石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -28ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

コンクールに応募しすぎて、いつの頃からかその回数を数えるのをやめた。そして、初めて応募したのは何のコンクールでどんな話を書いたのかも忘れてしまった。

 

今となっては「〇日までに完成させる」という〆切り設定代わりのコンクール応募となっているのだが、当初は「やるぞ、受かるぞ、物書きになるぞ」という気合があった。

 

私の場合、シナリオ学校で書く勉強を始めたので、自然とシナリオコンクールに応募する流れとなった。

 

日テレの「シナリオ登竜門」(現在は廃止)が4月、NHKの「創作テレビドラマ大賞」が6月、フジの「ヤングシナリオ大賞」が2月(以前は10月)、テレ朝の「新人シナリオ」が11月、NHKの「創作ラジオドラマ大賞」が1月。


時期が少しずつズレているので、毎年全部に応募していた。どれも大賞に選ばれれば放送されるとあって、それを夢見て頑張ったものだった。

 

そういう公募情報は、通っていたシナリオ学校から得ていた。受賞者についても、そういった雑誌の発表ページを見て知るのが普通だった(受賞当人には連絡がいっていたはず)。


その頃の私は、書きたいことを書きたいように書いていたと思う。つまり、読み手がどう思うか、主催者がどういうものを求めているのか、流行りに安易に乗っかると他に同じような応募作がウジャウジャあるとか……そういうことを何も考えずに。

 

少し考えるようになったのは、主催者によっては事前に公開講座があり、そこに参加するようになってから。そこでは主催者側の思惑や人気脚本家の経験談、以前の受賞者のお話などが聴けた。自分が応募するしないに関わらず、面白かった。

 

いまだに応募を続けているこちらは変わらないのだが、時代は変わった。

 

シナリオの公募情報は、それ専門の雑誌を探さなくてもネットで簡単に見られるようになった。一次通過や二次通過もツイッターに流れてくる。いちいちそれ専門の雑誌を探しに本屋に駆け込む必要はなくなった。

 

公開講座は、ありがたいことに毎年開講され続けている(今年はコロナで中止)。ただ、参加料が倍になった。参加者も昔はそうそういなかったのに、会場は広くなり、毎年満杯。

 

ドラマ離れが進んでいるという。でもそういった状況を見ると、書き手希望者は激増傾向に思う。

 

コンクールの公募HPは、大体Q&Aが充実していて「制限文字数を守ってください」「提出後に訂正したものを提出し直さないでください」などと至れり尽くせり。私が昔通っていたシナリオ学校からも、例えば応募するときの原稿の紐の綴じ方などの動画が流れてくる。

 

応募するための手はずは手取り足取りになった。でもその分当選するのはぐっと狭き門になった。

そんな気がしている。

 

(了)

 

 

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金曜日、ついにパ・リーグ単独首位に立った千葉ロッテマリーンズ。8月の単独首位は50年ぶりだとか(昨日負けて首位タイとなったけど)。

2005年や2010年に日本シリーズを制覇しているが、2位か3位からクライマックス(またはプレイオフ)で勝ち抜いて行った結果。シーズン中の首位というのはそうそうなかったのだと今更ながら思い出している。(私はここ15年ほど熱烈なロッテファンである)

このところの連勝の原動力は、和田康士朗選手と言っても過言ではないと思う。あるいは起爆剤とか導火線。

8/16に初スタメンで1番に起用され、その日「#和田くん」がTwitterのトレンド入りしたほどの鮮烈デビュー。ロッテファンはもちろん、パ・リーグファンもプロ野球ファン全体も、その脚力に驚きと脅威と猛烈な期待感を持ったんだろう。

何せ、3安打3盗塁3得点。塁に出る度、盗塁成功する度に歓声がすさまじくなっていった。その実力もすごいが、ツキも「持って」いた。

3回目の盗塁では一度アウトが宣告されたものの、ビデオ判定でセーフにひっくり返ったのだ。そもそも井口監督が「うちの和田くんがアウトになるわけないでしょ」みたいに即リクエスト要求したのが笑える。

そしてこの日の和田くん、出塁したら100%ホームに帰ってきた。それも、犠牲フライや内野ゴロGoも全てセーフ。

スタメン6試合が終わったところで今や盗塁王。これまで代走や守備固めがほとんどで、レアード選手のホームランパフォーマンスの寿司を食べる係で顔を見るくらいだった。

それでもその間にも確実に1盗塁1盗塁積み重ね、レギュラー出場の日ハム西川選手や同じロッテの荻野選手(現在怪我で抹消中)の盗塁数を超えてしまった。どんだけすごいか。

スタメンデビュー日にいきなりお立ち台。「緊張しすぎてごはんが食べられなかった」と言っていた。
もう、めちゃくちゃ可愛くない?
「飯が食えなかった」でも「食事が喉を通りませんでした」でもない。
突っ張ってもいなけりゃ優等生の模範解答でもない。ご本人の自然体の、頭を撫でてあげたくなるようなお人柄。

育成出身の3年目、21歳。
今後が楽しみすぎて、毎日野球観戦に真剣な私である。

(了)


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これはもう、人によってさまざまで、百人いたら百通りあると思う。

 

江戸時代のチャンバラものを描きたいとか、誰かを助けるかっこいい英雄を描きたいとか、ファンタジーを描きたいとか、あるいは自分の経験を踏まえた企業ものを描きたいとか。

 

私の場合、……特になし。

 

そういうものをブレずに持っている方がうらやましい。

 

時代ものはこれまでの人生、あまり読んでも観ても来なかったので、苦労するだろう割に穴だらけの内容にしかならないだろうと容易に想像がつく。

 

誰か実在の人物(有名人でも友達でも親でも)をモデルにした強いキャラを描きたい、とかでもない。

 

ファンタジーを書くには想像力があまりに乏しいし、経験も何だか中途半端で思い入れの強いものがない。

 

こういう人間が、物語を創れるのだろうか? 書く人間となるには、これではダメなのではなかろうか?

 

そんな風に結構悩んだ時期もある。

 

それでもやめなかったのは、ある作家さんの講演を聴いたから。「私は特に書きたいものはなかった」と語ってらした。

 

何ですって? とひと際熱心に耳を傾けると、その方も特にこれといったものはなかったが、「こういうのを書いてください」「このテーマでお願いします」と言われると、書けたのだという。

 

かなり名前も知られた有名な脚本家の方なので、ああそういうプロもいるんだ、それでも書いちゃいけないということはないのね、と肩の力が抜けた覚えがある。

 

以来、テーマや題材探しも続けているけれど、何か課題をもらいそれについて書く、という方が私には書きやすいと気付いた。

 

何と言うか、連想ゲーム的に、つるつると思い出すことがあり、ああこれ、私書きたいことだった、みたいな感じになることが多いのだ。

 

例えば以前、お題があるコンクールに応募した時のこと。

 

それに沿ったストーリーを考えているうちに、お題に全然関係なく、昔こんなこと考えていた自分がいたな、と思い出した。

 

主人公が父親と対立し、高校卒業と同時に家を出た。でも彼が就職した時、社会ではどうしようもないことがあると知る。それがいさかいの原因だったが父は言い訳をしなかったのだ。そうして息子は父を見直す……とのストーリーが出来て。

 

いや、実際の私はそんなドラマチックな感じでもなかったが、学生から卒業した時に、働く父を見直した瞬間があったな、と。

 

そういう発見が面白くて、思い出した感覚を組み込んだ物語を創るのが楽しい。描きたいことやテーマがないわけじゃなく、持っているけど忘れてる。そんな感じ。

 

テーマが先にどーんとある人になりたかったのはもちろん。でも自分はきっとアプローチが違うのだ。だから書き続けてもいいんじゃない? そう思うようにしている。

 

(了)

 


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 おなじみの、トサカのような、どこをどうしたらああできるのか謎な、サザエさんの髪型。


漫画の主人公としてのキャラ立ちという意味合いが大きかったのかな、と想像するが、でも最近、ちょっと考えてしまうのである。あの髪型にする理由。


このコロナ禍で、美容院へ行くのが怖くて、もう数か月ご無沙汰してしまって思った。


私の場合、スポーツをするので、そのときは髪を結びたい。だから結べるギリギリの短さまで切ってください、といつも美容師さんにお願いする。汗で髪が顔や首に張り付くのと、何より視界が遮られることもあるのが嫌なのである。


サザエさんも、もしかして何かスポーツをしている人で、そのために邪魔にならないあの髪型にしているのでは? 


だって卓球とかバドミントンとか、女子選手はみんなビッチリ髪を止めているじゃない? 

いやでも、漫画にもアニメにも、サザエさんがスポーツしてたエピソードがあった覚えはないけど……。


一糸乱れぬあの髪型への妄想は、スポーツ中に限らない。


この季節の暑さには冷房と扇風機の併用で対応しているが、この扇風機の風がまた髪をバサバサ吹き散らす。これが顔に当たるのが嫌。


何十本かがまとまって顔を叩くのも嫌だが、ほつれた1~2本が顔をなぶるのはもっと嫌。かゆくなるのである。


最近アレルギーが強くなったのか、ただでさえ目のかゆみが常にあり、瞼もその周りの皮膚も何気にかゆい。あれやこれやの忙しさなどでまぎれていても、髪が触った途端に思い出す。


サザエさんももしかして、髪が顔に当たるのが嫌なお人なんじゃ? だから1本のほつれもなさそうなあの髪型にばっちり固めちゃっているのでは?

ん~、でも、あんまりそういう細かいこだわりはなさそうな方のように見える。


髪型については私、前髪を作っておでこにきれいにそろえたり、分け目から目や頬のあたりに垂らしたり、と、流行ってるらしいそういう髪型も試した。少しは今風な感じになるのでは、と。


ただ、昔からくせ毛で悩んできた。サラサラの光沢ヘアに憧れていたのに天然では無理。なので時々ストレートパーマをかけるが、しばらくすると悲しい地毛に戻り、前髪作っても頬に垂らしても、単に放ったらかしの乱れ髪にしか見えない……。


そして、そういう乱れ髪が色っぽくも何ともない上、肌を触る不快さばかりがやたら敏感になった最近。


年齢的なものなのか、神経的なものなのか。わからないけど、生活に支障をきたすほどでもないので、ストパーでないときは今どきの髪型をあきらめ、ビッチリ結んでクリップで止めて、と、おしゃれとはほど遠い状態でどうにか過ごしている。


……もしかして、サザエさんも、年齢的な理由であの髪型に……? と考えようとして自説を却下した。


ずいぶん前に、サザエさんは24歳という設定なのだと聞いて、衝撃を受けたのを思い出したので……。


(了)

 

 

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長いことシナリオ形式で物語を書いてきたので、小説の書き方が今一つよくわからなかった私。そこで、とある学校に通っていろいろと教わったのだが、そのうちの一つの書き方がとても性に合うと思った。

 

といっても特別なことではなく、よく見かけるもので、ミステリー好きなら更に見慣れている。章ごとに、いろんな人の目から見た異なる事実が語られて、それがだんだん集結して真相に迫っていく、という。

 

でもこれ、ミステリーじゃなくても何でも使える。

 

Aさんから見たらあの人はカッコいいけどBさんから見たら神経質。Cさんから見たら恩人だけどDさんから見たら目の上のこぶ。とかそれぞれの立ち位置でそれぞれの見えるものを書いていくと、下手に過剰な説明をせずとも全体像や真実が見えてくる仕掛け。

(という風に私は捉えている)。

 

3~4年くらい前に教わった書き方だけれど、このところすっかり忘れていた。

 

なぜ思い出したかというと、最近ネット小説サイトの課題に挑戦し始めたせい。

定期的にお題が出て、それにのっとったお話を作る。たった3行でもいいし、最大で8000字、という短編の。

 

短編というと、やっぱりラストにオチをつけたい。となるとその短い中で設定やキャラの過去やらをつい複雑に考えすぎてしまったりする。


で、長くなってしまう。しかも「わたし」とか「オレ」とかの一人語りで書いていくと説明的文章が結構な量になり、テンポが落ちたり中だるみになったり、と。何だかなあ、と納得がいかなくなって書く手が止まってしまう(あくまで私の場合です。人によって、書くものによって、そこは違ってくると思う)。

 

そんなとき、短編の名手というべき書き手を見つけた。やっぱりその小説サイトに投稿している方なのだが、すっかりファンになってしまった。

 

短い中で、キャラが立っている。起承転結がしっかりしているし確かな文章力で読み手を引き込む。お話ごとにバックグラウンドが全く違うのに、それぞれの世界について精通している。だから圧倒的に説得力があるし、ものすごい知識量や経験値を感じる。


オチに至るまでの伏線や叙述トリックなども鮮やか。いくつか読んだもの全部、ものすごく好み。この方とは好きな作家さんや好きな物語の傾向が似ているかも。話が合うかもしれない、と思った。

 

そして、作品ごとに語り口が違う。男の子だったり大人だったり外国人だったり野心家だったり。それぞれの作品に一番合った人物の、時には複数の視点によって語られていて、これがものすごく効果的。

その見事さに感心し、えらく刺激を受けた。「あなたももっと真剣に創作しなさい」とカウンターパンチを喰らったかってくらい。

 

そうだ、私もこういう風にいくつかの視点に分けて語っていくやり方が好きだった、書きやすいと思っていたはずだった。

書かなくちゃ。こういう風に書けばきっともっと書ける。痛切に思った。

 

今後、1ファンとして読み続けていきたいこの方は、なので師匠ともお呼びしたい。「いいね」の意味の☆をガンガン贈りまくったのだが、……何か気恥ずかしくてコメントを入れたりはできず、ひっそりそう思っているだけなのだけど。

 

(了)

 


↓「星降る夜に」がお題の短編、「音を間違えた星」をアップしました! 8分で読めます!↓ (これは複数視点の書き方を思い出す前に書いたので「あたし」の一人語りになっています)





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ディズニー映画「リトルマーメイド」を初めて見たのは数年前。目を疑った。

 

え、人魚姫、最後泡にならないの? 王子様と幸せになっちゃうの? 更には続編が出て、娘までも登場?

 

ビックリしたのなんのって。

 

ディズニーだからなのかなあ。子供向けだから悲しい結末はやめよう、とラストを変えてしまったのかなあ。と、その意図がわからず、違和感は拭えなかった。

 

だって、「人魚姫」とは一言で言うなら、王子を救うために泡になっちゃう、という悲劇のお話でしょ?

それを根こそぎ。ちゃぶ台返し。

 

私も子供の頃、愛読していた。一応女子なんで、姫ものは好きで。正直、「白雪姫」とか「シンデレラ」とか幸せになるものより、最後に悲しい結末を迎える「人魚姫」に惹かれた。

そういう女性も結構いると思う。

 

ああいう悲劇を読んだせいで、どこかにトラウマが残って何か性格に支障をきたした、という前例があるとも思えない(私の場合、性格がねじ曲がっているのは先天的なものなので)。

 

だから、子供相手だからファンタジーだからハッピーエンドじゃなくちゃ、とも思わない。子供だってちゃんと悲しさも切なさも、おぼろげながらこの世の不条理みたいなものも、しっかり感じ取れると思う。

 

そんなことを思い出したのは、最近「鬼滅の刃」を読んでいるせい。(→「鬼滅の刃」にハマる

 

 

 

これは少年漫画でターゲットが小中高くらい? (でも一昔前は、少年ジャンプ、サラリーマンも電車でよく読んでいた)。基本、対象は男子だと思うが、女子の読者もものすごく多いと聞く。

 

ストーリーはもう悲劇の連続。それも並大抵じゃない、自らの過失でもない、恐ろしい不幸。

それでも、主人公やその仲間たちが、それらに真っ向立ち向かい、その中で死んでいく者の気持ちを敵味方なくきちんと理解し、自分の未熟さを情けなく思い、成長したいと強く願う。

 

あの漫画が大人気なのは、読者がそれをちゃんと受け止めているからだろうと思う。

 

子供だからと思って読者、視聴者を侮るなかれ……ってまあ天下のディズニーだから、そんな風にあのラストに変えたとも思えないので、別に意図があったのだろう。

 

「リトルマーメイド」はヒットしているし、あれはあれで悪くない。ハッピーエンドの物語も、私は嫌いじゃないし。「人魚姫」を下敷きにした全く別のお話、と考えればいいのかも。

 

そういえば、「アナと雪の女王」も「雪の女王」とは全く別物だったし、、、原作と比べてどうこう言うより、楽しめればいいということかな。

 

(了)

 

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ソーシャルディスタンスという言葉、ここでは死語?

近頃電車に乗ろうとするたびにそう思う。

 

飲食店やスーパーやプロスポーツなどではものすごく神経を使っているのに、宅配便のハンコ押す一瞬がヤバい、と「置き配」希望の人もいるのに。

 

満員電車については報道規制が敷かれてるんじゃないかと思うくらい騒がれない。

でもあれ、最も危険でしょ? 三密の最たるものでしょ? 感染経路不明になる一番わかりやすい場所じゃない? 


もう乗るたび怖くてしかたない。


世間的には時差出勤とテレワークですべてはOKみたいな扱い。

でも結局、早朝でも多少遅めの朝でも早上がりの帰りでも、時差を実行していると思われる通勤者多数で結構な混雑。テレワークだって100%実行できるわけじゃない。

 

加えて、「緊急事態宣言の解除」=「安全宣言」と勘違いしている的人達が結構いっぱいいらっしゃる。

大声でぺちゃくちゃ。マスク、鼻の下にずり落ちていますけど? ついでに言うと、たぶんそれ社外秘事項だと思いますが。

 

有観客に移行したプロスポーツやしっかり対策を取っているとされる飲食店は、一席飛ばして座るのが当然という形。

なのに電車はぎっしり座るし真ん前に人は立つ。せめて改札横に消毒液でもあればと思うが、それもない。もう自分で持ち歩くしかない。

 

つり革、手すり、座席、隣の車両へのドアの取っ手。うっかり触ってしまったときのため。無意識に目や鼻や口に手をやる前に拭かなくては、と落ち着かない。

 

このところ、都内あちこちでクラスターが発生しているにもかかわらず、国も都もどんどん規制を緩めるばかり。更にはGoToキャンペーンて何だよそれ。

 

増え続けてはいても、感染者は無症状や軽症が多いからとかどうだとかこうだとか。だから何? 

 

電車で感染して、でも無症状なだけの可能性は多分にある。自分で自分の健康に自信が持てない。そんな状態で不要不急の外出をしていいものなのか。高齢者や持病持ちの方と接するときなど、自分は感染者じゃないから大丈夫、って一体どうやって判断すればいいのだろう。

 

報道は毎日の感染者数を報告するだけ。動くな、なのか、動け、なのか全く判断がつかない。国民自身の対策の徹底を、と訴えるばかり。徹底って、結局消毒手洗いうがい。それ、今どきやっていない人いますか? 

 

加えて季節はもう夏。どうしても電車に乗らなければならない場合の私の荷物、どうなっているかというと。

 

パソコン回り一式。筆記具一式。消毒薬とパフ。うがい薬とマイカップ。マスクの予備。晴雨兼用傘と冷房用上着。レインウエアと靴下などの替え(雨&汗対策)。携帯扇風機。首用冷やしタオルと普通のタオル。飲み物は温かいのと冷たいのと2本。お弁当。エコバッグ。ゴミ袋。化粧ポーチと貴重品関連。他もろもろ……。

 

ずっしり重くかさばる大リュックを背負って移動。気を抜くと後ろに倒れそう。アラフィフにもなってこんな山登り部的な鍛錬を強いられるとは思わなかった。

 

(了)

 

 

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言わずと知れた、大人気漫画。

 

その中で私のイチオシは嘴平伊之助である。

イノシシの被り物をした、闘争心旺盛な、主人公の鬼殺隊での同期。言葉は悪いし、猪突猛進だし、おだてりゃ木に登り、人の影響を受けやすいお調子者。でも実は美形。おちゃめで可愛げがあるんで気になって仕方ない。

 

主人公は心優しき竈門炭治郎、その妹は鬼化しながらも心はまだ人の竈門禰豆子、同期の我妻善逸、先輩の煉獄杏寿郎、宇髄天元……等々、他にもたくさん登場するキャラはみんな個性的で魅力いっぱい。

 

と、ここまで、コミック片手に漢字を確認しながら書いている。

 

というのも、人に話したいキャラばかりなのに、ちゃんと名前を覚えきれていないから。時代設定が大正ということもあって難しい漢字のオンパレード。一度では頭に入らない私の脳のキャパの小ささよ……(しくしく)。

 

噂には聞いていたけれど、今更ながらようやく読み始めたら止まらなくなった。

 

人間を喰らう鬼と、それを退治する鬼殺隊との壮絶な戦いのお話。

 

鬼の残虐さの描写は凄まじい。そもそも私はグロいのが苦手。見せ所がそれだけなら早々に挫折してしまったと思う。

 

でも先へ先へとページを繰る手が止まらなくなるのは、残虐さを打ち消して余りある、心つかまれるものがあるから。

 

仲間や先輩とのやり取り、親きょうだいへの深い思いなど、笑えたりほっこりしたり。

 

敵の残虐な鬼達さえ、それぞれ過酷な過去があり、走馬灯でそれらが明らかになった時の哀しさと言ったら……。

 

ただキャラ立ちしているだけじゃなく、なぜそういう性格になったのか、更には漫画なのでそのビジュアルになった理由が、ものすごくストンと腑に落ちる。涙なしでは読み進めない。

 

それほど人物の作り込みが深く、背景も考え込まれていて、胸をえぐられる人間ドラマがてんこもり。また壮大な世界観もただごとじゃない。

 

異世界もの、というくくりになると思うが、読み手の立場――学生でも社会人でも老若男女どんな方でも、どこかに必ず共感する点があるんじゃないだろうか。そんな様々なキャラがリアルに息づいている。

 

絵柄も怖さと可愛さのバランスがよく、読みやすい。

 

というわけで、一応少年向けのジャンルだろうが、大人でも十分にハマる。

 

掲載誌の少年ジャンプには、長年「友情」「努力」「勝利」という三大原則があるそうだけれど、最近は薄れたと聞いていた。

 

この漫画、「友情」「努力」は申し分ない。今のところまだ最後まで読み切れていないので、3つ目は確認できていない。つい先だって最終回を迎えたと話題になっていたけど、さて「勝利」は訪れたかな。

でもきっとそうなると信じられる漫画だ。

 

つまり、この「鬼滅の刃」は三大原則をガッチリ満たしているようで、やはりそこは人気作となる大事な要素なのかもしれない。

 

ちょっと笑ってしまったのは、タイトルに悩んだ旨の穴埋め記述。

 

「鬼鬼滅滅」「悪鬼滅々」「鬼殺譚」「鬼狩カグツチ」「炭のカグツチ」とか……、

正直どれもピンとこない感じ。

 

「鬼滅の刃」ならきれいに収まってインパクトもあり、これに決まったのもうなずける。

 

ところで、作者のお名前が「吾峠呼世晴」さんという。これも登場人物と同じく、私は一度で読めずになかなか覚えられなかった……。

 

(了)

 

 

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近年、病院にかかると薬局で出される薬が半端じゃない。

 

薬剤師さんが誰ぞの薬をカウンターに並べるのを横目で見て、あんなにたくさん、一体どんな重病人の処方だろうか、などと思っていたら自分のだった。

 

たかが風邪でもそれ。抗生物質、解熱剤、頭痛薬、咳、洟、喉、更に胃薬、などとえらいラインナップになる。これらはそれぞれ朝晩とか毎食後とかあるいは食間、頓服とタイミングは様々、更に1回2錠とか3錠とか、全部違ってややこしすぎる。


毎度お薬一覧表の写真と指示書を見ながら服用するのだが、時に残っている数が合わない。どこかで飲み過ぎたか、または忘れたか。

 

うちの親は百均で仕切りのあるケースを買ってきて持病薬の朝昼晩をきちんとえり分けているが、私は今のところそんな工夫をする前に治ってしまうため、都度都度そういう過ちを繰り返している。

 

ところが、私にも常用の薬ができた。目薬である。


緑内障の疑いありということで、これは放っておくと失明の危険もある病気。けれど治すことはできず、進行を遅らせるための目薬が一般的な治療法らしい。

 

で、数年前からこれを毎朝毎晩差すことになった。これが1種類だった頃は、いくら私でも難しいことじゃなかった。


そう。目薬、増えてきたのである。

 

定期検診で、左目にあまり効き目がないようだとの診断。そのため最初の薬に加え、左目だけもう一つ薬を差すことに。


更に、私はアレルギー気味で目のかゆみが耐えられなくなる時期がある。それを訴えたら、かゆみ止めの目薬も処方された。

 

①  両目、朝1回。

②  左目、朝晩1回ずつ。

③  両目、朝晩1回ずつ。


これだって、ぎりぎりまだ大丈夫、間違えないと思った。


ところがこれら、最低1分は間を空けるように、との指示。特に①は他のと10分は空けて差してください、なんて言う。3歩歩くと物を忘れる私に10分とな?

 

それだけの時間をただ待ってはいられない。洗濯だの料理だの出かける準備だのをする。で、予想通りものの見事に忘れるのである。


しばらくして変なタイミングで思い出す。あわてて差さなくちゃ、と手に取ってからふと考える。②を差した記憶はあるが、それは昨日ではなかったか? または考えずに差してしまった後に、あれっまだだったのは②ではなく①じゃなかった? とか。


差し終わったやつは縦にしておこう、とかの規則を作ってみたが、それが昨日そうしたのか今日無事に終えたせいかは自信がない。

 

チェック表を作って、差したときに○を書く。それが一番だろう。そう思いながら面倒で先延ばしにすること1か月。


その間にかゆみ用の目薬がなくなった。更に左目専用の目薬が相性悪く充血するようになったと訴えたら中止になった。


結局、今は1種類。どうにかチェック表をつけなくてもできてます。

 

歳を取るに従って、薬の管理が難しくなる。こちらの頭具合は後退し、薬は種類も服用方法も複雑になっていくから。


困るなあ。

 

(了)

 

 

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6/19にプロ野球が開幕した。

 

コロナの影響で遅れに遅れた上に、「無観客試合」。

これ、重大な違反に対する制裁の意味が濃い言い方みたい。で、今回のような環境上致し方ない場合にそぐわない、ということで、「リモートマッチ」通称「リモマ」と急遽命名されたようだけど……

 

遠い昔にJRがE電という愛称をつけたことがあった。若い方は知りもしないと思うが、つまり全く定着しなかった。「リモマ」もそうなりそうな気がして仕方ない。

 

まあ呼び方はどっちでもいいけど、とにかく球場に全く観客を入れないペナントレースが始まった。多いところで5万人入る球場が、ガラガラ。どっか異世界に来ているよう。私はロッテファンなのでパ・リーグの試合ばかり観ているが、そういえば昔のパ・リーグ球場はコロナ関係なくこんなだった。最近はチケットが取れない程の人気に驚くけど、その頃は天然にソーシャルディスタンスだった。

 

無観客なので、当然鳴り物も声援も歓声もない。だから、キャッチャーが投球を受ける音、打球音、ベンチからのヤジなどがよお~く聞こえる。ホームランがバックスクリーンに当たった「ぼこん」なんて音もクッキリと。

 

これはこれで結構新鮮。


テレビの解説者によると、ジュニアとか高校生の球児から、「声の出し方がわからない」との質問をよくもらうらしい。この無観客試合、プロ選手がどういう声の出し方をしているのかを知れる貴重なチャンスでもある、という。なるほど、そういうメリットもある。

 

鳴り物や声援がないせいで、他にも想定外の事態が起きた。

 

神宮球場のバックネットにある解説席。窓がないそうで、だからアナウンサーの「キャッチャー、内角高めに構えました」などという声が、しっかり敵の選手に届いてしまうのだという。次の配球がバレバレになってしまうのね……。


そういえば、バッターはキャッチャーを振り返っちゃいけないということを初めて聞いたのはいつだっけ。それはルール違反で、あくまでキャッチャーの構えを見ずに次のボールを予想するのが醍醐味だってこと。

 

まあ生の応援がないのは、選手としては、活躍しても凡打してもヘボピッチでも反応が全くないわけだから、張り合いは大分目減りしているとは思う。アーチストや俳優がテレビよりライブや舞台へ足場を移すのも、そういった理由が一つにあると聞いたこともある。

 

それでもファンはテレビ越し、楽しんでます。盛り上がってます。野球がこんなにも生活の潤いになっていたことに驚いている。

 

7/10からは少しずつお客を入れるそう。席をいくつか飛ばして座る形にするのだろう。それはそれで、最近の球場は隣との距離が近すぎて荷物を置く場にも困るようなパーソナルスペースしかなかったので(観戦には細々小道具が必要なため大荷物なのである)、ゆったり落ち着けるという利点がある気もする。

 

でも、まだちょっと生観戦に出かけるのは怖いので、しばらくはテレビ観戦で我慢するつもり。

 

(了)


 

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