石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと -19ページ目

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

スマホの稼働が遅くなった。

電池の減りが速くなった。

写真を収めたSDカードの認識をしなくなった。

急に勝手に落ちたりする。

カバーがズダボロ状態で、見る人見る人みな「使い込んだね」と言って下さる。

 

はい、明らかに寿命。

 

小耳に挟んだところによれば、2年ほどで買い換えるのが普通らしい。

ちょうど4年を迎える我がスマホ、減価償却を2回やり切ったくらいの酷使ぶり。早く換えた方がいいのはわかっていたがグズグズと引き延ばしていた。

 

だって憂鬱なんだもの。


買い換えるなら格安スマホにしたいし乗り換えれば安くなりそうだしこの機会に中身あれこれ整理したいし。

で、どうする、と考え始めのところでゲンナリ。大仕事だよね……

 

ショップへ行く足にもブレーキがかかる。

どう変更したいのかと聞かれてもざっくりとしか答えられないだろうし、そうするときっと細かいプランをたっくさん説明されるんだろうし。

 

そもそも今現在どのような契約になってるのかもボヤッとしか把握してなくて、確かいろんな複合的要素があったはず、としか(汗)。


電気だのケーブルテレビだのネットや固定電話との割引だので、自分ちがどうだったっけ、と思い出す作業がめんどくさい。でもお得割引に与れないのは悔しいからそれぞれの契約書を引っ張り出すしかない。どこ入れたっけ、押入の奥だと思うけど埃立つなあ、汗かくなあ、やだなあ、とか憂鬱さが増す。

 

最新機種を勧めてくるだろうから用心しないと、とだけは決意を固める。自分がそんなの必要ないレベルの使用者なのはよくわかっているからである。でも用心というのも結構疲れるものなんだよな……。

 

更にいえば、旧スマホで使っているあれやこれやのアプリやデータがうまく移行できるか不安があり……(以前はショップの方がタダでやってくれていたが、今や有料で一人4千円也とのこと)。

 

そんなこんなを打ち合わせれば、おそらく契約には何時間もかかるだろう……。

なんて思うだけで暑さに負ける。

 

結局3店舗回って大まかなマスト事項を把握。でも最後の店であっさり契約を決めた。

 

なぜなら疲弊したからである。これ以上別の店や元来た店に戻るなどの気力が尽きた。で、もうここでいいや、となり。


そして本題の契約段階へ。


機種を選んだところまでは元気だった。予想通りあれやこれやの細かい説明が始まる。全部で2時間を超えたが、後半以降「あ、もう1つ……」と小出しに続々次々繰り出される確認事項に、「もうどうにでもしてハイハイハイ」状態だった。

 

この感じ、どっかで疑似体験したことがある……と思ったら、車とかマンションとかそういった大型契約の時にいつもそうだった。散々下見をしてあれこれ考えた挙げ句、最後にめんどくさくなって「もうそれでいいや」となり。

 

そして今、ピカピカのスマホで、データ移行やアプリの再現に四苦八苦しているところ。

 

(了)



↓「ゆるさない」がお題の新作超短編書きました。5分で読めます。

墓まで持ってって  



↓「夏の夜」がお題の新作短編書きました。今更青春もの……大丈夫かな。11分で読めます。

三角の夜

 

 

 

↓「兄弟/姉妹」がお題の短編です。14分で読めます。

お守り袋

 

 

 

↓「雨音」がお題の超短編です。2分で読めます。珍しく童話テイスト。

カエルくんのねがい

 

 


↓「ドキドキの理由」がお題の短編です。11分で読めます。ちょっとだけ時代劇絡み。

手毬唄の思ひ出

 

 

 

 

夏の夜の怖~いお話。

 

もう何十年も前のこと。その頃はまだパソコンが一般家庭にある時代でもなく、人のお下がりのワープロで原稿を書いていた。

狭い液晶に2行ずつくらいを表示させながら漢字変換していくスタイルのものだった。


それが曲者。

名前を変えて保存するのか上書きするのか、画面が狭くて暗くて見づらくて操作がやりにくかった。

 

で、文章の直しで頭がいっぱいになっているとつい上の空、保存に失敗。

つまり書いたもの全てが消える……という、あまりにも恐ろしい現象を起こしたことが何度かある。

 

たぶん、小説でもエッセイでも何でも、文章を「打ち込む」方なら1度や2度はやったことのある失敗だろうと思う。

 

私もそのイタさを良く知っているだけに、とにかく「マメに保存」を座右の銘としてきたくらいである。


それが……

先日、久しぶりにやってしまった。


もう狭い液晶のワープロではなく、普通にパソコンに載せた一太郎なので操作も間違えにくいが、ときにぼんやりと上書きしてはいけないところでしてしまったりはある。


ただ、そういう自分の手落ちはなくても、パソコンの不具合はしょっちゅう。今回もそう。


急に一太郎がウンともスンとも言わなくなった。「応答していません」とのメッセージが出たまま薄文字になってしまい、カーソルがくるくる回り続けるだけ。

 

え~~~っ。

よりによって何で今! というタイミングだった。

 

何かノッてきて、ついつい「マメに保存」せずに30枚ほど書き込んだところ。あと3行でエンドマークがつく、そうしたら保存しよう、と思っていたときなのである。

 

久しぶりに心臓がきゅっとなって、それまでの2時間の集中が無になる悔しさがふつふつ、その後の打ち直しの手間を思うとウンザリしてしまい……

 

その何十年か前のときは、若かったので直前に打ち込んだ数十枚を、ほぼそのまま思い出して叩き打つことができた。

 

でも今現在はとてもそんな体力気力記憶力全てなし。一語一語、一行一行、工夫しながら、しかも私にしては珍しい表現を思いついたまま書き込んだ30枚なのだ。思い出せる気がしない。

 

……待てよ。


確か「自動バックアップ」機能というのがあったはず。ただしそれをオンにしていたかどうかは定かじゃない……確かめるにはこの薄文字になっている一太郎を一度落として再立上げしないとわからない……


ダメだったらどうする? い・や・だ~!

 

あまりに動揺した為、現実逃避。

席を立って、ごはんの下ごしらえにかかった。包丁を動かしているうち、「しょうがない、書いたことを少しでも思い出しながら書き直すしかない」と覚悟が決まった。

 

そしてエイヤッと薄文字の一太郎を再立上げしてみたら……、

最後の2単語くらいが反映されていなかっただけで、ほぼ無事に残っていた……神様、ありがとう。

 

暑い中、肝が冷え、背筋が寒くなった。ヘタな怪談より怖い。寿命が5年は縮んだと思う。


別に仕事じゃないし誰も困らないのだが、納得いった出来のものが影も形もなくなるのは、ショックが大きく悲しすぎる。

 

自動バックアップ機能のオンを、もう一度しっかり確認したのは言うまでもない。

 

(了)

 


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手毬唄の思ひ出

 


 

 

赤川次郎さんの小説に、「杉原爽香シリーズ」というのがある。

 

毎年1冊ずつ発行されるミステリー小説で、登場人物も1つずつ年を取っていく、というのが売り文句。現在は34作が発売されている。

 

このシリーズのタイトルには全て色が入っている。最初が「若草色のポシェット」、次が「群青色のカンバス」などと続いて、最新作が「狐色のマフラー」。

 

最初は15歳だった爽香も、今や48歳という……読み手も自分の半生を見るような時代の駆けっぷり。個人的感想としては、爽やか系と思っていたこのシリーズ、第9弾「暗黒のスタートライン」で衝撃を受けたっけ……。

 

で、このタイトルに使われている色が、亜麻色、琥珀色、緋色、象牙色、瑠璃色、小豆色……等々、日本語の色表現はたくさんあるのだなあ、と思い出させてくれるようなバラエティ。

 

でも、その色どんな色? と、その名からピンと思い浮かぶのは半分くらいだろうか。緋色や小豆色はイメージできても、亜麻色や琥珀色は、「ん? 何色?」となってしまう。


この34作にはないが、新選組の「浅葱色」というのも実際テレビなどで観るまで私はわかっていなかった。

 

若い頃から読み継いできたこのシリーズを思い出したのは、最近「その色どんな色?」と思うことが増えたから。

 

というのは、パソコンを持ち歩けるバッグが欲しくてネット検索をしていたことに始まる。

 

今のネットショッピングはカラーバリエーションが豊富。気に入った型のバッグを見つけたのはいいけど……

 

昔から、アイボリーとかカーキとかネイビーとか言われるのが苦手。


薄い黄色っぽいやつ、何かくすんだ緑と茶色の間くらい、濃いブルー系、との認識で合ってるのか未だに自信がないほど。


でもこれらは割に長いこと普通に使われているようので、まあ取り敢えず慣れてはきた。

 

が、最近は本当に「?」となる。

 

キャメル、ラズベリー、アプリコット。

うーむ……薄茶色……赤紫……オレンジ……な感じで当たらずとも遠からず?

 

更に、スチールグレーとかバーガンディとかハニーとか書いてあるともう想像もつかん。


写真を見る限りはまあいわゆる灰色? 紫っぽいの? 明るい黄色かな? ……という……

 

元々、物と名前を一致させるのに四苦八苦するタイプの私。お買い物も、リアル店舗で微妙な色味を吟味するのが普通だったので、色の名前などあまり考えずに生きてきた。


多分ネットショップが広がって、画像写真と実際との違和感が減るよう、より細かく色表現が分かれてきたのかな、と思う。

 

なので、今後ますます新しいカタカナ名前の色が増えてくるのだろうが……その度「???」と戸惑う絶対的自信がある。

 

せめて赤川次郎さんの小説のように、日本語名だと少しは想像もつくのだけれど。(注:カタカナ表記の色の巻もあります)

 

(了)

 

 

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7/16にNHKBSで「石原裕次郎がテレビと出会ったとき~『太陽にほえろ!』の時代」という番組を放送していた。

 

裕次郎さんと「太陽にほえろ!」の裏話で、当時あのドラマ大好き少女だった私なので、もう観るしか選択肢はなかった!

(ちなみに1972年スタートのドラマであり、50周年の節目というスタンスの番組みたいだった)

 

「太陽にほえろ!」は、観たことがなくとも、刑事ドラマとしてしか知らなくても、タイトルや音楽だけはご存じの方も多いかと思う。そのくらい今じゃ伝説的。

 

でも、最初は裕次郎さん、出演を断るし、やがて翻意はするものの13回という期間限定のはずだった、というのにはビックリ。


結局14年も続いた長寿番組で、当時の私なんか永遠に続くと信じて疑わなかった。

 

それまでの刑事ものは、犯罪者の側から見たものが多かったという。


それで、刑事側も人間であり、若手が成長する青春ドラマ的な感じにしよう、という視点が新しかったのだろう。

 

更に、ニックネームを持つめっちゃ個性的なキャラ、若手がどんどん入れ替わる(殉職での交代は有名)という斬新さ。

 

使用された映像は、マカロニ、ジーパン、テキサスと、神田正輝さんがゲストの1人だったのでドックの頃のもの。私はボンボンファンだったのでちょっと残念。

 

ゲストは、当時のプロデューサーさん、竜雷太さん、勝野洋さん、高橋惠子さん、小野寺昭さん、神田正輝さん、水谷豊さん(数回犯人役などで出演)。つまりゴリさん、テキサス、シンコ、殿下、ドック……ああ懐かしくて打ち震える。

 

「太陽にほえろ!」は間違いなく私の青春メインメニューの1つだった。出演者にしろ音楽にしろ、目にし耳にするだけでその頃のリアルな感情や思い出にリンクする。


そんな中で、七曲署一係の「ボス」は、当然ドラマ内の仲間たちの核だったし、私の中でも大黒柱だった。

 

それが、映画隆盛でテレビがまだ少し下に見られていた時代、「ボス」も13回限りだったかも、というなかなかにシビアな状況だったとは。


でも、強引に押し切っちゃえ、とか熱意で乗り切る、みたいなスタッフの勢いでボスは続いた……言ってしまえば割に締め付けが緩い時代だったんだな……。

 

自分が結構な大人になってから再放送を何話も観たけれど、社会問題が先取りされていたり地味でも丹念な人間関係が描かれていたりと、良質なストーリーが多いと思った。

 

創り手の熱さ、題材や切り口の目新しさ、俳優さんに合った魅力ある濃いキャラ設定。とにかく面白かった。そりゃあ当時の私のように夢中になる人続出でしょう。

 

ちなみに私が一番好きな話は、ゴリさんの恋人との別れ「すべてを賭けて」と再会の話「再会」(あ、連動しているので一番と言いながら二話分です)。もう泣けて泣けてたまらなかった……。

 

「太陽にほえろ!」で若手俳優が育っていくのを間近に見た裕次郎さんは、自分でもやりたくなり、石原プロ制作の「大都会」で新人の神田正輝さんを採用したという。

 

映画からテレビへ、との時代の変わり目を、最初は映画に固執していた裕次郎さんも一役担っていた。自分が大スターだっただけじゃなく、そういう柔軟さも持っていた方なんだなあ、と、「やっぱりボスって、すごいよ」と思った。

 

(了)

 

 

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物語をちゃんと創ってみたいと思い立った大昔、シナリオの書き方を習う学校へ通い始めた。

 

当時は会社も辞めており、昼間の空いたコースに行けた。少人数だったから聞きたいこともすぐに先生や仲間に聞けて、疑問の解決以上の勉強になる話もたくさんできた。こういうときの雑談には結構なヒントがあると思う。

 

現在はシナリオではなく小説に挑戦中だけれど、基本は似ているので、あの学校で学んだことは血となり肉となっているなあと感じることしばしば。

 

翻ってみれば、親に学費を出してもらって当たり前にサボっていたバチ当たりな学生時代。でも社会に出てからの習い事というのは「お月謝を払うんだからその分は絶対に取り返す!」という意欲に満ちる。

 

シナリオ学校も決して安くはなく、だから、例えるならバイキング形式の料理で限界を超えても食べまくって腹を壊しても元を取る! くらいの姿勢で臨んでいた。

 

というわけで、毎週キッチリ課題を書いた。

 

書いてこない受講生の方も多かったけど、私自身はもったいない精神の権化だったので、面白くもない話でも起承転結がおかしくても辻褄合わずとも、とにかくせっせと仕上げては持って行った。

 

その学校では書いてきた人が自分のシナリオを読み、参加者が批評する、という形式を取っていた。

他に誰も書いてこないことが多くて、いつも私ばっかり読んで私ばっかり批評されるという、腑に落ちない状況で……でも、今思えば超贅沢な、勉強独り占め状態だった。

 

批評されるのは怖い。酷評もたくさんいただいたし、腹の立つ言い分も結構あった。でも、自分ではわからない独りよがりがたくさんあるということを知ったのもこのときだった。

 

そんな盲点を教えてくれる、それを直せば前よりいいシナリオになる。そういう「良い」指摘と、こちらの心を折るだけの「悪い」指摘を取捨選択できるようになったのもこの頃。「悪い」のは、くだらないイチャモンとして無視していい、と割り切れるようにもなった。

 

そうやって上級クラスに進んでいったあるとき、地方へ引っ越すことになった。もう通学はできない。というわけで、通信講座に切り替え、一人で書き、送り、赤ペンで添削して返してもらうという形に変わった。

 

通学日までに書かねば、という締め切り意識もないし、孤独だし、ついついペースは落ちた。でも、何とか出して添削が返ってくると、数行の赤ペンの褒め言葉が嬉しくて「またやるぞ!」という気になったものだった。

 

このご時世なので、オンラインの講座もできたらしいから、今ならいつでもどこでも勉強はできる。無料ネット小説サイトも充実しているから、仲間を作ったりアドバイスをもらったりとかも簡単にできる。

 

そもそも物を書くという作業は、基本一人。基礎も才能もある方は学校やらサイトの助けがなくても自己流でどんどん進化できるのだろう。

 

でも、私なんかは何か縛りがないといつまでも書き始めないし、どこどこまでも怠けてしまう。通信や無料サイトのように放っておいても何も痛くない状況下では何年も一作も書けないなんてこともあり得る。


なので、リアルに学校に通えた時期があったことは貴重だと思っている。

 

(了)

 

 

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マダムの戯言 

 

 

 

 

 

 

 

物語を創るとき、私の場合ジャンルを絞るのが苦手。

 

出来上がったものが何に属するのかわからず、結局いつも「ヒューマンドラマ」の端っこにそれとなく混ぜてもらう。

 

ただ、やっぱり違和感で。

 

ヒューマンドラマというと、大河ドラマとか人間愛とかそんなビッグなイメージがあるので、私の書いた狭い世界の小さな出来事が、それらと並んでいるのがいたたまれない感じがしてしまう。

 

読むのはミステリーやサスペンスが好きで、ホラーもグロくなければ好物。

だから書くのもそういう系統を目指すのが普通の流れなんだろうし、実際何度か試してみたけれど。

ミステリーもサスペンスも、警察の介入するような殺人事件的なもの、自分には書けないという結論に至った……((T_T))。

 

で、フツーのささいな話を、その謎解きの流れや構成の作り方だけミステリー手法っぽい書き方をしている、という現在である。

 

だから、ミステリーのようなシーンもサスペンスもどきの展開も多いけど、よく読むとどうってことない話なんです、すみません。

 

ホラーを書くのにも挑戦したことはある。ノウハウがわからないので、まず自分がどんなことになったら怖いか、を考えてみた。

 

昔殺人があったという幽霊屋敷で何か起こる? 先祖から呪いをかけられた少女に何か起こる? どこまでも追いかけてくるフッた相手の怨念で何か起こる?

 

……うーん、どっかで見たような、自分なりに料理もできないような、って感じ。

 

でも、そんな数少ないひねり出したアイディアの中での一等賞は。

 

「人に置いていかれること」

 

これでした。

 

同年代の友だち、一緒に過ごす家族、同じ目標を持つ仲間。そういった人たちが自分と時間の流れが違ってしまったら。つまり、みんなと自分の年を取る早さが極端に違うとしたら。


自分が先に、例えば3倍速でぐんぐんいってしまうか、逆に人が30歳になったときにまだ10歳にしかなれないのか。(そんな映画、ありましたね)

 

どっちも怖い。

ホラーらしく人より髪や爪が伸びるのが異様に早いとか、肌が急激に衰えるとか、体力が違うがために同じ歩速で歩けないとか。そんな味付けも考えた。

 

これを書こうとしていたのは、30代の頃だったと思うが、同じ悩みを分かち合える人がいなくなる、というのが本当に怖かった。

 

でも、今現在、いい歳になってしまうと当たり前のこと。


学生時代の友人やライフイベントが重なった人とも、いずれ違った道を行く。それを怖がっていたのは昔のことで、今はそれが面白くもある。

 

かの3倍速物語だけど、それ以上の展開が思い浮かばずに放り出してしまった。今はそんな悟りのスタンスになってしまったので、ますますホラーにならない。

 

でもホラー、そのうち書いてみたい、という野望は相変わらず。

(一応書いてみたホラー未満のホラーもどき→「誕生日の不幸」)

 

 

 

で、怖いことって何だろう、と今も探している日々(病気や事故は除外という自分ルールです)。

 

(終)

 

 

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先々週、先週の日テレ金曜ロードショーは「トイストーリー3」「トイストーリー4」だった。

 

1からずっと大好きで、放送していれば必ず観てしまう。最初のテレビ放送でハマった私は3は映画館に観に行ったほど。

 

背景の物の質感、重量感、音質が半端ない。たとえば鉄柱とか、テントとか、アスファルトとか。

 

おもちゃが主人公なのだけど、その顔や動きがめちゃくちゃ繊細。人間がいないときは生き生きと表情が変わり動きも躍動的。でも人間に見られているときはだらりとただの「物」。この差がすごい。

 

その上、ストーリーには子供たちへの愛情や子供たちからの愛情、仲間との連帯感、妬みや友情、勇気などが溢れている。

 

子供向け? とんでもない。大人だって夢中になってしまうレベルの高さ。

 

昨今は現実が暗いので、こういう映画をセレクトしがちな私。近々「バズ・ライトイヤー」が公開になるからという今回の2週連続放送らしい。(「バズ」も観に行きたい!)

 

で、先週の4だけど、これも私は素直に楽しんだ。


でも、ネットのあちこちで不評な意見があるのを見て意外だった。おもちゃが自我に目覚めるのはどうかとか、3までと監督が違うから路線が変わってるとか、ウッディがボーと恋仲になるのは違うんじゃ、とか。

 

う~ん、なるほどいろんな意見があるものだなあ。

 

私としては、とにかく絵や音の質感のこだわりがきっちり受け継がれているように思うし、ストーリーも嫌いじゃない。(以下、ネタバレあり)

 

特に好きだったのが、ギャビーギャビーという古いお人形のパート。


最初はわがままな自己チュー女だと思っていたが、そもそも音声部品が不良だったせいで子供に愛されなかった。だから部品さえ取り替えれば、とウッディのそれを狙うわけで。


けれどそれもうまくいかず、投げやりになっていたところ、迷子の女の子に出会う。その心細さに同情し、寄り添いたくて思い切って飛び込み、女の子が受け入れてくれた……そんなシーンに泣きそうになったりした。

 

誰でも受け入れてもらえなくて悲しい思いをしたことがあるだろうし、その気持ちが別のところで役に立つっていう流れに胸がきゅんとした。

 

そんな風に丁寧にキャラの気持ちを追いかけるところや、あと、最後のセリフ。

 

持ち主の女の子ボニーのところへ帰ろうとするウッディに背を向け、一人で去ろうとするボー。そこでバズがウッディに「彼女は大丈夫だ」と言う。


ボーが強いから? それは女性の気持ちに鈍感すぎるぞ、と思っていたら、その「彼女」とはボニーを指していたのだった。だからボーと一緒に行け、と。初めは「え?」と思わせられるから印象に残る。

 

ああ、こういうセリフを書きたいな。こんな風にキャラを動かしたいな。

そういう意欲が湧いてくる。

 

子供向け映画だけど、子供向けだからこそわかりやすく飽きさせない展開で、次々興味を引くように丁寧に作られている。

 

そして、シリーズのどれを何度観ても思うのが、子供たちに少しでもいいものを、より楽しんでもらえるものを、という並々ならぬ意欲が感じられる、ということ。

 

煎じ詰めれば、どんなものを書くときも、読み手にどれだけの意欲を持って伝えようとするのか、ということが大事なのだろう。


そういうことを思い出させてもらえる、私にとっては創作のお手本が目一杯詰まっている映画だな、と思っている。

 

(了)



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手毬唄の思ひ出

 

 

 

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今日から6/30までの5日間は、WOWOW無料放送期間。

 

私にとって何が楽しみって、宝塚チャンネルも無料で観放題ってこと。

 

番組表をチェックすると、中でも一番観たいのが、雪組2016年の「るろうに剣心」。

 

原作は、言わずと知れた大人気コミック。佐藤健さん主演で、他にも注目俳優さん勢揃いだった映画も観応えがあった。

 

宝塚版はそれとはまたストーリーも登場人物も少し違ったりするけれど、宝塚ならではの心躍る華やかさと楽しさがあった。

 

早霧せいなさんがトップの頃の舞台で、当然剣心の役。無敵の剣の腕がありながらの天真爛漫さがとてもチャーミングだった。

 

昨年トップ退団した望海風斗さんがまだ二番手さんで、原作にはないらしい悪役(原作未読です)。まあ望海さんお得意の、ホント邪悪、だけど素敵、という。

 

更に望海さんの後にトップになった彩風咲奈さんが斉藤一役で、その足の長さがむちゃくちゃ映える軍服。めっちゃしびれます。

 

それに加え、この後月組に組替えして現トップとなった月城かなとさんがお庭番役。出番は少ないけど、その立ち居振る舞いの凛々しさ美しさ。


何という贅沢、と目移りしまくり、目が足りなかった。

 

中でも私が一番好きだったのが、彩凪翔さん演ずる武田観柳。

 

いつだってきらっきら、見てるだけで幸せ、みたいなオーラ全開だった彩凪さんが、珍しく小悪党と言うか、ちょろちょろ小ズルく立ち回る役で。その潔いブチ切れっぷりが、何度見ても笑ってしまうほど歯切れが良くて爽快で。(実際知人から借りたDVDを大袈裟じゃなく10回以上は繰り返し見まくった過去あり)。

 

特にソロパートでの、望海さんとのアドリブの応酬が大好き。「ガトガトガト……」の歌(注:武田観柳はガトリング砲というのをめっちゃ欲しがっている)がずっと頭を回り続け、その後数日間ひとりハミングするちょっとアブナイ人になっていた私。

 

幕末から明治へ移る激動の時代が背景で、新選組あり、和服あり、洋装も華やかで、もう立っているだけでカッコイイ様相の方だらけ。

 

だからこの無料放送、観る気満々で楽しみにしてたのだけど。

 

放送予定時刻が、ちょっと観れなさそうっぽい時間帯……。うちのCS、録画できない契約なので、諦めるしかなさそう。

 

一度その気になっちゃったもので、イチオシのご贔屓さんの組ではないけどDVD購入しちゃおうかな、と本気で考え中。

 

スイッチが入ってしまい、ちょっととどまっていた別のDVDにも手が出そうで、貯金いくらあったっけ? と前向きモードになっている、今。

 

(了)

 


↓ちょっとだけ新選組が出てくる新作短編。「ドキドキの理由」がお題です。11分で読めます。

手毬唄の思ひ出

 

 

 

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マダムの戯言 

 

 


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笑わない王子

 

 

 

 

 

NHK夕方に再放送されている、1996年の朝ドラ「ひまわり」を見ている。

ざっくり言うと、バブル期に大企業を辞めて弁護士になる女性の物語。

 

これが最初に放送された頃、ちょうど会社を辞めたばかりだった私には、かなりリアリティがあった……はず。しかしどう感じて見ていたのか、全然思い出せない……。

 

今見ると、時代が変わった現在に慣れてしまったせいか、何だか架空のファンタジーのように思える。

 

確かにかなり盛っている感もあるけど、似たようなことが本当にあったという実感が自分の中で薄くなっている。


実際その時代を経験した人間でもそうなのだから、今の若い現役世代など「あり得な~い」となるんじゃないだろうか。

 

何たって、ドラマはまず、松嶋菜々子演じる主人公が結婚も仕事も、と言い張って辞職に追い込まれる。ここからして多分「?」となるだろう。


でもこの頃の女性は「結婚か仕事か」という選択を迫られることが珍しくなかった。そして、主人公はまだ何の実績も上げていない、将来性だけが武器。でも結婚する。


女性は結婚退職が当たり前、そこを乗り切っても子供が生まれれば辞めるのが当たり前だった時代。鼻息だけで「なぜ女だとダメなのよ?」と文句言うには前例や実績がなさ過ぎたのだと思う。

 

それと、女性に仕事の責任を持たせたくない風潮は、差別と言うよりは「女性にそんな大変なことをさせるのはかわいそう」という、ある意味ジェントルマン的な思考回路でもあった。男性側にも悪意はなかった人が多かったように思う。

 

そんな時代の、今から見れば「何なの、それ」と思える信じられない慣習や雰囲気。そういうものを体験した者として、自分も物を書く中で一つのテーマにしたいと思っている。

→これもその一つになるかも、の短編です。

マダムの戯言 

 

 

 

ということで、当時を思い出すための参考として「ひまわり」を見ているのだけど。

 

昔、オンタイムでも見ていたはずなのに、見事に記憶に残っていない。


一つだけ覚えているのは、主人公が弁護士を目指すところで「あれれ?」と思ったこと。あまりにあっさり試験に合格してしまい、同時期に司法試験に挑戦していた知り合いに「あんな簡単に合格できるもの?」と聞いてしまったくらい。

 

再放送はまだそこまで行っていないけど、司法試験も変わった。女性の仕事環境も。まだまだ発展途上とはいえ、ライフイベントで辞職が「当たり前」という意識が本人も周りもなくなってきて、割と普通に働き続けられるようになってきたんじゃないだろうか。

 

女性が仕事し続けるには並大抵じゃないガッツが必要だったあの頃。そんなガッツを持っていなかった私はただ、普通にしていても男性と同じようにできたらいいのにな、と思っていたのを思い出す。

 

(了)

 

 

 ↓「レンタル○○」がお題の新作短編書きました。10分で読めます。

R指定の友だち 

 

 

 

↓「私にしかできないこと」がお題の短編です。12分で読めます。

笑わない王子

 

 

 

 

 

~~以下の小説サイトに投稿しております~~

 ↓↓↓よかったらお立ち寄り下さい。

 

  エブリスタ

 

 

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突然だけど、私はプロ野球はロッテファンである。初めて買ったロッテグッズはお気に入り選手のTシャツだった。「Nishioka」と入った背番号7の黒いTシャツ。

 

野球好きの方はご存じかと思うけど、侍ジャパンでも活躍した西岡剛選手である。ロッテが日本一となって彼がメジャーリーグへ去ったのは2010年のこと。もう12年も昔になる。

 

このTシャツを着てグラウンドに応援に行っていたのはそれ以前のことだから、もう一回り以上のお付き合い。

 

その間、試合観戦専用だったそのシャツがお出かけ用に変わり、色褪せてきたので部屋着用になり、更にあちこちほつれてきたのでパジャマに。現在は半袖の付け根に大穴が開いてノースリーブ状態になっており、家族には捨てろと言われている。

 

でもなあ。

思い出や思い入れという以外にもこのTシャツ、単純にものすごく着心地がいいので。捨てるに忍びない。

 

通常、こういったグッズはなかなかにお高い。このTシャツも例外ではなく、それ相応のお値段だった。

 

だからなのか、首回りがきつくなく、洗濯しても伸びなくて、裾の長さも長過ぎず短過ぎず、肌触りも柔らかくて、ついついヘビロテ。こればかりをそんなに酷使しなくても、他にもそれなりにTシャツは数枚持っているのに、どうしても手が伸びてしまうほど好きで。

 

でももういい加減にサヨナラする頃合いなのかもしれない(というより絶対そう)。思い出として写真に撮って、拭き掃除などに使ってから捨てようと思う。

 

このTシャツを捨てようかどうしようか、これまで何度も考えた。でも「まだ大丈夫」と思ってやり過ごしてきた。

この過程、何かに似ているなあ、と思っていたのだけど、ああ自分の「物を書く」ことか、と最近気づいた。

 

20代の頃から、「物を書く」ことに専念しようか、諦めてフルタイムで就職し直そうか何度も迷った。

(そんなようなことをテーマに書いた過去作がこちら→明日、花を探しに行きます

 

 

 

 

私は書くペースが遅いので、普通の会社員をやりながら書き続けるのは無理だと思った。でも、全く何も働かずに書くことに専念すると、それはそれでアイディアや社会背景の実感が不足する。すると1文字も書けない日が続いたりする。

 

なので今はアルバイトをしながら時間を作ってコツコツ書いている、という状態で、たぶんこれが一番性に合っていると思う。

 

ただ、このスタイルにたどり着くまでにはTシャツと同じように何度も悩んだわけである。

 

「物を書く」センスは色褪せてほつれて穴だらけになっているのに、書きたい思いを捨てられない。だって「物を書く」ことがあのTシャツみたいに肌に合って好きなんだもの。

 

他に楽しみややってみたいこともいろいろあるけれど、1日は24時間、最近は集中力も体力もそうそう続かない。

となると、やっぱり一番好きなことを優先したいなあ、と思うわけで。

 

Tシャツは捨てますが、「物を書く」ことはまだまだ続けます。

 

(了)

 

 

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