貸金庫盗難事件に思う(25/1/19) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

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日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

三菱UFJ銀行で、貸金庫に預かった客の資産を行員が盗んだという事件が発覚。

被害総額は金塊2.6憶を含め、14億とも17億とも報じられている。

 

貸金庫は、銀行側とお客のそれぞれがキーを持ち、その両方が揃わないと開けられない仕組みだとか。

 

お客のキーは、ご本人が持つ「正鍵」と銀行側が保管するスペアキーがあって、容疑者はそのスペアを不正利用したとのこと。

 

そのスペアキー、封筒に入れて届出印などで封印、保管されているそうな。

それを開封したことがわからないよう上手に開けて使用したらしい。

スペアキーの管理はその容疑者一人で行っていたとか。

 

そんな雑なやり方が4年半も発覚しなかったというのは、何というか、アナログでかなり不用心な……行員のモラル頼みの管理?

 

大事なものだからとわざわざお金を払って貸金庫に預けたはずなのに。

そうなるともう銀行ですら信用ならないと、世のタンス預金が増えそうな。

 

そして、お客と管理者(真面目な行員の方々)双方にとって、面倒な未来になりそうな予感。

 

だって、今後はスペアキー、支店ではなく本店で一括管理する方向、とか。

 

これ、キャッシュカードの暗証番号忘れまたは間違え3回でロックされちゃった、と同じパターンでは。

 

この場合、銀行に尋ねて調べてもらって終わり、かと思ったら、そうじゃない。

 

「暗証番号再登録」または「キャッシュカードの再発行」をしなければならず、そのため届出印やら本人証明やらをそろえて窓口へ出向く必要があり、再発行だと手数料がかかったり。

 

そして新カードが届くまでに数日待たなければならなかったりする(細かいところは銀行によって異なる)。

 

貸金庫も、スペアキーが本店一括管理となれば、そういった一手間二手間面倒なことになりそうだなあ、と思う。

 

貸金庫、預けた本人ならともかく、例えばその方が亡くなって、ご遺族がその預けた何やらの資産を引き取ろうにも鍵が見つからない、銀行のスペアキーが必要、といったこともあるんじゃないか。

 

その場合に本店に提出する書類とか証明書だとか何とか……ただでさえ煩雑な手続きが多い中、これ一つでげんなりしそう。

 

そういえばその昔、制服着用の仕事をしていたときに、女性だけ外食などをする場合に外出届が必要という謎ルールがあった。

何故に女性だけ、とかなり反発したものだったけれど、聞いてみれば、過去に外出中の女性社員への傷害事件があったとか。

犯人は、その会社に何やら逆恨みを抱いていたらしい。

ちなみに男性は背広、女性は制服だったので、だから女性のみに外出届がルール化されたようで。

まあ制服でその会社の者だと一目でわかるものね……

恐らくキャッシュカードの暗証番号忘れの管理にも裏にあれやこれやがあったのだろう。


つまり、いろいろと面倒にできている世の中の諸般の手続きや謎ルールは、こういった過去の事件が起因しているのだろうなあ、と思い、ため息が出る。
 

(終)

 

 

 

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