次の日の朝。レストランで朝食をいただく。

 

 

 

昨夜は沢山のことがあった。疲れたり悲しくなったりもしたが、一日の最後でJ君から手を繋いでくれた。それまでの疲労も微妙な感情も、J君のその行為ですべてが吹き飛んだ。

 

 

 

普段はしないことをしてくれたので「やっぱりJ君は私を大切にしてくれている」と思いながら眠ることができた。だから目が覚めて気分がウキウキしていた。

 

 

 

ビュッフェスタイルの朝食会場には、ビジネスマン風のスーツを着た男性や、様々な年代のカップルがいた。外国人の男女も何人かいた。

 

 

 

アスカの心の中)

(外国から日本に旅行に来る人も増えているのよね。私もJ君と海外に行くのが楽しみだな)

 

 

 

窓際の席に通される。セルフで取るお料理の他に、卵料理はウエイターさんが運んできてくれるという。J君はオムレツを、私はスクランブルエッグをお願いした。

 

 

 

立ち上がってお料理を取りに行く。和食や洋食が並んだビュッフェには、デザートコーナーがあった。セルフサービスタイプの会場の場合、デザートコーナーは小さい場合も多い。

 

 

 

だがこのレストランでは、この時期の季節に合わせた朝のデザートを提供することを売りにしているようで、他の朝食会場とは比較にならないぐらい沢山の種類が並ぶ。プチケーキやヨーグルト、新鮮な果物やシリアル、蜂蜜、ジャム、クリームなど、見ているだけで目が楽しい。

 

 

 

J君は、遠くの方で、沢山の人の列に交じっておかずを選んでいる。私はすぐにでもJ君にデザートコーナーのことを伝えたくなった。J君はまだここを見ていないはずだから。

 

 

 

J君が戻ってくるのを席で待つ。J君がおかずを乗せたトレーを持って戻ってきた。

 

 

 

 

アスカ)

「J君、デザートコーナー、もう見た?」

 

 

 

J君)

「まだ見てないよ」

 

 

 

アスカ)

「じゃあ、こっちに来て!沢山並んでいてすごいの!!」

 

 

 

J君をデザートコーナーに連れていく。

 

 

 

J君)

「アスカちゃん、すごいね!こんなに色んなものを選べるんだね!」

 

 

 

アスカ)

「こっちには、こんなにケーキがあってね。そしてこっちには美味しそうなフルーツもあるの!!」

 

 

 

私は朝から気分が高揚していた。昨夜のこともある。それにこの会場の中で、J君ほどかっこいい人は誰もいない。世界一イケメンのJ君が、この場で最も美しい。ウキウキしている私は、今日も誰かにそれを自慢したくなる。

 

 

 

だからJ君に説明している時には、会場にいる人たちに対して、内心こんな気持ちになっている。

 

 

 

アスカの心の中)

(みんな、見て!私のことを好きだと言ってくれて、特別だと思ってくれて、手を繋いで眠ってくれたJ君は、こんなにもかっこいいのよ!)

 

 

 

周りの人に注目してもらいたいぐらい、今朝のJ君も俳優と思えるほど目立っている。

 

 

 

この気持ちのまま、デザートコーナーの前に立つ私は、隣にいるJ君に対して楽しそうに説明を続けた。

 

 

すると、私たちの近くでデザートを選んで取っていたカップルの女性が、私に話しかけた。

 

 

 

女性客)

「すみません、もう少し小さな声で話してもらえますか」

 

 

 

アスカ)

「あっ、ごめんなさい」

 

 

 

自分で気付かなかいうちに、周りの人にうるさいと思わせてしまうぐらい大声で話していたようだ。

 

 

 

興奮している自分が恥ずかしくなる。

 

 

 

隣を見ると、J君はいつもの通り優しい視線を送ってくれた。

 

 

 

 

そこからは小声で話した。心の中では「やっぱりJ君が一番魅力的でかっこいい。そんなJ君と過ごせて幸せ」という気持ちで、朝ご飯を食べた。

 

 


 

 

 

 

 

 

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