田が「仕事をくれ」と言うと、
村西は毎月、プロデュース料の名目で、
コンビニ袋に数百万の札束を詰め込み、手渡した。


・野田義治は、
今でもこのときの恩を忘れていない。


・村西は、
衛星放送事業にも手を出し、
AVで稼いだカネをすべて注ぎ込み、
ダイヤモンド映像は崩壊した。


・残ったのは、
村西個人に背負わされた50億円の借金だった。


・闇社会からの借金が大半だったために、
返済は命がけだった。


・裏本の帝王時代に稼いだ実績があるので、
数十億円の負債は、
恐れるものでは無いという、
よくも悪くも、リアルな自信があった。


・自己破産を拒否した男は、
今も現役でリアル全裸監督をやっている。


★コメント
凄まじい人生である。
学びなおしたい。


 

 

 

 


◆黒井文太郎『日本黒幕大全。怪物の正体』を読み解く

サブタイトル
→金脈と人脈で戦後80年を動かした怪物48人の正体。


★要旨


・児玉誉士夫は、
裏社会にまで広く顔が利く大物右翼であった。


・児玉は1911年、福島県で生まれた。
10代の頃から、右翼団体を転々とし、天皇直訴事件や国会ビラ撒き事件、
閣僚脅迫事件などに連座して何度も服役している。


・その後、1937年の日中戦争開戦頃から、
中国大陸に渡って外務省や陸軍の下請け業務に従事する。


・1941年の太平洋戦争開戦直前、
笹川良一の手配で海軍省航空本部の嘱託となり、
戦時中を通して上海でタングステンやコバルトなどの戦略物資の調達を行った。これが「児玉機関」である。

 
・児玉機関には大陸浪人崩れやアウトローな若者が多く、現地でなかば略奪に近い、かなり強引な物資集めを行った。


・そのため、児玉の手元には多くの戦略物資、
さらにダイヤモンドやプラチナなどの貴金属があった。


・終戦時、児玉はそれらを隠匿。
大量の貴金属を密かに日本に持ち帰ったのだ。


・終戦直後、児玉は古参の政界フィクサー・辻嘉六の働きかけで
鳩山一郎の日本自由党の結党資金を提供。


・政局だけでなく、当時の政財界中枢の非公式アドバイザーあるいは代理人として、多くの裏工作にも携わった。

・たとえば、関係者が惨殺される事件まで起きた九頭竜ダム不正入札疑惑で、
地権者と事業主との補償交渉の調停を行った。


・裏社会への太い人脈は、
政財界からすると
「暴力団絡みのトラブルの解決なら、児玉に仲裁を依頼すればいい」
ということになった。


・60年安保闘争後、
児玉は左翼潰しに暴力団を使うことを考え、
岡村を仕切り役として関東の有力暴力団を結集させ、「関東会」を作った。


・社会の水面下に君臨する黒幕としての力だった。
その児玉の名前が連日、新聞に載るような事態が1976年に勃発する。
戦後最大の疑獄事件といわれるロッキード事件である。


・東京地検特捜部の捜査などで浮上したロッキード社から日本政界への裏工作ルートは3つあった。
(1)総合商社・丸紅を通じた丸紅ルート
(2)全日空から自民党運輸族議員への全日空ルート
(3)児玉誉士夫から田中角栄の盟友である小佐野健治・国際興業社主を経由する児玉ルート。


・しかし、児玉は病気を理由に捜査をかわし、最後まで一切、口を割らずに逃げ切った。


・児玉は戦後、
米軍情報部門の協力者だった有末精三・元陸軍参謀本部第2部(情報部)部長を通じて、
米軍のために朝鮮半島や中国大陸との密輸ルートを使った諜報活動に手を貸した形跡がある。


★コメント
世の中の裏側をもっと知りたい。


 

 



 

 




◆飯田一史『この時代に本を売るにはどうすればいいのか』を読む


★要旨


・ニューヨークタイムズNYTは
各種サービス、コンテンツを切り出して単体のユーザーを獲得しつつ、
「NYTをAll Accessで契約すればこんなにいろんなものがついてきますよ」
とアップセルを誘導している。


・たとえば、
1、NYT Real Estate(不動産アプリ)
2、NYT Games(クロスワード・パズル・ワードゲーム)
など。


・ゲームの単体サブスクリプションは月額約6ドル、年額約40ドル。


・NYT Cooking(レシピ・料理サービス) 2万件以上のレシピ、
動画、買い物リスト、ニュースレターなどを提供し、
月間約800万人のユニークユーザー、60万人以上のニュースレター購読者あり。


・たとえば家族のなかで誰かがゲーム、誰かが料理、
誰かがスポーツニュースを見たい状態であれば「All Accessにするか」となり、
契約し続ける状態が作り上げられる。


・日本のメディアでも、できること。


テキストだけでなく、動画や音声、ユーザーとの双方向のコンテンツを積極的に展開する。


質を守りつつ、時代に合わせ、ビジュアルも使ったストーリーテリング手法を追求する。


人々は「情報」だけでなく発信者「個人」のキャラクター、感情を込みで求めている。
「人」軸で惹きつけることを意識する。


・すべてやるのはムリにしても、
今ではAIなどを使えば個人レベルでも簡単にチャレンジできる部分が多少なりともある。
新聞や多くの雑誌はデジタルへの本格シフト待ったなしだ。


・また、書籍の出版社でも、紙の本を知ってもらい書店で売っていく、
本屋に人を送客するためにも「ソーシャルメディアで日々発信してます」で終わりにせず、
ファネルを意識し、デジタルを活用した取り組みが必要だ。

 
・NYTでさえ、本格的に動き始めてから今のかたちに至るまでに十数年かかっている。すぐに結果は出ない。
失敗はつきものだ。


・実現させるには組織体制に根本的にメスを入れる必要もあり、各所で反発が起こることも避けられない。
しかし、やるしかない。


★コメント
既存メディアも、さまざまなオプションが存在する。
どんどん試したい。


 

 


◆伊勢雅臣『世界史に刻んだ明治日本の奇跡』を読み解く



★サブタイトル
→開国から60余年で国際連盟理事国へ。



★要旨


・独立維持のための富国強兵の原動力は、
近代経済の発展にあり、そのためには
起業と資本の蓄積による自由市場経済を基盤とする、
と見抜いたのは、
当時の先人たちの慧眼だった。


・不思議に思うのは、
「五箇条の御誓文」で、議会制民主主義や
自由市場経済など近代的な政治経済体制の構築を、
「神武創業の始」の精神に立ち戻って行おうとしたという、
近代化と歴史伝統の奇妙な組み合わせだ。


・近代的政治経済システムと、
わが国の神武創業以来の伝統の間に、親和性があった。


・幕末維新において、
日本の文化伝統を守り、
それに根ざしたエネルギーを引き出すことが、
不可欠だった。
その学問を提供したのが、水戸学だった。


・伊藤博文は、ヨーロッパで師事したシュタイン教授から、
「法は民族精神・国民精神の発露」であり、
国民の歴史の中から発達していくものとする、
当時ヨーロッパを席巻していた歴史法学の説明を受けた。


・日本の歴史に根ざした「機軸」とは何であるべきか。
伊藤がヨーロッパで研究を進めていたのと同時期に、
国内に残って、
古事記や日本書紀など日本の古典研究に打ち込んでいる部下がいた。
井上毅(いのうえ・こわし)である。


・井上は、古事記の中に、
「知らす」と「領く(うしはく)」という、
2つの異なる統治概念を発見した。


・井上毅は、1844年生まれ。
4歳で「百人一首」を全部暗記して、
神童ぶりを発揮した。
23歳で明治維新を迎え、
1872年に、司法省から抜擢され、
フランスに留学して、司法制度を学ぶ。


・井上は、多くの留学生が陥った、
西洋崇拝も日本卑下もなかった。
「西洋に何を学べば、日本の独立と日本らしさを保てるか」
という一点に徹して、
研究したのだった。


・鉄製の蒸気船になると、
船をつくるにしろ、航海するにしろ、
たくさんのことを学ばなければならない。


・主な教授科目だけでも、製鉄、造船、砲術、
蒸気機関、航海術、運用術、それらのための、
数学、天体観測、物理、化学などがある。
幕府がつくった「長崎海軍伝習所」では、
オランダ人教官が手分けして、教えた。


・幕府と諸藩から派遣された数百名の伝習生が、
これらを学んだ。
教師団長のカッテンディーケ大尉は、
日本人の過度の好奇心に驚いた。
彼は、日本人伝習生が、
好奇心の赴くまま、無秩序に衝動的に、
学びたがるとこぼしている。


・日清戦争の黄海海戦を観戦した、
米国のマクギフィン海軍少佐は、次のように記している。


「日本艦隊が、まるでひとつの生きもののように、
有利な形で攻撃を反復したのには、
驚嘆するほかなかった」


・「わずか50年で世界一流の海軍国になった」原動力とは、
一人一人が、
軍艦や艦隊の全体目標をよく理解した上で、
その実現のために各自が主体的に、
自分の「処を得」て、その一隅を照らす力である。


★コメント
現代の素晴らしい日本というのは、
先人たちが苦労して、命を懸けて、
守り抜き、必死で作り上げてきたものだと実感した。
彼らができたのだから、我々もできるという気概を持ち、
各自の場所で、全力を尽くしたい。
海外から学ぶことも大事だが、
先人たちの歴史から学ぶことの大切さを

伊勢さんからの本で知りました。




 

 



 

 




 

 


◆渡瀬裕哉さん新刊『トランプの専制を加速させよ。テクノリバタリアニズムとアンチ・チャイナ』に注目します。

共著、
フレッド・フライツ

スティーブ・イェイツ

2026年1月、発売予定。



★ポイント

本の概要
→トランプの政策を立案するシンクタンクの2巨頭が、
米国のテクノリバタリアニズム(規制なき世界という思想)
と中国への怒りを語る。


★フレッド・フライツ、略歴。

ワシントン・グローバル戦略グループ(WGSG)共同代表
兼アメリカ第一政策研究所(AFPI)アメリカ安全保障センター副所長。


2018年にドナルド・トランプ大統領副補佐官兼国家安全保障会議首席補佐官を務めた。
CIA、DIA、国務省、下院情報委員会スタッフとして25年間、
米国の国家安全保障に携わる。
共編著に
An America First Approach to U.S. National Security(仮訳『米国第一主義によるアメリカの安全保障』)


★スティーブ・イェイツ(Steve Yates

元チェイニー副大統領補佐官。
「ヘリテージ財団」上級研究員。

★渡瀬裕哉さん、略歴。


日系・外資系ファンド30社以上にトランプ政権の動向に関するポリティカルアナリシスを提供する国際情勢アナリスト。

ワシントンDCで実施される完全非公開・招待制の全米共和党保守派のミーティングである水曜会出席者、
テキサス州ダラスで行われた数万人規模の保守派集会FREEPACへの日本人唯一の来賓者。

主な著書に
『なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか』
『メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本』

『トランプの黒幕 日本人が知らない共和党保守派の正体』
『日本人の知らないトランプ再選のシナリオ』
など。


 

 


 

 



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