手書きするとわからなくなる漢字(22/3/20) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 

驚く警官。

還付が循環。

難しい勤務。

猫を描く。

枝の技。

紛れる粉チーズ。

 

これみんな、私が筆記具で書こうとすると手が止まってしまう漢字。

 

物書きを目指すとかいうブログの割に、日本語ができていないという証明をしているようで情けないけれど。

 

普段パソコンで文章を打っているから、という言い訳もできるが、それ以前に私の場合、漢字をイメージでしか覚えていないことが原因な気がする。

 

思い起こせば、小学生時代。


漢字テストの前、何度も何度も、ときに何ページもテスト範囲の漢字を書き連ねたものだった。記憶力が悪い分(悲しいことに小学生時代からそうだった)、とにかく手に覚えさせる、つまり頭は使わず鉄棒や自転車のように体力の一部として身につけ、テストをクリアしていた気がする。

 

だから、「答えを書いたら見直すこと」という、テストの鉄則としてよく言われたことを実行すると、……算数やら社会やらにはそれは有効だったのだが、漢字は失敗した。

 

見直しているうちに違うような気がしてくる。で、直してみたらもっとおかしい。何度も書き直しているうちにどんどんズブズブわからない沼にハマっていくのだった……。

 

こういう場合は大体が最初にパパッと書いたものが正しかった。「手が覚えている」というのはそういうことなのかもしれない。

 

で、ワープロの登場で字を書かなくなっているうちに、手が忘れていった。頭にも目にもイメージしか残っていない。

そんな状態でたまに手で書く機会があると、お約束のように迷ってしまう。

 

「驚」と「警」は、いつもいつも本当にダメ。私の中で一番のごちゃまぜ漢字。


それでも「驚く」は一発で書けるのだけど、「警官」は必ず「驚官」と書いてしまってから違和感を覚えて書き直す。正しい字になると座りが良く、見て落ち着くのだから不思議。

 

「還付」と「循環」はもうお手上げ。そのたび辞書を見たりデジタル変換で確認。

「還暦」、「環七」も同様。


でも、「環」と書いて「たまき」と読むお名前を全く「還」と間違わないのは、そういう知り合いがいるせいかも知れない。


難と勤。これは手がよく間違える。うう、頼みの綱の「手の記憶力」がうろ覚えなんだろう。

 

「猫」は「けものだからけものへん」、「描く」は「手で書くからてへん」とつぶやきながら書く。


「枝」は木だし「技」は手につけるものだから、と同様につぶやくのだけど、その割に「プロの枝」と平気で書き連ねていたことがあった。


買い物メモに「紛チーズ」と書いて何の違和感も持たなかったこともある。

 

イメージ記憶、恐るべし。危険あり。


が、だからといって、「髪は長い友達」とかそれぞれの部首に分けて覚えるのは私には不向き、というか不可能だった。

要するにそれは丸暗記という、最も苦手な分野だから。

 

自慢じゃないが、部首に分解したものを見せて「これらを組み合わせた漢字はなあに?」といったクイズ番組を見かけると、絶対にわからない……。

 

(了)

 

 

 ↓「猫」がお題の超短編書きました。4分で読めます。

カラスのおみやげ

 

 

 

 

 ↓「初めての○○」がお題の短編です。14分で読めます。

「ラブソングを君に」

 

 

 

 

 ↓「降りつもる」がお題の短編です。8分で読めます。

「3時間の落ち葉」 

 

 

 

 

 

 

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