石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -27ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

泣きそうだ。


プロ野球はロッテファンの私、今年は15年ぶりの優勝が夢じゃなくなってきたと、どれだけ期待していたか。


コロナのバカ。散々叫んできたけど、バカバカバカ。


今日までに、ロッテ1軍主力メンバー13人が陽性&濃厚接触者として登録抹消(他スタッフ、コーチ6名も離脱)。


その内訳。

投手4人。先発ローテを守って5勝の岩下、中継ぎフル回転の東妻、小野、山本。


外野手6人。待望の怪我復帰したばかりの1番荻野、頼りになる中堅角中、清田はスタメンもあり代打の切り札でもあり、若手菅野も同じ。代走&守備職人の和田、岡。


内野手3人。レギュラーの藤岡、ムードメーカーの三木、ベテラン鳥谷。


どの選手もそれぞれの個性を発揮、それが噛み合って優勝争いの真っ只中だった。なのに1人2人ならいざ知らず、これだけ大量に欠いてしまうのは、あまりに辛い。


その衝撃のニュースの翌日火曜日、試合は予定通り行われた。相手ピッチャーが球界随一と言ってもいい好投手山本由伸だったこともあり、あえなく2安打完封負け……。


が、その次の日水曜日。驚異の粘りを見せて4-1で勝った。

木曜日は恵みの雨(?)で中止。

金曜は勝ち。昨日の土曜は負け。

今のところ首位と1ゲーム差の位置にいる。


改めて見ると、大量に離脱したけれど、外野手は、好調の福田、マーティンの2人が健在。内野手も、井上、中村、安田といったレギュラーが出場できている。


空いた穴は、めっちゃフレッシュな若手か、今年何度か1軍出場した顔ぶれが埋めている。加えてキャッチャーや勝ちパターンのリリーフ陣は丸ごと無事。


全取っ替えじゃなかった。土台を支えるメンバーが残っていて、緊急昇格した若手をリードしながら踏ん張っている。


そういえば、と推測がよぎる。


今回、濃厚接触者として抹消された何人かは、飛行機の座席が近かったとか。

飛行機と言えば、昔、おぼろげながら耳にした話がある。


団体全部で移動しない。二手に分かれて別の機に乗る。これは万が一の事故に備え、半分の戦力を残すための、リスク分散なのだと。


この記憶は古すぎてボンヤリだけど、もし今回のロッテもそういうリスク回避をしていたとしたら。

まだ戦えるメンバーがこれだけ残っていることも納得なのである。


そういう記事を探してみたが見つからなかったので、本当のところはわからない。けれど、だとしたら、こういうことはプロ野球に限らないんじゃないかと思う。


もう何が起こるかわからない今の世の中、一般市民の日常でも、半分とか4分の1とか、とにかく大事なものは少しずつでも残せる方法を考えておかないと。


お財布は2つに分けるとか、通帳とハンコを一緒に保管しないとか、データはあっちにもこっちにもバックアップしとくとか(普通はやってるか……)。


そんなことを思わされた。


ロッテ、頑張れ。

若手もチャンスだと思ってしっかり! 


そして、登録抹消の皆さん、幸いにも軽症ということですが、どうぞお大事に。はやる気持ちもあると思うけれど、休養十分の完全復帰を願っています。


(了)

 
 

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何年か前、新井素子さんが新聞に載せていたエッセイにあった。年齢計算が苦手であると。

 
新井さんは言わずと知れた著名なSF作家。私も何作も愛読している。SFということは、時間が飛んだりする物語などをお書きになる。
 
で、ストーリーの中で時間が進むにつれ登場人物が年を取る。あるいは回想とかタイムスリップ等で、主人公と周りの人々の年齢が動く。そのときの計算が苦手なのだとか、そんなようなことを書いてらした。
 
それなんである。
私も同じで(新井さんと同等に語るのはおこがましいが)、年齢計算が都度都度狂う。苦手意識は持っていないのだが(いや、その方が自覚がない分深刻かもしれない)、一時期タイムスリップものをよく書いていて、結構な確率で混乱した。書いている方が混乱しているのだから、読み手がついてこられるはずもない。
 
書く前に、一応年表は作っている。
主人公の生まれた年、出会いだとか失恋だとかのイベントがあった時の年齢、そのときの周りの主要人物の年齢、背景の世間の流行や事件など。
 
そんな年表を、一応作ってはいるのである。それを見ながら物語を書いているはずなのに、書き進むうちに何か帳尻が合わなくなっていつも四苦八苦する。
 
例えば……
32歳の主人公が将来生まれるはずの自分の娘に会いに行こうとタイムマシンに乗る。10年後とか20年後とかわかりやすいスパンにすればいいものを、8年とか33年とかに設定してしまい、29歳だった妻は37歳に、あるいは62歳になっていて、生まれていないはずの娘が7歳とか32歳のときに出会うことになる……はず。ここまでは何とか。

が、ついつい入学式を物陰から見る、とか、何らかの資格試験に合格する、等のエピソードを入れてしまう。とすると、入学式は5~6歳のはずだし、その資格試験に年齢制限があることに気づいて慌てる。強引に合うように直してしまうと、他の人の人生まで順序が狂ってしまったりする。そうなると、年齢設定、最初からやり直しである。
 
自分の頭の雑さを自覚するのはこういうとき。本当にテキトーである。嫌になる。書くよりも、辻褄を合わせることの方に苦労することが多い。
 
もう一つ言うと、「時間の流れ」についても指摘を受けたことがある。

サトウキビから砂糖を作ることに主人公が挑戦した話を書いた時。相当苦労して長い時間をかけてようやく作り終えた、という風に書いたつもりであったのに、読み手には一瞬で出来上がったように受け取れてしまったらしく。

主人公の「ようやくできた……」というセリフに、『ようやくと言われてもね』との批評をいただいてしまった。
 
うーん、好きなんだけどな。タイムマシンで時間が逆行したり、長い期間かけて何かを熟成させたりする話。

でも実際書くのは相当難しい……私のザル頭では。
 
(了)
 
 

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ロッテファンである。


ここのところ下降気味ではあるが、何年かぶりに常時貯金もあって、ちょっと機嫌がいあ。

今シーズンは新しい戦力が生き生きと活躍し、勢いを感じる勝ち方が多くて嬉しい。


そういう試合のダイジェストは、何度観ても飽きない。試合後すぐのそれはもちろんだけど、やはりスポーツニュースで確認して悦に入りたいという思いも強い。

 

しかし、最近は眠気に襲われる時間帯がだんだんと早まり、就寝がめちゃくちゃ早い。昔みたいに全てのスポーツニュースを総なめ、というわけにもいかなくなった(泣)。


でもとにかく一番早くに放送するものだけでも、と頑張る。ところがそのスポーツニュース、やる気がまるでない。スポットがズレていると感じることが多々あるのである。

 

例えば、試合を決めたのは流れを変えた1つのファインプレイ、というときも、そこがスルーされて得点シーンしか映さないことがある。


負けたのが球界を代表するピッチャーだったりすると、勝ったチームのプレイは1つも映さず、「○○が負けました」とだけしか伝えなかったり。


ひどいときは、サヨナラ試合なのにサヨナラの映像がない。それまでの切った張ったをさんざんやった挙句にスコア画面に切り替わり「そのあとサヨナラで○○が勝ちました」と一言あるだけとか。

 

いや、そんなのが観たいんじゃない! と叫びたくなるような編集が多いのだ。

事前にそのゲームをざっくり予測して、この顔ぶれなら投手戦になるだろうからこのエースを追っかける目線で行こう、とか決め打ちをしているように見える。


試合内容が全くそうはならなかったとしても、それに沿って編集し、その結果ズレた放送になっているんじゃないか、って勘ぐってしまう。

 

そうじゃなくても、プロ野球は大体6試合あるので、ニュース番組のスポーツ枠内で全部を収めようとすると1試合が1~2分くらい? 


アッサリしすぎ。あれもこれも見たいシーンが割愛されてしまい不満。で、最近はもうそのスポーツニュースは見なくなった。

 

別の方法を見つけたのである。


そもそも早寝してしまうので、もうその日のうちにダイジェストやプロ解説者の感想を聞くのは諦めた。

早寝するということは早起きになるということで、翌朝にシフトしてみたのである。

 

朝も一般ニュース番組のスポーツコーナーのところが多い。が、CSで昔ながらのプロ野球に特化した番組を見つけた。

 

これが、当日夜の放送を翌日の朝、昼、夕と再放送してくれる。枠は1時間あるから1試合10分弱とたっぷり、解説もじっくり。もちろん見どころはしっかり押さえ、更には全球団のその日のファインプレイ、ホームラン、そのときのパフォーマンスまで特集してくれる。テーマソングが昔から変わっていない(と思う)のでわくわく感がそそられる。

 

ネットでもダイジェストは見られるけれど、あるいは録画してもいいんだけど……やっぱりこういうニュースで生感覚で見たいのだ。たとえ再放送であろうとも。

 

(了)


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最近バイトに出かけることが激減した。ほぼテレワークになったからなのだが、それでも月に1~2回は出社する。そのときにつくづく思うのは、「忘れている」ということ。

 

出かけるために必要な段取りがうまくできない。日常でなくなったため、忘れているのだ。


お弁当やコーヒーを作って、ついでに晩御飯の仕込みをしておいて、日傘や消毒グッズなどを荷物に詰め込んで、気候に合った服装を決め、着替えて化粧して、家中の窓の鍵を閉めガスの元栓、冷蔵庫の扉を確認。


以前は息をするようにやっていたその流れが、要領よくできない。何かを飛ばして二度手間になったりとか、出かけてしまってから会社の入館証を忘れたことに気付いたりとか。

 

何より電車の乗り方を忘れている。

パスモのチャージ不足で改札に引っ掛かる。

どの辺の扉が空いてたんだっけ? 

乗り継ぎは早足じゃないと間に合わないんだった! 

一本遅れたら急行待ちで10分以上ロスするんだったわ……とかとか。

 

こういう「生活の動き」みたいなのも脳が記憶するのか、使わないと格段に衰えると思い知った次第。

 

そういえばその昔、ワープロという機器が世の中に現れたときも似たような感覚があった。


漢字が書けなくなった。

それよりもっと大昔の小学生時代、漢字ノートに何ページも、書き順から留めはねからひとつひとつ注意深く書き綴って、頭に叩き込むというよりは手の感覚で覚え込んだはずなのに。

 

うろ覚え。

何となくこんな感じだったかなという、似て非なるものしか出てこなくなった。

書いていないから。

自分の手で筆記具で紙に記すことがなくなると、手が忘れてしまうのだと痛切に感じたのだった。

 

近々、訳あってしばらく無人だった家屋の掃除をしに行く。まだそう古くもなく、いつもきれいで明るい家だった。けれど空けること数か月で黴だらけになってしまったらしいのだ。


使わないとそうなる。頻度は少なくてもせめて風を通すくらいしておけば、そこまでひどくはならなかったかも。

 

こんな世の中で人と会ったり話したりの機会もぐっと減った。

飲みに行ったり旅行したりもほとんどなくなり。

そういう、人との直接的な繋がり方についても、黴が生えて忘れてしまったりしないだろうか。不安になる。

 

差し当って、ちょっとした訳ありでしばらく自粛していた車の運転……を、黴が生える前に思い出しておきたいのだけれど。

大丈夫かなあ。悩ましい。

 

(了)

 
 
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先月の14日、宮内淳さんが亡くなったそう。70歳、死因は直腸がんとのこと(9/6 Yahooニュースより)。

 

伝説の刑事ドラマ「太陽にほえろ!」のボンボン刑事である。私の初恋の人と言ってもいい。

 

このドラマでは、若手刑事が殉職して入れ替わっていて、ボンボンは4代目。大阪出身のお坊ちゃまという設定で、だんだん略して「ボン」と呼ばれるようになった。

 

新人だからと失敗を許されたり、先輩みんなに慰められたりがグッとハマる可愛がられ系のオーラ。甘いマスク、あり余るほどの長っがい足。少女時代の私は惚れこんだ。

 

何より好きだったのは、その走る姿。

 

この番組は、走っているときが最も美しいとの信念があったと聞く。だから登場人物がやたらと走っていた。若手刑事はもちろん、年配の刑事も、犯人も女性も。

 

中でもボンは、上半身が全くブレない無駄のないフォームで、風を切り裂くように駆け抜けていた。先輩刑事の方が足が速い設定だったけど、多分実際は宮内さんの方が速かったのではないかと想像している。

 

若手刑事は1年で殉職するのがお約束だったけれど、ドラマの人気が上がるにつれて助命嘆願書が届くようになったという。ひとつ前のテキサスは2年、ボンは結局4年に延びた。

 

好きな人が、それだけの人気者だったことがとても誇らしくて(私の手柄でも何でもないが)、胸を張っていた気がする。

その4年で、顔つきや印象も変わっていったけど、登場当初の前髪を下ろした、まだあか抜けない朴訥とした甘甘のボンが一番好きだった。

 

1年半くらい前に、千葉テレビでの再放送で、殉職シーンを観たばかり。


携帯電話がなかった当時、重傷の身で電話ボックスまで必死で這っていくボンが痛々しくて涙が出た。その1時間に受けたインパクトが強すぎて、録音したカセットを(当時ビデオというものを持っていなかった……)繰り返し繰り返し聞いては泣いた。そんな感想をこのブログでアップしてました。

13日金曜日、ボン最期の日

 

 

 

おそらく(疑似)恋愛にしても、(疑似)臨死にしても、あれが初めてだった。トキメキとか喪失感とかを実感した最初だったように思う。


あの頃、20代だったボンも70歳になっていた。ああ私もアラフィフになるわけだわね……。

 

そんな風に私の少女時代の心を鷲掴みにし、たくさんの感情を届けてくれた宮内さんが亡くなったこと、本当に本当に残念です。

心からご冥福をお祈りいたします。

 

(了)

 

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暑い。

暑すぎる。

汗の出ない変温動物になりたい。


毎年言ってるが、毎年つらい。

 

必要最低限のことしかしない、したくない、できない。


となると、なるべく回数を減らして(ゴミ出しとか)、色々見なかったことにして(埃とか)、代替手段を駆使して(テイクアウトとか)……でもどうしようもないマスト事項も(洗濯とか……)。

 

今年の夏は外出自粛やテレワークで、ほとんど家を出ない日もある。これは助かる。汗がドバドバ出ると思考が停止するので、仕事場に辿り着くだけで精一杯、仕事なんぞまるで進まん、となるのが避けられるから。


ただし、そういう日の歩数は19歩とか42歩とか。立ったり座ったりだけでグラつくのを実感、本気で足腰弱ってきていると思われる。

 

増えた在宅時間の有効利用も考えないことはない。でも、5月の時みたく家の整理チャーンス、家事スキルアップチャーンス、運動不足対策チャーンス、とはいかない。5月とは暑さが段違い。とてもとてもそんな前向きになれないのである。


年末大掃除の前倒しとか新メニューへのチャレンジだとか、散歩、階段の上り下り、テレビ体操と、5月にはできたことが、この暑さでは全くやる気になれない。

 

でも5月に色々頑張ったのだから、夏はサボっても大丈夫だろう、余韻がかなり残ってるはず、と一種堂々としていた。

 

ところが。

 

あれこれ整理したはずのタンスや小物入れ。洗濯や虫干ししてきれいになったはずのカーテンやぬいぐるみ。シンクや風呂の水回り。髪染め。体重。

 

stayホーム期間にバッチリやったので使いやすいはず、きれいなはず、整ってるはず。

 

えっ、ぐちゃぐちゃ?

げっ、埃まみれ?

黒ずんでいる?

白髪大変なことに?

3キロ増?

何で?

 

……えっ、stayホームって4ヶ月も前だっけ?

 

いまだにコロナ患者は増え続けているせいで、状況はほぼstayホームなまま。毎日が変わりばえしないので、時が止まっていた……いや時間が飛んでいる。

 

恐ろしいことだな。


コロナをやり過ごすまで、時間だけがどんどん過ぎ去って何もしないまま取り残される……


なるたけ早めに、せめて動ける程度に暑さがおさまることを願う。微力ながら、何かをしたという実感くらいはほしいので。

 

 (了)

 

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コンクールに応募しすぎて、いつの頃からかその回数を数えるのをやめた。そして、初めて応募したのは何のコンクールでどんな話を書いたのかも忘れてしまった。

 

今となっては「〇日までに完成させる」という〆切り設定代わりのコンクール応募となっているのだが、当初は「やるぞ、受かるぞ、物書きになるぞ」という気合があった。

 

私の場合、シナリオ学校で書く勉強を始めたので、自然とシナリオコンクールに応募する流れとなった。

 

日テレの「シナリオ登竜門」(現在は廃止)が4月、NHKの「創作テレビドラマ大賞」が6月、フジの「ヤングシナリオ大賞」が2月(以前は10月)、テレ朝の「新人シナリオ」が11月、NHKの「創作ラジオドラマ大賞」が1月。


時期が少しずつズレているので、毎年全部に応募していた。どれも大賞に選ばれれば放送されるとあって、それを夢見て頑張ったものだった。

 

そういう公募情報は、通っていたシナリオ学校から得ていた。受賞者についても、そういった雑誌の発表ページを見て知るのが普通だった(受賞当人には連絡がいっていたはず)。


その頃の私は、書きたいことを書きたいように書いていたと思う。つまり、読み手がどう思うか、主催者がどういうものを求めているのか、流行りに安易に乗っかると他に同じような応募作がウジャウジャあるとか……そういうことを何も考えずに。

 

少し考えるようになったのは、主催者によっては事前に公開講座があり、そこに参加するようになってから。そこでは主催者側の思惑や人気脚本家の経験談、以前の受賞者のお話などが聴けた。自分が応募するしないに関わらず、面白かった。

 

いまだに応募を続けているこちらは変わらないのだが、時代は変わった。

 

シナリオの公募情報は、それ専門の雑誌を探さなくてもネットで簡単に見られるようになった。一次通過や二次通過もツイッターに流れてくる。いちいちそれ専門の雑誌を探しに本屋に駆け込む必要はなくなった。

 

公開講座は、ありがたいことに毎年開講され続けている(今年はコロナで中止)。ただ、参加料が倍になった。参加者も昔はそうそういなかったのに、会場は広くなり、毎年満杯。

 

ドラマ離れが進んでいるという。でもそういった状況を見ると、書き手希望者は激増傾向に思う。

 

コンクールの公募HPは、大体Q&Aが充実していて「制限文字数を守ってください」「提出後に訂正したものを提出し直さないでください」などと至れり尽くせり。私が昔通っていたシナリオ学校からも、例えば応募するときの原稿の紐の綴じ方などの動画が流れてくる。

 

応募するための手はずは手取り足取りになった。でもその分当選するのはぐっと狭き門になった。

そんな気がしている。

 

(了)

 

 

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金曜日、ついにパ・リーグ単独首位に立った千葉ロッテマリーンズ。8月の単独首位は50年ぶりだとか(昨日負けて首位タイとなったけど)。

2005年や2010年に日本シリーズを制覇しているが、2位か3位からクライマックス(またはプレイオフ)で勝ち抜いて行った結果。シーズン中の首位というのはそうそうなかったのだと今更ながら思い出している。(私はここ15年ほど熱烈なロッテファンである)

このところの連勝の原動力は、和田康士朗選手と言っても過言ではないと思う。あるいは起爆剤とか導火線。

8/16に初スタメンで1番に起用され、その日「#和田くん」がTwitterのトレンド入りしたほどの鮮烈デビュー。ロッテファンはもちろん、パ・リーグファンもプロ野球ファン全体も、その脚力に驚きと脅威と猛烈な期待感を持ったんだろう。

何せ、3安打3盗塁3得点。塁に出る度、盗塁成功する度に歓声がすさまじくなっていった。その実力もすごいが、ツキも「持って」いた。

3回目の盗塁では一度アウトが宣告されたものの、ビデオ判定でセーフにひっくり返ったのだ。そもそも井口監督が「うちの和田くんがアウトになるわけないでしょ」みたいに即リクエスト要求したのが笑える。

そしてこの日の和田くん、出塁したら100%ホームに帰ってきた。それも、犠牲フライや内野ゴロGoも全てセーフ。

スタメン6試合が終わったところで今や盗塁王。これまで代走や守備固めがほとんどで、レアード選手のホームランパフォーマンスの寿司を食べる係で顔を見るくらいだった。

それでもその間にも確実に1盗塁1盗塁積み重ね、レギュラー出場の日ハム西川選手や同じロッテの荻野選手(現在怪我で抹消中)の盗塁数を超えてしまった。どんだけすごいか。

スタメンデビュー日にいきなりお立ち台。「緊張しすぎてごはんが食べられなかった」と言っていた。
もう、めちゃくちゃ可愛くない?
「飯が食えなかった」でも「食事が喉を通りませんでした」でもない。
突っ張ってもいなけりゃ優等生の模範解答でもない。ご本人の自然体の、頭を撫でてあげたくなるようなお人柄。

育成出身の3年目、21歳。
今後が楽しみすぎて、毎日野球観戦に真剣な私である。

(了)


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これはもう、人によってさまざまで、百人いたら百通りあると思う。

 

江戸時代のチャンバラものを描きたいとか、誰かを助けるかっこいい英雄を描きたいとか、ファンタジーを描きたいとか、あるいは自分の経験を踏まえた企業ものを描きたいとか。

 

私の場合、……特になし。

 

そういうものをブレずに持っている方がうらやましい。

 

時代ものはこれまでの人生、あまり読んでも観ても来なかったので、苦労するだろう割に穴だらけの内容にしかならないだろうと容易に想像がつく。

 

誰か実在の人物(有名人でも友達でも親でも)をモデルにした強いキャラを描きたい、とかでもない。

 

ファンタジーを書くには想像力があまりに乏しいし、経験も何だか中途半端で思い入れの強いものがない。

 

こういう人間が、物語を創れるのだろうか? 書く人間となるには、これではダメなのではなかろうか?

 

そんな風に結構悩んだ時期もある。

 

それでもやめなかったのは、ある作家さんの講演を聴いたから。「私は特に書きたいものはなかった」と語ってらした。

 

何ですって? とひと際熱心に耳を傾けると、その方も特にこれといったものはなかったが、「こういうのを書いてください」「このテーマでお願いします」と言われると、書けたのだという。

 

かなり名前も知られた有名な脚本家の方なので、ああそういうプロもいるんだ、それでも書いちゃいけないということはないのね、と肩の力が抜けた覚えがある。

 

以来、テーマや題材探しも続けているけれど、何か課題をもらいそれについて書く、という方が私には書きやすいと気付いた。

 

何と言うか、連想ゲーム的に、つるつると思い出すことがあり、ああこれ、私書きたいことだった、みたいな感じになることが多いのだ。

 

例えば以前、お題があるコンクールに応募した時のこと。

 

それに沿ったストーリーを考えているうちに、お題に全然関係なく、昔こんなこと考えていた自分がいたな、と思い出した。

 

主人公が父親と対立し、高校卒業と同時に家を出た。でも彼が就職した時、社会ではどうしようもないことがあると知る。それがいさかいの原因だったが父は言い訳をしなかったのだ。そうして息子は父を見直す……とのストーリーが出来て。

 

いや、実際の私はそんなドラマチックな感じでもなかったが、学生から卒業した時に、働く父を見直した瞬間があったな、と。

 

そういう発見が面白くて、思い出した感覚を組み込んだ物語を創るのが楽しい。描きたいことやテーマがないわけじゃなく、持っているけど忘れてる。そんな感じ。

 

テーマが先にどーんとある人になりたかったのはもちろん。でも自分はきっとアプローチが違うのだ。だから書き続けてもいいんじゃない? そう思うようにしている。

 

(了)

 


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 おなじみの、トサカのような、どこをどうしたらああできるのか謎な、サザエさんの髪型。


漫画の主人公としてのキャラ立ちという意味合いが大きかったのかな、と想像するが、でも最近、ちょっと考えてしまうのである。あの髪型にする理由。


このコロナ禍で、美容院へ行くのが怖くて、もう数か月ご無沙汰してしまって思った。


私の場合、スポーツをするので、そのときは髪を結びたい。だから結べるギリギリの短さまで切ってください、といつも美容師さんにお願いする。汗で髪が顔や首に張り付くのと、何より視界が遮られることもあるのが嫌なのである。


サザエさんも、もしかして何かスポーツをしている人で、そのために邪魔にならないあの髪型にしているのでは? 


だって卓球とかバドミントンとか、女子選手はみんなビッチリ髪を止めているじゃない? 

いやでも、漫画にもアニメにも、サザエさんがスポーツしてたエピソードがあった覚えはないけど……。


一糸乱れぬあの髪型への妄想は、スポーツ中に限らない。


この季節の暑さには冷房と扇風機の併用で対応しているが、この扇風機の風がまた髪をバサバサ吹き散らす。これが顔に当たるのが嫌。


何十本かがまとまって顔を叩くのも嫌だが、ほつれた1~2本が顔をなぶるのはもっと嫌。かゆくなるのである。


最近アレルギーが強くなったのか、ただでさえ目のかゆみが常にあり、瞼もその周りの皮膚も何気にかゆい。あれやこれやの忙しさなどでまぎれていても、髪が触った途端に思い出す。


サザエさんももしかして、髪が顔に当たるのが嫌なお人なんじゃ? だから1本のほつれもなさそうなあの髪型にばっちり固めちゃっているのでは?

ん~、でも、あんまりそういう細かいこだわりはなさそうな方のように見える。


髪型については私、前髪を作っておでこにきれいにそろえたり、分け目から目や頬のあたりに垂らしたり、と、流行ってるらしいそういう髪型も試した。少しは今風な感じになるのでは、と。


ただ、昔からくせ毛で悩んできた。サラサラの光沢ヘアに憧れていたのに天然では無理。なので時々ストレートパーマをかけるが、しばらくすると悲しい地毛に戻り、前髪作っても頬に垂らしても、単に放ったらかしの乱れ髪にしか見えない……。


そして、そういう乱れ髪が色っぽくも何ともない上、肌を触る不快さばかりがやたら敏感になった最近。


年齢的なものなのか、神経的なものなのか。わからないけど、生活に支障をきたすほどでもないので、ストパーでないときは今どきの髪型をあきらめ、ビッチリ結んでクリップで止めて、と、おしゃれとはほど遠い状態でどうにか過ごしている。


……もしかして、サザエさんも、年齢的な理由であの髪型に……? と考えようとして自説を却下した。


ずいぶん前に、サザエさんは24歳という設定なのだと聞いて、衝撃を受けたのを思い出したので……。


(了)

 

 

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