トラブルに遭うと、遺恨を残すか、それでもまだ付き合いを続けるか。
その時点の相手の対応が全てだな、と思った2つの出来事(かなり前のことです)。
とある、行列ができるくらいの有名なラーメン屋さんへ出かけた。
そこは、まず自販機で注文料理の券を買うシステム。
その券はカウンター向こうの店主へそのままパス。半券が残るタイプではなかった。
で、注文の品が次々来てわいわい食べていたのだが、一人分だけ来ない。他の人が食べ終わっても待てど暮らせど来ない。
どうしたのかと店主に「唐揚げが来てないんだけど」と催促。
すると、「そんな注文、入っていない」と言う。
はあ?
だって人数分のラーメン、来てないじゃん。一人分足りないじゃん。見てわかるでしょ。
「いや、券渡しましたよ」と言うと、「え~~~?」と明らかな迷惑顔をされた。
で、「わかりましたよ、作ればいいんでしょ」みたいなことを言われ、バン、と唐揚げを盛った皿をテーブルに置かれた。
いや、頼んだのは唐揚げラーメン。唐揚げじゃない。
と言うと、店主、「はあああ?」だ。
で、その後、素ラーメンがでんとテーブルに。合わせたら唐揚げラーメンになるだろ、的に。
こっちが「はあああ?」だよ。
完全にクレーマー扱い。
半券も手元に残らないこのシステムじゃ、こちらに証拠はない。他にどうすりゃよかったのか。確かにお金は払ったというのに、ものすごく不愉快だった。
当然、その後二度とその店には行っていない。
翻って、とあるショッピングモールが主催するコンサートの抽選に当たったことがある。
喜んで会場に行ったところ、列が全然進まない。その後半が入れないまま締め切られた。
どうも手違いがあったようで、席が埋まってしまったらしい。
残念だけどタダだったから「しょうがないな」と帰ろうとした。すると主催者が、名前と住所を書いてくれという。
そして後日、そのショッピングモールからお詫びとして、段ボール一杯のお菓子が届いたのである。ビックリ。
もちろんこのショッピングモールは、今もかなりヘビーに利用させていただいている。
客をクレーマー扱いしたラーメン屋と、謝意をはっきり示したショッピングモール。
この誠意の違い。
ピンチはチャンスでもある、とよく聞く。
トラブルがあった時、そのトラブル自体がどうこうではなく、その対応如何でこちらは好きにも嫌いにもなる。
つくづくそう思ったので、いずれ小説のネタにさせていただきます。
(了)
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