石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -25ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

こんなご時世になると、パソコンの存在感がグッと増してきた。ちゃんと学びたいと思う人も増えたのではないだろうか。


思い出すのも恥ずかしいのだけれど、私にはその昔、パソコン講師のバイトに応募した経験がある。


その頃はほぼ無収入で、好きなこと=物書きをしつつも引け目があって、かつ家以外に居場所がないという状況に行き詰まりを感じていた。


また、物を書くにはあちこちへ出向いてイメージを膨らませたり話を聞いたりうっかり資料本を何冊も買い込んでしまったりとかもあって、、、とどのつまり、お金がほしい。


そこであれこれバイトに応募するも8割方落ち、かなり時代遅れの知識であるものの、パソコンをいじれるということだけで、奇跡的に一次採用を通った。この時点で多少なりとも疑いを抱くべきだった。


で、二次で筆記試験があり、ただでさえ変化の激しい業種なのに10年以上もアップデートしていない私の頭では、もうさっぱり全く全然太刀打ちできなかった。

でもなぜかそこも通過、研修までこぎつけた。……ここでも無邪気に喜んでいた自分が、今思えば笑える。


ただ、その面接や試験や研修に出向く際、交通費が出た。それだけで何か嬉しくて他に頭が回らなかったのかも。


通勤定期をもらえる職場を離れた後、電車でどこぞへ移動する費用はバカにならないと思い知った。なので用事は一度にあちこち回って済ますとか、不要不急はカットする癖もついた。まあ、今のコロナ時代を先取りしたとも言えなくもないが、とにかくそういう、行動に制約がかかる日々になかなかのストレスを感じていたわけなのだ。


だから「交通費を出してくれる」というだけで、このバイトをやる気満々だった。


まあそれ以外にもいくつも前のめりになるちゃんとした動機はあった。


第一に、パソコンは現代社会に必須だから、学びたいと思う人の力になれたらそれはとてもやりがいのある仕事だと思った。


第二に、自分のパソコン知識に正直自信があまりなかった。正式に一から勉強したことがなく、職場で必要なことだけをほぼカンでこなしていたにすぎない。だから、教えるにあたっていくらでも勉強してくださいと、講座のDVDを借り放題なところに魅せられた。自己啓発にはもってこいだと思った(こんな講師に教えられたくないよね、うん……)。


第三に、きちっとした服装をしてきてください、と言われたこと。必ずジャケット着用、というので、いやあ、そこそこキレイな格好するのなんて何年ぶりだろう、といそいそと買い物に行き、気分が上がった。たまに何かのお誘いやハレの場に出るとなると、衣装がなさ過ぎて毎度オタオタしていた。だから人に見られても恥ずかしくない服装の組み合わせがいくつか家にある、という状態に、とても興奮したのだった。


という、今となれば世間知らずというか、くだらない理由でやる気になっていた当時の自分がアホに見える。


その後、いろいろとカウンターパンチを喰らい、そのバイト先は3ヶ月で辞めた。自分史上、最短記録。


続きます。


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何年か前、アメリカの連ドラにハマっていたことがあった。

 

ビバヒルシリーズから始まって、24、プリズン・ブレイク、HEROES、LOST、などなど。

どれも面白いのだけど、それゆえにseason1,2,3……とどんどん続編が出て、ハマると延々果てしなく見続け、他のことは何ひとつ手をつけられなくなるという、廃人覚悟が必要な秀作ぞろい。

 

中でも今、よく思い出すのが「ダーク・エンジェル」という2000年のドラマ。

ジェームス・キャメロンが企画脚本監督で、見応え見どころ十分。

 

簡単にあらすじをつまむと……

近未来、遺伝子操作により特殊能力を持った少女が研究所から逃げ出す。別れ別れとなった仲間を探しつつ、追手や巨悪に対してその並外れた運動能力を武器に立ち向かい、やがては世界改革に、という壮大な話。

 

これのseason2だったと思うのだが、主人公のマックスがウイルス感染により、恋人に触れると相手を死なすという体質になってしまう。だから抱き合ったりキスしたりができない(うろ覚えだが、確か別の人に対しては大丈夫だったのでハラハラする展開があった気がする)。

 

今の現実、思うように会いたい人に会えないというコロナの蔓延で、何だかあれがドラマとは思えなくなってきたな、などと都度都度思い出してしまう。

 

このドラマを夢中で見ていたのは、面白いというだけでなく、その設定がいわゆる「カセ」だな、と書き手として勉強になる側面もあったから。

 

カセとは、キャラへの制約のこと。

 

例えば、「ベルばら」のアントワネットは、フランスの女王で国王と夫婦だから真に愛しているフェルゼンと結ばれない。「女王」と「既婚」がカセ。


「スケバン刑事」の麻宮サキが、不良なのに学生刑事を引き受けるのは、殺人犯である母親の刑期を縮小する約束があったから。やめたくても「母親の死刑減刑」がカセ。


「名探偵コナン」などの推理物で、雪山とか離れ島に「隔離」も、他に助けが求められない、というカセ。


「宇宙戦艦ヤマト」だと、あと〇日で地球に戻らないと滅亡する。その制限時間がカセ。


映画「スピード」では、バスが時速80キロ以下になると爆発するという、そのまさにスピードがカセ。

 

……と、例が古めなのはご愛嬌ということで。


他、ベタに考えば、「身分違い」や「世間体」「異母兄妹」なんかもカセになるんだろう。

 

コロナから「ダーク・エンジェル」を連想し、「好きなのに相手に触れることができない」という設定から、「カセ」という物語作りの基本を思い出したわけです。

 

おうち時間もまだ長そうなので、そういう基本を見直して物語を書いてみるいい機会かと思う。

 

(了)




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NHKで今放送中のドラマ「カンパニー」。第1話を観逃したが、ストーリーを漏れ聞いて、これは必見と判断、観始めた。

 

バレエ団に出向することになった製薬会社の主人公とトレーナー。おらおらな天才バレエダンサー。人気アイドルグループ。

 

どっかで聞いたような話だな、と思ったら、宝塚月組で2018年に舞台化された同じ原作のものだった。

 

宝塚版は昨年だったかNHKBSで放送されて、その録画を私は繰り返し観た。私のイチオシのジェンヌさんは出ていないものの、おらおら天才ダンサー役を演じた美弥るりかさんが、もう本当に素敵だった。

 

また、題材がバレエということもあって、踊れる方がぞろぞろいる宝塚舞台は見所満載、活気に溢れ、とてもとても素晴らしくて、生の舞台で観たかったなあと思ったものだった。

 

ただ……主人公が。

リストラ寸前の振り回される役回りなせいか、何か目立たない感じで。トップスターの方が輝きを抑えているかのような印象を受け、もったいない気がしたことを覚えている。

 

それが、今回のドラマでも同じ印象。主役はイノッチ、いい人そうで振り回される感じがすごく合っているのだけど……。

 

優柔不断、考えなしの発言が余計な波風を招く、思惑が違う会社とバレエ団双方をうまく擦り合わせなくてはならないのに、それぞれの言い分を伝えようとする姿勢もない。「しっかりしろよ!」とカツを入れたくなる。

 

この人のこういう意識が変わっていくというドラマなんだろうけど……イノッチ自体は大好きなのだが、……この役は今のところ好きになれない。

 

でも、宝塚で美弥さんが素敵だったように、天才ダンサー役の宮尾俊太郎さんがもう本当に素晴らしい。ダイナミックでスピーディで迫力満点のダンスに見惚れる。

他の方々のバレエのシーンもいい。踊りはもちろん、立ち方手先の美しさ背筋の伸び方など見ていて気持ちいい。コロナが落ち着いたら公演を観てみたいと思うほど。

 

原作は未読なので、宝塚とドラマとのちょいちょい違う点、どう収束するのかも見どころかな。

ということで、結構楽しみに観続けているドラマです。

 

(了)

 


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2018年、「ディーリー」というドラマが放送された。キャストが大好きな俳優さんばかりだったこともあるが、「デジタル遺産」という内容にひかれて見始めた。

 

というのも、「デジタル遺産」に興味が湧き、これを題材に物語を創りたいと思っていろいろと資料を集めていたところだったから。

 

当たり前だが、私が書こうと思ったストーリーよりはるかに面白かった。キャラもよい。巧い役者さんばかりで引き込み力も強烈。

 

というわけで、自分が書くのはやめてしまった。やめる必要はなくて、自分なりの「デジタル遺産物語」を創ればいいのだが、まあそれはまた時期を改めて。

 

で、なぜ「デジタル遺産」を描こうと思ったか。


おそらく、現代人ならみんな、よく考えてみれば結構不安になるだろう要素だから。


だって手持ちのデジタルものは、自分個人だけで触っているものがほとんど。たぶん家族や夫婦でも普通は全くいじれないし、目に見えないから存在することすら知られていないものもある。


ということで、自分が急死したりしたらどうすんの? とか心配になったりしたわけです。

 

まずスマホ。

 

特に人に見られて困るやりとりもデータもないけど、落としたとき不正使用などされないように一応暗証がかかっている。


なので、もしもどこかで自分が倒れて意識不明となった場合、たぶんスマホから近親者に連絡を、となっても、とりあえず暗証を解除しないと。となると至急なのにもたつくだろうな、と思う。病院に身内が駆け付けた頃は手遅れ、なんてことも十分あり得る。

 

他、ツイッターだのインスタだのLINEだのや、飲食店やコンビニやネット小説などのアプリ。フォローを含めて、まあ何を好んでいたのかが割れる趣味的なものが並んでいる。


でも、どれもIDとパスワードを入れた記憶があるので、もしそこから私の素姓を割り出すために他人がログインするとしたら、たぶん未来永劫できないのでは。だって自分でもよく覚えていないし……。


お財布機能は使っていないので、まあ放ったらかしといても問題はなさそうだけど。

 

それからパソコン。

 

まずネット通販の登録先が結構ある。それとプロバイダとかウィンドウズ関連やセキュリティなどのソフト登録も。図書館とかチケット系やコンタクトなども登録してある。

 

それらのIDや暗証番号も、整理しきれていない。(結局、問題はここに集約している……)

 

株などはやっていないので、本人がいなくなって時間が経過しても、家族に金銭的な負担がかかることはないけど、やっていたら結構大事。


浮気相手との写真データなんか入れている不用意な方もいるらしいが、まあこれも特に該当せず。


ブログや書きためた物語なんかもやたらに保存してある。が、これも害はないと思う。


でもきっと何か失念している。不安は残る。

 

先の「ディーリー」は、死後に人に見られたくないデジタル遺産を消す仕事を請け負う二人組が、死んだ依頼者の秘密にたどり着く、といったスリリングな一話完結ドラマ。


物語の面白さにハマりつつ、自身何か怖い落とし穴を忘れていないか、一度きちんと整理しないとな、と改めて思ったのだった。

 

(了)

 

 

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このところ、本当にぎりぎり必要最小限の外出しかしなくなった。

 

こうなってみて、自分は意外とインドア人間なんだなと自覚した。以前は旅行や食べ歩き、ショッピング、ゴルフテニスに良く出かけており、それができなくなったら変になるかも、とも思っていたけど。

家で映画やドラマ鑑賞、読書にゲーム。これはこれで楽しく1日はあっという間に過ぎる(マストな掃除や料理はあまり楽しくないが)。

 

けどやっぱり不健康になる。ほとんどのお出かけ用事をキャンセルすると、新聞を取りに集合郵便ポストまで降りるのすら億劫で、1日の歩数が36歩なんてことも。

 

そんな中、昨年受けた健康診断の結果が来た。コレステロール値急上昇、再検査要……。

 

やばい。


運動量が激減したというのに、やたらに食べていた。甘いもの、小麦粉系のもの、揚げ物。パンやパスタが好物で、時間があるもんだからバナナケーキなども自作してしまい、コンビニクッキーのお気に入りができてしまったり、近所に新たにできた唐揚げ専門店にLINEお友だち登録までしてしまった。

 

そういえば今年ほどひどくはなかったが、前年までも毎年コレステロール値が微妙で、揚げ物肉、卵、ケーキなどは良くないので魚や和菓子に替えましょうね、とか言われていたような……。下手すると糖尿とか心筋梗塞とか怖いことがいっぱいらしい。

 

とりあえず運動だ。


まずは新聞を取りに行くためにエレベーターを使わず階段昇降しようと決めた。結構しんどいけど頑張るぞ。


それに加え、近所周りを一区画走ろう。

疲れたら終わる、という基準で始めたら2周ほどで早々に切り上げることに。帰って歩数計を見てがっくり、という日が続く。なのに筋肉痛は激しく出る。走っただけなのに何でよ……?

 

他にも受難がある。

 

テレワークも季節が変わるといろいろと足掻きが必要になる。


今の寒さ、何とか暖房代を節約したいわけで。最も日当たりのいい場所で作業するが、これがパソコンが光って見えづらい。


また、朝昼夕とどんどん移動していく日なたを追いかけてテーブルと椅子をずらしていくうち、床が傷だらけに。


更に、常にお日様を背景にした逆光のため、リモート会議で「顔が真っ暗で見えないけど機器の故障では?」などと勘違いされてしまったこともあった……。

 

乾燥対策のため、加湿器をガンガン炊き続けているとすぐに水がなくなり、年がら年中その追加をしている気がする。これが地味にめんどくさくてクサクサする。

濡れタオルも干しているが、それもすぐにパキパキになるので濡らして絞って干して、を1日何度繰り返しているのか……。

 

パソコン、スマホ、テレビ鑑賞、読書、の繰り返しで目が痛いのもつらい。

 

また、必要最小限の短時間しか外出しないので、油断しがちになってるのが怖い。さすがに鍵の開けっ放しということはないが、電気や暖房の消し忘れ、窓の閉め忘れ、テレビのモニターだけ点いたまま、なんてこともしょっちゅう。


とにかく、ガスだけは消し忘れないよう気を張り直している今日この頃。


(了)

 

 

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今まで、いろんな場所でシナリオや小説の書き方を教わった。実際に書いたものにいろんな批評もいただいた。

でも、自分で読み直してみてもひどいな、と思う作品も多い。

 

中で、どこで教わっても、どんな人に読んでもらっても、自分で読み直しても、絶対にダメ出しの筆頭にあげられるものがある。

 

「ご都合主義」。

 

簡単に言ってしまえば、不自然な流れの物語のこと。


登場人物の性格や行動が急に変貌し万事上手く収まる、または悲劇となる。あるいはいきなり天災やら交通事故やらが起こって収束に向かうとか。


つまり作者の持って行きたい結末のために、都合よ~く展開させる傾向のことを指す。と私は理解している。

 

これは頭でわかってはいても、結構よくやってしまう。目的通りの結末を迎えてエンドマークをつけ、ホッとするのであるが、まあ先述の通り、誰に見せても自分が読み返しても、出来が悪い物語以外の何物でもない。

 

要は「あり得ない」ということ。

ファンタジーやフィクションのジャンルは「あり得ない世界」が前提だけれど、ちゃんとしたものには夢中になれる物語がある。その世界に気持ちが入っていける「あり得る流れ」みたいなのがあるのだと思う。

 

ここ一年の現実世界のコロナ禍が、私にはその「ご都合主義」の出来の悪い物語に見えてしかたない。

 

本人に自覚症状がなくて元気だから動き回って移すことがある。たとえ症状が出ても、移すのは発症の2,3日前という。あるいは軽症だからとあなどると突然悪化。


また、検査をして陰性でももう一度調べると陽性になることもある。風邪との区別がつきにくい。飛沫感染するからしゃべったらダメ、出かけたら広がる、感染経路の特定が難しい……。

 

等々、こんな特徴のウィルスを物語に登場させて、パニック映画なり小説なりにするとしたら。


……何じゃこりゃ。そのせいで起きる悲劇でも、ほっこりストーリーでも、泣ける話でも、空想上の物語ならついて行けない。

 

ストーリーがどう展開されようと「だってこのウィルスはこんなにもわけわかんないんだもん」みたいな言い訳が通る。不自然でも強引でもすべて成り立ってしまうのだ。


そんな「ご都合主義」なモノ、「あり得ない」だろ。無理がありすぎて感情移入も共感もあったもんじゃないだろ。

と、ダメ出しの嵐だろうと思う。

 

今の現実、ダメ出しでお蔵入りになる出来の悪い小説だったらよかったのに。

 

そういう「ご都合主義」の空想物語は修行中の物書きの習作に任せておいて、現実は少しでも早く落ち着いてくれればと思う。

 

(了)

 

 

 

 

 

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年末の大掃除。

毎年本当に憂鬱で、ギリギリまで目をそらし、滑り込みでどうにか恰好をつけるのが恒例だった。


でも、昨年は少し勝手が違った。

 

コロナ禍のせいで家にいた時間が長かったため、一年を通して毎度の掃除をちょっとずつ突っ込んだ感じでやってみた。外出の度のドアや水道の取っ手などの消毒を含め。

 

で、最初の緊急事態宣言が出た4月、STAYHOMEということで、極力お出かけを避けた。それで料理やお菓子作りに凝ったりしてみたが、しばらくするとそのマイブームも下火に。

繰り上げ当選的にガス台と換気扇掃除をこなす気になった。


いい具合に暖かかったせいで汚れが落ちやすかったのか、それが体が楽に動ける気温だったからなのか。毎年末にカリカリしながら掃除するより簡単にきれいになった気がする。

 

味をしめて、もうガス回りはこれからは5月の連休にやろう、と決心(いや毎年思ってはいたんだけどね)。

おかげで昨年末は手を付けることなく、水回りに専念できたのだった。

 

何だろう、ガス回りのあの油汚れを掃除しないでいいとなると、肩の重石が100キロくらい落ちたほど気が楽。憂鬱さが激減した。

 

あと、大掃除でいつも時間がかかるのは服の整理。でも昨年は新たに買った服がほとんどなく、着なくなった服を捨てるという作業が必須というわけでもなかった。


でもクローゼットを空かせる絶好の機会。本当はこれもゴールデンウィークにやりたかったのだが、考えることは皆同じ。古着回収に出される量が多すぎて、自治体に受け入れられないという事態になり、だったら整理するのはやーめた、となってしまった。

 

年末になってもやらなかったのは、毎年正月に会う妹や姪っ子に「これ要る?」と聞くことができなくなったから。

要るならあげて、要らないなら今度こそ捨てる。何年もそうやって服を整理してきたのだ。


もう着ないけどもらってもらえるかわからないままの服。整理して出たその類いはサンタのような大袋に突っ込んで置きっぱなしになるだけである。メルカリとかもちょっと手を出す勇気が出ない。だからもう省略した。

 

結局は水回りと床をいつもより念入りに、そしてカーテンを全洗濯。……とそのくらいしかしなかった大掃除。

それでも溜まった埃や、見て見ぬをフリしていた汚れがきれいになると気持ちいい。

 

今年も去年以上に家にいる時間が長くなりそう。なので、実は他にもいっぱいある手を付けてない箇所を、ちょこちょこきれいにしてみるか、という気が起こっている。

 

(了)

 

 

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年末の憂鬱の一つとして、年賀状書きがある。

 

我が家は毎年、オリジナルの図柄を描いて印刷するのだけれど、この図案がいつもなかなか決まらない。というか、思いつかない。

 

基本的に決まっているのは、その年の干支を入れること、我が家の旧年か新年を象徴する何かを絡ませること。

 

私は絵を描くのは好きだけど、上手くはない。だからようやくイメージができたとしても、その通りには描けない。なので毎年四苦八苦する。

 

近年は、あちこちの年賀状プリント代行のチラシやネット上の無料素材の気に入ったデザイン、あるいは家にあるぬいぐるみなどを見本にして、我が家流にアレンジしている。

 

で、ようやくできた絵柄をパソコンに取り込む。


ところが昨年はここで躓いた。スキャナーが反応しない。そうだ、パソコンを新調したんだった、ソフトが入っていない。と気付いたはいいが、そのディスク、どこやったんだっけ。探すのに時間がかかり、そのうちに面倒くさくなってきて明日にしようかな……となってきて。

 

何とか根性継ぎはいでようやく見つけ、インストール完了。よし、と気分が上がったのも束の間、そうだった、毎年ここでまたつっかえるのを思い出す。

 

手描きの図柄が、パソコン上で薄すぎたり大きさが収まらなかったり。その微調整にイライラするわけで。結局妥協に次ぐ妥協で、何だか冴えない状態で筆ぐるめにのるのである。

 

「謹賀新年」と表題をつけ、2021年と入れ、住所氏名を書き込み、何となく寂しい全体を背景とか小物を加えてごまかす。


この辺りまで来ると、もっと凝って最初の図案からやり直そうかなどと欲が出てきたりするのだが、大体タイプアップ。もうこのままいくしかない時期になる。で、ざざざーっとプリントアウトする。ここで疲れ切って続きは翌日以降。

 

次は住所録を確認。去年いただいたものに「転居しました」「年賀状は今年を最後に失礼します」があるかチェック。また、喪中のお知らせをいただいた方の除外。

そうした上で、今度は宛名をざざざーっとプリントアウト。

 

……昨年はここで失敗。データが残っていたのか何なのか、住所でなく丑のデザイン(つまり裏側)が住所面にバリバリ印刷された。ちょっと席を立っていたので、気付いたら4枚無駄になっていた……後日郵便局に手数料を払って引き取ってもらえばいいのだが、そういう些細な手間を面倒くさがってしまうのが私で、たぶん次の年賀状を書く時期になると思われる……。

 

ふう。

そのショックから無理無理立ち直り、絵柄の隙間に一言を書き込む。この文言もいつも迷うのだが、昨年はもうこれにつきる。「コロナに負けず次に会う時まで元気でいましょう」。

 

そうしてあとはポストに出すだけ。

なのに、ここでまた結構時間がかかる。家のそばにポストがないため、何かのついでに、とか思ってしまうせい。その何かのときに持って出るのを忘れること数回。……結局たぶん元旦には届いていないでしょう……ごめんなさい。

 

いただいた数々の素敵な年賀状を見て、ああ自分ももっとしっかり作ればよかった、と後悔するのが年初めの恒例です。

 

(了)

 

 

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年末の恒例に、備忘録として、今年はどれだけ書けただろうかと振り返ってみる。

 

シナリオ① 55枚 

小説① 約600枚(焼き直し)

シナリオ② 55枚

小説② 55枚(焼き直し)

小説③ 250枚(焼き直し)

小説④~⑮ (8000字以内)

シナリオ③50枚(焼き直し)

 

……といった具合で、小説が長短合わせて15本、シナリオ3本。他、このブログを週1更新(毎回2.5枚くらい)。

 

今年は短編の新作を12本頑張って書いたので、数は増えた。


でも、焼き直したものが4本もあって、今年は長いものが書けなかったなあと思う。というか、長いものを書く気力が年々衰えている気がする。


短編はまた違う難しさがあるけれど、終わりが見えるのが早く切り替えやすいので、自分をコントロールしやすい。

 

去年は、小説が長短合わせて5本、シナリオ3本。このブログを週1更新。

 

おととしは小説長短合わせて8本、シナリオ3本、他、このブログ。

 

今年増えたといっても数だけで簡単比較はできないけれど、習作が増えれば増えるほど練習になるし、見えてくるものもあった。


これには、ネット小説サイトの定期的なコンテストに助けられたところがある。

締め切りを設定できること、お題があるので物語を膨らませやすいこと、そして何より、他の方の投稿から刺激を受けられること。


前半の半年ほど、ちっともアイデアが出ず、書けないうちにダラダラ時間ばかりが過ぎた。でも、このコンテストに毎回出してみようと決めてから、2週間に1本書けた。質はともかく、前半2本だけだったのが後半12本。効果抜群。


なので来年も、ここへの短編投稿を継続してみようと思う。必死でアイデアを捻り出して形にするという基本トレーニングとして申し分なし。


中で気に入ったものができればもっと手をかけたくもなる。掘り下げて長編に育つこともある。そんな感じで数をたくさん書いていきたい。



来年は、少しでもいいことが増えますように。


(了)



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テレワークが主体になってから、めっきり外に出なくなった。これは体力的にも助かるけれど、お財布にも優しい。

 

1.化粧品を買わない。

→モニター越しにリモート会議はあるものの、画像が粗い上に大して時間もかからない。よって基礎化粧のみ(とサボってしまい)、他は全然減らない。出社のときもマスク必須なので口紅やリップはほとんど使わない。(女性としてどうかという点は置いておく……)

 

2.服や靴を買わない。

→以前は、出かけたついでにウインドウショッピング、衝動買い。またはバーゲンのお知らせに乗って爆買いをよくしていた。

今や、どっちもしない。ネットショッピングもしなくもないけど、元々ウロウロ歩いていろんなお店を眺めるのが好きだった。要は気分転換であって、絶対に何か買いたい、というわけでもなかった。だからわざわざネットをのぞく必要もない。大体、買ったところで着ていく場所も機会も今やほとんどないし……。

 

3.買い食いをしない。

→これまた出かけたついでにコンビニでお菓子。スーパーでおやつ。疲れたから喫茶店で一服。お昼ごはんは出先で総菜を買うとかファストフードに入るとか。てなことがなくなった。最初から家にいるので、そのために行って帰るというのが面倒なのだ。ゆえにお昼は家にある残り物、お菓子もストックがなければ食べなくてもいいや、となる。ある意味、いいダイエットかも。

 

4.外食をしない。お茶会や飲み会もない。

→以前は週1,2回はお酒付きの外食をしていたけど、今はほとんど内食。せめて缶ビール1本つけて何とか気分を上げる。

また、友達とじかに会わなくなったから、お茶代も飲み代もかかっていない。


5.美容院、医者に行かない。

→髪が伸びたのは結んでごまかし、色は薬局の市販剤で染める。病院は、持病の定期健診や骨折の疑いのときのみ、多少の体調不良は寝て治す、という、いわゆる受診控えである。

 

6.劇場や野球場に行かない。

→宝塚にハマって2年近く。劇場での生の美しさにあてられて10回以上は通った。野球場にも、去年までは月1くらいで行っていたが今年は0。リスクを取る勇気が出なくて。

でも、今敢えてお金を落とすとすればここかな。宝塚、まだ観てないご贔屓の出演作を買おう。買うぞ。そのくらいの節約には自動的になってるぞ、うん。

 

7.旅行をしない。

→世の中はGOTOとかあったけど、やっぱり動くのは怖かった。もしコロナがなかったら、温泉一泊くらい何度か行っていたと思う。

 

8.電車に乗らない。

→出かけないから乗らない。だから交通費がかからない。これ、結構な費用だったんだ、と気付く。

 

 

というわけで、今年は一個人でもこれだけ経済を止めています。気分も低空飛行です。

 

取り敢えず、宝塚のDVDを買おう。掃除もテイクアウトもお菓子作りも飽きちゃったんで(というより向いてなかったと再認識)、せめて美しい夢の気分を味わって、いろんなやる気を出そう。

 

(了)

 


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  エブリスタ

 

 

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