もうそんな時期か……と、季節の風物詩として定着した感のある「流行語大賞」と「今年の漢字」。
2024年は、流行語大賞が「ふてほど」、今年の漢字が「金」。
個人的には違和感がある。
「ふてほど」なんて、周りで言う人を見たことがない。
もちろん、「不適切にもほどがある」というドラマタイトルの略だということは重々承知で、おそらくⅩのリアタイのタグなんかにもなってたりして、私自身このドラマにはどっぷりハマっていた。
何が違和感かというと、「流行語」としてしゃべられていたかどうかという点で。
確かに「流行」はしたけれど、その言葉、誰か連呼してましたっけ? みたいな。
事実上、「流行大賞」ということなんでしょうか?
ちなみに去年が「アレ」(阪神岡田監督が「優勝」と言わず隠語みたいな感じで使っていた)、2022年が「村神さま」(うん、確かにヤクルト村上、すごかった)、2021年が「リアル二刀流/ショウタイム」(大谷フィーバー開始)、その前が3密(コロナ……)。
野球好きな身としては、なるほど使った言葉ではあるけれど、野球に無縁な方は、「アレ」も「村神さま」も何だよそれ、って感じではないでしょうか?
3密は確かに使った……。
野球関係の言葉が続いたということで、今年はそれ以外が選ばれたらしいけど、やっぱり「ふてほど」よりは「50―50」じゃないのかなあ。
野球でなければ「闇バイト」の方がよっぽどよく耳にした気がする。暗いイメージだし、誰に表彰するんだって話になるんだろうけども。
今年の漢字に関しては、また「金」か……と思ったのは多分私だけじゃないと思う。
一般投票で最も多かった漢字が選ばれるということだけれど。
オリンピックイヤーはもうこれしかない、みたいな感じになってる気がする。嬉しかったのは確かだけど。
他にあげられた理由、佐渡金山の世界遺産認定もおめでたいけれど、今年を代表するかという点で言えばちょっと弱いように思う。
オータニの値千金の活躍、との理由はちょっと苦しいのでは。
「裏金問題」との嫌な意味も含まれているといわれれば、そうね、とも思うけど、でも「金」……何かどうもピンとこなかった。
自分的には「高」でしょうか。
物価がもう、何もかも値上がりしまくり、あっちを見てもこっちを見ても高い物ばっかりで、きゅうきゅう言っているので……。
(終)
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