私は普段から、相手に対して怒ったり感情をぶつけたりすることはほとんどない。

 

 

 

 

J君に出会ってからも「アスカちゃんは、人の悪口や文句を言うことがないからすごい」と言われたことがある。

 

 

 

 

そんな私だが。

 

 

 

 

 

J君からのLINEを見て、珍しく怒りが込み上げてきた。

 

 

 

 

 

16時に会えるとばかり思っていたので、その時間で事前に色々と手配していた。

 

 

 

 

レンタカーは時間数で値段が変わる。J君と会えるはずだった時間に会えなくなれば、2時間分高く払うことになる。

 

 

 

 

 

また、初日のホテルの食事時間もすでに決めていた。豪華ホテルの対応が丁寧で、メールで事前に食事の希望の時間を聞いてくれた。だから希望時間を指定できたのだ。18時からホテルに向かったら、その時間に間に合わない。

 

 

 

 

 

しばらくイライラがおさまらず、気持ちを鎮めたくてデパートの人ごみの中をウロウロと歩いた。

 

 

 

 

 

なぜか、すれ違う周りの人まで嫌な人たちに見えた。

 

 

 

 

 

美容室の予約時間の15時になる。

 

 

 

 

J君に会うために綺麗にすることは楽しみだったはずなのに、美容室に向かう自分の姿が虚しかった。

 

 

 

 

 

予約したので仕方なく美容室に向かう。

 

 

 

 

 

席に着くと、綺麗な美容師さんが笑顔で話しかけてくれる。だが私の心はイライラが止まらない。

 

 

 

 

 

 

美容師さん)

「今日は、どこかへお出かけですか?」

 

 

 

 

アスカの心の中)

(そんなこと、今、聞かないでよ)

 

 

 

 

 

 

 

何気ない質問に、さらに不機嫌になる私。

 

 

 

 

アスカ)

「お出かけってわけじゃないです」

 

 

 

 

ぶっきらぼうに答えてしまった。

 

 

 

 

 

美容師さんが髪をセットしてくれている間、なぜこんなにもイライラするのか自問してみた。

 

 

 

 

 

J君のLINEにびっくりしすぎて、頭がぼんやりとしたままだったのだが。

 

 

 

 

 

自分が何に怒っているのかようやく気付いた。

 

 

 

 

 

J君からのLINE。
 

 

 

 

「18時には行けると思う!」

 

 

 

 

この言葉からは、謝っているようには感じられなかったのだ。

 

 

 

 

 

もしJ君からのLINEが、心からお詫びしているような内容ならば、予定変更でも受け入れられたし、イライラも湧かなかったかもしれない。

 

 

 

 

 

「18時には行ける」というメッセージからは、まるで18時に来れることが素晴らしい事のように聞こえてしまった。

 

 

 

 

 

J君が全力で急いでくれて、最速で来ようとして18時になるのかもしれない。

 

 

 

 

だが、1ケ月も会えなくて、その間は出勤スケジュールや口コミに耐えなければならない私にとって、久しぶりにやっと会えるこの日の時間がこんなにも簡単に変わることが、悲しかった。

 

 

 

 

アスカの心の中)

(前々から日時を決めていたのに、そんなに急に会議が入るものなの?)

 

 

 

 

疑いたくなる気持ちも湧いてきた。

 

 

 

 

 

心の中がぐちゃぐちゃなまま。

 

 

 

 

 

それに反して私の髪は、どんどん美しく変化していく。

 

 

 

 

 

壁に掛けられた時計の装飾が目に入る。可愛い小人たちが描かれているが、それすら憎く見えた。

 

 

 

 

 

 

これほどつまらない美容室は初めてだ。

 

 

 

 

 

だが、イライラしたままで旅行の時間を迎えたくない。

 

 

 

 

それに、本業で急遽会議が入ることはあり得るし、急いで来てくれるならそれはありがたいことだ。

 

 

 

 

そう自分に言い聞かせて気持ちを落ち着かせた。
 

 

 

 

 

なんとか笑顔を作って、美容室のお支払いをする。

 

 

 

 

髪のセット4,200円。

 

 

 

 

 

16時から18時まで何もする気が湧かなかった。気持ちを変えるために、デパートに戻り、洋服売り場をもう一度ウロウロした。

 

 

 

 

 

どんなに洗練された服も目に入らない。

 

 

 

 

 

 

レンタカーの会社やホテルにも、時間変更について電話で謝った。

 

 

 

 

 

 

2時間経過。

 

 

 

 

 

J君との待ち合わせ場所へ。

 

 

 

 

 

 

18時ぴったりにJ君が来た。

 

 

 

 

 

J君)

「アスカちゃん、会議で遅くなってごめんね!」

 

 

 

 

 

 

いつも通りのオシャレで髪型もきまっているJ 君。

 

 

 

 

 

 

焦った様子もなく笑顔で現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

____________________

 

後日談です。

 

 

 

ブログを書くようになり、後から知ったことがあります。

 

 

 

 

この回のアスカのように、LINEやDMにおいて、セラピストからの言葉で悩んでいる人はとても多いです。

 

 

 

 

 

金銭的な制約がありますのでセラピストと頻繁に会えない人が多いです。そうしますと、LINEやDMでのやりとりが大切な二人の
繋がりになります。

 

 

 

 

次に会える日まで唯一の繋がりであるセラピストからのメッセージは、お客側にとって大きな意味を持つようになります。

 

 

 

 

Twitterでも「LINEやDMの内容にがっかりした」「イライラした」「指名する気が失せた」という内容の呟きもよく見られます。

 

 

 

 

それぐらいセラピストからの一言一句が、女性に大きな影響を与えます。

 

 

 

 

セラピストは複数女性と会っているので「私だけ嫌なことを言われているのではないか?」という気持ちも湧いてきてしまいやすいです。

 

 

 

 

 

猛暑の中アクセスいただきましてありがとうございます。皆様どうぞ御身体にお気をつけてお過ごしください。

 

 

 

 

 

エピソードの進度が遅くて大変申し訳ございません。私のペースで恐縮ですがコツコツ進めてまいります。

 

 

 

 

 

進みが遅いと感じる方は、あとから数ヶ月分まとめて読んでいただけますとありがたいです。

 

 

 

 

 

 

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こちらを記事を読んでから

読んでいただけますと内容が分かりやすいです。

 

 

 

 

 

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私の調べたことをもとに書いています。

特に、私アスカが感じている

風俗の危険な面にフォーカスを当てています。

 

 

 

 

すべての女風店やセラピストが

私が書いてある通りということではなく

良いセラピストもいます。

一方で、

ブログに書かせていただいているような

危険な現状もあるのだと

受けとめていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

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