高価格帯以外は全部スクリューにしてくれ
今年から実務以外は出来るだけ手を抜いて、少しでも早く帰宅するようにしている。
その浮いた時間を、運動など身体に良い事に充てようと思っているのだが...
あいにく昨日からちょっとギックリ腰気味なので、しばらくは大事を取って家で大人しくワインでも飲んでいよう。
今夜はシュロス・リーザー醸造所の2020年産リーザー・リースリング・トロッケン「ヘルデンシュテュック」。
僅かに緑色がかった薄めのレモンイエロー。グラス底を中心に細かい気泡がビッシリ付着。
トップは酵母で、これに蜜蝋、花梨、黄桃などの香りが加わる。
微かにカビっぽいニュアンスがあるような気がするのだが、これが杞憂である事を祈る。<(_ _*)>
口当たりはピリッと微炭酸感のある苦汁系のミネラル味が前に出ており
2020がそんなヴィンテージである事を示している。
伸びの良い酸とスマートな果実味はミネラル味に1歩遅れた感じだが、全体のバランスは悪くなく
重心は真ん中やや高め。舌にホロ苦いミネラリッシュな余韻。
2杯目に入ると果実香が開いて華やかになり、シーファー風味も加わるが、決して重くならないのが良い。
抜栓2日目。やはりカビっぽいニュアンスがあって、極々軽いブショネである事が判明。
尤もその割には美味いのがせめてもの救いなのだが。86?/100
(過去のヴィンテージ→2019、2018、2017、2016、2015、2014、2013、2012、2011、2010、2009、2008、2007)
それにしても最近ちょくちょくブショネのボトルに出くわすよなぁ...年明け1本目もそうだったし。
まぁたまたまなんだろうけど、グーツヴァインだけでなくこの価格帯のボトルも...と言うか
もうフランケン地方みたいに全部スクリューキャップにしちゃって良いんじゃないかな、と思ったりなんかして。
個人的には1本ずつしか買わない銘柄が大半なので、こんな時、飲み直しがきかないのよね...。(@_@;)
2020 Lieser Heldenstueck Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Schloss Lieser (Lieser/Mosel)
A P Nr 2 589 314 5 21,Alc 12%vol,16.90€