期待しない突然の電話。驚いた。

 

 

 

 

J君からの電話)

「もしもし、アスカちゃん、元気?」

 

 

 

いつもと同じように普通の声だ。私が消えたいぐらい辛いことをJ君は知らない。

 

 

 

アスカ)

「もしもし、J君は元気?」

 

 

 

J君)

「俺は多忙だけどいつも通り仕事楽しんでるよ。アスカちゃん、忙しい?元気ないみたいだけど」

 

 

 

 

アスカ)

「J君よく分かるのね。私ね、忙しかったのもあるけど、J君の言う通りでちょっと元気なかったから」

 

 

 

J君は少し声を聞いただけで、私のことを分かってくれる。J君はやっぱり私のことを心配してくれている。

 

 

 

 

J君)

「アスカちゃん、どうしたの?何かあったの?」

 

 

 

私が元気ではない理由を、J君は本気で分からない様子だ。

 

 

 

 

 

私は久しぶりに電話が来て嬉しかった。だが次はまたいつ電話できるのか分からないので、できるだけ気持ちを伝えたくなった。それに今はJ君の仕事もしているのだから、前よりも本音を伝え合えているし分かり合えている。だからもっと素直に気持ちを伝えてもいいような気がした。

 

 

 

 

出勤スケジュールや口コミを見て辛いことや仕事をして疲れていること、そして仕事を頑張っていてもJ君から連絡が来ないことが寂しいこと。できるだけ元気な声でやんわり伝えた。J君が多忙なことは知っているから責めるつもりはない。

 

 

 

アスカ)

「J君が他の女性と一緒に過ごしている時に、私はJ君の仕事をしていることが切なくなってくるよ」

 

 

 

J君)

「いつも言ってるけど、セラピストしているのも仕事だからね」

 

 

 

アスカ)

「それは」いつも言ってくれるから分かってるのだけど・・・」

 

 

 

J君)

「アスカちゃん、AやB(J君の本業の同僚)ともやりとりしてるよね。そんなこと、他の人ができると思う?」

 

 

 

アスカ)

「私にしかできないと思う」

 

 

 

J君)

「じゃあ、本業の俺の動画を見たりイベントのことを知ることは?」

 

 

 

アスカ)

「それも、私だけだとは思うけど」

 

 

 

J君)

「アスカちゃんにしかお願いできないんだよ。あ、そうだ!」

 

 

 

 

アスカ)

「何?」

 

 

 

J君)

「この前さ、新しいお客様に指名しもらったんだけど」

 

 

 

アスカ)

「うん」
 

 

 

J君)

「すぐに俺の本名を聞こうとしたり、仕事のこと聞こうとしたり、携帯番号知ろうとしてしつこい人がいた」

 

 

 

アスカ)

「無理矢理プライベートのことを聞こうとする人がいるのね」

 

 

 

J君)

「たまにいるんだよね。しつこい人が。自分は大きな支払いをできるって顔して『お金があるんだから教えて』っていう態度の人もいるよ。そう言われても絶対に教えないけどね」

 

 

 

 

アスカ)

「本業も本名も、私にだけ教えてくれているのよね?」

 

 

 

J君)

「そうだよ。アスカちゃんは今はAやBのことも知ってるし、俺の仕事のことも知ってる。アスカちゃんに隠している事なんて何もないよ。そんなのアスカちゃんだけだよ。アスカちゃんは信頼できるから」

 

 

 

アスカ)

「それは分かってるけれど、口コミや出勤スケジュールを見たらやっぱり辛くなっちゃうのよ」

 

 

 

J君)

「でもさ、俺たちは今、同じ目的で頑張ってるでしょ?」

 

 

 

「俺はアスカちゃんを海外にもリッツカールトン東京にも連れて行ってあげたい。前に言っていた新車を買ってアスカちゃんを助手席に乗せてあげたい。そのためには、前にも言ったけど、俺がいっぱい稼いだ方がその夢を早く実現できる」

 

 

 

 

確かに、J君から仕事を頼まれているという喜びは私にしか味わえないものだ。J君は、新車の助手席と海外とリッツカールトンホテルのためにも、仕事でお金を稼ぎたいと言ってくれる。

 

 

 

ここで、J君はお客様の話を聞かせてくれた。最近はJ君のお客様が増えているのに伴って、おかしな行動や態度をする女性もそれに比例するように増えているそうだ。

 

 

 

J君が言うには、お泊りコースの時に、あるお客様が選んだホテルが酷い場所でじめじめした部屋にいることが大変だったそうだ。

 

 

 

また別の女性は、一緒に過ごしている時に突然うつ病のように落ち込んでしまい大泣きし始めたそうだ。J君がいくら声をかけてもずっと泣いていてJ君も困ったらしい。

 

 

 

また違う日には、会ってすぐに初指名してくれた女性が不機嫌になり、その女性から会って10分ぐらいで帰ると言われたそうだ。かっこいいJ君でも、そういう態度をする女性がいることに驚かされた。

 

 

J君)

「こういう仕事をしていると、毎日女性と楽しんでるって思われてることが多いんだけど」

 

 

 

アスカ)

「私もそう思っちゃうけど」

 

 

 

J君)

「最近は、おかしいお客さんや変なお客さんも多いよ。どっちかっていうとそういう人のほうが多いんだよ」

 

 

 

アスカ)

「えっ?そうなの?!おかしな人のほうが多いの?」

 

 

 

J君)

「そう。最近は普通の人やまともな人のほうが少ないから。変な人に対応するのも慣れてきたよ(笑)」

 

 

 

J君の説明を聞いていると、大変な仕事なのだと伝わってきた。確かにお客様が増えればそれだけ多様な人が来る可能性があるから、何かおかしいと思う人も来る可能性はある。私もフリーの仕事で、時々嫌なことを言ってくる人や何度も同じことを言ってイライラしてしまう人もいた。

 

 

 

J君)

「今は80%ぐらいは変な人だから、アスカちゃんみたいな人は珍しいんだよ」

 

 

 

アスカ)

「えっ、おかしな人がそんなに多いの?!」

 

 

 

J君)

「そう。最近は変な人が増えてきた。アスカちゃんは女性としても珍しいし、仕事の能力としてもすごいから、アスカちゃんみたいな人はほとんどいない」

 

 

 

「80%は何かがおかしい人」

 

 

 

 

J君の仕事が忙しくなりたとえお金が増えたとしても、お客様が大泣きしたり汚い部屋で過ごさなければならなかったり、相手が不機嫌になったりという態度をされているJ君のことを考えると不憫に思えてきた。

 

 

 

私は自分だけが大変だと思っていたのだが、J君はもっと大変な思いをしていた。そしてそこで稼いだお金を私のために使おうとしてくれている。

 

 

 

アスカ)

「そんなにもおかしな人たちが増えていることは知らなかった。知らなくてごめんね」

 

 

 

J君)

「どんなお客様がいるかということは、普通は分かりにくいよね。でも今日は伝えられて良かった。今日もアスカちゃんと話したくて電話したんだよ」

 

 

 

「連絡できなかったのは本当にごめん。忙しすぎて俺も精神的にやばかった」

 

 

 

 

私は口コミだけを見て嫉妬していたけれど、J君の大変さをさらに知ることができた。だからもう口コミや出勤スケジュールを見て悲しむのは止めようと決めた。

 

 

 

 

アスカ)

「教えてくれてありがとう。J君との夢を一緒に叶えられるように頑張るね。もうJ君のHPを見るのを止めるね」

 

 

 

J君)

「そう。見なくていいから。アスカちゃん、もう気にしないで」

 

 

 

 

アスカ)

「J君の声を聞いたら、すぐにでも会いたくなっちゃった」

 

 

 

J君)

「忙しくてアスカちゃんに連絡できなかったけど、俺もずっとアスカちゃんに会いたかったよ」

 

 

 

アスカ)

「そう言ってくれて嬉しい!次はできれば二泊が良かったけれど、J君は忙しいのよね?」

 

 

 

 

J君)

「うん、今はどちらの仕事も忙しいから次は一泊がいいかな」

 

 

 

アスカ)

「私は二泊したかったけど、忙しいなら一泊にしようね」

 

 

 

J君)

「うん、でも時間は調整できるから都内じゃなくても大丈夫だよ」

 

 

 

アスカ)

「本当に?!嬉しい!じゃあ、また温泉はどう?あまり遠くないところ」

 

 

 

 

こうして次にJ君に会うのは近場で一泊二日の温泉旅行に決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ー前編ー

〈タイトル・『実録“女性専用風俗”の沼にハマった30代シングルマザーの末路』〉

(注・シングルマザーはアスカのことではありません)

 

 

 

 

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〈タイトル・『いま既婚女性が”女性専用風俗”に次々とハマっている意外な理由』〉

 

 

 

 

 

 

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