石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -26ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

最終回が30分とか15分延長、というのが人気ドラマだったんだよ、とのバロメータみたいになってどのくらい経つだろう。

 

この時期、ドラマの改編期だからまたそれを目にすることも多いのか、と思いきや、今クールは不調ドラマばかりだったらしく、ほぼないようだ。

 

正直、ホッとしている。いつのまにか風習になってしまったこの「延長」が、あまり好きじゃないから。

 

連ドラ1回1時間分の脚本は、民放なら原稿用紙50枚くらい。自分も物を書くので想像はつくのだけど、多分60~70枚書いて、冗長な部分をカットし、枠に収める。

 

その際、気に入っていたシーンとか台詞とか、泣く泣く削ったりもする。だけど、結果としてその方が全体のリズムや流れが良くなり、キレのある濃い1時間ドラマになる。削りすぎて意味不明になってしまうこともあるが、大抵は前者になると思う。

 

これは脚本ばかりじゃなく、撮影にしてもそうなのじゃないかと想像している。思い入れがあって削りたくないからって全部残してしまうと、観る側からしてみれば大抵冗長にうつる。

 

そういうのを、「人気があったご褒美」として削らないでいいですよ、となったようにしか見えない延長が多いのが残念。

 

つまり、内容的には60分のものの贅肉部分を削らない90分で放送された感じ? そうなるといつもに比べて薄くなっている感が拭えない。これは、視聴者が物を書いたことがない人でも感じることだと思う。

 

延ばすならいっそ2回分を90分にして一挙放送とか、濃さを損なわないよう考えてほしい。人気あったんだよ~と自慢したいがための延長なら、ない方がいいと思うのだ。

 

だって、長ければいいってものじゃない。

 

例えばネットニュース。字数制限がないのかダラダラ何ページにも渡って要点がボケているものも多い。

バラエティの特番生放送にしても、長時間流しっぱなし、ダレた時間は人気芸人の繋ぎに頼っているだけの手抜き番組? と訝ってしまうのは毎度のこと。

 

ただ、そんなのを目にするたびに思考は自分が書くものに戻ってきて……

そう、とにかく書き殴って目標枚数に到達、やったー! ……ではなく。ちゃんと推敲して贅肉を落とし、リズムを良くする姿勢を忘れちゃならないよなあ、と気を引き締める効果にはなっている。

 

(了)

 


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ネット小説サイトで、定期的に短編コンクールをやっているところがある。それは、2週間に1回のサイクルでお題が出て、8000字以内。

 

期限がないと仕上がらない性格の私にとって、ちょうどいい締め切りになる。ということで挑戦中。

思い切り気持ちを入れ込んで、視点や語り口や構成を工夫しながら書きたい、というのが目標。

 

しかし、そろそろ10本ほどになるけれど、毎回毎回どんな話にしようか四苦八苦。何だかどれもこれも似た傾向になってる気がしてきて。


まあ、自分が書くものだから、自分の性格が表れるわけで、そういう浅さを自覚してばかりで結構辛くなる。

 

それでも、とにかく「お題」からまずどんなことを連想するか並べてみる。

 

たとえば先週の「神様、お願い」というお題なら、「明日は晴れてほしい、雨になってほしい、と二人が同時に願ったら?」とか、「運と同じで一人の持つお願い限度量は決まっている」とか絞り出すわけである。そこからストーリーをふくらませ、キャラを作り、どうやって見せていこうか、……と順次考えていく。

(結局こうなりました→「リミットフレーム」

 

 

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この作業の合間に、「あれ……昔こういうの書いたことあるなあ」と思い出すことがある。

 

今回も、神様にお願い事をする、というのは、運を天に任せる、ってこと。そういえば、「運のない男」を主人公にした話を書いたことがあった、と思い出した。

 

今回(に限らないが)、ストーリーがなかなかできなくて進まないので、その昔書いた話を引っ張り出して読み直してみた。

……結構好きかも。

当時気に入って割にノって書いたんだっけ、ということも思い出した。

 

そういう習作の手持ちが、私には腐るほどある。


もちろん、二度と読みたくない、何じゃこのひどい話は、というものも多い。

でも、かなり思い入れて今からでも何度も直したくなるほど気に入っているものもあったみたい。その中には、「今の自分より全然力強くて面白い」と思ったりするものも。


う~ん、長年書き続ければ上手くなるというわけでもないらしい……。

 

今回の短編挑戦にあたり、「必ず0から作る」と意気込んでいた。「昔書いたものを出すのは負けだ」と。


でもそういう今では書けないような、お気に入り厳選の話達も捨てなくていいのではないか。ちょいちょい出していくのもいいかもしれないと思い始めている。

 

(了)

 
 
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水曜日に、プロ野球日本シリーズが終わった。

 

ソフトバンクvs巨人の頂上決戦が、4勝0敗。

先に4勝した方が日本一というルールの中、競った試合なら7試合はあったはずなのにあっさりと。

 

1軍と2軍。大人と子供。横綱と十両。J1とJ2。社会人と大学生。


日本シリーズの記事についたコメントにはそんな言葉があふれていた。それほど一方的で圧倒的で無惨な4試合だった。

 

私はどちらのファンでもない。ロッテファンなので、強いて言えばパリーグを応援しようかな、というくらいだった。


でも日本一を争うわけだから、押して押されてものすごい緊迫感の、随所にこれぞプロという技が見られるハイレベルな試合を期待した。現に昔は手に汗握り無我夢中で見入っていた。

 

それが。

あまりにもひどい。

 

巨人、1戦目はエースが打ち込まれ、2戦目は投手陣崩壊で大量失点、3戦目はノーヒットノーラン寸前の1安打完封負け、4戦目は初めて先制したもののすぐに逆転されてそのまま終わる。

 

何か、無様な試合とはどんなバリエーションがあるか? という紹介のようなシリーズだった。


アンチ巨人もソフトファンも、私のようなどちらでもない人も、ちょっとは巨人頑張れよ、1勝くらいはしてくれ、と思ったに違いない。

 

私は野球ファン40年を超えるけど、こういう日本シリーズならもう観たくないと思った。

巨人ファンをやめようと思った人も、野球ってつまらないんだな、と興味を失くした初心者の方も、とても多いだろうと思う。もう、プロ野球というエンタメの危機じゃないかなあ。

 

私はシーズン中はCSでパリーグの試合ばかりを観ているのでセリーグはあまり詳しくない。

でも、交流戦や日本シリーズでたまに地上波に乗ると、普段セリーグばかり観ていると思われるアナウンサーや解説者が出てくる。そして大体「パの打者はファーストストライクからどんどん振ってきますね」とか言ってビックリするのだ。こちらはそのことにビックリする。

 

この日本シリーズでも、ランナーで出ていたソフトバンクの外人がシングルヒットで1塁から3塁まで走ったと驚き、1塁ランナーがキャッチャーでも投球ごとに偽装盗塁をすると驚き。声高にソフトバンクはそういう細かいところがすごいと語っていた。

 

いや、それ、パリーグでは普通だから。外人だろうがキャッチャーだろうがベテランだろうが鈍足だろうが、どのチームも普通にやっている。隙あらば1つでも先の塁を、と常に狙っている。そのことに驚くセリーグ関係者に、本当に驚く。

 

お願いだから、そういうところから自覚して、弱すぎるセリーグの立て直しを考えてほしい。

 

このシリーズで、人気に陰りが出るとかいうレベルでなく、野球離れがひどくなるのではと、本気で心配になっている。

 

(了)

 

 
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ロッテファンの私としては、残念すぎて涙が止まりません……

 

今年は10年ぶりの日本シリーズ進出か? 終盤主力選手がコロナに大量感染離脱、という障壁を乗り越えて頂点に行くのか? 

 

など、もしもクライマックスシリーズ(以下CS)を勝ち上がり、日本シリーズを制することにでもなったら、間違いなく旬な、コロナという敵に打ち勝った象徴にもなり得る、劇的な主人公だった。

 

しかし、ソフトバンクの憎らしいまでの強さは、そういう物語の悪役にピッタリではあっても、ぶち破れる壁じゃなかった……

 

結果、2戦2敗、共に逆転負け。

 

ロッテ、シーズン終盤までは余裕で2位キープ、相性の良いソフトバンクをCSでやっつけて、日本シリーズで巨人を叩いて、やったぜ日本一! という筋書きが全然夢じゃなかった。


それがコロナとか怪我とかで大失速、最終戦ひとつ前で滑り込みの2位が確定、CSに進んだものの青息吐息で、戦力全開のソフトバンクには歯が立たなかった。

 

ピッチャー陣はまったく引けを取らなかったと思うけど、打線が。若手が頑張ってはいたものの、点が取れない。中軸の不振、外国人の怪我離脱が大きかった。

 

シーズン中のチーム打率は12球団最下位。なのに2位にたどり着いたのは、ここぞというときの集中打で競り勝ってきたから。でも、CSでは競るところまでで精一杯で、お株を取られた形で僅差で負けた2敗だった。

 

手に入りそうだったものがこぼれ落ちてしまったという喪失感……かなり呆けている私です。

 

このシーズン、ロッテは本当に毎試合毎試合、観ているこちらも胃がでんぐり返るような展開ばかりだった。


嫌になってチャンネルを替えたり出かけたりしてしまい、ニュースで逆転勝ちを知るなんてことが結構あった。だからずっとテレビに張りついくことになった半年弱だった。


この楽しみがあったから、今年のしんどい日々に浸食されないで済んだかと思えている。

 

プロ野球シーズンは終わった……ロッテファンとしてはそうだけど、昨日から日本シリーズ。まずソフトバンクの1勝で始まった。


ソフトバンクも巨人もどちらも贔屓ではないので、気楽に観ていられる。

ただ、去年みたいなあっさり圧倒的な勝負で終わるのではなく、手に汗握る試合を観たい。


(了)

 

 
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スマホならアプリの乗換案内。パソコンならヤフーの路線情報。電車でどこぞへ出かけるときの必需品。

 

出発、到着、経由駅、望む日付時刻を入れるだけで、路線とかかる時間と運賃もわかる。乗換のための乗車位置や、時間優先なのか運賃の安さ優先なのかも選択可。もう便利で便利でこれがない時代には戻れない。

 

でも。ときどきちょっと不便だな、と思うことがある。

全体が見通せない点。

今も手元に、駅員さんからもらった路線図がある。それもA3の特大。

 

昔はこれをじっと見つめて、AからBへ行くにはどう乗り継ぐかを考えたものだった。こっちの方が乗り換えなしで行けるけどぐるっと大回りなんだな、とか、この線はこっちの線としばらく並行しているんだな、とか、違う路線の違う名前の駅が意外と近くて歩けそうだな、とか。路線図だと一目でわかる。アプリだと、点から点のピンポイントなので、全体図がわかりにくいのである。

 

カーナビにも似たようなことを感じた。

 

行き先を設定すると目的地までのルートを設定してくれるけど、それに頼りきりで自分の頭に何の地図も描かれない。言われた通りに「そこを右方向です。左です」と曲がっていくだけ。連れて行ってもらうだけでちっとも道を覚えられない。

 

もちろん私は方向音痴なので、100mごとに車を止めては地図を確認していた時代があって、今となってはカーナビなしでは運転できない。けど、その頃は土地勘のないところで変な角を曲がってしまい、妙な場所に出て一通で苦労して、などと失敗を重ねたせいでいやがおうにも道を覚えた。だから、その後は曲がり角を間違えても、何度も迷い込んだ経験上、こっち方向に裏道があったよなあ、と慌てずいられるようになるのである。

 

辞書についても同様。


今は単語を入れればポンとその意味や使い方が検索される。ネットでも電子辞書でも。


でも、例えば紙の辞書で「秋」を引くと、次に「空き」「飽き」がきて、「秋収め」「秋落ち」「秋風」「秋草」と秋のつく言葉が並び、「商う」とか「明らか」とかが同じページにある(昭和版の辞書です)。あき、ってそんなにいろいろ言葉があるのね、とか思いにふけったり……。

 

要はやっぱり単語一つのピンポイントですぐわかる便利さの反面、似たような音で違う言葉がこんなにあることを知るチャンスが減る。

 

CDが出た時も思った。

カセットテープだと先送りするのが面倒で、録音順にそのまま聴いていたけど、CDなら好きな曲にすぐ飛ばせる。結果、聴きなじみのない曲は、聴きなじめないままなのだ。

 

いや、便利なんだけど。その恩恵には十分浸っているんだけど。でも、回り道とか無駄足とか寄り道とか道草とか……そういうのを省いて直な答えだけを叩き出せるせいで、損している面もある気がする。

 

(了)

 

 
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ファッションや雑貨のカタログを見るのが好きである。

新聞の折り込みにも、スーパーの安売りなどと共に、そういうカタログが挟まれていることがある。

 

我が家は日本経済新聞を取っているのだが、たまに全50ページくらいの日経マガジンスタイルと銘打った冊子が入る。コートやワンピース、バッグ、靴、アクセサリー、コスメなど、眩しいラインナップ。


こんなのを着こなし、使いこなせればカッコいいなあと、憧れ的に眺めるだけなのだけれど。

 

なぜかというと、これが相当にお高い。

最近腕時計が欲しいなあと思っていたところ、そのマガジンにちょうどざらざらと載っていたので見入った。きれいで可愛くて素敵だなあ、とお値段を見て目が飛び出る。175万とか655万とか。思わず0の数を確認してしまった。

 

ここに載っているコートにせよバッグにせよ、またお勧めの飲食店にせよ、どれもこれもそんなハイレベルでとてもとても。

日経の読者って、そんなにお金持ちばかりなんだろうか。

 

今回初めてビックリしたわけではなく、毎度毎度溜息をついてしまうのである。

もしも清水の舞台から飛び降りる気で購入を決めたとしても、その一品だけで生涯支払いに追われることでしょう……。


でもそういった見目麗しい商品、次から次へと紹介される。紹介されるたびに買うことなんか、無理~。

 

そんなレベルの私ごときが日経を読むこと自体がそもそも間違っている? のかは何とも判断がつかないけれど、負け惜しみ的に吠えてみると。

 

私のちっこい神経だと、655万の腕時計なんぞを身に着けて外出するのは億劫。

どこかにぶつけて表面にヒビが入ってしまったら? 

手を洗ったときに水をかぶって故障してしまったら? 

あるいはそれを避けようと外して手洗いし、その場に置き忘れてしまう可能性も大。

怖い。怖すぎる。下手なホラーよりよっぽど恐怖。

 

そもそもそんな高価な時計をするならば、衣装髪型化粧バッグ全てそのレベルに合わせないとおかしいのでは? それができない自分、とんでもなく中途半端なおばさんに見えるだろうことは容易に想像がつく。


だから要らないのだ、655万の時計。

 

更に言えば、こんな時代、外出する機会がぐっと減った。そんなお洒落な時計、一体どこへ着けていく? 最近は出掛ける先がほぼないので、服も靴も化粧品すらもあまり買っていない(もっとうんと安いやつですら)。

 

それでも飽きもせず、マガジンのそういう高級品を眺めている。眺めるだけで楽しんでいる。目の保養というやつ。

これが結構ストレス解消になるんだから、安上がりです。

 

(了)


 
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先日、家のどこかに左足の小指を派手に引っかけた。イテテテテ、とは思ったものの、よくあることなのでそのままスルー。だから柱なのかタンスなのかも定かでない、「家のどこか」といううろ覚え。


これがいつまでも地味に痛む。でも深く考えたくないので知らん顔して普通に歩き、走ったり飛んだりなんかもしてしまった。

 

……何か腫れてない? お風呂でマジマジと見てみたら、右足小指と比べ1.5倍くらいに膨らんで赤くなっている……。いやいや気にしすぎなだけで大したことは……そこそこズキズキ痛い。

 

「足、小指、ぶつけた」でネット検索してみた。結果「骨折」「骨折」「骨折」……。いや、ぼんやり予想はしていたけれど、「足の小指は折れやすい」だの「レントゲンを撮るべき」だのが続々出てくる。

  

しょっちゅう引っかける足の小指。でもそのうちいつの間にか忘れる……はず。しかし世にネットなどという便利なものがあるおかげで知ってしまった。まさかの「骨折」という事態が、十分可能性ありだと。


でも……どうしよう。

 

このコロナ禍、できるだけ病院に行きたくない。なのに何で小指なんか引っかけたんだ、私のバカバカバカ。と何度なじっても腫れは気になる。整形外科ならコロナそれほど影響ないかな、と覚悟を決める。

 

整形外科、行きつけの内科病院に併設されているけれど、内科……最も行きたくない。しかもそこは、廊下ほどしかない狭さの待合室が共同で、昔からいつだって座る場所もないほどの、明らかな三密。毎冬風邪を引いたとて、逆にインフルをもらってきそうだから避けていたほどなのだ。コロナ対策もしていると思うが、しばらく近寄っていないので様子がわからない。

 

で、近所の整形外科単独の病院を検索。2件。片方はHPなし、もう片方はやたらに親切丁寧な売り文句と良悪両方のコメントあり。迷った末に、HPなしの方へ。その方が空いていると踏んだのだ。

 

ところが、行ってみたら閉じていた。ドアに「診察は午前中のみ」と手書きの貼り紙が。きっとコロナ対応だろう……。

 

クソ暑い中、真反対の方向にあるもう一つの方へ自転車を走らせた。


大混雑していた。最初に呼ばれるまで1時間、「レントゲン撮りましょう」の一言だけで待合室へ帰され、更に30分待ち。撮ってまた診察室へ呼ばれるまでまた1時間。そして「骨折はしていません。打撲のひどいヤツですね」とのお達し。更に会計まで30分。三密の中、計3時間。収穫なし。いや、安心感を得た?

 

来なくてもよかったじゃん、と思ったが結果論。そしてこの後2週間、様子を見たけどコロナ感染はなかったみたい。ホッ。

 

体の不調があると、一応保険的に気軽に病院に行くのが常だったコロナ前。でもこんな時代になると、なかなか踏み切れなくなった。今回は何でもなかったから良かったけど、受診を渋ったせいで悪化、となり得そうで怖い。

 

次の悩みは、延期していた健康診断をどうするか。今回で取りあえず大丈夫そうな気もしてきたが、毎日まだまだ感染者は多い。考え中。

 

(了)

 

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 「私は最後がきまらないと書けないんですよ。最後が要るということは、中間が要るし、初めが要るし、ということですよね。『最後がわかっている』ということは、『テーマを俯瞰している』ということです。」(出典:「大阪づくし 私の産声」山崎豊子)

 

こんなすごい作家さんを引き合いに出すなんて、おこがましいにもほどがあるけど。でも、このことだけは同じ。私も物語の最後が決まらないと何一つ書けない。そこから遡って考えないとプロローグすら始められないのである。

 

なので、何年もに渡る連載漫画とか、新聞の連載小説とか、人間業とは思えない、と尊敬している。


もちろん、何となくラストはこういう方面、例えば大団円とか、救いようのない悲劇とか、ざっくりとは決めてあるのだろう。それにしたって、何年ものスパン、膨大な枚数。そこにたどり着くまでは長い道のりだ。

 

私なら、途中で自分がどう書こうとしていたのか忘れ、思い付きで妙な人物を途中出場させたりとかで整合性がつかなくなり、気付いたら思いとは全く違う方向の流れに、だから最初の方で伏線のつもりで入れたエピソードが何も用をなさないただの横道に逸れた雑談でしかなくなって――とか、惨状が惨状を呼ぶ。

 

何度か長編小説に応募したこともあるが、そのようにしてよくドハマりした。エンドマークをつけてホッとし、さあ推敲だ、と読み直して青ざめる。慌てて修正を入れると、次から次へドミノ式にあれもこれも変えないといけなくなり、わけわからん、どうしたらいいの、となる。

 

そればかりが理由ではないけれど、最近は短編小説を書くことが多くなった。ラストまでの道のりが短い分、そこに向かって忘れる前に真っ直ぐ突き進むことができるのがいい。


でも、一般的に短いから長編よりは楽だろうと思われがちだが、これが奥が深い。

 

短いから、余計なものを書き込む余地がない。エピソードを入れるなら必然性がないと文字の無駄遣い。


例えば、主人公が喫茶店でお茶を飲んだ、というシーンを入れるならば、その窓から殺人シーンを見てしまうとか、ウエイトレスが実は主人公の幼なじみだったとか、とにかくストーリーに影響するものでないと、短い中で収まらないのだ。

 

これが難しい。でも、だから面白い。

 

まずラストを決めて、それに一直線に突っ走るために、必要なエピソードを厳選。


例えば、ラストは主人公が殺される、と決めたとする。

それに向かって犯人とか共犯者とか恨み辛みとか人間関係を考える。そして喫茶店で殺人事件を見てしまう発端が決まり、その共犯者が実はウエイトレスで、主人公の幼なじみだということを利用して近づいてきたという転の部分が整う。その間を厳選エピソードで埋めていく。

 

で、それらを組み立てる際、いかに一つのエピソードが次のエピソードを呼ぶ不自然のない数珠つなぎにするか。

いつもいつもそれを考えながら書いている気がする。パズルのように、ああでもないこうでもないとハマり箇所を探すのである。苦労するけど、うまくいくとこんな爽快なことはない。

 

ただ、ラストを決めて書くのが苦手だとおっしゃる方にも多々出会った。もちろん人それぞれであって、書き方にもタイプがあるのだろう。

 

(了)

 
 
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近年、映画を映画館で観なくなった。

 

時間を細切れで使う癖がついてしまい、2時間をまとめて、という気力がなかなか出ないうちにさっさと上映期間が終わってしまうからである。最近短いよね……

 

加えて、公開から割とすぐにテレビ放映になる。気付いたら番組表に載っていて、「あのとき見逃したやつだ!」となり、スクリーンでなく画面で観ることが増えた。

 

それでも全然構わない類のものもあるけど、映画館で観たかったな、と思うものもある。基本、私は映画館派なのだけど……。

 

で、コロナの影響もあってますます映画館から足が遠退く。それでこの数か月、ためこんだ昔の録画を見る大会=「おうちで映画」をさんざんやった。

 

そのうちの1つが「ホワイトアウト」。

 

2000年、織田裕二主演のアクションもの。これは大画面で観た方が楽しさ倍増という類い。ダムを占拠して身代金を奪おうとする犯人たちとの戦いだから、映画館の方が自然のスケールの大きさがより生きる。


 

それでも久しぶりに観て、テレビ画面でもなかなかに満足した。外に出る機会が減ったせいもあって、雪山……スキー……いいなあ、とかね。

 

ストーリーも、以前は原作を読んだばかりだったので、お気に入りのシーンが省略されていて残念、とか、雪山を8キロも歩いて助けを呼びに行った苦労が原作に比べ何だか簡単だったなあ、とか、体力ぎりぎりで人ひとり担いでいるけが人を大勢が並んで眺めてないで早く助けに行ってよ、とかいろいろ思ったけれど。

 

そういうのは横に置いといて、素直に楽しめた。


今は日本映画でもアクションがすごいけど、当時は欧米映画に比べて今一つだった。たぶんその認識を打ち破った感がある第一号かな、と思う。


確かダイ・ハードを目指したとか言っていた記憶がある。あの主人公は刑事だったけど、こちらはただダムに詳しいことだけが武器の一般人。そこが面白いところだった。

 

加えて今観る楽しさとしては……織田裕二、佐藤浩市等々皆さん若い。

私のお気に入りは超クールな役所の吹越満さん。

実はクレジットこそ出なかったけど(結構出番多いのに)、少年ぽさの残る高橋一生くんもいる。

そういうお宝的な映画としても楽しめる。

 

おそらくコロナがなかったら昔の映画を観直す機会もそうそうなかった。いいものは何度も観る価値がある。そうわかっていても次から次へと新しいものが出てくるわけで、そちらを消化するだけでいっぱいいっぱいになっていた。一度見ただけではほとんど忘れてしまう困った脳の持ち主だというのに。
 
そういう意味では、貴重な時間だったかなと思う。他にもたくさんの映画を観た。その感想はまた追々書きたいと思う。

ちなみに、おととい封切りの「鬼滅の刃」は映画館で観たい。今や鬼滅が経済を回すとか言われるほどの混みようだとか。収まった頃、ひっそり出掛けたいと思うが、いつになることやら。
 

(了)
 

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泣きそうだ。


プロ野球はロッテファンの私、今年は15年ぶりの優勝が夢じゃなくなってきたと、どれだけ期待していたか。


コロナのバカ。散々叫んできたけど、バカバカバカ。


今日までに、ロッテ1軍主力メンバー13人が陽性&濃厚接触者として登録抹消(他スタッフ、コーチ6名も離脱)。


その内訳。

投手4人。先発ローテを守って5勝の岩下、中継ぎフル回転の東妻、小野、山本。


外野手6人。待望の怪我復帰したばかりの1番荻野、頼りになる中堅角中、清田はスタメンもあり代打の切り札でもあり、若手菅野も同じ。代走&守備職人の和田、岡。


内野手3人。レギュラーの藤岡、ムードメーカーの三木、ベテラン鳥谷。


どの選手もそれぞれの個性を発揮、それが噛み合って優勝争いの真っ只中だった。なのに1人2人ならいざ知らず、これだけ大量に欠いてしまうのは、あまりに辛い。


その衝撃のニュースの翌日火曜日、試合は予定通り行われた。相手ピッチャーが球界随一と言ってもいい好投手山本由伸だったこともあり、あえなく2安打完封負け……。


が、その次の日水曜日。驚異の粘りを見せて4-1で勝った。

木曜日は恵みの雨(?)で中止。

金曜は勝ち。昨日の土曜は負け。

今のところ首位と1ゲーム差の位置にいる。


改めて見ると、大量に離脱したけれど、外野手は、好調の福田、マーティンの2人が健在。内野手も、井上、中村、安田といったレギュラーが出場できている。


空いた穴は、めっちゃフレッシュな若手か、今年何度か1軍出場した顔ぶれが埋めている。加えてキャッチャーや勝ちパターンのリリーフ陣は丸ごと無事。


全取っ替えじゃなかった。土台を支えるメンバーが残っていて、緊急昇格した若手をリードしながら踏ん張っている。


そういえば、と推測がよぎる。


今回、濃厚接触者として抹消された何人かは、飛行機の座席が近かったとか。

飛行機と言えば、昔、おぼろげながら耳にした話がある。


団体全部で移動しない。二手に分かれて別の機に乗る。これは万が一の事故に備え、半分の戦力を残すための、リスク分散なのだと。


この記憶は古すぎてボンヤリだけど、もし今回のロッテもそういうリスク回避をしていたとしたら。

まだ戦えるメンバーがこれだけ残っていることも納得なのである。


そういう記事を探してみたが見つからなかったので、本当のところはわからない。けれど、だとしたら、こういうことはプロ野球に限らないんじゃないかと思う。


もう何が起こるかわからない今の世の中、一般市民の日常でも、半分とか4分の1とか、とにかく大事なものは少しずつでも残せる方法を考えておかないと。


お財布は2つに分けるとか、通帳とハンコを一緒に保管しないとか、データはあっちにもこっちにもバックアップしとくとか(普通はやってるか……)。


そんなことを思わされた。


ロッテ、頑張れ。

若手もチャンスだと思ってしっかり! 


そして、登録抹消の皆さん、幸いにも軽症ということですが、どうぞお大事に。はやる気持ちもあると思うけれど、休養十分の完全復帰を願っています。


(了)

 
 

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