石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -9ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

1995年 トニー・スコット監督、出演:デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマン

 

この映画、好きで何度も観てしまう。

 

最初は、他人事とは思えない親近感を持った。


核ミサイルの発射の是非という極限状況は特殊だけど、上司の二人の真逆の主張がどちらも正しくて、部下としてはどう判断すればいいかわからない――そんな、普通のサラリーマンでも起こり得る戸惑いに、ドキドキした。

 

その次に観たときは、セリフの妙に注目。

 

そもそもこの物語のドラマは、隔離された潜水艦内での艦長と副長の対立にある。


最初に来た電報が、核ミサイルの先制攻撃命令。が、その後に来た電報が途中で切れて読めず、GOなのかSTOPなのかわからない。最初の攻撃命令を実行するか待つかで意見が割れた。


結局は「降伏したから攻撃中止」という電報だったことが判明、待つという副長の判断が正しかった。

 

物語の途中、二人が談義する伏線がある。リピッツァナーという馬について、艦長はポルトガル生まれ、副長はスペイン生まれだと主張。

 

そしてラスト、艦長が「私が間違っていた」と認める。が、リピッツァナーは(ポルトガルではなく)スペイン生まれだった、という言い方で。

もちろん核ミサイルの件を言っているのだが、その謝罪の仕方がこう。非常に気が利いていて好き。

 

そして、その後観るごとに「いいなあ」と思うシーンが増える。

 

たとえば。

ラストの軍法会議の間、艦長の愛犬を、ペーペーっぽい水兵さんが明るい空のもとで番している光景が好き。上下関係がハッキリしていることが印象的でわかりやすい。

 

もう一つ。

艦長と副長の対立時に、副長に味方する部下がいる。けれどそれは副長を尊敬しているわけでも好きなわけでもない(むしろ嫌っている)。ただ、それが規則に則っているという理由だけ。元々は艦長との仕事が長いはずの人なのに、その潔さがすごいと思った。

これも印象的。

 

で、こんなに何度も観ているのに、この「クリムゾン・タイド」というタイトル、ずっと意味がわからないままでいた。

 

直訳すれば「深紅の潮流」。潜水艦で様々な出来事が繰り広げられるという感じがありあり。うん、なるほど、と思った。

 

が、もう一つ意味が。

この潜水艦が「アラバマ」という名前であり、アラバマ大学のスポーツチームの愛称が「クリムゾン・タイド」というのだとか。

 

う~ん、そんなところも洒落てて粋。

 

好きなだけじゃなくて、物語を書く立場でもお手本になる。

「対立」「セリフ」「印象的なシーン」「象徴的なタイトル」という、大事な要素をたくさん見せてくれる映画なので。

 

(了)

 

 

 

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今さらだけど、この年末年始は最悪だった。


タミフルの後発薬が不足しているとニュースになった。そんなインフル猛威の網に、私もかかった。

 

相方が発熱、でも2日寝込んだ後復活した(検査は陰性……でもこの検査が早すぎて反応せず、移されたと思われる)。

 

遅れて私も微熱は出たが、同じように2日程度で回復するだろうと高を括っていた。インフルじゃないんだから、と。


が、その後熱はぐんぐん上がり、解熱剤を飲むと多少下がるが、切れるとまた体温計が振り切れるほどに上がる。

 

それを3日繰り返し、とうとう病院へ行った。

年末だから開いている病院が限られ、混雑が予想されて、できれば行きたくなかったのだ。


でも食べ物が喉を通らないし、ついに紅茶さえも飲むと気持ち悪くなった。

 

これはコロナじゃないだろうか? そう思ったから、検査してもらった方がいいな。と、よろよろふらふらしながら出かけた。

 

開院時間前に着いたのだが、既に入口には長い列。

同じく熱に苦しんでいる人が、行きつけの病院が休みのため、こぞって押し寄せたのだと思う。

 

受付を済ませ、「空いている席でお待ちください」と言われたが、どっこも空いていない。

診察に呼ばれた人の後に椅子取りゲームみたいに座る。そしてぐったりもたれて待った。

周りも総じてそんな調子。

 

受付の列は途切れる様子もなく、私が待つ間だけでも外まで伸びまくり、百人は下らないように見えた。

 

今はコロナとインフルいっぺんに検査できるということでお願いし、一瞬鼻に検査棒を突っ込むだけでそれは終わった。そこまで一時間。

それから診察室に呼ばれて、「インフル陽性でした」と言われるまで更に一時間。

 

タミフルと咳止め出します、と言われ、「あの~、既に〇〇と××の解熱剤を数日飲み続けてるのですが、大丈夫でしょうか?」などと聞いたが「ああ大丈夫大丈夫」とさっさと診察は終わった。

 

後から確認したところ、その日の休日当番医はそのお医者ただ一人。

たった一人でその大人数をこなしていたわけで、患者一人一人の細かい言い分を聞いている余裕など到底なかったと思われる。

 

それからまた薬局で30分待ち。咳止めが不足しているとかで、もう何でもいいです、と返事した。

 

やっと家に帰れてすぐに無理やり何か食べ、タミフル飲んで寝た……熱が完全に下がるまで2日。

でもタミフルは5日間飲み切ること、と固く言われたので、飲み続けたが……たぶん、強くキツイ薬なのだろう。ずっと気持ち悪さと頭痛と目痛が続く。


で、寝てばっか。

 

ようやく食事も喉を通るようになり、久しぶりに外に出てみたら。

世の中のお正月は終わっていた。大掃除もお料理も初詣も挨拶回りもすべてすっ飛ばした年越しだった。

 

(了)

 

 

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定期的に応募している短編コンテストで、久しぶりに佳作をいただいた。

 

それだけで嬉しいし、お祝いコメントをくださるフォロワーさんがいるのも嬉しいし、佳作だと主催者側からの感想ももらえるので、三重に嬉しかった。

 

第231回超妄想コンテスト「天使」で、佳作をいただいたのはこちら。9分で読めます!(現代ファンタジー)

きみのおかげ

 

 

 

さて、裏話です。

 

今回の「天使」というお題に対して書いた「きみのおかげ」、どういったきっかけでこういう話になったか、という。

 

ひと言でいえば「ドラえもん」だった。

 

誤解なきよう先に書いておくけれど、私は「ドラえもん」が大好きである。

子どもの頃から、その楽しい便利道具の数々に憧れた。

 

特に欲しかったのが、「暗記パン」と「翻訳こんにゃく」。

 

翻訳こんにゃくの方はもう、こんにゃくではないけれどパソコンやスマホで実用可能になっている(微妙な訳も多いけど)。

 

超が百個付くほど暗記が嫌いだった私は、写して食べるだけで頭に入る「暗記パン」を本気で欲しかった。

こちらは未だ見かけないように思う。

 

とにかくそういったグッズにワクワクし、絵柄も好きだったので、発売された分の原作漫画は全巻持っていて、繰り返し繰り返し読んだ。

 

けれどつい最近、知り合いに言われたのだ。

「のび太が嫌いなの」と。

 

よくよく聞いてみれば、何の努力もしないですぐにドラえもんに泣きついては便利な道具で助けてもらうからだと言う。

 

これは私には全くなかった見方で、言われてみればそうかもしれない、と初めて思った。

 

それで、毎度泣きついてはその道具の利便性を生かせずちっとも成長しないのび太を、ドラえもんはどう思っているのだろう、と考えた。

 

もちろん、二人は親友なのでお互い大好き同士。

でも原作はそうでも、さて私のように歪んだ人間が、この二人の思いやりのバランスが崩れたらどうなるのか、と考えた結果。

 

いつも好意で助けてくれるドラえもん。

それに乗っかって甘えるのび太。

やがて、のび太はどんどん図に乗って要求を高めていく。

ドラえもんはそれに応えようとして、大変な努力を強いられるようになる。

でものび太はそのことに気づかない……となると。

 

最初は好意だったものが、違ったもの変わってゆくかもしれないな。

とか思ったわけで。

 

だから、元々は守護天使だった相手が、こちら次第でそうじゃなくなる。

といった話になった。

 

暗い……

 

でも、複数の方に、人間の弱さが描かれている、との感想をいただき、そこまでは考えていなかったのだけど、キャラには作者の人格が投影されるもの。

おそらく私自身が弱いからこういう話になったのだと思う。

 

そして、それを評価してくださった皆様に、感謝です。

 

(了)

 

 

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三菱UFJ銀行で、貸金庫に預かった客の資産を行員が盗んだという事件が発覚。

被害総額は金塊2.6憶を含め、14億とも17億とも報じられている。

 

貸金庫は、銀行側とお客のそれぞれがキーを持ち、その両方が揃わないと開けられない仕組みだとか。

 

お客のキーは、ご本人が持つ「正鍵」と銀行側が保管するスペアキーがあって、容疑者はそのスペアを不正利用したとのこと。

 

そのスペアキー、封筒に入れて届出印などで封印、保管されているそうな。

それを開封したことがわからないよう上手に開けて使用したらしい。

スペアキーの管理はその容疑者一人で行っていたとか。

 

そんな雑なやり方が4年半も発覚しなかったというのは、何というか、アナログでかなり不用心な……行員のモラル頼みの管理?

 

大事なものだからとわざわざお金を払って貸金庫に預けたはずなのに。

そうなるともう銀行ですら信用ならないと、世のタンス預金が増えそうな。

 

そして、お客と管理者(真面目な行員の方々)双方にとって、面倒な未来になりそうな予感。

 

だって、今後はスペアキー、支店ではなく本店で一括管理する方向、とか。

 

これ、キャッシュカードの暗証番号忘れまたは間違え3回でロックされちゃった、と同じパターンでは。

 

この場合、銀行に尋ねて調べてもらって終わり、かと思ったら、そうじゃない。

 

「暗証番号再登録」または「キャッシュカードの再発行」をしなければならず、そのため届出印やら本人証明やらをそろえて窓口へ出向く必要があり、再発行だと手数料がかかったり。

 

そして新カードが届くまでに数日待たなければならなかったりする(細かいところは銀行によって異なる)。

 

貸金庫も、スペアキーが本店一括管理となれば、そういった一手間二手間面倒なことになりそうだなあ、と思う。

 

貸金庫、預けた本人ならともかく、例えばその方が亡くなって、ご遺族がその預けた何やらの資産を引き取ろうにも鍵が見つからない、銀行のスペアキーが必要、といったこともあるんじゃないか。

 

その場合に本店に提出する書類とか証明書だとか何とか……ただでさえ煩雑な手続きが多い中、これ一つでげんなりしそう。

 

そういえばその昔、制服着用の仕事をしていたときに、女性だけ外食などをする場合に外出届が必要という謎ルールがあった。

何故に女性だけ、とかなり反発したものだったけれど、聞いてみれば、過去に外出中の女性社員への傷害事件があったとか。

犯人は、その会社に何やら逆恨みを抱いていたらしい。

ちなみに男性は背広、女性は制服だったので、だから女性のみに外出届がルール化されたようで。

まあ制服でその会社の者だと一目でわかるものね……

恐らくキャッシュカードの暗証番号忘れの管理にも裏にあれやこれやがあったのだろう。


つまり、いろいろと面倒にできている世の中の諸般の手続きや謎ルールは、こういった過去の事件が起因しているのだろうなあ、と思い、ため息が出る。
 

(終)

 

 

 

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アニメ映画なのに、観に行った回に子どもは一人もいなかった。

観終わった後、なぜなのかがよくわかった。

多分、他の回にもあまりいなかったんじゃないかと想像。


ドラえもんとのび太くん、みたいな、ロボットとの友だち関係が、唯一無二、親友は君だけ、というある種のメルヘンではないところが、子どもにはちょっと酷で理解不能な結末なのかもしれないな、と。


ストーリーは、孤独な犬とロボットとの友情物語(以下、ちょっとネタバレありです)。

 

二人は、いつも一緒に楽しく過ごすようになる。

が、海水浴でロボットは錆びついてしまい動けなくなる。

運べる重量ではなかったため、砂浜に放置するしかなくなる。

犬はロボットを助け出そうとあれこれ動くのだが、ビーチはシーズンオフで閉鎖、入り込もうとする犬は不審者扱いされ、結局来年の夏までロボットはそこにそのまま……。


観ている側は当然、1年後に再会、無事助け出して二人の友情は復活、という結末を期待する。

 

が、その間の、つまりタイトルはこういうことか、というあれやこれやが、もう悲しくて切なくて。

楽しい映像と音楽とが、だってどうせ……なんでしょ、と、胸が痛くなった。


過ぎていく日々の中で、変わっていく優先順位。

友情もその一つで、お互いがだんだん前より大切な今を持つようになる。

それでも最後は元の二人に戻れるんだろう、と思った結末は意外な方向へ。


二人共が、以前に大切だった何かより、今の何かを大事にする方を選ぶ。

あれほど会いたくて会いたくてしかたなかったのに。

でも、それがお互いの為だと思いやった結果だった。


そうして人(この場合は犬とロボット)は大人になっていく。

生きていくとはそういうことの繰り返し。

切なくて悲しいけれど現実的。

とても、わかる。


子どものうちはちょっと受け入れがたいバッドエンドかもしれない。

でも、いろんなことに折り合いをつけ、思いやりなども身に着けた大人になってから観てみると、ハッピーエンドでもあるとわかるんじゃないだろうか。


可愛らしい絵柄の割に重厚、102分と短いのにズッシリときた映画だった。


個人的には、犬、夏の終わりの時点でもうちょっと頑張れたんじゃないかな、と、背中を押したい気もしたけれど。


(了)
 

 

 

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昨年末、東京都の対象店舗でお買い物の際、〇〇Payで決済すると10%が戻ってくるというキャンペーンがあった。


対象〇〇Payは4種類、戻りの上限は各3千円、全部のPayを目一杯使えば1万2千円が戻ってくる計算になる。


ただし、その最高額をバックされる=実際12万円の買い物をした、ということ。


必要以上の何かを買っても無駄遣いになりかねないので、お祭りのノリを自分から排除、と言い聞かせる。


とにかく必ず要り用になるもので、結構な大物を優先的にリストアップし、キャンペーンが始まるや否や、大急ぎで対象店舗を回り始めた。


なぜならこのキャンペーン、半年前にも催されていたのだが、そのときには途中で東京都の予算切れで、期間終了を待たずに打ち切られたから。


今回、その煮え湯を再度飲みたくなかったので、とにかく急ぎ使いまくった。
普段の食料品、生活日用品、外食、年末お掃除関連グッズ、お土産、プリンターインク、コンタクトレンズ、美容院等々。


今では大体のお店で〇〇Payが使えるようになっているので、使うたびにスマホ画面にキャンペーン10%返ってくるよ、と表示され嬉しかった。


私の場合、〇〇Payは2種類しか持っていないからそうそう使い過ぎにもならなかったように思う。よって来月からしばらくは少し生活費が浮く……はず。


案の定、今回もやはり東京都予算切れで当初予定より期間短縮されたけれど、まずまず恩恵にあずかれたと思う。


後は、病院代もこれで払えるともっとよかったのだけれど、医療関係の支払いは現金のみのところが多くてPay対象じゃなかった。


それから、私は普段、割と千葉や埼玉のお店へも出かけるので、ついうっかり10%バックされる気分で使いそうになって……そうそう、これは「東京都」のキャンペーンだった、と事前に気づいて胸を撫で下ろしたこと数回。


自分の場合、Payを口座に紐づけていないので、コンビニなどで事前チャージ、プリペイドな形で使っている。だから、残額が足りなくなると結構めんどくさいのだ。


紐づければいいのだが、どうもITは得体がしれなくて嫌。今更とも思うけど、できればあんまりあちこちあれこれ繋げたくない、という気持ちがある。


それでもこういったキャンペーンがあれば、どうにか理解できる範囲で「お得」の仲間入りをしよう、という気概はある……


もう少し小難しいことになると、ついてゆけなくなる可能性は大だけど、今回は結構頑張ったと自画自賛中です。


(了)
 


 

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年末恒例の振り返り。今年はどれだけ書いただろうか、の備忘録。

○シナリオ 55枚(焼き直し) 1本
○シナリオ 枚数自由のシリーズ(焼き直し) 10本
○小説長編 なし
○小説短編(8000字以内) 24本(うち5本は焼き直し)

総計、小説24本、シナリオ11本(落選作やストックの焼き直し含む)。他、このブログを週1更新(毎回2.5枚くらい)。

今年の朗報(ちょっとだけ)
○短編コンクールで佳作を1回、優秀賞を1回。
○個人様運営のコンクールで受賞1回。
○他薦小説紹介サイトでご紹介いただいた物1本。読んで「良い」と思ってくれて、紹介してくれて。そこからフォロワーさんが増えて。とても感謝です。

ちなみに去年は
○シナリオ 55枚(焼き直し)3本
○シナリオ 20枚(焼き直し) 1本
○小説長編 400枚超 1本
○小説短編(8000字以内) 26本(うち1本は焼き直し)

まあ、数的にはあまり変わり映えしない。

今年は、シナリオのシリーズものを始めたのだけど、1話完結の連載漫画、または連ドラをイメージしながら書いた。


これはもうライフワークと思っているシリーズなのだけど。若い頃から書き続けてきた野球ベースの物語の推敲版を順次公開したもので。作者としてはとても気に入っている。


なのにどうも……読者がつかない。

野球モノって人気ないのかなあ。

 

このシリーズを書き始めたきっかけは、昔、とある女性コミック誌の原作コンクールで佳作を取ったこと。

そのシリーズとして読み切り連載はどうかと持ち込んだら「女性は野球苦手だから」とボツになった。


今回公開した小説サイトには男性もいるのだけど、それでもダメなのかなあ……。

 

というわけで、ストックはまだまだあるのに(掲載誌もないのに勝手に書き溜めていた)、10話で止まっている。

公開し続けるべきか、あるいはシナリオ形式というのがよくないのかも、と小説形式に書き換えるか? と考え中。

来年への課題の一つにしよう。


このところあ短編ばかり書いているけれど、続けられる限り続けて、その中で深堀りしたいテーマが出てきたら長編にしてみようか。

そう思いながらもう何年目になるだろうか……_| ̄|○


とにかく今のところは、続けることが第一目標になってます。

 

(了)


 

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もうそんな時期か……と、季節の風物詩として定着した感のある「流行語大賞」と「今年の漢字」。


2024年は、流行語大賞が「ふてほど」、今年の漢字が「金」。


個人的には違和感がある。


「ふてほど」なんて、周りで言う人を見たことがない。

もちろん、「不適切にもほどがある」というドラマタイトルの略だということは重々承知で、おそらくⅩのリアタイのタグなんかにもなってたりして、私自身このドラマにはどっぷりハマっていた。


何が違和感かというと、「流行語」としてしゃべられていたかどうかという点で。


確かに「流行」はしたけれど、その言葉、誰か連呼してましたっけ? みたいな。

事実上、「流行大賞」ということなんでしょうか?


ちなみに去年が「アレ」(阪神岡田監督が「優勝」と言わず隠語みたいな感じで使っていた)、2022年が「村神さま」(うん、確かにヤクルト村上、すごかった)、2021年が「リアル二刀流/ショウタイム」(大谷フィーバー開始)、その前が3密(コロナ……)。


野球好きな身としては、なるほど使った言葉ではあるけれど、野球に無縁な方は、「アレ」も「村神さま」も何だよそれ、って感じではないでしょうか? 

3密は確かに使った……。


野球関係の言葉が続いたということで、今年はそれ以外が選ばれたらしいけど、やっぱり「ふてほど」よりは「50―50」じゃないのかなあ。

 

野球でなければ「闇バイト」の方がよっぽどよく耳にした気がする。暗いイメージだし、誰に表彰するんだって話になるんだろうけども。


今年の漢字に関しては、また「金」か……と思ったのは多分私だけじゃないと思う。

一般投票で最も多かった漢字が選ばれるということだけれど。

 

オリンピックイヤーはもうこれしかない、みたいな感じになってる気がする。嬉しかったのは確かだけど。


他にあげられた理由、佐渡山の世界遺産認定もおめでたいけれど、今年を代表するかという点で言えばちょっと弱いように思う。


オータニの値千の活躍、との理由はちょっと苦しいのでは。


「裏問題」との嫌な意味も含まれているといわれれば、そうね、とも思うけど、でも「金」……何かどうもピンとこなかった。


自分的には「高」でしょうか。

物価がもう、何もかも値上がりしまくり、あっちを見てもこっちを見ても高い物ばっかりで、きゅうきゅう言っているので……。

 

(終)
 

 

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「記憶にございません」

映画は、2019年公開、監督:三谷幸喜、主演:中井貴一

 

この映画は、三谷さんらしく、相変わらずのサービス精神で、魅力的な俳優陣がこれでもか、と大量出演している。

 

内容は、腐り切った政治で大不人気の嫌われ者、黒田総理の変貌物語。

石をぶつけられて記憶喪失に、そして善人になった黒田は、政治も私生活も立て直していく。

 

何というか、お願い現実もそういう方向に行ってくれ、という思いで見てしまう作品だった。


 

これを宝塚が上演、幸運ながら観る機会に恵まれた。


中井貴一さんの中年ダメダメ総理を、今最も生きが良くダンス演技力歌の三拍子全て最高レベルの星組トップスター礼真琴さんが演じた。


いやあ……正直、こういう題材を宝塚が、というのは、ものすごい違和感があったのだけど、そこは実力者ぞろいで。


政治家の話とあってほぼほぼスーツのかっこよさ。
礼さんの心地よく響く声音とキレッキレのダンス。
今作で卒業の娘1舞空瞳さんの美しさ、可愛らしさ。

そして、おそらく次期トップの暁千星さんの、ダイナミックで見栄えのする立ち姿、ダンス、お歌。


その主要人物だけでも見ごたえ十分だったのだけど、三谷作品はとかく出演者が多く、そういう意味ではたくさんのジェンヌさんに役の割り振りをしたい宝塚舞台に向いていたのかも、と想像。


三谷さんご本人のご感想も読んだけど、礼さん、舞空さんへの称賛は大体想像通りながら、ひろ香祐さんという、映画では梶原善さん演じた幼馴染役のジェンヌさんに触れていた。


そう、私も思ったのだけど、いやもう振り切れていた。

「あのメイクは宝塚的に大丈夫だったんでしょうか」と三谷さんが心配するほど、オヤジになり切っていて、めちゃくちゃ笑わせてくれた。


私は、どちらかというと、タカラヅカ舞台なら、たとえ悲劇で終わろうとも、洋物の歴史がかった内容の方が好きなのだけど、星組の紅ゆずるさん辺りからのコメディは大好き。


そういえば、あの頃から礼さんはコメディでも何でもオールマイティだったっけ。


とにかくこの「記憶にございません」、おそらくどの方がご贔屓であっても見どころがあったであろう、元気づけられて劇場を出ることができた楽しい作品だった。


(了)
 

 

 

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自分も十二分にそういう年頃なので、傍観者とは限らないという自戒を込めて、ネタにするしかない、と思ったオバチャンの生態。



例えばスーパーで。

なぜそんなに寄ってくる? と思うオバチャンがいる。レジに並んでいると、カートの籠がこちらの腰辺りにぐいぐい突き刺さるほど。


嫌だなあと思って無理やり前へ詰めると、その分また詰めてくる。すると私も前を押す形になってしまい、後ろからはぎゅうぎゅうに寄られ、つま先立ちになってしまうくらい。

カートがなくても彼女の呼吸がかかってくるほどの詰め方。

これは、何かの列に並んでいるときや、温泉の洗い場などでも同様で。何故ガラガラに空いているのにすぐ近くに寄って来るのか、すごく不思議。

パーソナルスペースというものが違う世代なのだろうか。もっと距離に余裕を持とうよ……と思ってしまう。

 

人を頼る姿勢に驚いたこともある。

とある公衆トイレで。
最近は、手を差し出すだけで感知し水が出る蛇口が整備されているところも多い。

当然取っ手がないので、初めて使う人は戸惑うだろう。

困っている様子であれば、「手を差し出すと水が出ますよ」と一言かけるくらいは私もする。するとありがたがってくれるので悪い気はしない。

が、洗った水浸しの手をどうしよう、といった目で再びこっちを見てきた(ハンドドライヤーやペーパータオルはなかった)。


ちょうど手を拭いている私のハンカチにその視線……いや、貸しませんけど。絶対嫌ですけど。そこまでは親切になれません。

知らんふりしてさっさと出たが、その甘えっぷり、図に乗り度合いがよくわからなかった……。



また、旅行先で路線バスを使って回ったときのこと。

同乗していたオバチャングループが、どうも降りるところを通り過ぎてしまったらしい。で、降り口に立ったまま運転手さんにどうしたらよいかを延々と尋ね、発車時刻が大幅に過ぎてゆくのもどこ吹く風で、他の客も運転手さんもイライラ。

ようやく降りていき、いや、そこでまた立ち止まって、「で、私達、帰りはどうしたらいいの?」とのたまった。

運転手さんは白目を剝き、「知らんわ!」という一言を何とか飲み込んだように見えた。

路線バスをツアー観光バスと混同、運転手さんをガイドと勘違い、何でもかんでも請け負ってもらえると思い込む逞しさに脱帽した。


他、最近は交通系カードが浸透してきたのでなくなったが、昔は切符を買うために並ぶことがあった。

コンサートや野球観戦などがあれば、最寄り駅で「帰りの切符を今のうちに買っておいてください」と事前に放送がかかった。なので、行きの時点でもう、それはそれは長い列ができたのである。

そんな長い待ち時間の間、ぺちゃくちゃしていて何もしない。やれ自分の番になって初めて路線図を見上げ料金を確認し、それから財布を取り出す。だから倍の時間がかかる……というのは大概オバチャンだった。


すごく怖いのが、交差点を前後左右を確認せずに自転車ノーブレーキで飛び出してくるオバチャン。何ならスマホを見ながら。

こちらが徒歩だとケガさせられる、車だとケガをさせてしまう。
どちらも遭いたくない人災だ。

世界が自分のために回っている――つまり誰も彼もが自分をちゃんと見守っていて、危険を避けるよう動いてくれる。全て良きように計らってくれる。そう信じ切っているように見える。


まあ昨今はオバチャンに限ったことでもないけれど、……そういえば昔「オバタリアン」という漫画が流行ったことがあった。
つまり、小説のネタを拾った、と思えば、なかなかに愉快とも言えるかも。

(了)
 

 

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