◆谷本真由美『外籠もりのススメ』を読む(その2)
(ペンネーム・めいろま)
副題
→「世界のどこでも生きられる」
★要旨
・ワタシの場合も、外国に行った理由は単純である。
ハードロックやヘビーメタルの趣味を極めるため。
・まず、それには、英語のスキルアップをしなければならない。
・なぜならメタルの歌詞というのは、
「ファックファックユービッチ」
「お前の脳は腐った内臓」
「俺は今から絨毯爆撃で、ビール飲んで、どんじゃらほい」
といった、
大変難解な英語だからである。
・教えてくれる人がいないから、現地に行こうと思ったわけ。
・日本人に生まれたってのは、実は宝くじに当たったようなもの。
・個性的すぎて、日本に合わなきゃ、海外逃亡すべし。
ダメなら、日本に戻ればいいわけ。
・世界を制覇するのは、
武器やスキルではなく、「ベシャリ」なの。
しゃべる力。
・長年世界のさまざまな場所に、
戦争しかけて土地を分捕り、
植民地支配をやってきた超極悪二枚舌国家イギリスさんも、
管理職やエリートの人々は、
この「ヨイショ芸」「しゃべり芸」が異様にうまい。
・シェイクスピアを輩出している国だから、
語彙が豊富なのもあるが、
「ま~お前、そんなこと、絶対思ってないだろう!」なことを
延々と語り、部下や海外オフショア先の「ソルジャー」を
うまく操る。
・イギリスにとっては、これはもうお家芸である。
・ヨイショがうまい奴は、どこに行ってもお呼びがかかる。
(救いようのない変態でも)
・グローバル人材は、ヨイショが異様に上手い。
・要するに、世界で活躍するには、
男の場合は「男芸者」、
女の場合はすばり、「芸者」になれっつーこと。
・ワタクシが、海外で初めて働いたのは、
ワシントンDCのK通りというところにある、ロビイスト。
ロビイストとは、
「客から金もらって、議員や学者に根回ししたり、
さまざまな黒い広報をやって、世論を操る真っ黒な仕事。
総会屋+悪徳広告代理店÷7」
のこと。
・この会社の偉い方々は、
元大使とか軍の高官とか、学者とか錚々たるメンバー。
彼らは、典型的な「褒めて伸ばす系」の皆さんだった。
・「褒めて褒めて褒めまくり」を
何百回もやっておると、
言われたほうのバカもだんだん気分がよくなる。
勘違いして、仕事を真面目にやってしまう。
・全世界、褒められてヨイショされて、
嫌な気分になる人間というのは、おりません。
・人間なんて所詮単純で、
世界中どこ行っても似たようなもの。
そういうわけで、
グローバルに働きたい方は、
ヨイショすることを学びましょう。
★コメント
建前なしの、歯に着せぬ、めいろまさんの
進言は身に染みるものがある。
学びつくしたい。