お酒を飲みながら昼間の話になる。

 

 

 

J君)

「アスカちゃん、今日も楽しかったね!」

 

 

 

アスカ)

「うん。J君と一緒に沢山のところに行けて楽しかったよ。特に偶然にもチャペルに行けたことが嬉しかったよ」

 

 

 

 

J君)

「あのホテルのラウンジもチャペルも綺麗だったよね!結婚式がある時は、きっともっと装飾されて綺麗なんだろうね」

 

 

 

 

アスカ)

「そうよね。洗練されたホテルで見るJ君は、いつもよりもっと素敵だと思っちゃった」

 

 

 

 

J君)

「そんなことないよ」

 

 

 

 

 

 

お酒が弱い私。シャンパンを飲んですぐに酔いが回ってきた。この酔った頭に任せて、いつもなら言えないこともさらに言える気分だ。

 

 

 

 

それに今日はJ君のほうから沢山のことを打ち明けてくれた。

 

 

 

 

アスカ)

「J君、そんなにかっこいいんだから、お客様から、J君と恋人同士になりたいとか結婚したいと言ってくる人もいるんじゃない?」

 

 

 

 

J君)

「そうだね、告白されたり、付き合ってほしいと言われることはあるよ」

 

 

 

 

アスカ)

「やっぱりそうよね・・・」

 

 

 

 

「J君はそんなにかっこいいし、旅行したりお泊りしたりいちゃいちゃしてたら、そう思うものよね」

 

 

 

 

「もしそう言われたら、J君はどんなふうに答えるの?」

 

 

 

 

J君)

「俺はそのままはっきり伝えるよ。『付き合うことはできない』って」

 

 

 

「相手から好きだと言われても、俺はいつも仕事だから」

 

 

 

 

アスカ)

「それを聞けて良かった」

 

 

 

「でもJ君は仕事だとしても、相手はJ君のことをすごく好きになっちゃって、そういう気持ちをいつも伝えてくるでしょ?」

 

 

 

 

J君)

「そうだね、そういう人もけっこう多い」

 

 

 

 

アスカ)

「好きだと言ってくる人は、何歳ぐらいの人が多いの?」

 

 

 

 

J君)

「そうだなぁ。年上の人も年上の人も両方いるよ。独身の人もいるし、既婚の人もいる」

 

 

 

 

アスカ)

「えっ?!既婚の人でも、好きだって言ってくるのね?」

 

 

 

 

J君)

「うん、しょっちゅう言われるよ。既婚の人でも利用している人は多いし、旦那さんの悪口聞かされることなんて、ほぼ毎回だよ。旦那さんの文句を言う人はかなり多い」

 

 

 

 

「冗談交じりで『旦那と別れたら、J君と一緒に生活したいな』と言われることもあるよ」

 

 

 

 

「俺は無理だけど(笑)」

 

 

 

 

 

アスカ)

「それって、冗談じゃなくて本気の気持ちだと思うよ。J君がかっこいいから、文句を言いたくなる旦那さんと別れたいという気持ちも分かるし」

 

 

 

 

J君)

「俺はあくまでセラピストだから。彼氏になれないし結婚なんてできるわけがない」

 

 

 

 

「でも、デートしたりホテルで過ごしたりすると、相手に期待させてしまう仕事であることは分かっている」

 

 

 

 

 

アスカ)

「J君と一緒に過ごしたら期待しちゃうよね。会う回数が増えれば、もっと期待しちゃうと思う」

 

 

 

 

 

私だって期待しているとはJ君に言えない。重い女だと思われて嫌われたくない。

 

 

 

 

J君)

「だから俺は、ちゃんと線を引いて接客してる」

 

 

 

 

アスカ)

「J君が線引きしても、お客様の好きな気持ちは変わらないだろうから、J君も大変なことがあるんじゃない?」

 

 

 

 

J君)

「そうだね、そういうDMが送られてくることがある」

 

 

 

 

 

アスカ)

「DMで、好きとか付き合ってと言われるの?」

 

 

 

J君)

「言われることもあるよ」

 

 

 

「それに、直接好きと言われなくても、そういう感情で送ってくるDMはすぐに分かるから」

 

 

 

 

アスカ)

「そんなに色々言われるのね・・・」

 

 

 

 

 

J君とお客様が普段からそのような会話をしていると考えると悲しくなった。少しの間、言葉が出なくなる。

 

 

 

 

 

J君)

「でも、お客様から何を言われても俺は仕事だし、プライベートでLINEしているのはアスカちゃんだけだから」

 

 

 

 

アスカ)

「・・・・・・・」

 

 

 

 

J君)

「アスカちゃん、DM、見る?」

 

 

 

 

アスカ)

「?????」

 

 

 

 

「DM?!」

 

 

 

 

 

 

一瞬、何を言われているのか分からない。

 

 

 

 

J君は後ろポケットからすかさずスマホを取り出して、ロックを外した。

 

 

 

 

 

アスカ)

「『DM見る?』と言うことは、私が見ていいの?」

 

 

 

 

J君)

「うん」

 

 

 

 

アスカの心の中)

(えっ?!他のお客様のDMって、私に見せられるものなの?)

 

 

 

 

 

見せてもらえるとは思っていなかったので、この言葉に私のほうが気が動転してしまう。

 

 

 

 

J君は、いつもの通り冷静な顔でスマホの画面を器用に操作する。

 

 

 

 

J君は、突如、スマホの画面を私の前に差し出した。

 

 

 

 

 

名前のところを右手で伏せて、左手の指でアイコンを隠しているので、誰のDMなのかは分からない。

 

 

 

 

 

急な展開すぎて、私は何が起きているのかもよく分からない。

 

 

 

 

 

J君)

「結婚しているお客様からのDMだよ」

 

 

 

 

 

J君はDMの文章だけが分かるようにして、いきなり私に見せてくれた。

 

 

 

 

 

「ほら」と言う言葉と同時に、お客様からJ君に送られてきたDMが私の目の前に差し出された。

 

 

 

 

それを見て。絶句だ。

 

 

 

 

お客様からのDM)

「J君、前回もいっぱいいちゃいちゃしてくれてどうもありがとうラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブ

 

 

 

「すごく幸せだよドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

 

 

 

「また会える日を楽しみに家事頑張るドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

 

 

 

 

 

「はやく会いたいなお願い J君忙しいと思うけど身体を大切にしてねお願いお願いお願い

 

 

 

 

 

「J君からの連絡待ってるねラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブ

 

 

 

 

 

 

アスカの心の中)

ガ―――――――ン

 

 

 

 

 

 

涙涙涙涙涙

 

 

 

 

(これは何?!)

 

 

 

 

 

(すごいハートの数!!!!!!)

 

 

 

 

(こんなに絵文字ばかりのDMが送られてくるの?)

 

 

 

 

(そして、J君はこのDMにお返事しているの?)

 

 

 

 

 

(日頃からこんなハートマークのやりとりしてるの?)

 

 

 

 

 

(この既婚の女性は、J君のことがこんなに好きなんだ・・・)

 

 

 

 

 

 

ガ―――――――ン

ガ―――――――ン

ガ―――――――ン

ガ―――――――ン

ガ―――――――ン

 

 

 

 

 

初めてお客様のDMを見せられた。衝撃だ。

 

 

 

 

 

私がJ君に送るLINEでは、ほぼハートマークを使わない。恥ずかしいし自分の気持ちを伝えて重いと思われたくないからだ。
 

 

 

 

こんなにも好きな気持ちをストレートに送ってくる人がいることに驚かされる。

 

 

 

 

 

 

アスカ)

「ハートがすごすぎるね(涙)」

 

 

 

 

「J君はこれを見てどう思うの?(涙)」

 

 

 

 

 

J君は表情を変えない。

 

 

 

 

 

J君)

「うーん、こういう気持ちはありがたいかな」

 

 

 

 

「自分を好きでいてくれるのは、嬉しいことでしょ」

 

 

 

 

 

「でも、こういうDMはよく届くから慣れたかも」

 

 

 

 

 

「だから、ありがたい以外はなんとも思わないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________

 

後日談です。

 

 

 

J君とのLINEの内容は私にとって非常に大切なものでした。女性にとっては好きなセラピスとの連絡は、なくてはならない重要なものと思っている人が多いことでしょう。

 

 

 

この時に、まさかDMを見せてくれるとは思ってもみませんでした。女性にとっては真剣な内容でも、名前を伏せたとしても「誰かに見せてもいい」と思われていることに非常に驚きました。

 

 

 

また、後から知ったのですが、業務用のDMやLINEは裏引き防止等の理由でお店も管理しているそうです。つまり、お店のスタッフも内容を見ることができるそうです(お店によると思います)

 

 

 

 

確かに、基本的に連絡は予約のためですし、セラピストにとって仕事の一環ですから、見られても良い内容なのだということは理解できます。企業でも、業務メールは他の人が読めることが一般的です。

 

 

 

 

昼職女性や風俗初心者の女性は、このことをほぼ知りません。セラピストと自分とのやりとりが、お店スタッフも見ていると思えば、予約に関係のない想いを込めたメッセージを送ることは恥ずかしく感じられるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

この時はDMを見せてもらえるとは思っていなかったので驚きでしたが、私のように「セラピストからDMを見せてもらった」「他の客のLINEを見た」という人が少なからずいるということを後から知りました。

 

 

 

 

 

また、セラピストは、自分の彼女や奥様にDMやLINEを見せているというツイートも見たことがあります。女性と会うセラピストの活動が、あくまでも仕事なのだとパートナーに理解してもらうためだそうです。

 

 

 

 

「指名しているセラピストが、自分のLINEを他の客に見せていた」と悲しいツイートをしている方もいました。自分のLINEを他の客に見せていたことが発覚するなんて、辛すぎますよね。

 

 

 

 

男性用風俗と女性用風俗を単純に比較できませんが、風俗嬢さん達のTwitterでは、男性客のLINEがツイートで晒されている内容をよく目にします。それぐらい風俗嬢さん達にとってDMやLINEはやはり業務的なものなのでしょう。

 

 

 

 

ガチ恋してしまいますと、セラピストとの連絡はプライベートでやりとりしているような感覚になります。好きな男性との連絡は、業務連絡だとは思えず、まるで恋人と連絡を取り合っているような錯覚に陥ります。

 

 

 

 

セラピストにとってはDMやLINEは業務連絡なので、セラピストはお店のスタッフに見られてもいい内容をやりとりしているということになるでしょう。

 

 

 

 

過去の私もそうでしたが、女風ユーザーのツイートを見ると、セラピストとの連絡が日常生活の中でも非常に重要なものとなっている人が多いです。ということは逆を言えば、連絡頻度が下がったり内容が思わしくなかったりすると、辛くもなってしまうということです。

 

 

 

 

「セラピストにとってDMやLINEはあくまでも業務連絡」ということを理解して、冷静に利用することを願っております。
 

 

 

 

猛暑の中アクセスいただきましてありがとうございます。皆様どうぞ御身体にお気をつけてお過ごしください。

 

 

 

 

展開が遅く感じる方は、まとめて読んでいただけますと大変ありがたいです。

 

 

 

私のペースで大変恐縮ですが、私なりにコツコツ進めてまいります。

 

 

 

 

 

 

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