年齢計算の難(20/10/4) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

何年か前、新井素子さんが新聞に載せていたエッセイにあった。年齢計算が苦手であると。

 
新井さんは言わずと知れた著名なSF作家。私も何作も愛読している。SFということは、時間が飛んだりする物語などをお書きになる。
 
で、ストーリーの中で時間が進むにつれ登場人物が年を取る。あるいは回想とかタイムスリップ等で、主人公と周りの人々の年齢が動く。そのときの計算が苦手なのだとか、そんなようなことを書いてらした。
 
それなんである。
私も同じで(新井さんと同等に語るのはおこがましいが)、年齢計算が都度都度狂う。苦手意識は持っていないのだが(いや、その方が自覚がない分深刻かもしれない)、一時期タイムスリップものをよく書いていて、結構な確率で混乱した。書いている方が混乱しているのだから、読み手がついてこられるはずもない。
 
書く前に、一応年表は作っている。
主人公の生まれた年、出会いだとか失恋だとかのイベントがあった時の年齢、そのときの周りの主要人物の年齢、背景の世間の流行や事件など。
 
そんな年表を、一応作ってはいるのである。それを見ながら物語を書いているはずなのに、書き進むうちに何か帳尻が合わなくなっていつも四苦八苦する。
 
例えば……
32歳の主人公が将来生まれるはずの自分の娘に会いに行こうとタイムマシンに乗る。10年後とか20年後とかわかりやすいスパンにすればいいものを、8年とか33年とかに設定してしまい、29歳だった妻は37歳に、あるいは62歳になっていて、生まれていないはずの娘が7歳とか32歳のときに出会うことになる……はず。ここまでは何とか。

が、ついつい入学式を物陰から見る、とか、何らかの資格試験に合格する、等のエピソードを入れてしまう。とすると、入学式は5~6歳のはずだし、その資格試験に年齢制限があることに気づいて慌てる。強引に合うように直してしまうと、他の人の人生まで順序が狂ってしまったりする。そうなると、年齢設定、最初からやり直しである。
 
自分の頭の雑さを自覚するのはこういうとき。本当にテキトーである。嫌になる。書くよりも、辻褄を合わせることの方に苦労することが多い。
 
もう一つ言うと、「時間の流れ」についても指摘を受けたことがある。

サトウキビから砂糖を作ることに主人公が挑戦した話を書いた時。相当苦労して長い時間をかけてようやく作り終えた、という風に書いたつもりであったのに、読み手には一瞬で出来上がったように受け取れてしまったらしく。

主人公の「ようやくできた……」というセリフに、『ようやくと言われてもね』との批評をいただいてしまった。
 
うーん、好きなんだけどな。タイムマシンで時間が逆行したり、長い期間かけて何かを熟成させたりする話。

でも実際書くのは相当難しい……私のザル頭では。
 
(了)
 
 

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