こうタイトルを据えると、
登山家の「そこに山があるから」的な、すごい名言を予感させてしまったら申しわけない……
ただ、創作というのは楽しいよりも、苦しかったり嫌になったりすることの方が断然多い(私の場合、80%くらいそれ)。
短編でも結構な時間と労力を食うし、賞などに認めてもらえる確率はかなり低いし、だから収入にもならない。なかなかの難行だと思う。
なのになぜ書くのか。
それでも、楽しいから。
今は素直にそう思う。「自分自身が読みたい物語」が出来た! となると、本当に楽しい。たとえバッドエンドのものでも。
だから、私はかれこれ30年ほど? も創作を続けていられるんだろう(と確認した年月に、改めて驚いている)。
ただ、毎日必ず〇百字書くとかを続けているわけではなく、ネタが浮かばなくて全くパソコンを開けない、書いたものの全部削除した、といった空白の時間もかなりあるので、賞味どのくらいの年月に圧縮されるのかはわからない。
創作をやめてしまった人も多く見た。理由はいろいろだと思うけど、自分に照らして考えてみると。
①ネタが浮かばない、膨らまない
②物語が迷走
③時間が取れない
④キャラやストーリーがどこかで見たようなステレオタイプになる
⑤賞に受からない、受かってもデビューにつながらない
⑥賞に落ちた理由がわからないので自分の欠点が直らないまま落選の繰り返し
⑦文章力など、才能がない実感から無理な気がしてくる
といった感じだろうか。
でも、私の場合、それらをクリアしたわけではなく、単に折り合いをつけて続けてきたのだろうと思う。
一つ一つ思い返してみると。
①のネタが浮かばない問題。
まずこれがないと始まらないのに、考えても何も降りてこないことがほとんど。
プロの作家さん方はきっと、まず「これを書きたい」というものがあって、だから書く、書ける、というところがあると思うのだけど、私の場合、そこがど素人で「書きたい」ものが浮かばない。
でも、身体のどこかにそれはあって、ふとした瞬間に「私これが書きたいんだ!」という思いが湧く。
その瞬間をどう揺り起こすか、なのだが、そのために小説サイトの短編コンクールに応募している。
2週間おきにお題が出るので、それに沿って考えているうちに、「ああ、あの頃こんな思いをしたことがあったな」「そうだ、これって当時は少数意見だったけど今は」みたいな何かを思い出す。
ネタはそうやって引っ張り出している。
②以降は次回へ。
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第231回超妄想コンテスト「天使」で、佳作をいただきました。9分で読めます!(現代ファンタジー)
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「冬の朝」がお題の短編です。14分で読めます! (恋愛)←ちょっと無謀なジャンル挑戦でした……_| ̄|○
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バラを育ててはいけません (ファンタジー)